クッキーをあげようかと立ち上がったんです。
我が家ではひとかけらの食べ物をもらう場合、犬はオスワリして待つのがルールです。
クッキーの缶のふたを開けるとそれまでぐーすか眠りこけていた2頭が
ワープしたかのようなスピードでワタクシの足元にオスワリしておりました。
完璧にきっちりと座ってキラキラ目で見つめられてるのに、
ちょっとイタズラ心が沸き起こるワタクシは人でなしでしょうか。
まずは『立て』。
すんなり立ち上がる小太郎とビッケ。
次に『スワレ』。
普段ワタクシは『オスワリ』と言ってるんですがビシッと座ります。
もう一度『立て』。立ちます。
『座ってみていただけますか』
『座ったらあげようかな』
『すー』
面白いくらい立ったり座ったりを繰り返す邪気のない瞳にクッキーをプレゼントです。
で、こーゆー状態を人様にお見せすると、
もしかしたらとっても知能の高い2頭かと思われるかもなーと考えたりして
テレビに売り込んだりして一儲けの企みが浮かんだことは否定しません。
ですがワタクシは訓練がやや苦手なのと、
その手の訓練が入りにくいビーグルの飼い主を6年近くやっておりますので
座って欲しい時は実は声符と視符の両方を組み合わせて指示しているんです。
手ぶらだったら一本指を自分の顔の前で立てて犬に見せながら『オスワリ』と言い
食べ物を持っていればそれを自分の顔の前にかざして『オスワリ』と。
その視符をものすごく(他人に)勘付かれにくいものに替えれば
言葉を理解する犬・・に見えないこともなくなります。
また、視符を使っていないつもりの飼い主さんでも、
実は知らず知らずのうちになんらかのパターンができているものです。
かの有名な賢い馬のハンス(100年前にベルリンに住んでいた計算が出来るとされた馬)は
飼い主以外でも人間のサインを読み取る天才だったわけですが
犬もこの能力がとっても優れています。
聖なる魔除け犬としてチベット仏教徒の庇護を受けた古い犬ラサアプソの故郷、
チベットのラサで起こり始めた動乱が平和裏に鎮圧しそうにないので
ワタクシは北京オリンピックは見ないし応援する気持ちにはなれないです。
問題点がとてもよくわかるブログ チベット式 さま
チベットのアルプス [単行本] / 中村 保 (著); 山と溪谷社 (刊)
ブログランキングに参加しています。応援お願いね
☆
人が指示する時のクセをしっかりと見ていますよね。泰造は私の顔の前に人差し指を立てると座ってくれる事が多いです。これは私が無意識にオスワリと言う時にやっていたものなんですが、しっかりと見ているんだなと思った事がありました。
あと、うちの妹がおやつを手に持って犬たちのそばに自分から出向いたうえで、
おやつを見せながら「これが欲しいときはどうするの?」とやります。
犬は以前に(何度も)オスワリをしたらおやつがあたったので状況を判断して座ります。
こんなことももしかしたら言葉の意味を解すると考えるかたもいるかもしれませんが、
以前に飛びついておやつを強奪した成功経験を持っている犬はジャンプしますよね。
犬の躾はしゆうさんが仰る通り、見て覚えた経験が強いんだなーということですね☆