普段は、きちんとトイレで用を足せる犬が
飼い主が出かけて留守番をさせられている時に限って
トイレ以外の場所に排泄をすること。
・・・だそうです。
あてつけのあて、オシッコと言う意味のション、ですね。
あるかたがトレーナーに相談すると
その理由は置いて行かれた腹いせだとか
以前トイレ以外で排泄したら飼い主がかまってくれたからとかで
(飼い主は大声を出したりしてたいてい大騒ぎするので)
飼い主の注意を引く為の行動なので、
結局は無視して片付けるのが最良の方法と言われた。
が治らないとのお話しを聞いたんですが、
ちょっと擬人化しすぎてやしませんかねぇ。
犬は、飼い主を困らせてやろうなんて思いません。
留守番させられているから腹いせに仕返しをしてやろうとも思いません。
ただただ寂しくて、不安なだけなんですね。
不安が頂点になったとき、膀胱が緩むのは人犬共通のこと。
それから留守中の粗相を反省したりもしません。
つまり帰宅後粗相を見つけた飼い主が犬に目をやると
うなだれたり、尻尾をさげてこそこそしたりしますが
「悪いこととわかって反省している」ように見えるのは擬人化なんです。
犬はその場の瞬間の状況をそのとき限り判断する生き物です。
犬の目に写るものは粗相の跡だけで
(誰がいつしたのか、という概念は無いものです)
以前それが視界にあった時に、
怒り出した飼い主の姿が強化された記憶として甦り
結果的に尻尾を下げて飼い主の怒りを解こうとするだけです。
対処法のその1は膀胱がいっぱいになる前に帰宅すること。
その2は広くないスペースでトイレが視界に入ること。
もしもケージ (でもサークルでもクレートでも何でもいいんですが) に
入れずに留守番をさせているのなら狭い場所で落ち着ける訓練から、です。
リビング放し飼いでの留守番なら
ドキドキそわそわ心配心配・・の最中に
ひとりぼっちの犬はいちいち部屋の隅のトイレにまで何度も行けませんて。
行っても汚れてたりしたら嫌がって、飼い主に助けてほしくて
飼い主が出て行った戸口に戻ったりしますね。そこでジャー、かなぁ。
トイレの存在すら頭から締め出されてしまう犬もいるでしょう。
必要なのは「飼い主は必ず戻ってくる」と犬に教えることであって
腹いせにやられたことだから叱り付けるなんてのは、もってのほか。
「反省しているくらいだから、悪いことと認識しているはず」
なんて考えて叱っている飼い主さんはいませんように・・。
だって飼い主さん、
緊張してトイレが近くなったこと、ありませんか?
用を足したら、ホッとしたこと、ありませんか?
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