2011年01月31日

遺伝子検査できる病気その3

最近アクセスワードの反映が早い?ようなので
表現する言葉をちょいっと変えながら同じことを三たび繰り返します。
このシリーズの1から3まで
1.http://kotavi2002.seesaa.net/article/181480222.html
2.http://kotavi2002.seesaa.net/article/182069165.html
3.ココ

にUPしたのは、主にアメリカやオーストラリア
1頭の犬の遺伝子からこの病気の因子を持っているかいないか がわかる
病気たちです。
ある遺伝病が最初に研究された犬種・研究の結果変異遺伝子の所在がわかった犬種
を転載させていただいておりますが、これらに犬種名が記されていないことや
遺伝子検査ができない犬種たちのほとんどすべては
この遺伝性疾患の無い犬種ではありません
とくに繁殖をするなら絶対に押さえておかなければならないただの事実です。
ではNからVまで。

Narcolepsy
ナルコレプシー、脱力発作、睡眠発作
(過度の脱力または眠気が日中、とくに興奮した時に起こる。劣性遺伝)
ダックス、ドベ、ラブ

NCL-A (Cerebellar Ataxia)
小脳性運動失調
(早ければ生後2週目くらいで眼震や重度の歩行異常などがある、小脳から脊髄の神経細胞が壊されていく。進行性)
ピットブル、スタッフィー

Necrotizing Meningoencephalitis (NME)
壊死性髄膜脳炎、パグ脳炎
(大脳の細胞が死んでいく。多因子遺伝。てんかん発作や運動障害など脳炎の症状
犬の壊死性髄膜脳炎(パグ脳炎)の病態解析(東京大学獣医臨床病理学研究室ホームページ):
http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/vcpb/pug.html
)
パグ

Neonatal Encephalopathy with Seizures (NEwS)
発作を伴う新生児脳症
(だいたい小ぶり、早ければ生後すぐから強直性発作、7週目までに多くが死亡。劣性遺伝)
プードル

Neuronal Ceroid Lipofuscinosis (NCL)
神経セロイドリポフスチン症
(ライソゾーム疾患。当ブログ内に関連記事複数あり。劣性遺伝)
米ブル、チベタンテリア、Eセッター、Eスプリンガースパニエル

Phosphofructokinase Deficiency
フォスフォフルクトキナーゼ欠損症
(赤血球や筋肉などでエネルギー源であるグルコースやグリコーゲンの代謝に関わる
フォスフォフルクトキナーゼ(PFK)に異常が起こる。エネルギー不足による虚弱、筋肉の痙攣、黄疸
劣性遺伝)
コッカー(どちらかは不明)、Eスプリンガースパニエル、雑種(?)

Polyneuropathy (NDRG1)
多発性神経炎、多発性ニューロパチー
(末梢神経障害による運動感覚および自律神経障害、劣性遺伝)
グレーハウンド

Primary Hyperparathyroidism
原発性副甲状腺機能亢進症
(元気消沈、腎結石、食欲不振・嘔吐・下痢(消化性潰瘍)、膵炎、易骨折性。
血液中のカルシウムが正常またはそれ以上あるのに副甲状腺ホルモンが必要以上につくられることで起こる)
キースホンド

Primary Lens Luxation (PLL)
原発性水晶体脱臼
(眼圧上昇、視力障害、脱臼の前に亜脱臼が起こるがあまり気付かれないで症状が進む。劣性遺伝)
チャイクレ、ジャック、ミニブルテリア、Eコッカー、
他多数

Progressive Retinal Atrophy
進行性網膜萎縮症、PRA
(国内でも検査ができるため視力を失う遺伝性疾患としてPRAはかなり有名になった。優性・劣性・線染色体性)
多数

Pyruvate Dehydrogenase Phosphatase Deficiency (PDH, PDP-1)
ピルビン酸脱水酵素フォスファターゼ欠乏症
(乳酸の蓄積による筋力低下、肝障害、けいれん発作、脾腫)
クランバースパニエル、サセックススパニエル

Pyruvate Kinase Deficiency
ピルビン酸キナーゼ欠乏症
(死産・新生児死亡。乳酸の蓄積による筋力低下、肝障害、けいれん発作、ATP(アデノシン三リン酸)産生低下、赤血球内脱水、脾腫)
ちわわ、バセンジー、ビーグル、ダックス、ウエスティ

Retinal Dysplasia (RD/OSD)
網膜形成不全
(いくつかタイプがあるが多くは視力の障害または喪失。劣性遺伝か劣性遺伝だろう)
ラブ、サモエド

Thrombopathia
血小板減少
(血液凝固障害、血小板の病気は軽ければメスの発情出血の延長や歯の生え換わり時の少量の出血など。劣性遺伝)
バセットハウンド

Trapped Neutrophil Syndrome (TNS)
捕捉好中球減少症
(白血球の半分から3分の2を占めるのが好中球。易感染性。劣性遺伝)
ボーダーコリー

Von Willebrand's Disease
フォンウィルブランド病
(いくつかタイプがある。血中フォンウィルブランド因子の欠乏が原因の血小板粘着障害による
先天性出血性疾患。劣性遺伝)
バニ、ドベ、パピヨン、ペンコギ、プードル、スコッチ、シェルティー、全ポインター






宇宙より愛を込めて

ぽちっとな



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posted by あきこ at 17:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あきこさんって本当に勉強熱心だね。

私がドラえもんだったら
ジャイアンにギャフンと言わせたいだけの理不尽な理由のび太じゃなくて、
あきこさんに『翻訳こんにゃく』あげるよ

Von Willebrand's Diseaseはフレンチブルドッグでも検査をしている犬舎があります、その後検査結果の数値によっては、甲状腺異常の検査を行う、と言うのを見ました(アメリカの結構大きな犬舎)

Posted by Sanae at 2011年01月31日 22:51
●Sanaeさん●
あー勉強ではないし熱心でもないわ(笑
翻訳こんにゃくは欲しいけど。

日本でできるフレブルの遺伝子検査は、今のところ白内障だけです。
皮膚や呼吸器を筆頭に骨格とか神経とかも本犬が楽しくない病気がけっこうあるけど
たとえばニッポンのフレブルぶりぃだーが
「うちは遺伝子検査を済ませてます(キラキラー)
なんて言ったとしたら遺伝性白内障のみだろ、って段階。
Posted by あきこ at 2011年02月01日 12:52
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