机の周りがあまりにも散らかっていて部分的ゴミ屋敷状態になっておりました。
写真は自粛します。ワタクシの
それで昔々5年半ほど前のAERAが発掘されまして、思わず読み返してしまいました。
(注!5年半の間一度も片付けなかったわけではない。たまたま最下層から発掘されたのだ!)
(残念なことに先日から探しているゴールデンの良書は見つからなかった・・)
AERA 08.12.8号---(編集部太田匡彦 写真小暮誠)『犬ビジネスの「闇」』の記事です。
この記事では、犬の繁殖販売をおこなういわゆる「ブリーダー」が、
使いものにならなくなった犬を一度に複数頭捨てる事例をメインに取り上げており、
あちこちの愛誤おっと失礼愛護さんたちが鬼の首でも獲ったかのように、
ネット上でさかんに嘆き悲しみ怒りくるっていたお話し合いを2008年当時よく目にしたものです。
「ブリーダーなんて嫌い」みたいな。「ブリーダーは愛護活動家の敵」とかも。
お気持ちがわからないでもないですけど、ブリーダー=犬を殖やして売る業者、ではないので、
せめてそこらへんを理解する努力くらいしたらどうですかってちょっと思いました。
この話題はそのうち別に書きますね。予定されているタイトルは「HgdmC 味方は誰」。
まあそれはそれでいいんですが、ワタクシが非常に素晴らしい価値のある調査と感じたのはこちら。
我が国のいくつかの主要都市の保健所に飼い主が持ち込んだ犬の種類と頭数が調べられているのです。
それはそれは見事にハッキリと。
この記事に関わられたすべての方に敬意と感謝を込めて一部引用させていただきます。
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2007(平成19)年度(2007年4月から2008年3月)に政令指定都市など28の自治体の保健所に、
不要犬として飼い主に持ち込まれた犬の内訳
雑種7,885 (純血種同士の一代ミックス犬なども含む)
犬種ごとでは
1位 柴犬 701
2位 ダックスフント 481
3位 シーズー 380
4位 ラブラドールレトリバー 203
5位 ゴールデンレトリバー 175
6位 ビーグル 170
7位 マルチーズ 152
8位 土佐犬 145
9位 チワワ 142
10位 ヨークシャーテリア 135
11位 コーギー 130
12位 秋田犬 121
13位 プードル 109
これ以下は2ケタで、ポメ99、ハスキー67、パピヨン66、紀州63、シェルティ59、
Eセッター56、シュナ53、Gシェパ52、パグ52、Aコッカー37、キャバ36、
甲斐35、ポインター(多分いろいろ)34、ミニピン31、ピレ30などと続き、
雑種からのその総数は12,141頭。
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まる6年経った今はどうでしょうか。個人が自力で調べるには手間がかかりすぎるため印象のみですが、
放棄上位にさほど変動は見られない、チワワとプードルはおそらく順位が上がっている、
持ち込み迷子ともに最近目立つのはミニチュアシュナウザー、ミックス犬と称される小型F1雑種、
上記に入っていない犬種ではジャックラッセルテリア、フレンチブルドッグ、ボーダーコリー、
そしてこれら系の雑種がどこの自治体の収容所でもゴロゴロしてます。
捨てられる犬も殺処分される犬も総数だけなら年々減ってはいるんですけどね。
動物愛護・管理センター(保健所)にいる犬は、ペットショップで売られているのと比例しちゃうんです。
生体の陳列展示を見なくてもネットでわざわざ調べなくても人気犬種が一目で把握できます。
うそだと思ったらお住まいの自治体のセンターを見学してみてください。
そしてぜひ感想をお聞かせください。
愛犬家なら勇気を出して。レッツゴー。
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そらくんはセンター出身保護パピヨンです。新しい飼い主さんを探しています。
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登録数よりも、新たに飼った種類とか、売れた種類とかの統計も、見てみたいなって思ったー。
あと、問題行動(噛む・吠えるなど)の多い犬種とかも。
あ、雑種強勢だと、今気付いたと、ここに書いてみる…
あらためて、JKCの登録数。
1位:Mダックス 2位:チワワ 3位:トイプードル 4位:ヨークシャーテリア 5位:ポメラニアン 6位:パピヨン 7位:シーズー 8位:Mシュナウザー 9位:フレンチブルドッグ 10位:マルチーズ
ちなみに、ラブとゴールデンが上位にいたのは…と思って見てみたら、1993年以前のものは資料そのものがなくて、1994年は2位にゴールデンがいて、ベスト3位までしかわからない。
でもそのあたりから2004年までラブが入ってるのが最後。
それ以降は小型犬天国。それが10年続いてるんだねえ。
あと、これはちょっと無理な数字かもしれ無いけど、犬種毎に飼われている(買われた)犬に対して、処分された頭数のパーセンテージ。
ワイマとかってまだ頭数が少ないけど、捨てられたりしてる記事も見始めたから。
分母が少ない犬は処分数の上位には来ないけど、パーセンテージとしては大きくなってしまうと思うんです。
売れた犬種はJKCなど犬籍集計団体の登録頭数とほぼ比例してるさ。間違いなく。
統計資料は、ペットフード工業会(今は名称が変わってる)が持ってるくらいだろうけど、
犬種別ではなく純血種か雑種かみたいな資料を昔見たような記憶くらいしかないが。
(うん、雑種強勢ね)
JKCの犬種別登録数は穴あきだけどmixi日記にあるよ。お勉強広場(?)の08年07月05日のやつ。
それによると1位は85年シェルティ(←特別出演)
94年なら13位まで頭数もわかるよ。
1シーズー 54,431
2ゴールデン 46,177
3ポメ 22,974
4ヨーキー 22,087
5マル 19,249
6シェルティ 19,248
7ダックス 19,129
8パグ 15,563
9ハスキー 14,313
10ビーグル 11,687
11プードル 11,548
12ラブ 11,093
13柴 9,525
その前後もほんの少々参考まで。
89年 マルチーズ(18年間トップ独走終了) 2位シーズー
90年 シーズー 2位ハスキー
91年 ハスキー 2位シーズー
92年 ハスキー 2位シーズー
93年 シーズー 2位ハスキー
95年 シーズー 2位ゴールデン 3位ダックス(←キター
96年 シーズー 2位ゴールデン 3位ダックス
97年から、あはれなダックス独走開始
●ポチ子さん●
ポチ子さんからここにコメントいただくのって何年ぶり(笑
以上のように正確ではないけれどその年度に売れた犬種はかなりの精度で想像できるんじゃないかな。
90年〜94、5年あたりが「保健所がハスキーであふれかえった」時代に相当すると思われる、
しかしハスキーは体がデカくて目新しく当時売れ筋の犬種という印象があったため、
特に目だっていたという点も考慮、なぜならシーズーも長年捨て犬の常連犬種だから。
>犬種の総数に対して処分されたパーセンテージ
これはどっか一箇所の団体なり行政なりが出せる数字ではないので難しいだろうね。
けど傾向ならネット上の観察である程度掴める。
ワイマ好きな誰かが○○県のセンターでワイマ保護という情報を見つけてその後を追う。
それがいわゆるブリードレスキューの役割の一つなんです!(笑
あと、ワイマならワイマという犬種を心底理解することもレスキューの一助になる。
たとえばワイマとワイマに似通った体格の他犬種との雑種はほとんどワイマ色にはならない。
あのゴースト色(失礼に聞こえたらごめん)が無くてもワイマの血を見極められる人が多ければ、
テキトーに殖やして売りまくってる自称ワイマラナーブリーダーの悪事を突き止め、
改心の手助けができる可能性があるのです!
ほらね。だから毛色の遺伝を極めることもレスキューの一助なんですよ。