2006年10月20日

無駄吠え?

 迎えたばかりの子犬がケージの中で悲しそうな声で鳴くことで
 お困りのかたって、多いみたいです。
 月齢相応の教育を受ける機会のなかった子犬を
 迎えてすぐにリビングに置くと、
 第一の試練は粗相の始末でしょう。
 第二の試練はケージやサークルに子犬を閉じ込めた時かも。
 
 社会性動物である犬は、
 「誰か」と行動をともにするのがごく当たり前の習性で
 とくに子犬はそれがお仕事です。

 一日中、群れの誰かにじゃれかかり
 誰かのすることを見て、
 もののニオイを嗅いで、
 口に入れて歯ざわりを確かめ、
 誰かや自分のとった行動の結果を記憶し
 いろんなことを覚えていきます。

 人の子育てにも基本的に共通していることですが
 必要なのは安心感を与えること。
 ワタクシは
 「子犬があきらめて鳴き止むまで無視する」というやり方は
 その時だけは良くても、
 堂々とした落ち着きを育むことを放棄しているように思えます。

 鳴かせずに、子犬が満足するまで遊んで
 小物などが落ちていない安全な場所を充分に探検させて
 穏やかに話しかけて
 おいしいごはんをお腹いっぱい食べさせてから
 ふわふわの暖かな寝床で眠らせてあげてほしいです。

 安心できる土台があってはじめて、
 意思の疎通ができる犬に育つのではないでしょうか。
 
 

 あの手この手を使い果たしたいわゆる無駄吠えでお悩みのかたへ 
 普通の犬は疲れきっている時はあまり吠えません。
 こんな遊びはいかがですか?

 ただし早期英才教育のし過ぎにはご用心。
ドッグトリック―かしこい愛犬を育てるゲーム&トレーニング [単行本] / メアリー レイ, ジャスティーン ハーディング (著); Mary Ray, Justine Harding (原著); 今西 孝一 (翻訳); ペットライフ社 (刊)



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posted by あきこ at 23:57 | Comment(6) | TrackBack(0) | こいぬのしつけを楽しんで♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まったく同感です!
諦めるまで無視するなんて「飼い主なんか頼るな!」と教えるようなもの。
可愛がりたくて飼った犬を、そんなに突き放してどうするんでしょ?
Posted by みみさら at 2006年10月23日 19:10
●みみさらさん●
獅子が崖から落とす心境が、動物には向いているとでも言うのでしょうかねー。
諦めるまで無視″戦は、犬のしつけ方の至る所にはびこってますもん。
獣医師が、動物看護士が、訓練士が、トリマーが、ブリーダーが、、、
言うんだそうですね。鳴いたら布でも被せて3日くらい目も合わせるな、と。
Posted by あきこ at 2006年10月23日 22:11
ひぇ〜〜〜〜(><)
それって立派なネグレクトじゃないんですか???
たっぷり甘えさせて、信頼させてから「あれはダメ、これもダメ」と教えても
ちゃんと覚えてくれるのが犬だと思うんだけど・・・
Posted by みみさら at 2006年10月24日 09:21
●みみさらさん●
ショップの「1週間は段ボールから出さないでください」も有名ですが
自称ブリーダーにもそんなことを言う輩がたまにいるようで。

はい、たっぷり甘やかして(笑)から、人間界のルールをひとつずつ教えてます♪
Posted by あきこ at 2006年10月25日 00:53
物凄く情報量が豊富なブログですね。
ちょくちょく寄らせてもらって
勉強させていただきます!
Posted by ワン吉 at 2006年11月02日 17:11
●ワン吉さん●
いらっしゃいませ、ようこそ♪情報量は決して自慢できるものではありませんが、
楽しんでいただいたり、ご一緒に考えたりができればいいなって思ってます。

で、早速ですが(笑)
ビーグルも柴犬も、抜け毛は酷いですよ〜♪ビーグルはさらにドタバタタイプなので
マンションにはあまりオススメではないです。いっそのこと大型にしてしまっては?
犬は一般的に、からだが大きいほど、家の中で暴れることが少なくなる傾向があります(^^)
Posted by あきこ at 2006年11月02日 21:42
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