愛犬が風呂嫌いで苦労しているかたが多いようで
何かポイントはありませんかとたずねられました。
ポイントですか?ありますとも。
「逃がさない」
これに尽きます(笑)。
まあ、ほかにも注意することはあります。
「嫌な思いや痛い思いをさせない」ですかね。
んなこたぁわかってますってば って声が聞こえてきそうです。
細かい、丁寧なアドバイスはトリマーさんにお任せいたしますが
基本的なこととして。
まずは逃がさない。
お風呂場に閉じこもってしまえば簡単なのですが、
そうできない場合は首輪とリードをつけるのも方法です。
普段の首輪とは別に、ちょっとリーズナブルな水に強いものがあると便利かも。
お湯の温度は人間よりもやや低めにすることなのですが、
よくわからなければご自分もハダカになってしまって、
愛犬と一緒にシャワーを浴びることをお勧めします。
手、だけだと微妙な温度を見逃してしまいがちなので。
「ちょっと!こんなにぬるかったら風邪ひいちゃうわよ」
ってくらいが適温です。はい。
犬は毛皮を着てますから、ヒトより低い温度でも暖かいんですよ(笑
地肌に爪を立てず、指の腹でマッサージするように洗う。
シャンプー剤はよぉーーーく濯ぐ。
ご自分の髪の毛を洗うときと同じですね。
リンスやトリートメントも浸透させたらよぉーーーく濯ぐ。
お風呂から上がったときにヌルヌルしてはいけません。
これは髪の毛ではなくて、からだと同じと考えるといいですね。
あ、でも。
近頃のボディシャンプーは、うるおい成分が決め手のものもありますが、
石鹸で手を洗ったあと、ぬるぬるは残さないですよね。
犬のからだは、その石鹸で洗った後と同じ扱いです。
*薬効成分などで通常と違うものは除きます。
そして、いよいよドライヤーです。
まずタオルで、できるだけ水分を吸収。
長毛の犬ならますます吸収。
ペット用の吸水タオルなんかも市販されています。
もし、初めて子犬を洗ったのなら、
子犬は恐ろしがってプルプル震えてクンクン鳴くかもしれません。
でもそこでおやつをあげたり優しくなだめたりするよりも、
サッサと水分を吸収し、てきぱきとドライヤーに移るほうがいい感じです。
鳴いてる子犬に冷たく事務的に当たるのではなくて、
「これは当然のことだから怖がらなくていい」ってことを
スピード感をあふれさせながらも丁寧におこないます。
1分でも早く無言で終わらせて、
全部が終わってから落ち着くようになだめてあげて、
落ち着いてからおやつを一口あげる・・ってのがお勧めです。
シャンプー・・と言うか、
水で毛を濡らす前にブラッシングで毛の通りを良くし、死に毛を除きます。
それから体調の悪いときには洗わない、これもヒトと一緒ですね。
ドライヤーまで首輪とリードで動きを制御しながらおこなうことは、
嫌なことから逃げ出さない=失敗をさせない に、つながります。
でも
べしゃべしゃのからだで、ブルブルしながら夢中で走り回る犬って
結構面白いし可愛いかったりするんですけどね♪
あとね、『ブルブル』を教えると後々便利ですよ。
犬が自分でからだを震わせてブルブルした瞬間から終わるまで、
『ブルブル』と唱え続けます。コマンドはお好きなようにね。
あ、別に『脱水!』とかでもOKです、もちろん。その方がかっこいいかも。
飼い主さんが着衣の状態でしたら、もしかしたら迷惑でしょうが(笑
そこはグッと我慢して、3回に1回くらいは褒めてあげます。
お風呂経験10回くらいになるまでに、覚えてくれますよ〜♪
おりもお風呂は好きじゃないんだ・・。
近頃気付いたのですが、くりこさんもお風呂嫌いですが、キライなのはシャワーとドライヤーのようです。
湯船につけてやると、結構、気持ち良さそうな顔をしています。
……というか、昔は湯船でも固まってたんですけど、近頃は好きみたい。
年をとった証拠なのかしら?(笑)
「いい湯だなぁ」ってくりこさんがしみじみと思ってるってことですか?(笑
ちょっとその時のくりこさんの心境を想像すると可愛くてしょうがないんですけど。
我が家は・・
そういえば湯船に漬けて、違った。つけてやったことって無いですわ。
ざっぷりとお湯に肩まで(笑)入らせたのは、どの子も子犬の時だけでした。
今年の冬にはチャレンジしてみようかしら。年齢の高い順から。