2008年04月05日

特別平凡な日

きょうは小太郎の誕生日です。
6歳になりました
生まれてから約2ヶ月でうちの子になったので、
もう5年と10ヶ月も一緒にいるのかーと、改めてびっくり。

腐っても鯛・・みたいな感じで、こんなに基準とかけ離れてはいても、
根っからビーグルな小太郎はイタズラ心と盗み食い癖は一向に衰え知らず。
つい先日は5年10ヶ月の付き合いのケージを、ついに再起不能にしてくれました。
なので最近のお留守番時は放し飼い状態なのですが、
「飼い主の監視が無い環境ではゴミ箱を倒さなくてはならない」
と、ありがたくない決意を持ってしまったようで少し悩んでます。
記憶にございません

満腹中枢の壊れた犬、と思ってもいいくらいのビーグルは
あればある分だけ食べまくり、
しかも食べ過ぎたから一回休むなんて文字は辞書に無いようで
ワタクシが今まで飼ったどの犬よりも、摂取カロリーについて勉強させてくれます。
スレンダーなおり
↑この写真は、もしかしたら一見腹部が切れ上がってるように見えるかな?と淡い期待。
実は毛色の黒い部分と白い部分の(故意じゃないですが)だまし絵です。

年に一度のお誕生日だというのに、
特別な行事よりも平凡な日々を強く愛する飼い主のおかげで
いつも通りの楽しい散歩を済ませいつも通りの肉野菜丼を食べて終わり。
それが一番かもよ

あ、でもひとつだけサプライズな幸せが♪
舐めまわす
ワタクシが食べ終わるまでじーーーーっと待って、めでたくゲットしたヨーグルトのカップ。
なんとちょっぴりヨーグルトがカップにくっついています。

しつこく
こんなものをすごく大事そうにいつまでもペロペロしてる姿を見て、
もしかしたら小太郎の不憫さに目頭を押さえちゃったかたにご報告。
本人はとっても嬉しがっていて、
カップを舐める間中シッポを振りっぱなしでした。
安あがりで何を見せても何を食べても喜ぶワタクシの世界で一番大切な犬は、
ますますパワフルでラブリーでハッピーな6歳に突入いたしました。



 いつまであたしを出さない気よっ!
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2008年04月04日

GTGセミナーで思ったこと

先日3月29日、オーストラリアの遺伝子検査機関GTG社主催のセミナーが開催されました。
約2時間半の講義で教えていただけたこと・感じたことなどをご報告いたします。

まずGTG社とはこちら
「遺伝子テクノロジー株式会社 (GTG) は、オーストラリアで最大のDNA検査の研究所で、
人間、動物、植物など広範囲におけるDNA分析サービスを提供しています。」

だそうで犯罪科学調査のためのDNA検査もおこなうDNA分野では信頼のおける会社の模様。

DNA検査の利点
遺伝子レベルでのアイデンティティ
血統の正確性
確実な親子鑑定
 (※ワタクシのメモはここまでなのでお友達のメモも拝借↓)
・健康を配慮した交配犬の選択ができる
・健康な繁殖によって、安心して犬を迎えることができる(買い手がね)
・遺伝病を減らす管理と犬の健康の発展に役立つ
・雑種の先祖の犬種を調べることができる

人間は犬の繁殖をする際に、
作り出す子犬たちにひとつでも多くの幸福を約束してあげる義務があります。
考えてみればそりゃそうですよね。
どの犬とどの犬で子づくりをするのかの決定権は犬には無いんですもん。
GTG社ではPRA(進行性網膜委縮症)という病気の遺伝子検査にも力を入れています。
この病気はさらに細かいタイプがありますが多くは常染色体劣性遺伝(ARと略します)で
両親から1つずつPRAの遺伝子をもらってしまった犬の半分は2歳くらいで失明してしまいます。
残りの半分は1歳台から12歳までの間に発症してしまうそうです。

本来犬の繁殖をするのなら、遺伝する病気は血統から消去しなくてはならないんです。
DNA検査ができたのはつい最近のことですが、何百年も前から純血種がいる以上は、
世界中で守られてきた最低限の当たり前のルールです。
科学的な裏付けがなかった時代はどうしていたかと言うと、
ピカピカの健康体で人懐こく犬種によって必要とされる様々な能力の高い犬以外
は親にしなかったことと、弱い子を多く産んだ犬はそれ以上産ませなかったことと
同胎に異常が多く出たらその個体が一見正常でも親にしなかったこと。など。
犬種の改良とはこういうことをやってきたわけです。

セミナーでは、オーストラリアでは当たり前ですがこうした考えが当たり前で、
犬のブリーダーたちが科学的な実証を欲したから
GTG社で犬の遺伝子検査を扱うようになったのだとお聞きしました。
日本との雲泥の差にあらためてショックを受けたところです。
(だって日本は苦しむ犬と出会ってしまった飼い主たちが声をあげはじめてるんだもの)

ちょっと大事なこと
目が見えなくなること=不幸 とは思わないでください。ワタクシも言ってません。
「五体不満足」の著者・乙武さんも仰っておられましたが、障がいは不幸ではなく不便です。
愛犬家の皆さんは飼い犬をいろんな面で家族同然に慈しまれておいででしょうが
ヒトが同様の遺伝病で盲目となった場合と、
飼い主が選んだ相手により遺伝病で盲目と決定づけられる犬とでは大きく違います。


つまり、
その病気が重いほど発症させる組み合わせを子犬に渡さないように配慮する
それが繁殖、ブリードですよってことです。
ここ間違う場合が多いんですが、遺伝病の遺伝子があることが悪いのではありません。
病気の遺伝子は誰にでもあるんです。
だって、誰でもがいくつかは持ってるんです。
犬でもヒトでも。
だからヒトは近親の結婚が法律で禁止されてるんです。
だから犬は極近親繁殖が許可制(JKC)になってるんです。
だから群れで暮らすオオカミは最上位のペアしか繁殖しないんです。
だからキタキツネに子別れの儀式があるんです。
だから成長したオスの子ゾウは群れから旅立つんです。

要は動物が子孫を作る時には、より違うタイプの遺伝子を相手に選ぶのが自然の摂理だ
ということです。
DNAの存在などまったく知らされていない時代から、なんとなくヒトも気づいていましたし
多分これからもそういったものを理解することはなさそうなヒト以外の動物も
血を離すことは基本的にしっかりと遺伝子に刻み込まれているんです。

それは全部病気を避けるためだけではありません。たとえば簡単に言うと・・
暑い所に住む動物は暑さに強い遺伝子を優性で代々受け継ぎます。
が、暑さに弱い遺伝子も劣性で伝えているケースがあります。
通常であれば劣性同士が重なると暑さに負けて滅びてしまいます。
いつか住む環境が大きく変化してしまった場合・・に出番があるかもしれません。
暑さに弱いとは寒さに強いことなので。
遺伝子には無駄があるようで、実は役立たずなものはないかもしれないんです。

で、純血種の繁殖の場合は健康だけを求めて血を離すわけにもいきません。
先人により確立された犬種をその形で守り後世に継ぐのが繁殖者の役割なので。
立ち耳のビーグルや体重50キロのビーグルが1頭くらいいたら面白いかもしれませんが
垂れ耳でコンパクトで元気一杯で尻尾がピーンと立っているからビーグルはビーグルなんですもん。
形質や気質を保持(あるいは向上)して、尚且つ健全で愛される犬を生み出すのがブリーダーです。
さらに増やすからには増えすぎて殺されている(せめて)同犬種にも
本来なら救いの手を延べる姿こそが望まれるものなのに、
あろうことか「生まない犬」の継続飼育さえ放棄するだなんて。里親さん募集とか言って。
そうしたことを考えたら、「きちんとしたブリーダー」って周りに何人いるでしょう?

ところでひとくちに動物っと言っておりますが、
実は動物を人間から見た時に大きく分けると2種類になります。
野生動物と家畜です。
愛玩動物である犬は間違いなく家畜です。
家畜をなんだか1段階下のような言葉に感じられるかたが多いのはわかっていますが、
野生動物をベースに人間が作り出し、人間の手で改良・繁栄させられ、
自然な状態--野生--に返すことはできない動物であり、
生かすも殺すも人間次第の動物として、犬は家畜であるときちんと認識すべきです。
ワタクシたちは犬も含めた家畜の人生のすべての責任を負う立場の人間です。

すでに大長編のところ申し訳ありませんがあと一言だけ。
今回のセミナーでは世界的な常識としてのブリードを前提にした講義でしたので
オーストラリア人講師の説明を素直に通訳したのでしたら
おそらく何人かのかたには「それは理想を言いすぎ」・・なんてとられたと思われます。
ですが東京でのセミナーにはスーパー通訳レディーが急遽登場し、
講師の説明は○○ですが現在の日本では○○と○○の注意もいります・・
て感じでもって、ものすごい働きをしてくださいました。
その通訳者さんのおかげでつくづく、日本はバカみたいな乱繁殖天国だと感じましたし
日本のブリーダーは根本的に何かを置き忘れていることに気が付いてほしいと願ってしまいました。


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posted by あきこ at 12:24 | Comment(8) | TrackBack(0) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする