1.5メートルのロープをくくりつけていた。
牛群管理は家によってそれぞれ特徴があり
かの主人は放牧場から牛舎への出入りに使うためにつけていたらしい。
ロープの先端には2重の結び目があり
おもりの役目があり、ひっかけの金具としても使える・・・
ある雨の日、1頭の牛が終日牛舎で過ごす運命にため息をついていた。
退屈なので頭を大きく左右に振ってみる。
ロープは大きく輪を描き、ちょっと驚いて動きを止めると
目一杯伸びたロープが牧草置き場の縁に達した。
頭をヒョイっと上げると先端の結び目に数本の牧草がくっついている。
ぐーんと頭を上げると牧草がますます近づいてくる。
食べてみた。
特別おいしいこともないが面白い。
それではもう一度、今度は別の方角へ。
おっ。野菜くずが釣れた。
ぐるんぐるんヒョイっ。むしゃむしゃむしゃ。
ぐるんぐるんヒョイっ。ずるっ。おっと失敗。
かくして彼女の投げ縄の技術はどんどん上達していった。
2年後、彼女が売られてその家を去る時には
牛群すべてに定着し、文明となったという。
ホルスタインによる投げ縄の文化。
家畜だって遊びたいのである。
ホルスタインで良かったと思いました。
もしこれが肉牛だったら。
文化を持つ肉牛だとすると、やはり・・・。
または、ホルスタインだから、遊びの文化を作り出すほどの時間を持つことを許されたのか。
本来の意味から脱線してしまったかもしれませんが、ついこんな風に考えてしまいました。
文化って、時間的余裕のあるときに生まれるものなんですね。
海で芋を洗う文化をひろめた「諭吉」も上のホルスのようにメスだったそうなので、うちの大観&シュルツには当てはまらないかな・・・時間はたっぷりあるのに・・・残念!
さて、バトンの方気づいてくださってありがとうございます。
時間があるときにでもこちらのブログに載せてもらって、よかったら、また新たにお友達にバトンを渡してみてください。(5人ってなってましたけど)
昔、幸○の手紙ってありましたよね・・・これは違いますよ、ただの遊びだから。
私がこのお話しを聞いたのは15年くらい前なんです。
ずーっといつか誰かに伝えたいなと思ってました。
●大観&シュルツさん
仰る通り文化はメスが作りますね。
世の殿方は反論があるかもしれませんが(笑
バトン、何て答えようかな〜。
私に贈ってくださってありがとうね^^