2017年12月17日

ちょろまかしポイント失敗例

用事があってゴールデンの罹りやすい病気っと検索していて偶然見つけた、
ググってもカスなサイトはこうして作られる!みたいな例。
メイキングオブカス

元ネタ、被害者、盗まれた方の人 っとワタクシには思えたサイトを先に紹介します。
レトリバー情報ブログさん
「ゴールデンレトリバーがなりやすい病気  2014/10/20」
https://beo.bz/blog/?p=25

ゴールデンレトリバーは比較的強い犬です。身体的にも精神的にも他の犬種に比べてたくましいのですが、純血種であるが故にかかりやすい病気もあります。特に遺伝性疾患が他の犬種よりも起きやすい犬種であると言えるでしょう。

また、ゴールデンレトリバーは耳が垂れていますので、外耳炎、内耳炎などの耳の病気にもかかりやすいと言われています。綺麗で長い被毛は魅力の1つですが、それ故にノミやダミが原因のものも含むアトピー性皮膚炎などの皮膚病にもかかりやすいです。

※改行部分は変更させてもらってます。ごめんね。


あれ?コピった?コピってるよね???っとワタクシの目に映った方のサイト
人気犬種の飼い方・育て方.com > ゴールデンレトリーバーの飼い方・育て方 > かかりやすい病気
ttp://www.dogs-123.com/golden/39.html 
ダイレクトクリックで確認したい方は恒例のこちら↓
https://archive.is/IdcO4

(以下抜粋引用)

純血種であるが故に、遺伝性疾患が他の犬種よりも起きやすい犬種
長毛種であるが為に皮膚病にもかかりやすい


試しに今、このケースではオリジナルである方の元サイトのタイトルの言葉、
「ゴールデンレトリバーがなりやすい病気」でグーグル検索してみると、
盗んだ犯人のサイトが1ページめに登場し、
盗まれた被害者のサイトは9ページめに(同サイト内の別のページが)ようやく出現しました。
これを読まれた方はぜひ今、確かめてみてください。


盗人って断言するといろいろめんどくさくなるんですが、
読んでくださる皆さんに少しでもわかりやすく!
っと、報道魂に火をつけてがんばってます(え

まぎれもなくgg10ms(ググって10ページくらい見てから精査しろ)ですわ。

ちなみに元サイトの情報の内容自体にはワタクシは異議アリです。
今は話題が違うから詳しくは書かないけど、間違った表現があります。
盗用常習者はそういう部分もすべてちょろまかしていて、
間違い情報をさらに捏ね繰り回しているわけで、
グーグル先生の信用度をただただ落とし続けています。
ここ数日でこいつらの正体の一部が、ちょっとワタクシには臭ってきてしまいました。
なのでまだこれからも増えると思います。こいつらの類似。

gg20ms(ググって20ページくらい見てから精査しろ)時代はすぐそこかもしれません。




マジだよ

posted by あきこ at 20:00 | Comment(0) | 犬情報“ググってもカス”問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月15日

ggrks→ggtmks

賢い人のわかりやすい解説に出会えたのでご紹介します。
https://japan.cnet.com/article/35105975/
CNET Japan > ニュース > 解説
“ググれカス”は“ググってもカス”に--情報を引き出すための検索リテラシー
本田雅一2017年08月18日 14時00分

 “Google検索は故障しているも同然”とまでは言わないが、ページビューを集めることで収益を得られるビジネスが多い中、ごく当たり前にキーワードを入力しているだけでは情報の質に力を入れず、検索流入の増加のみにフォーカスしたサイトが増えていることは否定できない。

 まったく異なるサイトの情報なのに、内容はほとんど同じ。しかも、一般論が不必要に長く書かれているだけで結論めいた解説や事実関係について最終的に触れられていない──そんな記事にイライラしたことはないだろうか。

“ググってもカス”
非常に納得できましてワタクシも新カテゴリ名に取り入れることにしました。
このカテゴリで何度も話題にしているのがこれです↓。
(上と同じサイトです) https://japan.cnet.com/article/35105975/
 「いくらググっても満足できる結果が得られない」。そう不満に感じているのであればまだいい。情報の精度や内容についての見極めができず鵜呑みにし、誤った知識を”常識”だと認識しているという可能性も考慮すべきだろう。

もう1箇所、こちらもワタクシには参考になりました。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/9967
WEDGE Infinity
サイバー空間の権力論
2017年6月28日
「ググレカス」から「ググってもカス」へ
検索システムが孕む困難
塚越健司 (拓殖大学非常勤講師)

 我々は日々スマホやPCから多くの事柄を検索し、知識を得ている。故に検索とその結果上位に表示されたサイトの知識は、我々に多大な影響を及ぼしていることにもはや異論の余地はない。

 検索最大手グーグルの公式ブログによれば、2015年の段階で全検索の5%は健康情報(health-related information)だという。そこには病気や治療方法以外にもダイエットや美容情報なども含まれていることが推測されるが、いずれにせよ健康情報に虚偽の知識が紛れていれば、最悪の場合人を死に至らしめる可能性がある。フェイクニュースのような政治的問題もさることながら、検索問題は人の生命や、長期的にみれば人類の知的体系に影響を及ぼすことが示されている。

DeNAが運営するヘルスケアサイトWELQ事件はヒトの生命に直結する大問題だったため騒ぎも影響も対応も大きく結果的にスムーズに収束?引っ込みましたが、
犬の情報系はヒト同様犬の健康面に直結する獣医療関連カス情報のほか、
日常のシツケや不妊処置などが簡単に生活の質はおろか生命に直結するんですよ。
大げさに言ってんじゃないですよ?単なる事実です。

1つ前の記事で例にしたとおり繁殖に関する誤情報が複数の犬を殺すことも容易いのに、
ある程度の知識がなければ気づかれる機会が極端に少ないと思われます。
人間と大きく異なる点は「健康情報に虚偽の知識が紛れて」いても社会で問題にならない、
下手すると虚偽の知識を仕入れた飼い主がそのことをわからないままかもしれません。

くわえて犬の飼育に関する情報を検索する場合、人々は数種類の異説があることに慣れており、
目に付いた文章が「前にもどこかで聞いた話」であれば情報の1つとして取り入れやすい面があります。
なので無理やり上位に捻じ込んで居座る迷惑な低品質情報発信サイトを見てしまって、
人知れず、カスと気づかず自分の知識に組み入れることが他の分野より多発しそうに思えます。
欲しい品物やお店を探す検索のようにカスかどうかをその場で判断しにくい情報は、
“Google検索は故障しているも同然”と言えるケースが多数ある気がしてなりません。

軽く確認したところ少なくとも以下の情報は全滅に近い印象を受けました。
やっぱり犬のナニカの情報という分野はグーグル検索軒並み故障中です。

しつけ全般 社会化からトイレや吠えや咬みなど問題行動もすべて
病気全般 ○○犬種かかりやすい病気とかチワワ水頭症とかダックス腰とか
動物病院選び、トリミング店選び、トレーナー選びなどにまでカス大勢進出
予防全般 ワクチン話題もズーノーシスも食べ物に関する情報も(泣
保護や里親里子系全般 サイアク
不妊処置全般 賛否からホルモンバランス()まで本当に全般
子犬の入手先関連全般 このカテゴリの最初のほうで紹介したとおり
繁殖全般 サイアク

ふつうの飼い主さんが検索しそうなキーワードで割り込み捻じ込みSEO連中が出ない語句は無さげ。
なんか、「SEO対策のためのキーワード選定方法はコレだ!」的な教えがあるらしく、
それで「狙った」キーワードをタイトルと本文とURLにさり気なく入れろとか、
同じか良く似たキーワードを使ってる他サイトは「競合サイト」と呼びライバル扱いとか、
競合サイトを分析したり競合ワードを自動でチェックするツールがあるとか・・・・・・。

ワタクシはまだ実質1人としか直接話をしていないので、
ggtmksなページを自分が作成した自覚を持つ管理者がどれくらいいるかわからないけど、
参考までに「その1人」は自分の複数のカスページの害悪の度合いをまるで理解していず、
逆に自分はSEOに強い賢いサイト管理者だ、くらいに捉えている感じでした。
他サイトのリライト作文を読んでも書き手も管理者も無自覚が多いように思えます。

結局は犬の様々な問題のいつものアレですか。
良かれと思ってやってる、悪気はない、善意・愛情・博愛・etc・・
でも実際は知識が無い・備わっていなかった。
良いことをしていると思い込んでいるから忠告を聞けない・クレームだ!と逆ギレ。
買ったばかりの子犬が病気したとき、
もうF1雑種を買うなよと言われたとき、
遺伝病を発症したとき、
繁殖引退犬を安易に保護するなと注意されたとき、
素人レベルの繁殖を指摘されたとき、
コピペでもリライトでも引用元URLを貼らなきゃダメだって注意されたとき、
自分の知識が足りていない事実から目を背ける人間の多いこと多いこと・・。


拝啓グーグル先生。
先生のウェブ検索の精度を高める教えが通用しない場合はどうしたらいいのですか?
https://support.google.com/websearch/answer/2466433
ってかサーチコンソールに登録して初めてわかったんですが、
グーグル先生がみんな検索上位になぁれって推奨しています↓
「この無料サービスを最大限に活用し、Google 検索でのサイトの掲載順位を可能な限り引き上げるためのおすすめの方法をご紹介します。」

これを「掲載順位を引き上げるためならバレなきゃズルしてもいい」と脳内変換し、
安易に収入源にできる分野だと捉えているのでしょうね。カスサイト管理者は。
それがググってもググってもカスな情報ばかりが次々にヒットしてしまうという、
グーグル先生のご乱心にも思えてしまう今日この頃です。
このままではグーグル先生の生徒が減ってしまいますよ。
現に本日ただいま現在、犬情報はBingで検索する方がカスページ出現率が低いですもの。




ズルを平気でする人間て例えば40人学級でいつも38位以下の成績だった経験でも持っていなければ自分を賢い方だと思うものらしい

posted by あきこ at 13:00 | Comment(0) | 犬情報“ググってもカス”問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月13日

ホワイトミニピンの噂・おまけ

しばらくぶりでカツゲン吹いた事件のご報告(笑


先日見かけた検索上位捻じ込み型リライト風味()まとめサイトの1つ。
当ブログ用語で言うところの2ヶ月前のカツゲン事件。
http://tsunayoshi.tokyo/c/6052c13eecd866091b377618b6f93533d7b9317f
の本文部分の冒頭にご注目。
人間でもそうですが、子宮からは体調を維持するためにホルモンが分泌されています。
いませんそんな人間(笑

↓こっちが今日のカツゲン
http://tsunayoshi.tokyo/c/66c75d42a18a0f132c602c296e24747a176f38ca
2013年7月生まれのこのワンコは、ピニチュア・ピンシャーとチワワのミックス犬でアルビノ種です。
一度出た液体が即座に舞い戻ってくるクラスの破壊力。
って笑ってばかりもいられない低クオリティ情報発信の様子で、
結局はやっぱりすげー破壊力。あだ名は子宮からピニピンに変更ですもちろん。
まるでバカにしているようだ?
ええそのとおりです。
ワタクシの座右の銘に最近「ネットの盗用常習者は誤字脱字誤変換文法誤用がやたら目立つ」
という格言をくわえたばかりですから。ピッタリすぎてそりゃもう。

どうやらブリーダーによる近親交配や品種改良などが原因のようです。
(中略)
アメリカでは犬の遺伝子疾患を根絶するための活動が行われています。日本でも『NPO法人 日本動物遺伝病ネットワーク』や子犬を販売する大手企業などによって研究や情報提供が行われています。

>ブリーダーによる近親交配や品種改良などが原因???

成犬になる(ほどには育つ)アルビノ犬は、おそらく複数の犬種に共通するアルビノ因子のAR。
小型犬種ですし代表例の眼皮膚白皮症などを予想するのが当然じゃないですか?
ほら見てみ。
参考)OMIAの眼皮膚白皮症の簡単解説 http://omia.org/OMIA001821/9615/ (英語です
ちなみにこのページだけじゃ何もわからないからここをヒントにして自分で飛ぶのよ?

ひとつ例をあげてみます。
どこかに専門家が研究結果などを公表します。
書籍かもしれないしインターネットのホームページかもしれない。
そこに犬の眼皮膚白皮症の症例に関する項目があり、どういう症状か、確定診断の基準、
いくつかの症例の紹介、それぞれの症例について症状に対する治療法の効果の有無、
そして予防法、それぞれの症状の原因と総合的な病気の主原因に触れ、
その段階まで行ってから遺伝性に関する説明が出てきます。

遺伝形式がARの遺伝病は元々どの動物にも現れているそうで、
その性質から原則として数千〜数万例に一例の割合で発症する病気がいくつもある中で、
犬など家畜動物は様々な理由で人間など他の動物に比べ近親繁殖されてきているため、
「犬のARの遺伝病の原因の一つに近親繁殖の影響がある」わけです。

盗用常習者は上記のような誰かの文章から所々抜いて自分なりに組み立て直しています。
その手法をリライトとか呼ぶそうです。
ワタクシは何度そう聞かされても盗用としか思えませんが。
何度も書いていますがそれが正しいならまだしも、そもそもが素人考えだから抜くべき箇所を間違うんです。
これが従来のようにここの文章を参考にしましたとURLを貼っていれば問題は少ないでしょうが、
そういうのが無いページの方が検索上位になれるんだそうです。

犬のアルビノの原因のひとつの眼皮膚白皮症は犬ではARと判明していますから、
近親交配や品種改良が原因という説明は大間違いです。
先祖を20代遡っても親戚のいない異系交配でも、改良されていない野生のイヌでも、
眼皮膚白皮症は常染色体潜性遺伝によって発症します。
この基本中の基本中の基本を理解できない犬の繁殖業者や飼い主らが、
「血統書を見せ合って3代以内に同じ犬がいなければOK」とか
「品種改良に関係ない雑種なら強いからOK」など都合のいい解釈で犬の繁殖を好き勝手にする、
それが乱繁殖であり日本中に遺伝病の犬があふれ返る諸悪の根源の一つ

犬じゃなくても遺伝病なら原因は遺伝子の異常ですが、
遺伝子が病気であることと異常遺伝子が親から子に遺伝することは別なわけです。
この基本中の基本中の基本すら理解していない素人が単語だけをかき集めると、↓

>遺伝子疾患を根絶???

ほらね、用語が不自然。「遺伝疾患」と「遺伝疾患」が同一説明に混在するのもそう。
(もっと言おうか。「混同」と「混合」みたいななぜ使い方を間違うのか嫌味ではなく本当に理解に苦しむ簡単な熟語をよく間違う。覚えたての小学生じゃあるまいし)
基本のキの部分を理解する前の段階にいる人、つまり専門知識を持たない素人の作文の証明。
その分野の素人だから知識が足りていないだけではなく、プラスパクり・プラスSEO。
もうグダグダです。
パクりは丸ごとコピると著作権侵害がバレるから単語や短文単位で盗んでから組み立て直す。
当ブログでも少し前に似たような事例を紹介しました。

状況をわかりやすく言えばそうなんだけど、盗用常習者は図々しい事に開き直って、
やれ盗みだと決め付けたメイヨキソンだ著作権法違反の証拠を出せ出さなきゃメイヨキソンだー
的にクソみたいないちゃもんつけて来たりして手間がかかることもあります。
また、遺伝性疾患は飼い主の家族になってから発覚することがあるので、私たちには何ともしようがないのが現状です。
『小さくて可愛いワンコがほしい人が買い手市場に多い→それに合わせて無茶な交配をする→可愛いから買う→さらに無茶な繁殖を行う』
このような構図をどこかで断ち切らない限り、遺伝性疾患を抱えて生れてくるワンコたちを根絶することは難しいでしょう。

>遺伝性疾患は飼い主の家族になってから発覚することがあるので、私たちには何ともしようがないのが現状

と書いてしまっていますがこの部分はとんでもない間違い。
一番ダメな誤解を呼ぶ気がしますよ。

その前にまた簡単な語句の誤用。発覚とは言わないでしょ。発症です。
この「基本的すぎて通常は間違えようのない単語」をポンポン間違うのも見極めポイントなんです。
例えるなら「私」。「わたし」「ワタシ」となる部分が数箇所「たわし」になってるんです。
単純なタイプミスなのか私とタワシの区別があまりついていないか、読めばだいたいわかるもの。
それと同じです。
違和感のありすぎるミスが多発している例をいくつも読んでいると、
あれ?純日本・・人・・・じゃなくね?っと、
ペットブログでは触れてはイケナイ禁断のエントリーを投稿しそうな自分を抑える今日この頃です。




みずきちゃん、お借りしましたー

posted by あきこ at 20:00 | Comment(0) | 犬情報“ググってもカス”問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月12日

辻希美という芸能人による乱繁殖

あーあ。

https://ameblo.jp/tsuji-nozomi/entry-12335824212.html

母犬は雑種 
マルプーってハッシュタグあるのでマルチーズ×プードル(トイだろうが)のF1雑種。

1匹の赤ちゃんが生まれました。

ただ…様子がおかしく…
すぐに病院に連絡をし、診てもらうと
「腹壁破裂」という生まれ持った病気で
助ける事ができないといわれてしまいました

でも、うまれた瞬間一生懸命小さな小さな産声をあげてくれて、、、、どうにか助けて。
っと必死に願い…

先生に何度も生かしてください‼︎とお願いをしましたが、、、
その後すぐに息をひきとりました…。。。

    https://ameblo.jp/tsuji-nozomi/entry-12335824212.html


お子さんに生き物の命の尊さを伝えたかったとかそういう理由なのでしょうかね。
だとしたら若い親によくある過ちですよね。

辻希美さん
犬の繁殖はヒトの結婚や妊娠出産と同じように自然なことに思えても別モノです。

「腹壁破裂」という病気を生まれ持った子犬が不幸にも亡くなったことはとても残念です。
が、
亡くなった子犬に「腹壁破裂」という病気を持たせて誕生させたのは自分だということを、
どうかご理解くださいますように。

ヒトでも稀に見られる症状です。
ヒトの場合は誰のせいでもありません。

でも犬はそうじゃないんですよ。
繁殖者が「腹壁破裂」で亡くなる子犬を誕生させる組み合わせを選んでしまった。


配慮不足の不勉強な乱繁殖は今回限りにしてくださいね。




子犬の魂が安らかでありますように。アーメン
posted by あきこ at 20:00 | Comment(0) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月10日

「血統書を読む」

またもや役立たずなのに上位ヒットするサイトの話。
タイトルの言葉でググったらガクッときますが、←の意味が理解できる人間よりも、
この言葉で検索するのはたぶんガクッとこない人の方が圧倒的多数だろうなーと、
危機感がヒシヒシとキています。
拝啓グーグル先生。
日本語の犬に関する情報のグーグル検索は性能も信用も価値も下がる一方です。

試しに今ググったらこんなふう。1番目から5番目までヒット順。

意外と知らない?犬の血統書の見方 - わんちゃんホンポ
https://wanchan.jp/osusume/detail/7054

意外と知らない?犬の血統書とは - Dog1Station
http://dog1station.com/dog-pedigree

わかりやすく解説!犬の血統書の正しい読み方 | ワンペディア
https://wanpedia.com/post-7030/

[mixi]初歩的な質問 血統書について - 初心者のための繁殖講座【犬】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1022688&id=8419859

血統書のはなし ( 犬 ) - しもだてどうぶつ病院 院長のつぶやき - Yahoo!
https://blogs.yahoo.co.jp/oosatosatoshi2001/8911304.html


この5つのうち言葉の意味に合致してるのは4番めだけ。自慢でも何でもなく。
上3つはワタクシに言わせると無理やり上位に捻じ込んで居座る迷惑な低レベル(or低品質)まとめサイト
表示されたページの技術面やデザインなどなどの良し悪しや好き嫌いではなく、その位置に出てくるのはおかしい(※)、
なぜなら検索した言葉に合っていない内容だから。
くわえて内容の一部が素人考えの思い込みなど結局デタラメ混じりで全体的に質が低い。
(どっかでも聞いた話やん!)
「血統書を読む」こと、そのものに関しては軽く掠ってはいるが・・という程度。
「本を読む」とか「新聞を読む」の「読む」とは意味が違うのが「血統書を読む」なのに、
捻じ込み居座りサイトの管理者が気づいていない。わかる人にはすぐわかるが、
そもそもわからないから検索して調べている人が見破れるわけがない。

上2つは特に、検索上位に強引に割り込ませた間違い混じりの頓珍漢な素人考えを目にして、
参考になる誰かがいると本気で思っているのだろうか?
「血統書を読む」と検索して1番最初にヒットしたあれらを読んで?
検索結果が役に立たない意味で使えないだけでなく、3つめだってそもそもどこにでもある情報だし
JKCの血統書の説明ならJKCのHPより先にヒットする意味も不明。

(※)位置がおかしいとは不正確という意味で。不相応。

内容が検索した言葉に合っていないと気づけばこうしてため息ついてスルーして終わるけど、
気づかない人が検索上位サイトから情報を取り入れる恐怖。
上位3つのサイトを隅から隅まで読んでも血統書の読み方がわからないならまだいいが、
「血統書の記載ルールを覚える=血統書を読む」←世にも恐ろしい

ちなみに5番目のサイトは、合致はしてる。
内容は一見イイコト言っているようだけど半分くらい頓珍漢。
だけど個人のブログだから上3つよりはるかにマシですよね。
個人的な考えかもしれないっと前提できそう(だろう)だから。
プロ(っぽい作りに見せかけたカッコいい)サイトじゃないことはわかりやすい。
(や、獣医だから無理かもしんないけど・・)

上3つのページの存在自体までどうこうじゃなくてね。
別に間違った情報満載でもウソでも何でもサイトがあるのは構わないというか、
そこまでいち利用者がどうこう言う問題じゃないし。
ただ、少し前までは、検索語句にピッタリなのは当然のこと、
さらにより正確で詳細で専門性があって多数の人のタメになるサイトから順番にヒットしていた、
そのほうが多かった気がしてならないんですが。ワタクシの記憶違い?

上3つは本来なら、検索にピッタリ合った血統書を読むことについての説明があるサイトが、
10でも20でも30でもヒットし終わってからその次に出てくるはずのもの。

上3つはサイト管理者自身も内容がその位置にふさわしくないことを理解できない方が多いと予想できるのがこれまた問題。
だってSEOに夢中だからもし検索順位が下がったら「被リンク」がどうだの、
「グーグルのペナルティ(技術的な)を解消する」だとかを「修正」しようとする。

バカばっか。ほんっと、イラナイ。
強引に自サイトを上位にしたいのはもうわかった。お金が儲かるんでしょう?
だから躍起になるんだってのは理解できるけど、
せめて知識が無いことを自覚してくれるといいのに。あの人たち全員。
どんな業界だって分野だってかき集めた情報でお茶を濁して大成功にならないでしょうが。

参りましたねこの問題は。ほんとにもー。



英語で検索すると犬の情報系サイトはここまで酷くないんだよ。全然マシなのよ

posted by あきこ at 20:00 | Comment(2) | 犬情報“ググってもカス”問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月07日

シェルティの遺伝性疾患

シリーズ第5弾
トイプードルの遺伝性疾患 http://kotavi2002.seesaa.net/article/454436664.html
ポメラニアンの遺伝性疾患 http://kotavi2002.seesaa.net/article/454523066.html
チワワの遺伝性疾患    http://kotavi2002.seesaa.net/article/454889529.html
マルチーズの遺伝性疾患  http://kotavi2002.seesaa.net/article/455303526.html

CIDD
Canine Inherited Disorders Databas
カナダの獣医師会&獣医大学発信の犬の遺伝病のデータベース情報の翻訳です。
日本国内の犬は多くの犬種でアメリカから輸入された血統が入り込んでいますし、
純血種の犬籍は大雑把にはアメリカとカナダはイコールで結べますので、
我が国の犬たちに基本的には直結すると考えていいと思います。

ただし日本では素人レベルの乱繁殖が大多数なのでカナダもアメリカも凌駕しています。
独自に悪化し続ける理由は
「飼い犬の繁殖については飼い主が決定するもの」という、
未熟でお粗末な遅れた考えを正しいと思う人々が多いからです。


心の友に日頃の感謝と敬意を表して今日はシェルティ。
http://discoveryspace.upei.ca/cidd/breed/shetland-sheepdog

最重要疾患
この遺伝病は外科的な治療の必要がありあなたの愛犬の健康に重大な影響を及ぼす
シェルティに比較的一般的な遺伝性疾患といえる
繁殖上では可能な限り根絶する努力がなされている


コリーアイ
難聴
皮膚筋炎および潰瘍性皮膚病
動脈管開存症
フォンビルブランド病

※遺伝子検査ができる・できない・しない・できない・できるの順に並んでます。
遺伝形式は(基本的に)上からAR、色素関連ならADとARで関連ナシなら多因子と不明とAR、AD、X連鎖、AIDとAR


発生率が増加している遺伝病
カナダとアメリカではさほど致命的でもない  ※日本では超深刻!!

白内障
カラーミュータント脱毛症
角膜ジストロフィー
停留精巣
まつ毛異常
股関節形成不全
微小眼瞼 ←!
進行性網膜萎縮症
進行性網膜萎縮症 ←大事なことだから2回書きましたかな?(単にミスだとは思いますがw


シェルティの遺伝病として入り込む可能性がある遺伝病  ※日本ではすでに出まくり
特発性てんかん ←「突発(的)」と混同しがちなので注意
血友病     ←複数の凝固障害を含んで説明されています
甲状腺機能低下症
円盤状皮膚エリテマトーデス


参考
シェルティレスキューさん「皆様に知っておいて欲しいこと」(皮膚筋炎)
http://www.help-sheltie.net/top_oyakudachi.html

イリノイ州(アメリカ)のシェルティレスキューさん 皮膚筋炎写真など
(※たぶんエリテマトーデスのコが混じってるような) (英語
http://www.illinoissheltierescue.com/dm.html




微小眼瞼を日本語でググってみたら無関係なサイトしかヒットしない(このブログが2ページめに出てくるくらいだもの。書いてないはずなのに)。はーぁ。

posted by あきこ at 20:00 | Comment(5) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月05日

遺伝子検査/親犬?子犬?

先日書いた記事にご質問をいただきました。
2017年11月24日 優良ブリーダー 見分け方
http://kotavi2002.seesaa.net/article/455105551.html

遺伝病への取り組みはどうかという視点でブリーダーを見分けたいなら、
その犬種が検査可能な遺伝子検査を全部済ませているのが最低中の最低ラインです。
と書いたら、「検査を済ませた子犬を求めるのが良いのか?」的に。

わーあ!仰るとおりですね!そういうふうにも感じられる書き方だ!
なんとも紛らわしい表現ですみませんでした。

検査を済ませるのは繁殖をする犬、つまり両親犬です。
ブリーダーの考え方によって変わるようなことはなく、どこも同じです。世界共通で。
これはですね、遺伝子検査ができる遺伝性疾患の遺伝形式が、
基本的に常染色体潜性遺伝だから、とも言えます。

遺伝の話は興味がない人には難しく感じるものみたいですが、
基本部分は中学校で習う誰だって理解できることですから、
あやふやな部分まで知ったかぶって背伸びをする必要なんか本来ないんですよ。
犬だろうが猫だろうが爬虫類だろうが魚類だろうが動物の繁殖に関わるなら、
構えすぎないで当たり前の事実を素直に学び直すといいんじゃないでしょうかね。
犬関連でわからない点は聞いてくれれば知ってることは答えますし。ワタクシでよければ。
偏見を捨てて素直に情報を入れるようにしないと「遺伝病(の犬や猫)が出た=乱繁殖」とか
「珍毛色が出た=突然変異」みたいな辻褄の合わない裏庭鰤思考に行っちゃいそうです。

さて。
そんなこんなで実際に遺伝形式はどうなのか。
確認分は1つ前の記事をご覧ください。
2017年12月04日 検査可能な遺伝病の遺伝形式 
http://kotavi2002.seesaa.net/article/455326506.html

見ておわかりかと思いますが「あ行」の一番上から20個くらいチェックしてみると、
見事なくらいARばかりという結果でした。
ですので遺伝子検査ができる遺伝病はほとんどがARだ、と言うことができますね。
そうしましたら次はARの性質を思い出してください。

ちなみに当ブログ過去記事からARの性質に関する短い説明の記事
2006年01月17日 犬 遺伝 警鐘 2
http://kotavi2002.seesaa.net/article/11838171.html

同、これでもかってほど長くクドい説明の記事
2013年12月05日 犬の肺マック症 (後半2/3あたりから)
http://kotavi2002.seesaa.net/article/381977145.html

※2つめは今自分で読み返してみて爆笑するほどクドかった(笑

つまりARの性質を簡単に書くと
PRAなどARの遺伝病は「シンプルに」1つの遺伝子変異に原因があるので、
どの犬も「PRAに関する遺伝子」を必ず2つ(1対)持っているのだけど、
因子の種類は「シンプル」だから3種類でその組み合わせは以下の6通りになる、ということ。
1.【PRA発症】【PRA発症】
2.【PRA発症】【PRA因子運び屋】
3.【PRA発症】【PRAに罹らない】
4.【PRA因子運び屋】【PRA因子運び屋】
5.【PRA因子運び屋】【PRAに罹らない】
6.【PRAに罹らない】【PRAに罹らない】

6通りのうちのどれか1つが1頭1頭の犬に必ず当てはまるのが遺伝性疾患であり、
ある犬の組み合わせが「1.」なのか「5.」なのかがわかるのが遺伝子検査。
ここまで来たら最後はメンデルの法則だけ。

ふつうは「6.」の犬だけを繁殖させるので、その掛け合わせなら何頭生まれても
生まれる子はすべて「6.【PRAに罹らない】【PRAに罹らない】」だから。
というのが通常の繁殖でなされているはずなのです。
子犬を調べる必要がないわけですね。わかりきっていることなので。
そのような理由で遺伝子検査済みの子犬を売るといったやり方を誰もしないわけです。

注意しておく方がいいのは、これはARのみに通用する話だという点です。
たとえば、パテラとか白内障とかアレルギーなんかだと、
「遺伝子検査が無いから」ではなくて「ARじゃないから」複雑になっていきます。
どっちにしてももっともっと単純に親犬は元気だからそれは遺伝病じゃない!
とか言っちゃうぶりぃだぁだらけですから、我が国のレベルはいまだ。はーぁ。





人気ブログランキング

posted by あきこ at 20:00 | Comment(0) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月04日

検査可能な遺伝病の遺伝形式

明日UP予定の記事の前半戦です。
書いてたら長くなってしまったので資料部分を切り離しました。

犬の遺伝子検査ができる遺伝性疾患の種類がずいぶん増えてきましたねー。
とても良いことです。
病気が増えたわけじゃなく正体不明だったものがバレる数が増えてるんですからね。
それで、「検査ができる遺伝性疾患の遺伝形式は基本的に常染色体潜性遺伝」
っという記事を仕上げる予定でして、遺伝形式をちょっと確認してみようぜと書いた部分。
例にしたのはどーこーにーしーよーうーかーなー
っと適当に選んだオリベットさんです。

オリベットさんの「犬種別検査リスト」の「あ行」を例にします。
下記の図は http://www.orivet.jp/testlists/A.php からの引用です。
A A.jpg

A A2.jpg


↑より病名だけピックアップ↓

びっくり病/過剰驚愕症
イヌ白血球粘着不全症
球様細胞白質ジストロフィー/クラッベ病
神経セロイドリポフスチン症(CL症)
進行性網膜委縮症 rcd1 PRA
進行性網膜委縮症 rcd4 PRA
変性ミエロパチー/変性性脊髄症 (DM)
進行性網膜桿体-錐体変性症 (prcd PRA)
原発性水晶体脱臼 (PLL)
常染色体劣性遺伝腎症(家族性腎症)(FN)
運動誘発性虚脱 (EIC)
ホスホフルクトキナーゼ欠損症
小脳性運動失調
高尿酸尿症/高尿酸血症
黒色毛胞形成異常症
イヌ多発性網膜症
第7因子欠乏症
錐体変性症
ポリニューロパシー/多発性神経症 (NDRG1)
常染色体劣性遺伝腎症/家族性腎症
腎形成異常
進行性網膜桿状体-錐状体異形成タイプ(prcd)
運動誘発性虚脱
多剤耐性遺伝子MDR1

こんなもんでしょうか。色素遺伝子は今はいらないので除外しています。
それとダブり部分だけ消したつもりですが消えてなかったらごめんなさい。
次に遺伝形式の確認。
本当は同じサイト内に各遺伝病についての個別説明があると親切ですが、
(オリベットさん、ぜひご検討ください)
なかったのでワタクシは自分のデータベースを確認。
必要な方はどうぞお使いくださいね。
http://www.geocities.jp/kotavi2002/00new/Index-disease.html

確認すると、Iウルフハウンドのびっくり病から最後のイベルメクチン不耐まで、
全部が全部常染色体潜性遺伝で間違いありませんでした。
autosomal recessive です。

どっちを書いても長いんでワタクシはいつも「AR」と略しています。

尚、「検査可能な遺伝病の遺伝形式はARが多い」ことを、
犬の遺伝病はARが多いと読み間違う人が世の中にわりといるのでどうぞご注意ください。
ぜんぜんそんなこたありません。
それとこれとは別モノですから。




ジングルベール
posted by あきこ at 20:00 | Comment(0) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月03日

マルチーズの遺伝性疾患

シリーズ第4弾
トイプードルの遺伝性疾患 http://kotavi2002.seesaa.net/article/454436664.html
ポメラニアンの遺伝性疾患 http://kotavi2002.seesaa.net/article/454523066.html
チワワの遺伝性疾患    http://kotavi2002.seesaa.net/article/454889529.html

CIDD
Canine Inherited Disorders Databas
カナダの獣医師会と獣医大学発信の犬の遺伝病のデータベース情報の翻訳です。
日本国内の犬は多くの犬種でアメリカから輸入された血統が入り込んでいますし、
純血種の犬籍は大雑把にはアメリカとカナダはイコールで結べますので、
我が国の犬たちに基本的には直結すると考えていいと思います。人気犬種はとくに。
おじいさん犬はアメリカチャンピオン!とかって聞いたことあるでしょ?それです。

ただし日本では素人レベルの乱繁殖が大多数なので独自に悪化し続けていますが。
いわゆる素人繁殖はもちろんそうですし、
ブリーダーを名乗って子犬をなんじゅっぴきも生産販売している人とかも、
ワタクシのこれまでの経験から推測すると犬の繁殖者の半数以上(の割合)は、
素人レベルの乱繁殖しかできていないんですよ。プロっぽく見えても。
だから日本が犬の遺伝病のデパート状態のままなんです。


今までもその素人レベルの乱繁殖の見分けかたみたいなことをお伝えしておりますが、
ワタクシのアタマもマズイせいでなかなかすんなりと皆さんに伝わりません。
ま、がんばりますけどね。
判断が難しければ犬舎のHPがあれば見所や見分けポイントをより具体的に説明できますので、
どちら様でもお気軽にコメントくださいねー。

さて、マルチーズのページ
http://discoveryspace.upei.ca/cidd/breed/maltese-terrier

最重要疾患
この遺伝病は外科的な治療の必要がありあなたの愛犬の健康に重大な影響を及ぼす
マルチーズに比較的一般的な遺伝性疾患といえる
繁殖上では可能な限り根絶する努力がなされている

・動脈管開存症


心臓のすぐそばの血管の奇形のような病気です。心臓病です。
ググればいくらでも情報が出てきますがイイ感じのわかりやすいサイト、
東京都大田区の池上アクア動物病院さん「動脈管開存症の開胸手術」
http://www.ikegami-aqua.jp/blog/cat6/post-47.html


発生率が増加している遺伝病
カナダとアメリカではさほど致命的でもない  ※日本では超深刻!!

停留精巣
水頭症
門脈シャント
ホワイトドッグシェイカー症候群


マルの遺伝病として入り込む可能性がある遺伝病  ※日本ではたぶんすでに出まくり
難聴
緑内障
僧帽弁形成不全
進行性網膜萎縮症
網膜形成不全
皮脂腺炎

翻訳は以上。
マルチーズは単体でも人気犬種のままだけどF1雑種の片親としても依然人気は高し。
掛け合わされる相手犬種が同じ遺伝病を持っていれば、
雑種強勢神話がそこでストップ!なのが世の中に伝わるといいなぁ。

それから。ある程度年をとってからじゃないと気づかない遺伝病ってたくさんあるんです。
犬の遺伝病は先天性疾患とまあ同じ意味だけど、
先天性疾患がすべて生まれつき症状が出てるかったらそうとは限らない。
生まれつきその遺伝病を持っているけど10歳過ぎてから症状が悪くなってきてはじめてわかった、
みたいなことはいくらでも存在します。
だから繁殖引退犬をポンポンとサトゴニダス=飼育放棄しちゃう自称ブリーダーは、
その部分だけでもロクな繁殖をしていないのが丸わかりになるわけです。

「ぶりぃだぁさんのおうちは他にもたくさん犬がいるから、
大事にされてることはされてるけど、
1頭だけでたっぷり愛情をかけてもらったほうがワンチャンも幸せなはずー」
とかなんとかって結構皆さんそう思ってるでしょ?
それは別に間違いではないけれど、「ブリーディングの観点」からはボツな話だってことです。
ブリーダーが繁殖に使った全犬の高齢時の様子を把握しないでどこがブリーディングだっつの。


参考
クロアチア?のラボ 遺伝性の目の病気についてイイ感じ説明のサイト(英語)
AnimaLabs「Inherited Canine Eye Disorders」
http://www.animalabs.com/inherited-canine-eye-disorders/

アメリカマルチーズ協会の遺伝性難聴の説明ページ(英語)
https://www.americanmaltese.org/ama-health-information/canine-inherited-deafness

ホワイトドッグシェイカー症候群のマルチーズ ※振戦に注目





クーリスマスが今年もやって来る
posted by あきこ at 20:00 | Comment(0) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月01日

続・ホワイトミニピンの噂

アルビノ同士の掛け合わせで生まれた子犬に難聴の疑いがある話の続きです。
2017年11月29日 ホワイトミニピンの噂
http://kotavi2002.seesaa.net/article/455213519.html

前の記事では俗に言う犬のアルビノまでは行かない部分アルビノだろうとし、
部分的にアルビノを起こす色素因子のマールについてさらっと触れてみましたが、
画像を探している途中でItalian Grey Min Pinと英語圏で通称されるF1雑種が、
ホワイト系の毛色のミニピンとされる犬の正体では?っと感づいてしまった次第です。

イタグレ以外との雑種も混じっているかもしれませんが、
我が国では頭数が多くて手軽なのが日本テリアなど他犬種よりイタグレだろうから、
ホワイト系ミニピンのベースはイタグレ雑種と考えていい気がします。
毛色と模様と体型サイズなどから他にはジャックラッセルやパピヨンとの雑種?
みたいな説を書いているブログなんかもありましたが、毛質的にあり得ないです。
で、イタグレから来た白毛であるならば、やっぱりマール因子はナシ。
白毛のミニピンっぽい犬が難聴なら原因は非マールでしょう。

※マール因子ではなくパイボールド因子が難聴の原因である可能性
(内耳の蝸牛のメラニン不足)

当ブログ内関連過去記事
2013年12月23日 白色の耳と難聴
http://kotavi2002.seesaa.net/article/383426128.html


ホワイト系ミニピンはこういった犬種との雑種が元だろうなぁ、
っと考えながら集めた写真が以下です。

白勝ちな感じのイタリアングレーハウンド
このようにからだはほぼ白で片目の周りに片パンチ的なブルテリアみたい?
な模様のイタグレはわりといるみたいです。
italian-greyhound-puppies.jpg
画像出典;http://koinu-zukan.blogspot.jp/2016/05/blog-post_10.html

別のイタグレ。ママと真ん中の子が白勝ち毛色ですね。
833c53a6.jpg
画像出典;http://blog.livedoor.jp/wankotomo1/archives/cat_10017846.html?p=2

ワタクシの目にはどれも似た系統に見える中で、顔が一番ミニピンに近いと思える、
白勝ち毛色の犬種。これはアメリカントイフォックステリアです。
800px-Toy_Fox_Terrier_2.jpg
画像出典;ウィキ

上を出したらお次はこれでしょう。ご存知日本テリア。
顔面がほぼ真っ黒じゃない模様の個体が目に付いたのでこの写真をお借りしました。
あと見切れていますが上の方に口元が一部白い模様もいますね。
これらがもう1〜2段階変化するとブルテリア的な片パンチかなっと思います。
jt.jpg
画像出典;こちらからのキャプチャ


まとめ;
毛の色が白いってことは色素が無いですから、言葉としてはアルビノかもですが、
犬の毛色の色素遺伝子の話題では全身アルビノ因子をアルビノと呼び、
部分的アルビノを起こすマール因子をダブルで持つと病的アルビノとしますが、
パイボールド(白いブチ)因子を通常アルビノと呼ぶことはありません。

したがって全身ほぼ白一色で顔の一部分だけ有色(いわゆる片パンチ)という毛色は、
ほとんどの犬においてアルビノとは呼んでいないと思われます。

また、例にしたホワイト系ミニピンのようにその犬種の基準外の毛色は、
仮にメラニン不足による難聴を発症しているからとしても、
「基準外の毛色だから病気も出た」的に考えることはできません。
メラニン不足はあくまでも直接の理由ではあるけれど、
決まっているはずの毛色のルールを破ったからか?と言えば違いますし、
それだと難聴が出ないなら他の毛色はOKみたいなアホが出ますし。

片パンチが存在する他犬種の有名どころはダルメシアン、ブルテリア、ブルドッグ、
ピットやスタッフイー、身近なのがジャックラッセルとフレブル、など。
日本以外のどこかのまともなブリーダーなら片パンチ毛色は特に、
繁殖させる犬には聴力テストを積極的に受けさせるなど活用しますが、
まあ、アレですよ、ここ日本だし・・・・・・。
犬が先天性難聴だとしたら、あーあ、気の毒にねぇ、くらいです。今更ですもん。




プロもアマもトップぶりぃだぁも素人も、大多数が愛のある乱繁殖天国、それがニッポンだ!!!
posted by あきこ at 20:00 | Comment(3) | 毛色の遺伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする