2017年10月19日

ラブラドールの色素遺伝子

[毛色遺伝子] ブログ村キーワード


リクエストをいただきました。ネタ提供ありがとうございます。

ラブラドールレトリーバーはご存知毛色が3色の犬種で、
犬の毛色の遺伝そのものを考える際の入門編として知られています。
チョコラブの配列は「bb EE」か「bb Ee」ってやつです。

2800858_1124461838_90large.jpg

参考写真;いわゆるダッドリーイエロー b/b,e/e
かなり前に毛色説明時用に使用許可をいただいた写真なのでこのコももうお空の上かな。


BシリーズとEシリーズの組み合わせ図を使った説明を長く公開されておいではこちらさま。
C.K.Beck犬舎さんのチョコラブのコートカラーのページ
http://www.eonet.ne.jp/~ckbeck/chocolate1.html

そして文字だけですが非常に丁寧な説明のサイトはこちら。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=4312220&id=44162750
超お勧めなのは身内びいきだけでもないんですよ。
このヒトは犬の色素遺伝子を学びだすのにダックスから始めたんです。
いきなり上級編というか最終研究段階とでもいうべき究極の犬種(笑
(って笑ってるのはワタクシも同じだからです。笑うしかないよね)
だからこそつまづきやすそうなポイントが考慮されているので読めば読むほど親切なんですよ。

そんなこんなで、入門編は上記mixiや他の図説サイトで納得し終わったら、
BシリーズとEシリーズ以外の遺伝子座も一緒に頭に詰め込んでください。
ではどうぞ。


Aシリーズ 
両メラニンの分布域と分量を決定する座で対立遺伝子は4種類(全部潜性)。
ラブはどの因子があってどれはないのかが不明な犬種。
1種類だけなのか4種類すべてあるのかまったく不明。

Bシリーズ
体表のすべてのユーメラニンがブラックなのかレバー(チョコ)なのかを決める。
B 顕性因子なのでホモ接合でもヘテロ接合でもユーメラニンは黒のみ。
b 潜性因子なのでホモ接合時のみユーメラニンはレバーになる。

※Bシリーズは必ずどちらか一方のみが表現される。
「ブラック&チョコ」的な配色の犬が存在しない理由。

Cシリーズ
現時点ではフェオメラニンの補完と考えられる座で、
そうであるならラブは潜性のcch固定ではとワタクシは考えている。
ラブならばどのラブもcch/cchのホモ接合。

C座については遺伝子検査はまだできないので想像のみ。

Dシリーズ
ユーメラニンの希釈の座なのでラブは代々D/D固定の犬種。
ブルーラブ、イザベララブが存在しない理由。

Eシリーズ
対立遺伝子は4種類あるが、その中の2種類が犬種内に継がれている。
顕性のEと潜性のeの2種類。
EE 顕性ホモ接合。他シリーズで決定された両メラニンを後押しするような働き。
Ee ヘテロ接合。働きはEEと同じ。
ee 潜性ホモ接合。他シリーズで決定されたユーメラニンをフェオメラニンに変えてしまう。

ブラックマスクのラブがいない理由。

Kシリーズ
ラブの毛色は3色あるが柄や模様のないソリッドカラーのみ。
ということは顕性のKB固定という証明になる。KB/KBのみ。
ブリンドルやブラックタンがいない理由。
片親がラブの雑種は相手の犬種が何であってもKB/*を持って生まれるので基本ソリッドが多くなる。
片親がラブの雑種にブラックタンが出にくい理由。
たとえば黄ラブ×ゴールデンレトリーバーで黒が生まれる理由。

不思議に黒毛の雑種が目に付く感じの検索ヒント
Popular Labrador Retriever Mixes で画像検索。ポピュラーは無くてもそんなに変わらないかも。

Mシリーズ
犬種内にマールを持たないほかのすべての犬種と同様にラブはm/m固定の犬種。
マールがいない・マール柄のラブが生まれないということは、
マール(の遺伝子座)が無いのではなくて、
代々非マールの潜性(劣性)因子だけを子に伝えているから。

このことはマールの犬との間に簡単にマール柄のラブ雑種が何頭でも生まれるからそれが証明になる。
そして遺伝の法則を知っていればテストをしなくても充分正しい予測がつく。
毛色だけではなく性質や体質にも同じようにあてはまる。
それが育種。ブリーディング。ブリーダーがしていること。
増産業者や工場式裏庭生産とはそこが違うのにブリーダーならひとくくりに同じと広く思われている。

Sシリーズ
これも考えかたはマールなどと同じ。
ラブはSシリーズは代々S/S固定、だから白斑のラブがいない。ソリッドのみ。
ラブの祖先犬種セントジョンズウォータードッグが四肢の先などが白い犬で、
その血がメダル(胸の白斑)となって時折現れるとされているが、
その祖先は500年も前の話なので、かなり苦しい言い訳に聞こえる。

S座の顕性因子は、不完全顕性か、あるいは不完全顕性ちっくに働くので、
たくさんの犬種に胸や四肢の先の少量のミスマークが存在している、
のかもしれない。ラブもそれと同じ。祖先の血は無関係なくらい薄れてるはず。

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以上、毛色の因子の話以外のラブについての諸情報はお手軽ネット検索を基にしています。
ので、もし間違っている部分があったらご存知のかたは教えてくださいね。



明日はチワワでこれやります



posted by あきこ at 20:00 | Comment(2) | 毛色の遺伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
それはだって、ダックスが一番毛色遺伝子について詳しい情報を載せてるサイトが多かったからですよー(笑)
ダックスから入って、ラブとキャバリアに行きつつシェルティのドラマチックさに心を打たれました(うっとり)。
でも、コミュのトピックはそのうち直そう…(優性→顕性・劣性→潜性だけじゃなく、シェルティの毛色そのもの…)
Posted by さくらぼうず at 2017年10月19日 21:46
●さくらぼうずさん●

リトル博士の本を結局見ないでよくやったもんだよね(笑
Posted by あきこ at 2017年10月19日 22:04
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