桜は咲き終わったけど、
まだまだイマイチ色味の少ないきょうの札幌です。
さて、保健所が捕獲した犬を殺さずに飼い主見つけて
と厚労省から異例の指導が出たようですね。
なにが異例なのかと言いますと人の健康を担当している厚労省が、
動物愛護の観点に立って自治体に働き掛けをするのは異例だそうで。
北海道新聞のネット記事より引用です。
厚生労働省は16日までに、保健所職員が街頭などで捕まえた野犬や
飼い主不明の犬の処分について、できる限り殺さず新たな飼い主を
見つけるよう都道府県や政令市など保健所を運営する全国の自治体
に文書で指導した。
保健所では、捕まえてから2日たっても飼い主が名乗り出ない犬の
ほとんどを殺処分している。狂犬病予防法に基づく措置だが、厚労
省は「同法が制定された昭和20年代に比べ、動物愛護の意識は格
段に高まっている。殺される数を減らすよう保健所職員も努力して
ほしい」と生命尊重を呼び掛けている。
2005年度に捕獲された犬は8万8827匹で、うち飼い主が見つかったの
はわずか1万4410匹。
動物愛護団体や国会議員らは「たった2日間の猶予でほとんどの犬が
殺されてしまうのは残酷」などと厚労省に訴えていた。
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動物愛護に関することは環境省が担当ですが、
狂犬病予防法はヒトの健康に関わることなので厚労省なんです。
犬の捕獲や処分についてもこの法律に由来します。
ネット上ではだいぶ広まってきたかなぁと感じていますが
狂犬病の予防接種は、動物愛護が目的ではありません。
「狂犬病にかかったら可哀想・・」
という理由であれば猫もフェレットもハムスターも必要ですよね。
牛や馬や羊やヤギにもね。みんな罹るもん。
ヒトに感染して発症すれば
ほぼ100%死ぬから。
だから日本で最もヒトに感染させる可能性のある動物、
犬に注射が必要なわけで。
狂犬病の予防接種は今月いっぱいまでが定められた接種期間です。
ほらほら、そこの繁殖業者さん!
ケチケチしないで全頭に毎年接種させなきゃダメよ〜ん♪
子犬を売って、その利益で生活をさせてもらっているなら特に
最低限のルールも守れないような恥ずかしいマネはしないでね。
ってか、厚労省。ちゃんと把握して管理してくださいねー♪
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