2014年01月20日

遺伝病 −ヒトとの違い



犬の遺伝性疾患の多くがそうなのですが、
同じ病気がワタクシたち人間にも発症することがあるため中々気を使います(これでも)。
病名や症状が同じでも、人間と犬の遺伝病の背景には決壊することのない大きく高い壁が存在します。
同じ生き物だろうとか犬の命も尊いだろう、みたいな次元ではなく、
犬を殖やすのが人間だけなんだという話です。

ヒトを対象にした遺伝学者や遺伝科の医師など専門家はよく、
「遺伝病とは遺伝子の異常が原因で病気になることで、親から遺伝したとかしないとかは関係ない」
みたいに説明するもののようです。

これは、もちろん正解ですし当たり前のことです。
遺伝病=親から受け継いだ、親の責任、親のせい、な図式がもともと人間社会では根強く、
ある人が遺伝病を発症した年齢が低いほど、とくにお母さんが自身や周囲に責められる、
そういう時代がかなり長く続いた歴史が根底にあるのではと思われます。

遺伝形式や遺伝子変異の実体など遺伝病の中身が科学的に解明されるにつれ、
おそらくすべての人間が遺伝病の元になる因子を持ち、また、変異の機会は誰にも必ずあると知られ、
さらに専門家は人間が生まれる生殖とは誰かのせいでどうにかなるようなものではないと教えてくれます。
本当にそのとおりなんです。
人間は。

ただ、現在では結婚や妊娠の前後に遺伝カウンセリングを受けることも普通になってきていますが、
医師と遺伝病の話をする機会というものはご本人が当事者である可能性が多いことと、
遺伝病を特殊なものとして無意識のうちに差別するような風潮がこれまた根強いため、
たいへんデリケートに扱ってしかるべき問題だと思われます。
人間は。


と前置きしたうえで、
当ブログ内の「遺伝病」とは「継承の有無に関わらない遺伝子の病気」ではなく、
親から子へ遺伝して伝わる病気、あるいは体質を指しているので、
「遺伝=親から受け継いだ」、「メンデル遺伝病(多因子含む)」です。
犬の遺伝病は決定的な治療法のないものが多いけど、そもそも治療を受けるかどうかの決定権は犬になく、
病状を故意に放置されたり、誤った診断と誤った治療をされたりの悲惨な状況によくなるんですね。
犬だから。
自覚症状を聞かれても意味がわからないし、第一言葉で伝えられないから。

ヒトと違うのは、遺伝子の異常が原因でその病気になったかどうか以前に、
親の代からそっくり受け継ぐ病気を予防できる方法が存在するということ。
運命的に出会った恋人同士の愛が実って結婚するんじゃないんですから、
交尾相手の選定から交尾時期も回数もいつの発情期は休むのかも犬の意思は入らない、
犬の遺伝病は親犬が子犬に継がせました、けど継がせるべき遺伝子を用意するのはすべて人間。






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posted by あきこ at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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