2011年01月23日

遺伝子検査が可能な犬の遺伝病続き

遺伝子検査が確立している犬の遺伝性疾患の病名の翻訳の続きです。GからMまで
前の記事はこちら

Glanzmann’s Thombasthenia
グランツマン血小板無力症
(血液の病気。先天性血液凝固因子欠損。犬では稀な鼻血が多かったり)
オッターハウンド、ピレネーズ

Globoid Cell Leukodystrophy
球様細胞白質ジストロフィー、またはグロボイド細胞性ロイコジストロフィ、クラッベ病
(ライソゾーム疾患。ガラクトセレブロシダーゼの欠損による進行性の中枢神経系の衰退)
ケアン、ウエスティ

Glycogen Storage Disease Type IIIa (GSD IIIa)
糖原病三型、またはグリコーゲン貯蔵病、V型はフォーブス病・コリ病
(ライソゾーム疾患。進行性の低血糖、肝臓の腫れ、筋力の低下)
Cレトリーバー

GM 1 Storage Disease
GM1カングリオシドーシス
(ライソゾーム疾患。若齢期の運動失調から始まり、けいれん発作、視力低下(失明)、
痴呆様症状などを起こし早期死亡)
PWドッグ

GM2 Gangliosidosis
GM2ガングリオシドーシス
(ライソゾーム疾患。上記参照)


Gray Collie Syndrome (Canine Cyclic Neutropenia)
周期性好中球減少症、グレーコリー症候群
(毛色遺伝子のDシリーズがddホモ=ブルーのコリー系の犬の症例が見られたことから名づけられた。
血中の好中球が減少することで皮膚や被毛が弱くなり口内や内耳などに炎症、易感染性)
コリー

Hereditary Juvenile Cataracts
遺伝性若年性白内障
(白内障とは水晶体が濁ることにより視力が障害される状態で若年性とは概ね6歳以下を指す)
オゥシー、フレブル、スタフィー、ボステリ

Hereditary Nephritis
遺伝性腎炎
(腎炎とは腎臓の炎症。犬ではまずたいてい膀胱炎と診断される)
サモエド

Hyperuricosuria
高尿酸尿症、高尿酸血症
(血液中の尿酸が多くなる状態、悪化すると通風を引き起こす。通風は数日間の強い痛みのあと
痛みが薄れる期間が最初より長めに続き、また強い痛みの数日間を繰り返す。
高脂血症と合併することが多い。高尿酸尿症下ではシュウ酸カルシウム結石が形成されやすい)
ダルメシアン

Ichthyosis
魚鱗癬
(魚の鱗のように皮膚の表面が硬くなり剥がれ落ちる病気)
ノーフォークテリア

Juvenile Dilated Cardiomyopathy (JDCM)
若年性拡張型心筋症
(心室拡張と収縮力低下を伴う重篤な心筋病変)
PWドッグ

L2HGA−L2 Hydroxyglutaric Acidurea
ヒドロキシグルタル酸血症U型(翻訳自信ナス)
(有機酸代謝異常症。生後6ヶ月から1歳の間に歩行ふらつき、振戦、運動や興奮後の筋肉の硬直、てんかん発作)
スタフィー

Leonberger Polyneuropathy (LPN
レオンベルガー多発性ニューロパチー
(ニューロパチーは運動神経、感覚神経、自律神経-末梢神経の正常な伝導が障害されること。
四肢の脱力や筋力低下、運動麻痺、感覚障害が見られる)
レオンベルガー

MDR1 (multiple drug resistance gene)
多剤耐性遺伝子
(主にコリー系に見られるイベルメクチン中毒など)
オゥシー、ボーダーコリー、コリー、シェルティー

MPS IIIB
ムコ多糖症VB型サンフィリッポ症候群
(ライソゾーム疾患。2〜3歳で多動・攻撃的、けいれん発作、震え、歩行・嚥下障害などが見られる。
早期死亡)
スキッパーキ

MPS VI
ムコ多糖症Y型マロトー・ラミー症候群
(ライソゾーム疾患。成長遅延、心臓や肝臓の変形・機能異常や腫れ、角膜混濁、難聴、
臍・鼠径ヘルニア、気道狭窄、骨変形など多くの障害が見られる。
呼吸器不全での若年死亡が多い)
ミニピン

MPS VII
ムコ多糖症Z型スライ症候群
(ライソゾーム疾患。Y型参照)
Gシェパード

Musladin-Lueke Syndrome
チャイニーズビーグル症候群
(ヒトの全身性硬化症に似た状態。皮膚・関節の繊維化、嚥下・呼吸障害)
ビーグル

Myotonia Congenita
先天性筋緊張症
(筋肉収縮後の弛緩が障害される、筋力低下、筋けいれん)
ミニシュナ


血小板無力症は軽度であればなにかの手術や大怪我をするまで気づかないこともあるが
症状が重ければ生まれ落ちた直後にへその緒からの出血が止まらず弱る、あるいは死ぬ。
犬は乳歯が生え変わる時に普通は垂れるほど出血しないし
メスの発情出血は正常なら3週間以上も続くことは無い。
それらが見られると血小板無力症に限らなくても血液の病気が疑われる。

ニューロパチーや筋緊張症の犬は症状が軽ければ立ち上がり時にフラつくかもつれる程度だ。
足が痺れるように感じられることも多いがフツーの犬の足は痺れない
治療の必要がいらないor治療方法がなくできないケースは多々あるが、
足が痺れる犬を繁殖させてはいけない






心臓病もほとんどが遺伝性なんだニャ

ぽちっとなプリーズ



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posted by あきこ at 14:33| Comment(4) | TrackBack(0) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今回の記事全体に関してのコメントじゃなくて、スミマセン
ノーフォークテリア(犬)に魚鱗癬があるの知りませんでした! 

高校の同級生がこの病気でした。 
Posted by Sanae at 2011年01月30日 02:07
●Sanaeさん●
魚鱗癬はニッポンで遺伝子検査できる犬種は今のとこゼロです。
OFAで紹介してるのはミシガン大学の研究所で、
現時点ではここにあげた通りノーフォークテリアのみ検査できるみたい。
ミシガン大学 魚鱗癬で検索した↓(英語です)
http://www.norfolkterrier.org/articles_f-j/ichthyosis01.html

遺伝子検査が確立しているのがノーフォークテリアで、
固定された品種であるノーフォークテリアとまったく同じ遺伝子上に変異遺伝子は無い、
けど魚鱗癬が現れている犬種はかなりいっぱいいます。
代表的なのはゴル・ラブ・ドベ・ロット・コリー、
ヨーキー・JRT・ウエスティのテリアたちとキャバリアなどだそう。
Posted by あきこ at 2011年01月30日 20:52
すみません
質問になってしまいますが
筋緊張症について調べていたところ、こちらのブログにたどり着きました

筋緊張症のわんこの飼い主ですが、あきこさんは筋緊張症のわんこをご存知ですか・又は聞いたことがございますか?

病院でも、症例が少なくてのほどこしようがなく大変困っています!

もし、そういう方を知ってらしたラ教えてください

突然すみません


Posted by gorou at 2011年03月16日 16:07
●gorouさん●
すみません、ぜんぜん見てませんでした。申し訳ないです。

英語で検索すると犬や猫の症例を紹介したサイトが見つかりますね。
Myotonia Congenita Dog などで。
病院で症例が少ないとのことですが、
犬に現れるミオトニアは単純な劣性のようなので
患犬数はそこそこいるはず、なのでしょうが。
どうぞお大事に。
Posted by あきこ at 2011年04月02日 17:36
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