2014年01月28日

おくち


昨日のつづき。
家庭の犬ならばひどい歯周病でも目に見えてあごがなくなってしまうほど骨が溶けることは少ない。
なぜなのでしょう。
1位 臭いから飼い主が気づく
2位 食欲が落ちたり好き嫌いが激しくなったり目立つ症状が現れるから気づく
3位 ケージに閉じ込めっぱなしの繁殖場よりはいろいろな理由で進行が遅い

そんなことかよと思われるかもしれませんがこんなもんです。
動物病院に連れて行ってもらえない犬はたくさんいるでしょうが、
硬いドライフードを嫌がるならふやかしてくれたり半生タイプに替えてくれたりするかも。
「年だから食欲が落ちて」、ドッグフードを小粒タイプや半生タイプに替えたら食べるようになった、
あるいは老犬飼育経験者からふやかしフードなら食べると聞いて与えたらそのとおりだった。
などはワタクシも実際に何例も見聞きしております。

口臭があって食欲が落ちたならまずは口の中を見てみりゃいいだろと、
それで凄そうなら動物病院に連れてきゃいいだろうと考える飼い主さんは大多数でもなく、
家庭の事情で治療費が用意できないとか、そもそも飼い犬の口の中なんて見られない人もいますから。
いろいろですね。

低カタラーゼ症以外の遺伝性疾患や遺伝的な体質が原因で下あご溶け病になりそうなのは、
・あごの骨格と歯のサイズが合ってない(骨格に対して歯が大きい)
・歯並びが悪い(乳歯遺残、アンダーやオーバーなどの咬合不全)
・歯の数が多いまたは少ない(過剰歯、欠歯、部分的無歯症)(過剰歯の根はだいたい短い)
・歯肉肥大症

あたりでしょうかね。
これらは犬の場合ほぼ遺伝=親から受け継いだ(遺伝≠親と同じ、親に似ている)もの。

あ、それと、崩壊繁殖場で下あごを失ってる犬はまず小型犬なのですが、
まずは得意の図で示します。

歯.JPG

無色の多角形は犬の下あごを、赤い三角は歯を、青いのは歯の根を現しています。
別にこんな図で示さなくても実物を見れば一目瞭然で(こんな図って自分で言っちゃった!)、
成犬体重5キロ〜以下程度の小型犬と、中型犬や大型犬ではいろんなところに差が見られるわけで、
口というか口元の大きさが確実に違うのはまあ当然。
それにプラス、極小型犬はたいてい下あごが薄いのです。

だから歯周病菌が歯の根に到達する速度は体型によって変わりなくても、
その歯の根からあごの骨に到達するのは口元が小さく薄っぺらい犬だと早い。
なので繁殖場であごが崩れ落ちてしまった犬はちわわ、マルチーズ、ポメ、ヨーキー、トイプー、
あとミニチュアダックスがほとんどで、オスメスは同じ数くらいいるはず。




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posted by あきこ at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする