そうは言うけどウチの犬は反省できるもんっっ的な話がちまたにあふれているようで。
それはたとえば、犬に留守を頼んで帰宅した時にクッションが咬み裂かれていて、
ギャーッと叫んだ飼い主の足元で腹を見せる申し訳なさげな姿勢は反省以外のなにものでもないとか、
2頭の犬を飼っていて、飼い主が目を離した隙にどちらかが部屋で粗相をしてしまって、
「これは誰がやったの!?」と犬たちに質問すると間違いなくやらかした方が挙動不審な動きをするとか、
つまり犬が悪いことをしでかしてしまって、その行為に対して飼い主が腹を立てたり嘆いたりすると、
飼い主のご機嫌をうかがったりシュンとしたりプルプル震えたりあるいはハウスに飛び込んで逆ギレするかのように吠える。そんなふうな。
反省しているように見えないことはないんだけど、それはヒトの反省にあてはめるのは無理なわけで。
「反省」の意味を改めて。提供元:「デジタル大辞泉」
はん‐せい【反省】
[名](スル)
1 自分のしてきた言動をかえりみて、その可否を改めて考えること。「常に―を怠らない」「一日の行動を―してみる」
2 自分のよくなかった点を認めて、改めようと考えること。「―の色が見られない」「誤ちを素直に―する」
反省猿とは別ザル。有名すぎる反省ポーズ、のような
※※フリーの写真素材屋さん、写真素材 足成さんよりお借りしました※※
犬は自分のしてきた言動をかえりみない、
その可否を改めても改めなくてもとにかく考えない、
ってゆーか可否(良いか良くないか)とか知らない、
そもそもクッションを噛むこと、クッションが使い物にならなくなること、飼い主が怒り嘆くこと、
感情が平静でない飼い主の役に立とうとすること、これらは犬にとって全部別な出来事。
犬の考える物事の前後の関係性はヒトのそれよりとても単純だから、
「クッションをかじる」とイコールになるのは「なかなか噛み心地がいいかも」だけで、
「飼い主が怒り狂う」は「なだめてあげる」や「逃走」などとしかつながらない。
経験を積んだ犬になると「四隅がほつれたクッション」+「嘆く飼い主」=「元気付ける」に行ったりする。
犬はまず間違いなく、資源が無駄になると残念だ、みたいな感情は永遠に理解不能なのだが、
残念がる人間をなぐさめる力は、もしかして人間なんかより素晴らしいことが多いだろうな。と思う。
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わあ!かぼちゃ!
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