2011年02月06日

刷り込み期を捨てている

刷り込み期は社会化期の始まり

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黒豹パウルちゃんがウサギのリーザちゃんと戯れる。
これは通常なら捕食者の立場の黒豹が、
ものごころつかないうちに親密な触れ合いを済ませさえすれば、
エサとなるウサギと友達付き合いができるという、
珍しいには珍しいがある意味ではよくある話。

この子たちの友情を図る際にポイントとなるのは、
誰でもわかる通りパウルが人工保育されたコドモの豹であることだ。
もしかしたらリーザの側にも大胆で好奇心の強い個性が求められるかもしれないが、
(捕食される動物は肉食動物を避ける能力を生まれながらに備えている)
記事には書かれていなかったけどリーザも同月齢でスタートしたなら大いに納得だ。

この図式を犬にたとえてみよう。
犬とは言っても現代のニッポンのペット犬たちに限る。
我が国の犬の平均的入手方法が長らくそうであるように
2011年の今現在もペットショップで子犬を買うことが主流だ。
普通一般のペットショップでは、主に繁殖業者・犬生産者から直接仕入れるか、
生産業者と小売店を結ぶ生体卸売り業者経由で店頭に並ぶ。

その時期は法や条例でいかに訴えようとも
現状では生後30日台〜40日台が大多数であることが事実で、
まさに刷り込み期真っただ中にいる子犬たちは
家庭犬にとって重要なことを捨てさせられている。

ただ、近頃の問題は
親兄弟犬と早く離すことはイケナイ!
の部分だけ省略して覚えてしまい、
ザンネンな乱繁殖にもそれを当てはめて勧めてしまうことだ。
その親子犬の環境を考慮せず
ただただ生後2〜3ヶ月まで離さなければいいってもんじゃない。
疳の強い臆病な母犬の興奮や警戒や吠えを身近に聞いて育つと
生まれ持った性質がどうであっても良くないことだとフツーにわかる。
食糞の土台も半分くらいはこの時作られるようだ。



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posted by あきこ at 18:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | ペットショップ考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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