ワタクシの感想は、一言です。
ハァ?
です。
狂犬病予防法は過去も現在も犬ではなく、ヒトを守るための法律です。
以前、mixiでUPした文章ですが以下にほぼ丸ごと載せます。
まず参考までにワクチンの種類・・山本研究室さんのHPより
http://micro.fhw.oka-pu.ac.jp/microbiology/immunology/vaccine/virus-vaccine.html
ほかにこの話題にお役に立ちそうなことをいくつかあげてみます。
・狂犬病ウイルスは4千年(諸説あり)も前からあまり姿を変えずに生き続けている
・オーストラリアでは約100年の無発生を経てワクチンを禁止している
しかもオーストラリアは万が一発生したとしたら、有無を言わさず
“疑わしき”も、隔離及び殺処分するであろう
・不活化ワクチンに病原性(病原体が病気を引き起こす性質又はその程度)は無い
(副反応については下に記載)
・日本では1920年代に年間数百〜数千件の発生
→ワクチン接種を義務付けて10年間で数件に激減。
・太平洋戦争時代に年間1,000件に増加。(関東大震災後にも大流行している)
→1950年に飼い犬に年2回の接種を義務付け
→6年間で発生ゼロ
・1985年(昭和60年)以前まで年2回だった接種を年1回に変更、現在に至る
日本獣医師会のHPから、こんな言葉を見つけました。
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http://nichiju.lin.go.jp/mag/05403/06_2_9.htm
日本が狂犬病を根絶できた理由として,
1.島国であるため防疫活動が効率的に実施できた,
2.野生動物の間に狂犬病の流行がなかった,
3.コウモリとイヌとの間に生活圏の重複がなかった,
4.国民の民度が高く狂犬病予防に協力的であった
などがあげられている.
しかし,この間に命がけで狂犬病に立ち向かった狂犬病予防員(獣医師)や
予防技術員などの中から,狂犬病や曝露後発病予防の副反応などのために死亡したり,
廃人になるなどの犠牲者が少なからず出たことを忘れてはならない.
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それともうひとつ。
個人の方のHPですが大量の資料の中から引用します。
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http://homepage2.nifty.com/wagayano_gsd/wanfile1kyoukenbyou-a.htm
過去日本では発病はしていなくても、疑いのある犬や家畜等も相当数殺処分されました。
江戸期を含めこうした甚大な被害を蒙った後に撲滅が実現したということを忘れてはならないと思います。
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狂牛病や鳥インフルエンザがそうであったように、
世界中で猛威を振るう狂犬病は、いつ日本に入っても不思議ではありません。
よく耳にする接種率が70%以上なければ、ひとたび発生があれば
大流行は免れないという説のわかりやすい記述はこちらです。
鹿児島大学農学部獣医公衆衛生学教室のHPより一部引用
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http://vetweb.agri.kagoshima-u.ac.jp/vetpub/dr_okamoto/Rabies/Rabies.html
予防接種率が低いと狂犬病ウイルス侵入時に爆発的流行が起きる。
犬の狂犬病の流行に予防接種がどのような効果をあげるのか
予防接種を受けた犬は,咬まれても免疫反応によりウイルスが死滅するため発症しない.
狂犬病に侵された犬が近くにいる他の3頭に咬みつくものとすると,
5頭中4頭(80%)が接種済みであれば,ブロックされてウイルスが広がる確率は低い.
しかし,5頭中2頭(40%)程度の接種率では,次から次へと感染し,爆発的流行が起きる.
犬における流行を防ぐには,最低70%の接種率を維持する必要があると考えられている.
日本での登録犬数は410万頭余で、そのほとんど全てが狂犬病予防接種を受けているが
放浪犬として捕獲・処分されている年間25万頭余は未接種とみられる.
放浪犬が増加し,山に放たれているものも多い現況では,
家庭で飼育している犬のほとんどが予防接種を受けないと,
狂犬病の侵入があった時に流行を未然に防ぐのに十分な接種率を維持できない.
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上記は10年くらい前のもののようなので登録犬数は現在とは違います。
平成17年度では約650万頭・・実際はその倍、我が国には1,200万頭の犬がいるようです。
そして接種率は、爆発的流行が起きるラインだと推測されます。
狂犬病予防法はヒトの安全のために存在する法律
*副反応について*
現在市場に出ているワクチンは厳重な品質管理のもとで作られていて、
有効性とともに安全性にも十分な配慮がはらわれています。
ですが個体の状態が悪ければ抵抗力を弱めてしまうため、
副反応が起きるケースもあります。人間でもあるもの。
極まれにアレルギー反応が出る犬がいるものですが、
それは主としてワクチンには製造時の培養液の成分や、
免疫力を高める成分が添加されていることによります。
*即時型アレルギー→全身性のアナフィラキシーショックは
注射後数分以内に症状が出ます。一刻も早い応急処置が必要です。
副腎皮質ホルモンなんかを使うらしいので自宅ではできないです。
なので予防注射はどんなものでも午後休診でない午前中に接種し、
接種後数十分は動物病院のそばを離れない、が原則になるんですね。
*遅延型アレルギー→アナフィラキシー以外の症状は
接種後すぐから24時間以内に起こります。
犬によくあるのは顔の腫れや痒み、注射部位の痛み、腫れ、発熱など。
どーでもいいんですが、狂犬病は数あるワクチンの中でもかなり安全です。
人間によって健全な体質を選択繁殖されているはずの犬という動物に、
なんでこんなにアレルギー反応が頻繁に起こるのか?
まったく不思議ですねー。
そもそもその親犬は狂犬病の予防をした時、どうだったんでしょうかねー。
って。
嫌味のひとつも呟きたくなるほどの低接種率。
何度も書いていますが、これからどこかで犬を買う予定のかたは
「親犬は予防接種や食物でアレルギー反応を起こしたことがあるか」
も、大事なチェックポイントにしてくださいね。
モノを買う側のチェックが厳しいのは、あったりまえの社会常識ですもん。
犬はモノではありませんよ。でもだからこそ大切な要素には変わりありません。
別にアレルギーの疑いの濃い親犬の子を買うな!と言ってるわけではなく
知って当然の情報を隠蔽するような繁殖者は
ワタクシたち素人飼い主の姿勢如何で、
真の繁殖者に近づくのではないでしょうか。という話しです。
ブリーダーを育てるのは、犬のお産ばかりではないのです。
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人間が打つようになれば、もう少しだけ接種率が上がるかもしれません。
私は港の近くに住んでいるのですが、外国からの貨物船経由のワンコがいつ入ってくるかとハラハラしてます。嫌な話ですが、今の日本の接種率だと、狂犬病でバイオテロ...なんていうのがあっても不思議はないですよね。
それにしても、アナフィラキシーショックの頻度って、最近高くなっているんですか?多発犬種は流行犬だったりとか..だとすると、本当に”消費者”次第ですね。
あ、「人間」。
実は先日実際にご自分が接種したかたのお話しを聞くことができました。
場所はタイで、予防したかどうか不明の犬に噛まれた治療、というものですが
なんと!
暴露後接種は1ヶ月間に5回、注射をしなければならないそうですが
これの有効期間は人間も1年間だそうです。
つまり、1年以内に同じように不明な犬に噛まれても、治療の注射は不必要だそうです。
(ただし首から上を噛まれた場合は医者と要相談)
●mixi代表さん●
はい、楽しいですね。
●ジュリーママさん●
まあ!はじめまして!(笑
そんなぁ〜。狂犬病でバイオテロなんてぇ〜。
・・と、ぜったいに笑い話にできないのがなんとも哀しい世の中です。ほんと。
増えている副反応は、私が見知った印象では遅延型のほうです。
曰く・・
「ダックスは注射アレルギーが出るコが多い」
ってなやつです。実際に検索してみるとお顔の腫れたダックスの写真がいっぱい見つかります。
そして、次はチワワでしょう。その次はプードルかな。