無理な繁殖ってなんなんだろう?についていくつか記事を書いたので、
今度はじゃあダメじゃない繁殖ってあるのかな、みたいなことを。
なんて簡単に話が進めばなんてことないんだけどね。
犬の繁殖とは、飼育というか犬とヒトとの暮らしそのものの集大成であり、また原点なんです。
実は。
だからこそ今までにも何度か触れているとおり、助産の技術みたいなものはさほど重要ではなくて。
このへんをワタクシのアタマのレベルではうまいこと簡潔に説明しにくいので(アホだから)、
みなさんからいただくコメントやリクエストがあればあるほどありがたいんです。
犬の繁殖のことを何年も考え続け(ってなんかいやらしい雰囲気・・)ていない人は、
どの点が疑問だったりどういう経験や思考で自家繁殖を決行しちゃうのかが、
繁殖について考え続けている(もういいや、いやらしくて)ワタクシには漠然としてて、
それでなんとなくわかったようであやふやな一般論にはしたくなくて上から目線の紋切り型になってます。
まあいいか。
えー、助産の技術・産婆のノウハウみたいな事柄が犬の繁殖の勉強につきものと思われがちです。
有名なところでへその緒の処置の仕方あたりでしょうか。
正常な分娩では1頭の胎児が娩出された直後〜わりとすぐにその新生仔の胎盤もずるんと出てくるので、
胎盤が子犬のへその緒とつながったまま母犬の体外に出てからほんの数センチ残して切るとかの。
切る前にどんな糸でどこをどう縛るかとか縛ってから何でどう切断するのかの手順は覚えても、
仕組みそのものがイマイチな人がとても多いので、胎盤娩出前に縛ってみたり切ってみたり、
母犬が自然に噛み切った後に糸で縛ってみたり、切り取った胎盤側を消毒したなんて話もたまにある。
そしてプロもアマも猫も杓子も何が何でも動物病院へ駆け込むのが最良と信じてみたり。
へその緒の処理の仕方なんて知らなくてもいいくらいの分野なんです。人間は。
正常な出産をおこなう正常な母犬が驚くほど自然に済ませてしまいますから。
あえて過激な表現をするなら自分で産んだ新生仔のへその緒の処理ができないメス犬ならば、
その後繁殖すべきではないしその腹から出た子犬も繁殖に適さないし当然繁殖させないようにする、
人工的な環境で暮らさせてはいるが種の生命力は維持しなきゃいかんだろってことです。
この部分にすら「ウチの子の赤ちゃんが!」なお花畑風味の感情を寄せてしまうと簡単に乱繁殖。
いわゆる素人繁殖の脳内は多くがお花畑、なんとブリーダー(ケッ)の大半もそうなんですよ。
ブリーダーを自称する人たちと会って話せば話すほど実感します。お花畑だと。
へその緒の流れで言うならその処置は見事な人が多いです。
100グラム強ほどの新生仔の皮膚から0.7ミリ地点を手早く器用に縛ってチョキンと。
母犬がその様子を気にもせず自分のオマタのみに集中しててもこれまた気にもしないで、
その正確さとスピード感がザ★ブリーダーの仕事だ、的な雰囲気すら漂わせ。
違うんですよ。
アンタのはそれ子犬の生産と販売って意味で仕事がブリーダーだろってね。
あーあ。漠然としてますねー(へるぷみー)。でも続くけどね、たぶん。
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