2013年11月16日

繁殖引退犬を助けるならば


お気付きの方もおいでかもしれませんが、何を隠そう。
ワタクシ非常に「リクエスト」に弱い人間です。
あ、すみません。ちょっと自分を美化しました。
独創性と言うんでしょうか?ひらめきのセンス?みたいなものを持ち合わせていないため、
自分でブログのネタを探すことがほんとに下手くそなのです。
なのですぐブログ更新に詰まってしまい膨大な空白期間が流れて生きてるのかなんなのかご心配をおかけするとゆー。

つまらないことを申し上げましたがとにかく、リクエストもらえれば喜んでクネクネしながら書くんで、
「この話題のコレってなんなんだろう」みたいな疑問を温めておいでの方は、
どうぞご遠慮なくお知らせくださればと思います。どなた様でも。
クネクネは見せませんけどね。もったいないから。
なので、mixiのマイミクさんたちはとくに普段のワタクシの日記と同じ使い方をしてくださると嬉しいです。
使い方とはいつもの、タイトルや内容に関係あるものでも無関係なものでもぜんぜんオッケー、
「相変わらず写真がヘタで笑えるわw」的なものでほんとに。それはそれで面白いからな(笑
「初歩的すぎて恥ずかしい」なんてのもナシです。初歩的な質問とそれに対する返信は、
別の初心者さんのお役にたてる可能性がありますからね。いつか犬のタメになります。

http://ameblo.jp/lmt-one/entry-11692186068.html
そんなわけで ↑ から投げられたリクエストをいただいた話題です。
以前にこーゆー記事を書きました。
レスキュー後の犬のケア 2012年02月13日 

繁殖業者の不要犬を無条件で保護しちゃう保護団体やグループや個人がいて、
保護活動を応援したり協力したり犬を譲渡してもらう側から見たら立派な活動に見えて、
だけど、ちょっとだけ先の将来をある程度読むことを省いてしまうと、
その活動こそが不幸な犬を増やす原因のひとつになるんだよというお話。

それアンタの嫌う「ブリーダー」と一緒やで。

産まさなくたって「アンタもブリーダー」やん。


目の前の命を救わなきゃならない症候群に深く侵されているとどんな言葉も届かなく、
それでもなんとかわかってもらわなアカンやろとバイリンガルぶりを披露したりしてます。
余談ですが「アカン」と入力したら「阿寒」が最初の変換候補、さすが北海道。

前にも書きましたが別人なのに不思議と主張が似通ってるんです。
★目の前の命を救う
★今見放したらこの子(個体)は死ぬしかない
★助けられる命のためらベストを尽くす
★議論してるヒマはない、行動するのだ(から邪魔するな)

症候群だとワタクシが書いてしまった意味がおわかりになるといいのですが。
ただ単にバカにしているわけではないんですよ。
理不尽な殺処分が許せないあまり何が何でも助けなければっと思うのは特段おかしくもないんです。
多くの人がその思いでいっぱいだった時期が、多かれ少なかれあるものなんです。
だから傾向がわかるし、理解できるし、あえて邪魔をするような意見があちこちから出るのです。

繁殖業者がイラナイものとした犬を救うつもりならば、
・そこの繁殖犬たちの正確な把握
・販売経路の把握、販売された犬の飼い主への協力要請
・不用犬とされた犬の血統書の請求
・不用犬の所有者からの金銭的協力の要請、実施
・血統書情報から直系血縁犬の犬舎主に連絡、協力要請
・動物取扱業の廃業届けを保健所に提出するまで見届け
・所轄保健所への協力要請、業の復活の阻止依頼
・所有者が「この犬は繁殖させない」などと言う未保護犬への不妊手術実施
・JKCなど血統書発行団体や関連支部に協力要請、復活の阻止依頼

っと、最低でもこのくらいやらなきゃ、あっという間にすぐ増えるのが犬の繁殖業。
ペットショップでも同じ。
「使えない犬」「売れない犬」がたいした労苦もなく厄介払いできたなら、
商売を続けていくためにすっごく便利なだけ。ホゴダンタイ様様です。
このへんが業者の下請けとか乱繁殖の手伝いと呼ばれてしまう理由。

よっぽどの経営難での完全廃業とかでもない限り、ほんとにほんとに困難です。
繁殖業者間のつながりを甘く見てると1年もしないうちに同じ数だけ犬が増えてますから。
そしたらまた「救出」するんですか?
ただ、困難ではありますが、もちろん救わないより救う方がいい。
だけどねぇ。。。



キミらどう思うよ
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オレらみたいな幸せな犬が増えてほしいって?
                     ・・・だよな。やっぱな。



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よかクリントイーストウッド (よかったらクリックで応援してくださいって意味です)(そんな説明しなきゃいけないおかしな略するなと誰か注意ないとどんどんヘンになるヨ)(ってか、略?)


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「フェイスブックのいいねをおしてくれた人はどんな人だろう」とか純粋な気持ちで、結局自分で一度いいねしてしまいました。かなしいアホでした。もうしません、ごめんなさい。

posted by あきこ at 16:39 | Comment(2) | TrackBack(0) | 殺処分・保護問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月15日

保護活動のウラ話


ってタイトルで期待させちゃったらごめん。
あんまりたいした内容でもないようー。(ああ自分が不憫・・)

100頭前後の繁殖用成犬を抱える繁殖施設が経営崩壊、
施設責任者は地元の動物愛護センターへ犬の引き取りを打診、
「ハイそうですか」とはなぜか言わなかったセンター(なぜだろう)は置いといて、
そういう情報は実はわりと早く関係各所の耳に届くもんで、
ご近所地域で猫さんメインの保護活動をしていた人を筆頭に現地入り、レスキューが始まった。
2009年春、北海道は北広島市での出来事である。
関連サイト http://colorhound.blog37.fc2.com/ (言い訳はしない。このブログは途中で投げた。)

時系列のページを見ていただくと何がどうしたかわかる(ように作成したつもり)。
http://colorhound.blog37.fc2.com/blog-entry-7.html
とにかく、85頭の犬の行き先を整えるべくレスキューチームが発足、
その後わずか1ヶ月でめでたし!という事例。(実際は半数程度が繁殖犬に逆戻り〜)

当時は言えなかったことで、マジでいろいろひどかった点をいくつか抽象的に。
犬たちの状態がひどかったわけじゃないんです。
優しい同情、動物愛、善意、善意、人間関係、人間たちの利害のゴタゴタ、気が強い人間と弱い人間の差、保護活動の姿勢・知識、人前で自論を述べる度胸、暴力団介入の恐怖、庶民には多額な現金が簡単に動くさま、犬の習性・繁殖生理の理解度・温度差、嘘、脅し、ゴマカシ、善意、純粋な善意。
そんなものが入り混じり、そしてなによりも「愛護団体の傲慢さ」。

今も詳しく書けない事情はいくつもあります。
ネットで公表できない理由の一番は、いわゆる個人情報の保護ってやつです。
この事例以外でもレスキューのゴタゴタは犬関連の商売に響くかどうか、がネックになるケースが多々。
この件に関与した方々の犬関連の商売の種類は、道内チェーンを持つ大型ペットショップ、
ブリーダーを自称する犬販売業、誰でも簡単になれる動物取扱責任者、開業獣医師です。

実際に脅された時の恐怖はご本人でなければわからない気持ちでしょう。
また、いくら動物好きでもふつうに暮らしている人間が訴えられたらたいてい胆が冷えるもの。
住所や名前を知られるようなヘマをと思う方もいるでしょうが、なんと言うか、
多頭がさ迷うデカいヤマの場合は特に、自分の知り合いに声をかけたくなるものですよ。
だってもしかしたら1頭でも引き取って大切に育ててくれる人が周りにいるかもしれないじゃないですか。
ちょうど犬を飼いたがってる人が犬飼いネットワークで見つかるかもしれないじゃないですか。
うまくいけば子犬にしか興味のない人に成犬にも良さがあると伝えられるかもしれないじゃないですか。

そんなこんなで、犬の保護団体・愛護団体・レスキュー団体となんらかのやり取りをして、
言葉を濁されたことがあったり隠し事をされて気分を害されたご経験のある方、
きちんと情報を知らせてくれればいくらでも協力の用意があったのにと思われた方、
保護団体を応援してるのにいつも犬の過去がハッキリしないと感じたことのある方などは、
アヤシイと思ったら、公にしない理由を聞いてあげてください。
理由を聞いてもアヤシイままなら疑ってください。
また、ご自身だけで判断がつかない場合はいくらでもお手伝いいたします。

最後に、ワタクシがおこなう・関わるレスキューだけが最高だなんてもちろん言いませんが。
ザンネンな保護活動家は残念ながら存在しています。
良かれと信じて活動を進める保護活動家がほとんどですが、

不妊手術ナシを基本にするのだけは本当にダメです。

本当の本当にです。


それだとレスキューじゃないんです。繁殖可能な犬を移動しただけ。
今からでも間に合います。考え直して。周りで応援してる人だけでも気づいて。
活動を止めろなんて誰も一言も言ってない、やり方が杜撰だと伝えてるの。




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お目直し写真。(ワタクシの)ともだちのルーキーinホッカイドーの大自然


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一日一回、よかクリ (一日に一回のクリック、それも動物愛護活動)(大マジ)


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posted by あきこ at 12:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 殺処分・保護問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月14日

保護犬の不妊手術あれこれ


おそらくこの言葉通りに指導してくれる「犬のプロ(に思える)」人が少ないのがネックなのだろうが、

保護犬に子を作らせてはいけない

子を産ませてもいけない

なぜなら保護犬の繁殖は例外なく乱繁殖だから


なのであるからして、犬の総数の問題の他にも不妊手術がどうしても付いて回る。
犬増殖業者の下請ではないレスキューだと大手を振って言うためには、
保護活動家といえど多少は犬の繁殖を理解しなくてはならない。
そういう面倒な国に住んでいるのだからしようがない。

繁殖を全面的に禁止するよりほかない状況で生殖機能が健在であると、
トイレのシツケやお散歩のマナーなどの覚えに影響が出やすい点が目に付きやすい。
生殖本能を従来通り持ったままシツケされたやり方を覚えた頃に手術により再び変化を与えるのと、
その後何年も過ごす体質をまず整えてから一度で済む教育をおこなうこと、
どちらが混乱させずにすむ犬に優しいやり方であるか。

犬のレスキューとは1頭の犬をその犬とその家のヒトが落ち着く家に紹介することと思うが、
それなのになぜ犬にとってマイナスの体験である「手術」をそこで経験させようと考えるのか。
保護された犬たちは、「この人間と自分はこの家に住むのか、そうなのか」と自覚したか?
と思わせる瞬間をまずだいたい見せるものだ。
犬は手術どころか治療の意味や意義を理解しない、同様に入院の意味だって当然理解しない。
新しい家でもしかしたらここで安心し続けていいのかな、犬の思考がそう進んでから
半日なり数日なり見知らぬ場所に置かれることと(痛みや不快感を伴い)、
マイナスの思い出を置いて新たな生活に巣立つこと、どちらが犬に優しいやり方であるか。


犬の保護活動に夢中になりすぎると陥りやすいミスの一つに、
気の毒に思うあまりすべてにおいて犬を優先してしまう状態があげられるが、
犬はどんなに賢くても「自分は繁殖犬だった(どよーん)」
「子犬と別れたばかりで辛いから子宮とか取らないで(めそめそ)」
「今まで辛くて苦しかった、だからすぐ手術するの怖い(ぶるぶる)」

、、、

とはぜったいに考えません。絶対です。

カワイソウに思うなと言うのではない、けれどあんまりな擬人化はあんまりだ。
犬の習性を今すぐ理解しろとも言わない、けど何が犬にとって正しいのか、どうか擬人化せずに考えて。



写真は本文とカンケーありませーんというやつ。
(左の子はバニブロ界のスター的坊主、その名もきょっちゃん(本名違ぇ)!)
 ※あ、バニブロ界とはブログを書くバーニーズの集まりってこと(また違ぇ)。
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なくもないか。だってタマナシーズ(爆




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よかクリ (また始まったアタマがカワイソウ系略語が・・)
posted by あきこ at 14:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 殺処分・保護問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月13日

好きな犬だけ助ける人?


犬種レスキューという活動をされている人々がいます。
犬種別レスキュー、○○(犬の種類が入る)レスキュー、単犬種レスキュー、
いろいろな呼び方があり、ワタクシはブリードレスキューと呼んでいます。
ある1種類の犬種に特化した保護活動、というのが基本的な意味合いです。

ワタクシが横文字を使っちゃったのは英語がわかったような気分に浸りたいから、
もなくはない(あるんか)けどとりあえずチームの名称に使ったのでエーゴで呼びます。
こんな感じで合同啓発活動および宣伝会的なこともしてます。
2800858_1919676292_192large.jpg


ついこないだ、以前から気が向いたときに投稿しているYAHOOの某コーナーで、
「自分の好きな犬しか助けないカンチガイな愛護がいる」的な説明を目にしまして、
それが先の東日本の大震災の直後に現地に入られた方のものだったので説得力がありまして。
その場の雰囲気は「ほら見ろだから愛護団体は・・」という空気になっておりました。

まあ大変。どーしてこーゆー偏ったウソ情報がテキトーに流れんのよ!とグチってる場合ではありません。
複数のブリードレスキュー団体さんとメールや電話で連絡を取り合い、共同でイベントを計画し、
そして皆さんとお会いして直にお話したワタクシがもっと大声でお知らせするべきことでした。

自分の好きな犬、というよりは自分がよく知る得意な犬種(たいてい謙遜してそうは言わない)、
つまり個々の性格をふまえた上で犬種の特性を理解してその犬種とより適切な付き合いができる方、
そういう人々が、まずは得意な犬種から手を差し伸べていこうじゃないかってのがブリードレスキューです。
だから、その人たちが得意とする犬種の保護対象犬がいない時代が来たならば、
活動に費やした知識も人脈も人手も物資も寄付金も、他の犬種あるいは犬に使えそう、、
ワタクシの出会ったブリードレスキュー関係者さんからはそんな印象を受けました。
ついでに言うと元はふつうの一般飼い主さんがほとんどでした。



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posted by あきこ at 22:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 殺処分・保護問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月12日

保護犬が子を産む その4


今回はこれにて「保護犬の繁殖・体験談」シリーズ終了。
また機会があったらやるかもです。
なんせこういった話題のネタには事欠かない。

-----

以前に話しをして頂いていたものです。
(うちの柴にお嫁さんがほしいと書き込みをしてて色々アドバイスをもらいました)思い出して頂きましたか?

実は、お嫁さんが偶然見つかってお見合いしましょう!!って話が
出てきたのですが
母犬(2歳豆柴)が今子育て中(あの団体からきた雑種の間の子)なのですが
どこかで一度雑種を産むと商品価値?血統的に良くないと聞きました。
この機会を逃すと子犬を見ることが出来ないのでお見合いはしますがその辺を理解したいので教えて下さい。
うちの犬は(血統書付き)4歳でまだ種付けしたことありません。
売り物(ブリーダー?)としたらやはり純血同士がいいですよね?
家族や親戚で分けるならこだわらなくてもいいですよね?

すごく失礼な文章と質問で申し訳ありません。
お返事お待ちしています。

-----

言葉づかい、相談の内容、すでに起こってしまったことの驚きの事実。
細かいことにいちいち目くじらを立てても仕方のない場合が多い、
保護犬だけに限らず犬の繁殖話題の相談系はそんなのばかり。

保護犬を引き取る人の全部が繁殖をしてしまうわけではない、それは事実ですが、
不遇だったからこそ家族を持たせて幸せにしてやりたい、
(偽妊娠や度を超すマウンティングなどで)犬が子を欲しがっているのだから叶えさせてやりたい、
あるいは近くに子犬を欲しがる人がいてその人は愛情深く経済的にも余裕がある、
たとえ身体的欠陥があったとしても一生深く愛する用意がある、
それから「ついうっかり交尾してしまった」なども含め、
保護犬の繁殖に関するトラブルは、想像する以上に多いのも事実です。

保護した犬の新しい飼い主を募集したことが複数回になってくると、
子犬を作らせたい・産ませたい・育てたい、なぜなら同じ犬種だから、丈夫そうなMIX犬がほしいから、、
などが飼育希望理由の上位である人が思うより多いと嫌でも気づきます。
ホームページやブログに、不妊手術をした年月日とかかった費用まで載せていたって、
「うちにいるオス犬のお嫁さんに欲しい」的な問い合わせは後を絶ちません。

○月○日不妊手術予定と紹介した犬のトライアルを申し込んでくださった人が、
「去勢する前に間に合ってよかった。まだしないでくださいね」と平気で言います。
繁殖になんか使わせません!あなたには渡せません!と切り捨てるのは簡単。

だけど保護犬を迎えようと一度でも考えてくださったお相手に対し、
そのお気持ちを決して殺ぐことのないように、
こんなことが理由で愛護団体は高飛車で異常だと印象づけることのないように、
比喩ではなく一晩徹夜してお返事を書きあげたこともあります。
また、それを新飼い主希望者にお出しする前に、
団体やチーム内で全員が納得し、誰が聞かれても全員が同じ答えをできなくては、
犬のレスキュー団体は信用が置けないと示すことになり、チームの分裂にもつながってしまいます。

ちゃんとした飼い主が犬の数と同じ数いないこと、
それだけが原因で保護活動というものが存在することを思えば、
保護活動が原因で犬の総数が殖えるなど決してあってはならないこと。

だからこそ保護団体は保護犬の不妊処置をおこなって当たり前のこととし、
先住犬が未不妊であれば譲渡に難色を示してしまう。
保護活動が原因で犬が殖えることになってほしくないから。



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   さ、帰ろうね。小太郎。



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よろブロ。 (また新略語か)

posted by あきこ at 14:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 殺処分・保護問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月11日

保護犬が子を産む その3


「ブリーダー崩壊」も「飼育場多頭崩壊」も「愛護団体が救出!」なんて見出しも無関係。
作りたいときに作る。
産ませたいときに産ませる。
体格が違おうが犬種が違おうがなんのその。

いいんです。そこに愛犬への愛があるなら。ですってよ。

-----

初めまして。
あきこさんのコミュニティ犬の繁殖に参加させてもらっている○○○といいます。
トピックに書き込む勇気がなくて直接あきこさんにメッセしてすみません。
今家にはダックスのタン女の子を飼っています。(パパ:スタンダートのクリーム ママ:カニヘンのタン)
現在3ヶ月なのですが将来2歳を過ぎたころに繁殖を考えています。
ダックスは友人からゆずっていただいたので血統書などはないです。

質問なのですがコーギーのオスと交けることは可能でしょうか??
相手は現在5歳で2年後になるのですが年齢的に大丈夫でしょうか?
多頭崩壊の場所に入った愛護団体のコーギーなので年齢は若いかもしれませんが。
コーギーの体重は13キロ弱なんですがダックスはやはり耐えられないでしょうか(汗
ネットで調べたのですがどこからしらべたらいいかなどまったくわからなくて・・
危険なことなど色々わかってから将来子供がみたいと思っています。

明日ちょうどダックスが予防接種なので獣医さんにも聞こうとおおもっているのですがまだ大分先のことなのでなかなか聞けなくて(汗
お時間があるときにでも返事をいただけたらうれしいです。


乱文失礼しました。

-----

失礼をわびるのは乱文じゃなくて、とは言わずにお返事できたんですけどね、
メールのやり取りをして、その時に「そうなんですか、それじゃ繁殖しない方がいいんですね」
っていう人は嬉しくなるくらい多いんだけど、
1年後久々に連絡もらって「無事に子犬が産まれたのであきこさんの心配は杞憂でした!」、、
なんてメールがくることもあるんだよ。
そーじゃねーっての。。。


キミがいなけりゃ脱力状態から抜け出すのにもっと時間かかるよね。いつもありがと、小太郎。


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ブロよろ。 (みんな!もうこの略語の意味覚えたー?)

posted by あきこ at 18:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 殺処分・保護問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月10日

保護犬が子を産む その2


まつエク(って言うんですかね)キメてスタイル良く若く魅力的な美人さんが、
これまた可愛いダックスの赤ちゃんを、一生大切にしてくれる飼い主さんを募集しました。
ある人が名乗りを上げて、見学の日時なんかを話し合ってると、
「ワクチン代だけでいいですよー」と言われたそう。

そこで「ワクチン代を支払って子犬を譲ってもらうこと」についてワタクシにご相談がきたので、
まつエク美人さんにお聞きしてみたんです。

-----

お問い合わせありがとうございます

失礼だと思うのですがプロフィール見させていただきました
すいません

質問ですが

私事になるんですが今手元に居るダックスが一匹は元々ブリーダーから、二匹は保健所からきたものです。
理由は一度ショップに行き買い手も見つかったのですがショップのスタッフにヘルニアと勘違いされ戻ってきた所、自分が預かる事になり今現在隣にいます。
子犬を増やしたのにも理由があり産まれたらすぐにでも一緒に暮らせる飼い主がいるはずで内金も頂いてたんですが、そちらの家庭に問題が起こりいきなり飼えないと言われてしまいました。
ブリーダーさんにはショップへ流すと言われましたがショップは売れ残りを保健所へ流すと言うのを聞いていたのでせっかく新しい命を一つでも無駄に出来ないので募集させて頂きました。

不愉快な思いをさせてしまい申し訳ございません。

ご理解頂けたらと思います。

-----

ちょうどそばに年下のお友達がいたので一緒に見てもらっての彼の感想
 (本人に無断で掲載・もし見つけたら笑って許してくれる、だろう・・)

『結局子犬を売りさばいて金儲けしたいだけってことですよね。
 「ご理解頂け」るわけねーだろ(笑)って感じですね。』

なのでワタクシももちろんそのフレーズを使ってお返事しました。

-----

業者の登録をしていなければ、どなたかにお渡しする時に、
子犬のワクチン代金数千円〜数万円をもらうだけでも違法になるので心配だったんですよ。
もし法律のことご存知ないならお知らせした方がいいなと思っただけなんです。

ご理解いただけますでしょうか?

-----

連絡がとれなくなってしまった。
ご理解は、いただけなかった。

安易な繁殖をしちゃう考えナシの飼い主さんが悪いのか。
はたまた未不妊のまま簡単に保護犬が行き交うのが問題なのか。
どっちにしても犬は手も足も出ないことだよね、小太郎。



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posted by あきこ at 20:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 殺処分・保護問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

保護犬が子を産む その1


心優しく愛情深く、年齢に見合った常識も責任感も持ち合わせた青年からの相談例・抜粋
大量の絵文字は楽しかったがここでは省略。

-----

こんばんは やぶん遅くにすいません

コミュを拝見させていただきました
とても丁寧だなと思いました

あきこさんに質問なんですが、ぅちのワンコが妊娠していて、産まれた赤ちゃんを何頭か、友達にあげるんですが、血統書の登録などは必要なんですか

あげる友達は繁殖などはさせないとの事なんですが
今回、子供が出来ていてすごくうれしいのですが、なにもかもが初めてで、パニクりまくりです

ちょっと不安なのが、今、妊娠しているワンコが里親で頂いたんですが、前に飼っていた方が虐待してたんじゃないのか って感じの状態できたんですょ

あと、血統書・ワクチンの証明書など必要なものを送ってくれるとの事だったんですがワンコを引き取ってから連絡してもこなくて、諦めました

このような詐欺じゃないですけど、あるんですか

-----

ワタクシ返信要約
・JKCの場合の血統書の申請や登録方法
・血統書関連はこの場合約2万円ほどの出費になる
・犬の血統書は実は遺伝性疾患の調査に使えることもある
・「この世に生み出した小さな家族への責任の一つとしてなるべく発行を勧める」
・だが母犬の血統書がなければ無理
・(里親で頂いたと書かれている)その犬を飼う事になった経緯の詳細について質問

-----

返信ありがとうございます

そぅですよね
犬の家系図であることのほかに、使い方によっては後々まで有用なものですよね

やっぱり母犬の方も必要になりますよね
ちょっと今回の交配には心配なんですが、元気な赤ちゃんを産んでくれると良いなって思います

たぶんなんですが、里親で貰ったさいも、直接の受け渡しではなく、送られてきたんですよね
後々、考えてみたら不可解な点がたくさんあるなと思いました
もともと、血統書の登録が無かった犬なのでは無いのではと思いました

ぅちの母犬は○○○と言うんですが、子供を何回か生んでいて、里親で貰った時も痩せていて、目やにも凄くて、とても可愛そうな扱いをされていたんだと思います

○○○を里親で頂いた経由は携帯の里親募集と掲示板でみつけました
詐欺にあったとしても今はかわぃい家族なので、良いです

ただ、同じような境遇にあった人でも、かえなくて捨ててしまったりとかはやめてほしぃと思います

-----

あー。業者の厄介払い犬かー、とわかった方は多いと思うが、
「里親募集されていた犬」=「里子として迎えた保護犬」という認識もそれなりに多いのだ。

保護犬の繁殖をおこなってしまうケースでは、

前の所有者がブリーダー
(ケッ)だろうと保護活動家だろうと、

なんら問題ではない。

重要なのは子犬は可愛いだろうなーという気持ち、

そして不遇な犬を愛することのできる自分。


この文章を書いている真っ最中の幸せ95%不安5%の素直で純粋さを感じさせる青年に、
誕生させる子犬の心身に何一つ約束してやれない最低のサイテーな乱繁殖やってんじゃねぇよ!!
と伝える方法があるのなら、教えてほしい。
ワタクシには珍しく、この後の返信はできなかった。




気分直しの1枚
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もう秋も終わるね。ね、小太郎。寒いね。



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よければ。ブロラン。


posted by あきこ at 03:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 殺処分・保護問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月08日

レスキューごっこは ×


目の前の命を救いたいシンドロームという症状がある。
犬の殺処分に心を痛める人のほとんどが多かれ少なかれ患っているのだが、
目の前の命を救うために周りが見えなくなった状態を特に指す。
ただただ不遇な犬が可哀相で、自分ちの幸せな犬と比較して考えてしまっていてもたってもいられない。

不遇な保護犬たちのうち、せめて1頭だけでも、その犬の幸せな未来につながるのなら・・
という思いで犬好きの方々は個人や団体など保護活動家に寄付金や物資を託す。
自分では飼育してあげられない、自分では直接助けに行ってあげられない、
だからせめてこの志しを犬たちのために役立ててくださいと託される善意。

他人の善意をお預かりしている犬の保護活動家は、
人様の気持ちを裏切ってはいけないのと同時に、
犬たちの未来に対しての裏切り行為も決してしてはいけないのだ。
ある団体に寄付金・治療費・必要経費として金銭を差し出した全員がそれでもいいと言ったとしても、
犬の保護活動の看板を背負っている以上、絶対に犬を裏切ってはいけない。
と、普段温厚すぎるワタクシだって思わず口を出してしまう活動内容の団体を知った初雪の日。
(札幌はさきほど雪が降りましたー)

一時に10頭20頭30頭という数の犬を「救って」おられるのがメインの保護団体、
Japan Animal Park(東京都千代田区)(静岡県)さん。
副題は 〜残酷なブリーダーからの救出〜 らしい。
http://japananimalpark.blog.fc2.com/blog-entry-30.html
どうやら不妊手術ナシですでに相当な頭数の犬の移動をしてしまったらしい。

それはとんでもないことなのだ。
こちらの預かりボラさんという方と2,3会話した限りでは、不妊の処置ナシに何の疑問も抱かれていず。
何が問題なのか本当に気づいていないようなのだ。


犬のレスキューは、今までに色んな人々が色んな方法でおこなってきているから、
ちょっと探せば過去の成功例はもちろん、失敗例も知ることができるのだ。ネットは。
他人の失敗を槍玉にあげるようなことは暇人に任せて、
保護活動の問題点とその改善点を見出すために過去の例を数多く知ってほしい。
Japan Animal Park(東京都千代田区)さんの今後のご活動を、お手本として他人に紹介できるような、
犬に優しいものであれと願いつつピックアップさせていただいた。

助けるのはかまわない。
むしろどうぞ助けてあげてください。
ただし余裕があるならば、ってのが犬の保護なのだが。
さて、記事を書きあげたらトラバもどき報告をしに行こう。

あっと、大事なことを書き忘れるところだった。
不妊手術をまったく行わないで「犬を救う」と思い込むのは個人の自由だが、
それを保護だの救出だの宣伝されたらたまったもんじゃない。がいつわりのないワタクシの本心。
まるでシツケされていない犬をロクにシツケせず未不妊でポンポン譲渡。
必要経費分の金銭を受領、ただしMC埋め込みや畜犬登録など二次放棄防止につながることはしない。
あら。当ブログ過去記事にもあったりする「繁殖引退犬のサトオヤさん募集」と何が違うのだろう。
あらやだ。


*****2014年08月18日追記*****
このお話の続きはmixiで繰り広げられましたー。
ご興味のある方はどうぞごらんくださーい。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=76485187&comm_id=2501151&page=all
ワタクシの勘だから外れてる可能性がじゅうぶんありますが、
「ループロ氏」がJ.A.P代表さんご本人かなぁ?
としか思えないなぁと思いながらお返事コメントしてましたよ。

*****追記おわり*****



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ブロラン。

posted by あきこ at 18:02 | Comment(10) | TrackBack(0) | 殺処分・保護問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月23日

「殺処分」その瞬間 (札幌市動物管理センター)



http://www.youtube.com/watch?v=9WZRmYAjE8E

正視するのはむつかしいです。
でも襟を正して正視すべきなんです。

↑は削除されちったそうで2011年10月URL改め


posted by あきこ at 20:39 | Comment(4) | TrackBack(0) | 殺処分・保護問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする