ごめんね、リアルタイムで読んでくれる人は飽きちゃうでしょうがもうちょい我慢してね。
さて。
「信頼できる病院が無い」
・デメリット(問題点) 術後、亡くなってしまった。獣医に原因を尋ねても思い当たらないなど言われ、信頼できる獣医がいない。
心のそこのさらにまた奥底からお悔やみを申し上げます。
手術前に悩んでいる段階の飼い主さんにはいろいろとお話もしますが、
愛犬が亡くなるということはこれ以上ひどいこともわるいこともないですから、
そのご経験になってしまわれたかたにはただただお悔やみを申し上げます。
コメントを入れてくださりありがとうございました。
「何が良いかわからなくて悩んでいる」
にコメントを書いてくださったかた、本当にどうもありがとうございます。
その後お悩みは解決されたことでしょうが、あなたさまのその疑問を、
ここで取り上げさせていただくことで他の誰かの助けになるかもしれない。
なので返信の形をとりながら皆さんのコメントをお借りしています。
・避妊することにより発生率の高まる疾患を懸念しています。
当ブログのこのカテゴリで何年間も同じことをお伝えしているつもりですが、
避妊手術が何かの病気の発生率を
高めることは無いみたいですよ?
ってかあるわけないじゃんそんなん。昔っからさ。
そういうことが本当にあるのならもっと前に世界中でいろんな人が気づきますって。
人間でも動物でも医療に関することは基本的にそうでしょ?
まず先に事例がある。それで長年の経験で疑問だったことが科学的に明らかに、
というなら話はわかりますよ?それが物の道理だし。
「犬やほかの飼育動物を去勢避妊したら○○病になる」って無いでしょ?
基本的に。落ち着いてよく考えてくださいよ。
で、そう誤解される根拠になってしまっているのは前記事にあげたような英語の論文だけど。
まずね、その研究をし過程と結果を論文に書いた獣医師・研究者本人は、
そりゃ現代の最新研究のように言う(冒頭に書く)に決まってるじゃないですか。
他の誰も気づいていない自分だけの着目点と新たな切り口、みたいに。
ってか、論文ってそもそもそういうものですよね。
後ろ向き研究なんです。単に。
他からの情報を翻訳して再利用するなら読みあげるだけじゃなく読み取らなきゃ。
(ワタクシ自身もさらに注意できるよう精進したいです。はい)
後ろ向き研究の否定ではないので誤解しないでくださいよ?
あまりにも表面だけを鵜呑みにした怪情報がネット上に出回りすぎているんです。
これ系の「犬の性腺除去の影響で発生したと考えられる病気、ほか」の説は、
ネットで読める言語のものは今回改めてかなり目を通しました。自分基準ですけどね。
獣医師とか獣医学博士とかもっとスゴイ肩書きの人が書く獣医学論文は、
今の時代はインターネットで閲覧することが可能です。一般人でも。
左サイドバーで未紹介の役立ちそうなリンクをいくつか貼っておきます。
Association for Veterinary Dermatology
http://www.wavd.org/
European Society of Veterinary Dermatology
http://www.esvd.org/
American Veterinary Medical Association
https://www.avma.org/Pages/home.aspx
J-Stage
https://www.jstage.jst.go.jp/browse
(最後のは玄関は英語ですが日本語の論文も多数あります)
自分で確認のためにネットでの情報に触れてみての結論は、
犬の不妊手術のデメリットとされる「不妊手術のせいで○○病になる」説については、
研究対象の頭数が多い英語圏での調査はほぼ全部が後ろ向き研究でした。やっぱり。
研究の是非を問うためではなく飼い犬への処置を迷う飼い主さんの状況把握の手助けのために、
後ろ向き研究についてブログ記事にしています。
英語をスラスラ翻訳できちゃう賢い印象の日本語のサイトがこれを発信していて、
余計にタチが悪いなっというのもこの件に関するワタクシの正直な感想です。
ネット上に残った情報はほぼないけれど、今はなくなったアノブログ。
アノブログがこの問題を無責任に広めたことに関係ないとは思えないですよ。
ほらこんなところにその欠片が残ってる<去勢のデメリット
https://matome.naver.jp/odai/2140522378147630601
外国語が得意なライターが多いからそれだけで鵜呑みにさせてしまい、、、、、、まあいいや。
-----
愛犬の不妊手術をどうしてもしたくないという考えは、
それはそれでいいんじゃないの?だって本人の考えでしょ?って思います。
ただし自分がしたくない理由を他に探すのは探し損になるよ、って何度も書いてます。
これくらいは理解してほしいものです。
いま現在、犬では不妊手術をしたことで発生する病気は知られていません。
逆に発症をほぼ完全に(確率としても)ストップできる病気は複数知られています。
いくつかの病気で罹患リスクがあがるかもしれないという研究は多数ありますが、
性腺除去による疾患発症確率の正確な研究は結局はいまだ存在しません。
ですので手術をすると以下の病気に罹りやすくなるという情報がネット上にありますが、
骨肉腫、甲状腺機能低下症、股関節形成不全、前十字靱帯断裂、リンパ腫、血管肉腫、肥満細胞腫、急性膵炎、免疫系の病気、他
これらは現時点では避妊去勢のデメリットにはなり得ません。
上記の病気と避妊去勢の関係性について科学的に解明されたことはありません。
つまり「骨肉腫やリンパ腫や血管肉腫だけは罹らせたくないから避妊去勢しないでおく」
と考えている飼い主さんがもしいたら、デマに流されちゃってるから気をつけて、です。
数少ないデメリットのひとつの肥満については前に書いた記事をどうぞ。
2011年10月26日 こんな時こんな症状 避妊去勢の素朴な疑問
当然バナーになったw 犬ランキング
光が丘グループのコラム記事が最近増えたようです。今年は以前より内容も充実?
今はなきアノブログの信者獲得精神は見苦しい部分がなかったとは言えない、
どちらにしても全ログ消去は無責任な暴挙に感じました。
お訊きしたいのですが記事urlの紹介の制限は何かおありでしたか?メルマガ等ですが。
情報ありがとうございます!こんなサイトはじめて見ました!!
これ知ってたら今回のシリーズ省略したのにー。
皆さんもどうぞ。
私はまだ5記事くらいしか読んでませんがお勧めです。
ちゃんと獣医の意見だし!
いいサイトだけどこれ出すの遅いよーそこの獣医さんたちーーーでもありがとうーーー!
獣医師が書くブログ
犬猫の避妊去勢
光が丘動物病院グループさん
http://makasetakunaru-kyoseitohinin.net/
-----
おお。アノブログの無責任さをご存知のかたでしたか。
実は検索方法がピンポイントだとまだ読めちゃうものが存在することに気づいてしまいました。
具体的には実際に使われていたタイトル検索→
archive.is webpage capture
(これって魚拓サイトなのでしょうかね?)
犬の去勢・避妊についての賛否両論 (1) - オス編 2009.08.25 K氏
http://archive.fo/SOC3W
犬の去勢・避妊についての賛否両論 (2) - メス編 2009.08.28 同氏
https://archive.fo/bAxgq
毎度おなじみ深めのツッコミにはスルースキル発動、なんてことまでバッチリ残っちゃって・・・・・。
やっぱり削除って問題が残るものですよね。
URLに関してはもちろんありませんよ。よろしくどうぞ。でもこんなのより上記の獣医さんのを勧めますよ。
見知らぬ相手に敬語の嫌味を言えるとはあっこも大人になったかなwww
おまえかーーーーーーーーーー!?!?!?
え?
は?
なんで???
(や、答えなくていい)
どうしてこんなに親戚やご近所さんやともだちにバレるんだろうこのブログってば。。。。。。
(マジ答えなくていいから)