誰ってあなたですよ。
当然ワタクシもですけど。
「政治」や「保健所の職員」や「犬を捨てる悪いヤツ」
じゃなくてあなたたちとワタクシが、
犬の殺処分を望み、実現できる社会を作ってます。
国民の支えがなきゃ今までこんなスムーズに進むもんか。
どうして犬を大切に飼う一般市民が殺処分をやってるなんて言うのか、
答えは簡単。殺処分に必要な費用はみんなで負担してるから。
にっくき(笑)税金てやつですね。
全国各地に現在ある犬を殺処分するための施設は、
ひとつ残らず地域のみんなが協力し合って作り上げたもの。
比喩ではありませんよ。ただの事実です。まずは現実を受け止めましょう。
ここで誤解しないでいただきたいのは、動物愛護センター・管理センターとは、
犬を殺すことが目的で存在するのではないですし、また、
犬の殺処分はおこなうべき事業の中のほんの一部に過ぎないことを、
ご自分が所属する自治体のセンターの業務内容・事業概要を確認してみてください。
失礼な言い方に感じられたら大変申し訳ありませんが、
殺処分をなくそうだの反対だの騒ぐ前にせめてこれくらい知っとけ。
我が国のすべての自治体では人々の暮らしを守るために犬を殺しているんです。
あなたが気づかなかっただけで犬たちの殺処分はあなたの協力があったからおこなわれている。
そしてすべての自治体では収容した犬に対し「行政処分」を「みんなの力で」しています。
行政処分はまず迷子犬の「返還処分」、新しい飼い主への「譲渡処分」がされます。
それらの処分にならなかった犬は「抑留」されます。
「抑留」には限度があり、そのために「殺処分」がなされているのです。
重要ポイントが1点あります。
「殺処分」は「無責任に犬を捨てる悪い奴」がするものではありません。
当然ながらその悪い奴をかばう発言ではないので誤解なきように。
捨てる人間以上に譲り受けてその犬を飼う人間が多ければ殺処分は発生しません。
つまり我が国では犬が余っているから殺処分が起きています。
犬たちが殺される理由=犬たちの数が多すぎるそれが事実です。
さて、ネットで検索するためのワード例は、
動物愛護管理センター 建設費
動物愛護施設 建設費
○○県あるいは○○市 動物管理事業 行政評価制度
あたりで。他にも有効な語句をご存知の方はよかったら教えてくださいね。
それで先日私設シェルターは日本の実情にそぐわない(要約)と書いた記事の中の
「なんじゅう億円もの建設費をかけた」公的なシェルターの一例を紹介しますねという話。
2001年 平成14年 徳島県 動物愛護管理センター新設 25億円
関連サイト おはようとくしまさん http://www.jrt.co.jp/tv/ohayo/2001/0628.htm
2001年 平成14年 岡山県 動物愛護センター整備事業 25億6千万円
関連サイト あと8億円ほど安くできるようがんばりますPDF http://www.pref.okayama.jp/somu/zaisei/zaiseij-5d.pdf
2001年 平成14年 愛媛県 動物愛護センター新設 13億4千万円
関連サイト えひめイヌ・ネコの会さん http://ehimeinuneko.chu.jp/dogcat/?page_id=113
2009年 平成21年 下関市 動物愛護管理センター移転新設 9億6千万円
関連サイト 日本獣医師会発行雑誌掲載紹介PDF http://nichiju.lin.gr.jp/mag/06401/a4.pdf
2013年 平成25年 大阪府 動物愛護管理センター整備事業費(予算) 1億4千万円
関連サイト 大阪府予算編成過程公表サイト http://www.pref.osaka.jp/yosan/cover/index.php?year=2013&acc=1&form=01&proc=6&ykst=2&bizcd=20120414&seq=1
愛知県では昭和57年の動物保護管理センター本所建設開始から3支所を合わせ合計4か所の施設に、
28億から29億円ほど注ぎ込んでいるというか費やして(4か所すべてで殺処分事業をも)。
関連サイト 愛知県平成24年度動物保護管理センター事業概要http://www.pref.aichi.jp/douai/jigyogaiyo/H24_jigyogaiyo.pdf
秋田県では既存の犬用処分機だけでは、なんと言うかこれまでに難点があり、
ネコ専用の装置を新たに290万円ほどで導入したりしています。
関連サイト 秋田県生活衛生課 動物管理センター機器整備事業についてPDF
http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1254116134817/files/2109yosan8.pdf
最近ね、たとえば1回の殺処分に実際にかかる費用の全国平均をいくらだろう?
と疑問がわいて調べようとしてもちょっとやそっとじゃわからなくなっています。
ぜんぜん調べが進まない。
犬の殺処分を感情的に騒ぐ人が多いのも行政が公共事業をわかりにくくしてる原因の一つです。
動物愛護精神をお持ちの方は、どうぞ冷静に。
命がかかっているからこそ冷静に。
今すぐ動かなきゃ殺されちゃうじゃないのっ!と感じる時ほど冷静にお願いします。
騒いでも静かにしてても今は、殺処分の総数をちょっとずつ減少させる以外に良い案はありませんから。
もっかい載せとこね。このグラフ。
ここから拝借した図でーす http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html
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2013年11月現在 新飼い主募集中 当ブログ内の記事 北陸わんの里親探し
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