2013年10月13日

ハルクイン

Lily-Blind-Dog-being-led-on-leash-by-another-dog.jpg

写真はMotleyDogs.comのもの。
文章読んでないけどおそらく目ナシのダブルマールのリリーちゃん。
マールのマディソンちゃんがリリーズ盲導犬なんですって。イイハナシダナー

Mシリーズのおまけ話。
グレートデンには「おまえそれ間違いなく牛だろう」というハルクインという毛色があって、
一応毛色シリーズの中では今のところHシリーズと呼ぶ。とりあえず。Harlequin locusだから。
Hシリーズの居場所は犬の9番染色体で、Hが優性でハルクインになる、劣性hはハルクインにならぬ、
だけども不思議なことにMシリーズとご一緒でなければなんにもしたくないというか、
彼がいなくちゃお出かけなんてできないわ、的なまさにベタベタのダーリン&ハニーの物語ちっくな話で(ハーレクインだもん)。

どういうことなのか得意の図で示そうと思ったけど(や、絵じゃないからこれはほんとに得意だが)、
アメリカのクレムゾン大学のサイトにちょうどいい表を見つけたので紹介するほうが早い。
どぞ。
Harlequin Punnett Squares

そして冒頭で重度のダブルマール障害をかかえた犬を見せといてなんだが、
健康上それほど困ったことが目に見えないダブルマールの犬はそこそこ存在するという。

同じサイトの別のページ
Harlequin Coat Patterning in Great Danes
上から3枚目の写真のグレデン君は Genotype = MM Hh  ダブルマール&ハルクイン。マールクインと呼ぶことも。
豆が1個しか入ってなかったさびしい豆大福のような地味なダルメシアンのようなちょいぽっち。
4枚目の写真のグレデン君は Genotype = MM hh ダブルマール、ノーハルクイン。
単にマールでいいだろうにこれもマールクイン。

パンネットスクエア(それぞれ2個持つ両親の遺伝子型を縦横軸に1個ずつあてはめて子に出る確率を現す表)
にあるとおり、HHは致死。いつの段階で致死に至るかはワタクシにはわからないが、
ハムスターの似たような例から発生してわりとすぐに終了するのでは?と思う。
マールじゃなくてもダブルハルクインは致死で、ハルクインはマールが無ければ活動を停止する、
ならばグレデン以外にもHが存在する犬種はおそらくどこかにいるだろう、まる。

ワタクシは現時点でマールは2013年10月04日の記事で書いたとおり、
プレメラノソームプロテイン(PMEL因子)が本来表現するはずのメラニンを抑制すると考えていて、
Kシリーズで地色、Aシリーズでユーメラニンとフェオメラニンの分布、Bでユーメラニンの全体量、
Cでフェオメラニンの補完、Dで希釈の有無、Eが拡張と制限のほかにもいろいろやらかして、
そうやって決まったものをユーメラニン(黒、灰、レバー)と、
フェオメラニン(赤、茶、クリーム)と、さらにノーメラニン(白)の区別なく機能を阻止すべく動く、と。

そしてハルクインは、マールがそうやってメラニンの機能を部分的に阻止したところを中心に、
広範囲にメラニンを抑え込む、つか消し去るみたいな印象。
HHが致死なのだから「消し去る」のほうが合っている気がするのだが。現時点では。




***********************************
***********************************
2013年10月現在 新飼い主募集中  当ブログ内の記事  北陸わんの里親探し
hokuriku
バナーをクリックすると北陸わんに飛びます
***********************************
***********************************


にんきぶろぐらんきんぐ
banner.gif
posted by あきこ at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 毛色の遺伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/377438736
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。