人それぞれ色々な考え方があるのは当然だけど、
正しいことというのは、そう何通りも無いわけで。
ワタクシはうちの犬たちをうちの子と言うし、
小太郎がママーと呼びかけていると思い込んでいるけど、
やっぱり小太郎は犬だから、ワタクシは自分の子どもだとは思っていない。
ってゆーか現に違うし。
産みの子と同様に可愛がってたいせつに育てて毎日幸せに暮らしているけれど、
たまに人間の家族に内緒で人間よりお高い食べ物を食べさせたりしているけれど、
それは人間の家族と同様に愛おしいからであって。
犬の飼い主を探す時、里親・里子という言葉を犬好きたちは普通に使う。
多分そもそもは行き場の無い捨て犬の飼い主さんに対して使い始めたんだと思う。
ペットブームが起こって猫も杓子も子犬を増産してあちこちで売買がおこなわれ、
「うちの犬っころが産んだ子犬を買ってください」って言うより、
「我が家で誕生した可愛らしい子犬の里親さんを募集します」
のほうがやわらかい、優しい感じだから。
日本人らしい、婉曲な言い回し。
ヒトの里親さんや里子にあたるかた、そのことに直接関わるかたがたの中には
この言葉はとても複雑な事情があるデリケートな事柄だから、
犬やら猫やらに安易に里親・里子と言わないでほしいと考えるかたがいらっしゃる。
ワタクシはまったくその通り、と思う。
犬側の人々も決して安易に使用しているわけではない。
いわゆる里子を出す側・・とくに(繁殖者ではなく)愛護活動の側は
保護している多くの犬が一度は人間に捨てられて目の前にまで命の危険が迫った過去を持つので
今度こそ人間の家族同様にたいせつに育ててくれるかたに命を託したいと思う。
犬は捨てられたことを、ヒトが思うよりもずっと理解するから。
間違いなく放棄されるという恐怖を二度と犬に味あわせたくないと思う。
だって同じ命でしょう?という認識が共通だ。
繁殖者は、まともな繁殖をしている人ほど里子に出した・・と大っぴらには言わない。
犬は人間ではなく犬なのだと心底理解していなければシリアスな繁殖はできないから。
まあこれにはさらに細かい分類が必要なので、機会があれば今度掘り下げてみようか。
多くの犬飼いは、犬を家族の一員とし、小さな人間同然に扱うことを
気高く豊かな愛護精神に準じているように思っているのかもしれない。
そんな難しいこととは違うという人でも、自然に人間扱いしているケースがとても多い。
とくにネット上では「お宅の犬は」という人はすごく少ない。
たいていが「○○さんのおうちのワンちゃん」あたりだ。
実生活でもそう。
獣医師、動物看護士、トリマー、ブリーダー、ペットショップ・・
みんな「ワン」「ワンちゃん」。
お宅の犬なんてのは相手の犬どころか飼い主までも卑下した言い方と皆が感じているようだ。
ワタクシも何度もそういう空気を味わったことがあって、
「わんこ」なんて使うことがある。
実際にそのほうが話の流れがまろやかになる。
このへんが根っこになっていて、
飼い主を探しています・・じゃなくて、里親さん募集します・・になるのではないだろうか。
ワンちゃんはまだしも、犬をペットと言ったり家畜と言ったりすると
とてもヒかれる時も、ものすごく多い。
単なるペットではなくコンパニオンアニマルだという認識が主流になってきているそうだが
話し言葉としては伴侶動物であっても、飼っているのではなく伴に暮らしているのであっても、
すべてにおいて人間扱いしすぎる傾向はいかがなものかと思う。
犬は犬だ。人間ではない。
そう思うことは犬をたいせつにしないことと必ずしもイコールにはならない。
どなたも頭の中では、犬を人間扱いにしないと理解しているとは思いますが、えっと思う時も0ではありませんね。
我が家も知らず知らずに、やっているかも知れないので、注意しないといけませんね。
犬を犬扱いしてやることは、そんなに犬を大切に扱うことと違うのかな?
私も犬は家畜だと思っているし、堂々とあっちっこっちで書いていますが、やはり多少は気を使います。どうしても言葉を伝えたい時、敢えて避けることもあります。
トイレの躾など(主に声かけシッコ)人間の子供を引き合いに出すこともあります。
考えていけばいくほど、犬は飼い主次第なんだなぁ…と思います…
言葉って結構難しいですね!、言い方(使い方)によって相手の受ける印象が正反対になってしまいますしね!。
犬は犬であって人間では有りません!、が...
擬人化して物事を言うことはありますね!、飼い主の前では特に、変なことを言うと誤解されてしまったり?。
言葉を上手く使い分けないといけないと思っています。
リンクさせていただけますか?
いやいや、面と向かって言われたこともありますよー。
ペットと呼ぶなって。そう思うかたはわりとたくさんいらっしゃいます。
私は犬をとてもたいせつに思っているからこそ、
ちゃんとペットと認識することが大事だと思っています。
●さくらぼうずさん●
家畜と言えば主に牛や豚が浮かぶもので、家畜の役割は殺されて人間の栄養になること・・
そういうあたりが「犬を家畜と思うなんてとんでもない、愛護精神のかけらもない」
につながるんでしょう、きっと。
あ、今度このネタで書いてみよう♪
●ぶんたさん●
はじめまして、ようこそ!コメントどうもありがとうございますねー♪
保護活動にかかわっておいでなのですね?
リンクはどうぞよろしくです。こちらもさせていただきますー。
里親・里子という言葉・・「飼い主さん」という言葉に戻すかたが増えるといいなぁと思っています。
どうしても里親さんと呼びたい・・というかたはそれなりの思いがあるでしょうが、
そうでないかたも多用しているように感じるんですよ。