06年4月 と 06年9月
すみません、これで3度目です。
昨年から中国で狂犬病の疑いのある犬の命を奪うお役人が話題になっていますが
多分その関連でしょうか。
さきほど、アクセス解析を眺めていて、
ちょっとびっくりして飛び上がりかけてしまいました。ワタクシ。
驚きの検索ワードは『狂犬病予防 無料 札幌市』でした。
自治体によって設定が微妙にちがいますので
狂犬病予防ワクチンの代金は全国一律ではありません。
そうですね、札幌では毎年注射済票交付手数料が700円
予防注射料金は2,490円ですので
合計3,190円かかります。
でも、初めて受けるのなら狂犬病予防法に基づいた犬の登録も
かならずセットになっていますので3,200円プラスで
結局6,390円を払って、注射を打ってもらわなくてはなりません。
( 計算合ってますよね? )
しかも札幌市は去年から
特設注射会場及び戸外注射会場での接種を廃止しましたので
飼い主さんが1頭1頭を自分で動物病院に連れて行かなくてはなりません。
2頭未接種の犬がいれば12,780円。
3頭未接種の犬がいれば19,170円。
10頭だったら63,900円です。莫大ですね。
登録は一生に一度だけですので次年度からは1頭につき3,190円です。
くどいですね。
10頭いれば31,900円ですね。くどいけど。
いままで、「かける必要ないわよ」って思っていたものって
なんだかもったいない気がするし、
だいたい急に言われても予算が無いわよーって。
お気持ちはわかります。
ですので、予算をひねり出すためのお力になれそうなお話しをひとつ。
先日、不幸にもお亡くなりになった日本人男性のかた。
の、経過です。
8月末にフィリピン渡航中に犬に手を噛まれたそうです。
そのときにね、危険アンテナをピピピッと動かして
傷口をすぐに石鹸で洗い、
大急ぎで大きな病院に行き、
第1回目のワクチン接種という適切な処置を受けていれば・・。
フィリピンでは04年には248人の狂犬病死亡者が出ているんですよ。
およそ3ヶ月潜伏期間があったあと
11月9日に男性は風邪様の症状を感じて受診しました。
これはワタクシの想像ですが多分風邪薬を処方されたでしょうね。
11月12日に水が飲みにくく風が不快に感じる、と
別の病院に行かれたそうです。点滴を受けて帰宅されたんですって。
典型的な症状なのですが狂犬病の発生がある外国でも、
患者数の多くない地域では診断を見誤るケースも多いそうですよ。
鼻炎と診断された・・とかね。目薬もらったっ。てのも。
翌11月13日には幻覚症状を呈しもう一度昨日の病院に行かれました。
恐水と恐風症状が確認されたのでここで入院です。
次の日11月14日には人工心肺で処置をされておりますが
11月17日、死亡が確認されました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
『狂犬病 無料』、
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『狂犬病 暴露後処置』 です。どうぞ。
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