2011年02月10日

獣医師監修の責任

レベルの低い中傷と捉えないでくださるとありがたい。ただぶったまげたのである。

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「去勢 デメリット」でググると上位に出てくる、
ペット用品通販兼ペット関連情報満載の某サイトに、
獣医師さんのアドバイスとして
犬・猫の不妊・去勢手術のメリットとデメリット
が書かれているページがある。
先日ひょんなことからそこを見て色んな意味で驚いた。
どうぞみなさんググってください。。

どこもかしこも問題なのだが、とくに表がたらーっ(汗)
利用規約を拝見する限り現時点では引用不可とはなかったので引用させていただく。


犬・ネコの不妊・去勢手術のメリットとデメリット

 メリット(目的)

●望まれない交配による妊娠を避ける
●性ホルモンに関連した問題行動の抑制
 発情兆候(出血、鳴き声など)
 スプレー行動、攻撃性、逃走癖
 マウンティング行動など
●性ホルモンに関連した疾患の予防
 雌: 子宮蓄膿症、乳腺腫瘍、卵巣腫瘍など
 雄: 前立腺肥大症、精巣腫瘍、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫など

 デメリット(問題点)

●全身麻酔(アレルギーなども含む)
●不完全な結紮による出血(特に大型犬・肥満犬で注意)
●尿管の結紮
●癒合遅延・術後の感染
●子宮・卵巣の断端の肉芽腫
●縫合糸の感染およびアレルギー反応(特にミニチュアダックスフンドで注意)
●尿失禁(特に大型犬で注意)
●皮膚病(脱毛) 被毛の外観の異常
●体重の増加傾向(肥満)
●特定の疾患の発生率の増加



ワタクシが驚くからではなく、あまりにも犬猫の飼い主を惑わせる点がよろしくない。
いやもーあんまりだよ、、獣医師監修&獣医さんからのアドバイスと謳ったことで
すでに間違って覚えてしまった飼い主さんが出てるんだよ。。

全身麻酔ってか麻酔薬に極端なアレルギー反応が出るのは
術前検査の怠りか悪性高熱じゃないんでしょうか。
不完全な結紮だの尿管の結紮って、シロートだから間違ってたら申し訳ないけど
それって普通はミスって言うんじゃないでしょうか。
傷の治りが遅いのは血液や内分泌の疾患を見逃してませんかね。
自己損傷の可能性のある飼い主や犬の環境・性格を判断して適切な判断はできないんでしょうか。
肉芽腫は縫合糸アレルギーのこと言ってますかね。
無菌性脂肪織炎は遺伝性疾患でダックスは乱繁殖の代表犬種だけどご存知でしょうか。
先日エストロゲン反応性尿失禁を、
エストロゲンが無いからかかる病気と信じてた獣医師に出会いました。
皮膚病?不妊手術が原因で皮膚病?診断名は何て言うんでしょうか。
肥満は飼い主の管理を管理してやってください。
特定の疾患って何ですか?
お願いですから病名を述べよ。

頼むわほんとに。
こういうことされると、っとにかなわんわ。
誰よこれ書いたの。



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posted by あきこ at 13:28| Comment(18) | TrackBack(0) | 不妊処置−避妊と去勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月07日

繁殖引退犬は本当にレスキューか

第2弾もよろ 繁殖引退犬が意味すること

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犬のレスキューがハイスピードで一般的になってきている。
未だに犬の入手方法はペットショップかネットショップで
子犬を買うことが主流ではあるが、
保護犬を手に入れて飼うという方法があることがかなり広まってはいる。

その保護犬の中に、繁殖者から直で保護主の下にやって来た、
いわゆるブリーダー放棄犬と呼ぶ犬の話しをよく聞くが、
機会があってさらに詳しく聞いてみると、
本当に繁殖者が飼育放棄した犬を引き取っていることがよくある。

ブリーダー放棄犬の引き取り方法(入手経路)は大きく3パターンに分けることができる。
1つめは繁殖業が立ちいかなくなった・廃業する・誕生させたが飼育はできない・・
などの理由で繁殖者がセンター・保健所に持ち込むことで来歴が判明するケース。
犬の正確な誕生日やそれまでの暮らしまではわからないことが多い。

2つめは1番と同じでセンター経由か直接のどちらも愛護団体が一旦保護し、
愛護団体経由で一般の飼い主に譲られて来歴が判明するケース。
これは愛護団体の姿勢如何で血統書データも手に入れることが可能なのだが、
多くの愛護活動家は商売絡みの繁殖をやみくもに毛嫌いする傾向があるため、
血統書=ブランドのタグか血統書=乱繁殖に悪用、として、
大切な情報と新たな啓発の機会を自ら消していることが多々ある。

3つめは値段のついている子犬を買うのではなく、
(過激な表現に感じられたら申し訳ないが)不要犬としたものを
繁殖者から直接譲られることだ。
近頃ではとくに繁殖引退犬を出す・もらうことなどは流行にさえなっていると感じる。

このどれもが保護犬であることは別に間違ってはいない。
細かい状況はそれぞれでも結局は誰かがイラナイとした犬を保護したのだから。
ただ、関わった生き物みんなにとってレスキューなのか、
ここんとこをよく考えてほしいとちょっと思ったりする。
関わった人間だけではなく、生き物みんな。

曰く「今まで頑張ってくれたこのコに第二の人生を」たら
「立派に役目を果たしたこのコに家庭の愛情を」たら
ウツクシイ言葉、アイジョウアフレル表現を疑問に思うことは、
次なるレスキュー対象犬誕生の歯止めに関わるのではないだろうか。




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posted by あきこ at 16:27| Comment(9) | TrackBack(0) | 動物愛護論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月06日

刷り込み期を捨てている

刷り込み期は社会化期の始まり

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黒豹パウルちゃんがウサギのリーザちゃんと戯れる。
これは通常なら捕食者の立場の黒豹が、
ものごころつかないうちに親密な触れ合いを済ませさえすれば、
エサとなるウサギと友達付き合いができるという、
珍しいには珍しいがある意味ではよくある話。

この子たちの友情を図る際にポイントとなるのは、
誰でもわかる通りパウルが人工保育されたコドモの豹であることだ。
もしかしたらリーザの側にも大胆で好奇心の強い個性が求められるかもしれないが、
(捕食される動物は肉食動物を避ける能力を生まれながらに備えている)
記事には書かれていなかったけどリーザも同月齢でスタートしたなら大いに納得だ。

この図式を犬にたとえてみよう。
犬とは言っても現代のニッポンのペット犬たちに限る。
我が国の犬の平均的入手方法が長らくそうであるように
2011年の今現在もペットショップで子犬を買うことが主流だ。
普通一般のペットショップでは、主に繁殖業者・犬生産者から直接仕入れるか、
生産業者と小売店を結ぶ生体卸売り業者経由で店頭に並ぶ。

その時期は法や条例でいかに訴えようとも
現状では生後30日台〜40日台が大多数であることが事実で、
まさに刷り込み期真っただ中にいる子犬たちは
家庭犬にとって重要なことを捨てさせられている。

ただ、近頃の問題は
親兄弟犬と早く離すことはイケナイ!
の部分だけ省略して覚えてしまい、
ザンネンな乱繁殖にもそれを当てはめて勧めてしまうことだ。
その親子犬の環境を考慮せず
ただただ生後2〜3ヶ月まで離さなければいいってもんじゃない。
疳の強い臆病な母犬の興奮や警戒や吠えを身近に聞いて育つと
生まれ持った性質がどうであっても良くないことだとフツーにわかる。
食糞の土台も半分くらいはこの時作られるようだ。



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posted by あきこ at 18:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ペットショップ考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月03日

乱繁殖とは

犬の乱繁殖についてのお話です。

乱繁殖ってそもそも何なのか、説明してと言われたらアナタはどうしますか。
だいたいこういう系を浮かべるかたが多いような気がします↓

常識では考えられない多頭多種飼育
不衛生な環境(ケージにウンチがこびりついてるとか)
とくに長毛種はなに犬かわからないほどドロドロのボロボロ
やや人里離れた場所で錆びついた門構えの古ぼけた建物
アゴの骨が溶けてベロベロになったメス犬が最低1頭いる
畜犬登録など狂犬病予防法に反している
病気の治療なんかロクにしないから弱ってる犬や死にかけの犬がわんさか
しかも死んだ犬が敷地の隅に山積み

こういう雰囲気の?
スウェーデンのカルマール刑務所−フォトライブラリー

心象風景を表してみました(http://www.photolibrary.jp/より拝借)
それと、遺伝性疾患(っぽい)犬を売った・出した・作った、でしょうか。
なるほど。
さて、乱繁殖を考える際、わりと誰もが何かと比較しています。
比較対象は、はい、乱れていない良い繁殖ですね。
では良い繁殖とはそもそもどういったものなんでしょう?

前々回の同カテゴリの記事 乱繁殖は誰が起こすか の覚書より。
・繁殖場や飼育場が清潔
・高齢犬を繁殖引退犬として飼育放棄しないか、
 サトオヤサンを募る場合は「ブリーダーが里親探しをするからブリードレスキュー」とする
・単犬種、少数飼育
・犬好き、愛情深い、人間的に優しいとか知識が豊富
・産婆の技術に長けている

もうちょっと付けくわえると、
・血統書が付いている
・健康100%の犬以外も手厚く飼育するか信用の置ける飼い主に託す
・死んだ犬に対して深く悲しみ、且つ手厚く葬る
・売買の際になんらかの保障(生命保障)がある
・ある程度の範囲なら返犬や代替犬の用意がある
・ドッグショーで活躍している、またはショーには関わらず家庭犬の作出に誇りを持っている

だいたいこれが良心的なブリーダー像のようです。
ってことはつまりこんなあたりが世間一般の想う良い繁殖、となるのかな。
なるほど。
次回のこのカテゴリで「では繁殖とはなにか」に進みます。





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posted by あきこ at 16:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 犬の繁殖・乱繁殖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月01日

国内遺伝子検査

今度は日本語でやり取りできる犬の遺伝子検査について。

またもやちょい古データですみませんが2009年8月に作ったリストです
国内または日本語での申し込みが可能な検査機関で遺伝子検査を受けられる犬の遺伝性疾患:病気別
http://www.geocities.jp/kotavi2002/00new/tentativeGenetic-test2.html
これ作ってから1年半も経ってますが内容にさほど大きな変化はありません。
増えたのはプードルの新生児脳症やS犬RY検査くらい。
病名は意図的に縮めたりしてます。

株式会社バイオス医科学研究所さん
http://www.bioslab.co.jp/research/8/index.html
と日本畜犬遺伝性疾患協会 IDIDA JAPANさん
IDIDA JAPAN
は協力体制をとっておられるそうで、料金はほぼ・内容はたぶんまったく同じです。

進行性網膜萎縮症 (PRA)
コリーアイ
CL症
フォンウィルブランド病 (vWD)
Xリンク筋ジス
先天性ミオトニー (ミオトニアとも)
イベルメクチン不耐症
銅蓄積症
シスチン尿症
GM1ガングリオシドーシス
糖原病
フォスフォルクトキナーゼ欠損
フコシドーシス
白血球粘着不全
ムコ多糖症3A
ナルコレプシー
重症複合免疫不全症
骨形成不全症
ピルビン酸キナーゼ欠損
腎嚢胞腺癌/結節性皮膚線維症
マール因子
グレーコリーシンドローム
AR腎症
遺伝性白内障

有限会社カホテクノさん
http://www.kahotechno.co.jp/clinic/testitem.html#iden
PRA
vWD病
CL症
コリーアイ
のほかに
犬SRY遺伝子検査
が増えてた。これは半陰陽の検査で、オスなのにメスの性器のようなものがあるとか
何度交尾させても妊娠しないメスとか、の原因を調べる一つの手段。

次にGTG
http://www.gtg.ne.jp/shikkan/kensalist.php
上記三社・団体に無いものとしては

網膜錐体変性症
先天性停在性夜盲症
変性性脊髄症
L-2 ヒドロキオキシグルタル酸尿症
ナチュラルボブテール先天性短尾
新生児脳症
ビルビン酸脱水素酵素ホスファターゼ欠損症
PRAは3つのタイプ
進行性網膜萎縮症
vWD病が3つのタイプ

最後に三菱化学メディエンスさん
http://www.medience.co.jp/animal/animal_04.html#conts06

リンパ腫や肥満細胞腫に関するナニカ
(腫瘍をつくる遺伝子の検査というわけではないようですがよくわかりません。
肥満細胞腫は治療するためにあるクスリが効くとか効かないとかを調べられる模様)

海外の検査機関に比べたらやはり項目も対象犬種も物足りない。
少なくともドベとボクサーの心筋症やバニゴルシェパのミエロパチーや
パグ脳炎やウエスティのクラッベ病やチャイニーズビーグルがぜひとも欲しいところです。
それにしても気になるのは犬の遺伝性疾患の遺伝子検査をする機関が、
いくつかではありますが、遺伝病を失くそうとか遺伝の病気が出ることがダメ〜
って言っちゃってる部分。

大まかには正しいでしょうけど本当は違うんですよ。
犬の重度な遺伝性疾患の発症を抑えるのに必要なのはコントロールです。
失くそうぜなんて言うと遺伝する病気を隠すことに繋がっちゃいますからね、
検査してくれる機関があることがありがたいからこそ、
我が国の犬の遺伝性疾患のあれこれに関わるかたがたは、
血統書の意義や血統の把握の重要性と繁殖コントロールに目を向けてくださいませんか。





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ぽちっとな



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posted by あきこ at 14:44| Comment(4) | TrackBack(0) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする