2018年08月22日

キレイな日本式パピーミル

大きくは綺麗なパピーミルと汚いパピーミルの2種類があります。
2種類の相違点は誰が見ても一目でわかる部分が衛生度、
それ以外は、まともな繁殖とはどういうものなのか、を知っていなければわかりにくいのです。
パピーミルは文字通り子犬生産工場を指すのですが、
親犬たちの置かれた環境と同じかそれ以上に問題なのが生産の背景、つまり繁殖の内容なのです。
なので日本式パピーミルは衛生的だったり小規模だったりもするわけです。

傾向のお話です。
キリスト教国では動物を適正に管理することが人間の役割、のような考えをすんなり受け入れることができます。
神が人間を創り、人間の命の糧として動物を与えてくれた、のような教えが根底にあるからと聞いています。
ペット動物の安楽殺に対する意識が一番わかりやすいと思いますが、
治療の効果が望めない場合、苦しむ期間が少ないことが動物にとって最善だ、の結論は同じでも
苦痛減のため治療開始前での安楽殺選択が社会に認められるかどうかが大きく異なります。
(日本でそんなことをしたら事の次第によっては全国ニュースにすらなりえます)

犬の安楽殺に限らず誰かの命を奪う感覚が受け入れ難いのが日本で、
あるがままに始まって終わる自然体が生命の理想の姿と考えるから、
愛犬の避妊去勢を悩むし繁殖は飼い主が決定するのが正しいと信じ、、(以下自粛

キレイなパピーミルは無い&キレイならパピーミルではないと思いたい人は、
子犬製造工場で無秩序に繰り返される繁殖自体を否定することが、
命が生まれることを否定する気がして受け入れられないのかもしれません。
他の話題でもワタクシには何度も似た経験がありましたが、
たとえば血統書の公開を勧めると遺伝病を発症した愛犬の否定になるだとか、
F1雑種をショップで買うなと勧めるとすでに買った愛犬を否定したくないだとか、
正直な気持ちとしては、うわっそこからかよメンドクセーって毎回思います。


そんなわけで日本人はそういう思考の違いも手伝い、
親犬たちが一生不自由な囚われの身であることにポイントを置くため、
繁殖に対する意識、ってか飾らずに言うと持っている知識量の違いで、
「綺麗なパピーミル」が理解できていない段階の人が綺麗だからパピーミルじゃないと考え、
パピーミルじゃない、良いブリーダーさんの所でも遺伝病の犬が現に生まれる、
遺伝病はやっぱり難しいし避けられないと進みがちです。だから話が合わないのです。

それで最終的には頑張っても避けられないケースが存在するので
買った犬がどんな遺伝病でも飼い主が責任を持って治療すればOKっと、
自分の中の価値観に従って自分を正当化することで心の安定を得るのだと感じています。
いまだにペットショップでの子犬の生体展示販売を肯定しちゃう系の多数派の人々は。

夜間は電気を消せとか生まれて56日経ってから並べろとか何cm四方の入れ物で展示しろとかは、
ほんっとどうでもいいんですってば。
不幸な犬を減らすための規制強化は一旦休んで一般の教育をやりゃいいのに。





改めてブログランキング見てみた。犬の病気カテゴリなんか見なきゃよかった・・・・・(涙

posted by あきこ at 19:00 | Comment(2) | 動物愛護論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月08日

子犬を迎える

我が家の話題ではありません。

ワタクシはこの先一生、自分が飼うために子犬を迎えることはしないけど、
それはワタクシの個人的な考えですし、人に勧めるなんて考えてもいません。
ペットショップから子犬を迎えちゃダメとか純血種を欲しがるのが悪いとか、
たぶんそういう発言をしたことはないはずと自分では思ってるけれど、
書き方が悪かったり頭が悪かったり前後の説明の省き方を間違うなどで、
誰かを誤解させてしまったかもしれません。

現に時々ですが、ペットショップで買ってごめんなさいとか言われます。
え?ペットショップで買ったら謝れってワタクシが言ったの?と逆に聞きます。
ケースバイケースですが、ショップ出身でも病気しないみたいな説に反論したり、
悪徳パピミル許せないって言っときながらショップ出身を正当化したり、
問題のすり替えに対する指摘や意見が脅し(?)に思われるのが多いのかも。

良くないブリーダーってわかってて廃業させないで犬を引き取ってごめんとか。
いや廃業のススメなんて並大抵じゃないから別に推奨してないよ?
それを保護犬の譲渡やレスキューと呼ぶなら違うと指摘するだけで。


どこから犬を迎えるか、の「どこ」の種類や、
その種類によって何か変わる点があるのかなど、
聞かれたら知ってることを言ったり書いたりはします。昔からです。

(だから、ふつうのおうちの飼い犬には避妊去勢をしてあげましょうね、
っとワタクシが心底真面目に人さまに勧めるのは根本からして違う次元の話なのです)

ただ、最近あまりにも醜く身勝手な・・・・・・っと書くとまたあれですね。
えー、ワタクシの目には残念な感じに映る、
ワンチャンはかぞく〜♪法に触れなきゃパクりもリライトもやった方が賢〜い♪
頼みの綱の愛護法は衛生的パピミルと保護犬ビジネス推しまくり〜♪
って書くとキツさがやわらぎますか?
まあそんな感じでどっちを向いても嘆かわしいことばかりなのです。
それで暴走気味だったんでしょうね。
偉そうでごめんね。気をつけるけど、また暴走したら注意してね。(するな


-----
さて、子犬の話。

動物愛護に熱心な人がペットショップで買わないで保健所から迎えたげて!と言い、
ショップ方式を否定されるのが嫌いな人が保健所犬はトラウマ抱えてて素人には難しい!と言い、
愛護団体の人が血統書や純血にこだわるなんて本当の犬好きじゃないと言い、
雑種を買った人がどこから来ても愛すれば大丈夫と言い、
獣医は子犬は弱いから生後4ヵ月過ぎまで外に出すなと言い、
自称ブリーダーは現場第一、机上の空論を信じるな・あきこのブログを読むなと言う。

相談者さんは混乱するでしょうね。
どれも一理あるようなないような?結局わけがわかりません。
誰でもいいから結論を言える人はいないの?って思いますよね。
それで最終的に大多数の相談者さんが出す答えは同じものです。

シリアスブリーダーがいいらしいけれど現実的には無理。いないから買えない、
ペットショップはちょっと難点があるけど利用しやすく買いやすい、
保健所や保護団体はいいと思うけど厳しかったり選択肢があんまりない、
厳しくなく選択肢が多い保護団体は利用しやすい、けど犬全体には悪影響

はい。つまり?

どこで買っても一長一短。
ならば好みを重視してもいい。
遺伝病になったとしても避けようがない。
それしかないでしょう?

ええ。ないんです。
・・・・・・・・・・受け身のままなら。

何を言い出すの!?っと身構えなくて大丈夫ですよ(笑
ちょっとめんどくさいだけです。難しいことはない。
健康な犬を欲しがっていることを売り手に遠慮しないで伝えてください。
その犬種が今できる遺伝子検査を受けて結果がどうなのかを聞いてください。
証明を確認してください。
食品や薬品にアレルギーを持つ親犬から生まれていないかを聞いてください。
少なくとも狂犬病の予防注射に関する情報は無い方がおかしいと気づいてください。
売り物の子犬が何日前に検便したかなんてどうでもいいから。

公的な証明システムがないから無くても仕方ないという言い訳に溜息をついてください。
生き物だから保障できないと言われたら何に対しての保障の話か突っ込んでください。

証明の真偽、各種最新情報、ツッコミの入れ方、業者の言い逃れの解説、
などのほとんどに答えを出せます。ここででも。こっそりメールでも。
このテの分析ってか検証?に根拠の無い誹謗中傷なんか邪魔なだけなので、
できれば公開された場で頼まれたいけど、無理強いはしません。

面倒だし、怖い気もします?トラブルに発展しそうで。
それって議論に慣れてない人が多いから上記のような確認をケンカごしでやる姿を想像してない?
ショップ店員さんやブリーダーを追い詰めるための確認じゃないんですよ。
子犬を見てるとキャッチされて「抱っこしてみますか?」って来るでしょ。
抱っこはしてもしなくてもいいけど、
その時に子犬を挟んで売り手と買い手がニコニコしながら確認しあう。

それでいい、ってかそれが正しい姿だとワタクシは考えているわけです。
いま現在、健全な子犬を本気で欲しがらないのが「ふつう」が正解に近いのだと思います。
「小型犬はパテラが多い」「華奢だから」「小型だから」「骨が」「後天性が」「床が」
うん、だから何?って買い手が売り手に教えてあげなきゃいけないわけです。



デジイチじゃない一眼レフ時代の小太郎。2002年の写真ですな。
400kmDSCF1686.jpg

いいでしょーこれ。落ち着いて見えるかもだけど生後4ヵ月の子犬です。
キャンプ場で、なにか(たぶん木の枝)をかじって遊んでます。
まるで一狩り終えて繁みに隠れてねずみでも食べていそうに渋めの表情だけど、
テントで寝る頃に雨が降ってきて、その音に驚いてキャーって言った子犬(笑




当然のように今日のバナーになりました

あとチョコとかケーキとかクッキーとか全スイーツもごちそう。ああ体が重い。。人気ブログランキング

posted by あきこ at 18:15 | Comment(4) | 動物愛護論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月27日

動物取扱業者登録推移

自分用資料 覚書

動取・販売関連のみ推移
 
第一種動 物取扱総
事業所数 
販売販売のうち犬猫犬猫のうち繁殖業のべ合計
H1819,89315,071  29,466
H1931,29220,195  39,970
H2034,22421,872  43,847
H2136,10122,875  46,280
H2238,46023,866  49,065
H2339,89724,299  51,261
H2439,70223,086  51,035
H2539,56821,715  50,460
H2639,87420,84615,89011,98350,964
H2740,92120,94416,17112,39252,870

                    

                            出典;環境省統計資料


表の出来栄えがイマイチどころか全然なってないですが、
これ以上触れると何もかもが崩れてギャーッ!みたいなことになるのでお許しを(笑
初年度と次年度に大きな開きがあるのは届出制から登録制になった例のアレで、
年度ごとの〆日に注意点があったりするので使用の際は詳細を各自環境省で確認を。



いろいろ凍る季節です

posted by あきこ at 20:00 | Comment(0) | 動物愛護論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月22日

犬種名+捨てたい

みたいな検索ワードで当ブログに来ちゃった方は、
どういうご事情があってもいきなり頭ごなしに叱ったりしませんので、
知りたいこと・聞きたいことがあればご遠慮なくコメントください。

飼い犬を捨てたくなる気持ちは、それだけが悪いこととは当然言えません。
ワタクシ自身は「捨てたい」の一歩手前(?)の段階、
「飼いきれないかも」っと思ったことが37年間で2回ありますから、
多少は捨てたいといった心理を理解できるつもりです。

どんなことでもネガティブ思考は一人で思い詰めるのが一番よくないですから、
匿名状態で誰かに話したいときはどうぞ当ブログもご利用ください。
ただしワタクシは長年の経験を軸に基本的に思ったこと・正しいと信じることを、
思ったとおり信じるとおりに表現しますから、無条件での優しい返信は期待損です。
根拠の無い噂や感情面のみの発言はまずないのでそれだけはお約束できますが。

----------

そういう検索ワードが予想外に多くて(当ブログ比)。ちょっと不思議ですが、
繁殖引退犬関連の記事が複数あるからかもしれませんね。
実はHPへの訪問者もそれ系のワード経由が多いんです。
HPの方は理由は明確ですが・・。

えー、とりあえず、初歩的なことを。
犬を捨てることはやっちゃダメなことだと誰もが知っていますが、
法的根拠は「動物の愛護及び管理に関する法律」です。
その法律の冒頭部分にいきなり書かれていますよー。

第一章 総則
(目的)
第一条 この法律は、動物の虐待及び遺棄の防止、動物の適正な取扱いその他動物の健康及び安全の保持等の動物の愛護に関する事項をを定めて国民の間に動物を愛護する気風を招来し、生命尊重、友愛及び平和の情操の涵かん養に資するとともに、動物の管理に関する事項を定めて動物による人の生命、身体及び財産に対する侵害並びに生活環境の保全上の支障を防止し、もつて人と動物の共生する社会の実現を図ることを目的とする。

ね。
動物の愛護及び管理に関する法律のそもそもの目的が捨て犬防止なんですね。虐待もだけど。
「遺棄」つまり「犬を捨てること」には罰則も定められています。

第六章 罰則
第四十四条 3 愛護動物を遺棄した者は、百万円以下の罰金に処する。


というわけで心情的には捨てたくても物理的に捨てることは許されないのです。
それでも捨てたい=飼育を放棄したいのなら、今の時代はお金が必要です。
地域によりますがほとんどの自治体では数千円程度の直接負担で犬の所有を放棄できる行政サービスが存在しています。
これはいわゆる「保健所(センター)に引き取ってもらう」状態のことなので、
放棄した犬の生命が同時に終了するケースが多々あります。

捨てたいけど殺すには忍びない方は、数千円より1桁以上多い金額を用意して、
個人的に新飼い主を募る方法が飼育放棄者にとってはストレスの少ない方法かと。

どちらにしても悩みに対しお話を聞くことはできますので、どうぞご利用ください。
大事なポイントをひとつ。
人々が捨てたくなる犬、飼い主に捨てられる犬は、
その飼育放棄理由に関わらず、
圧倒的に未不妊犬が多いです。




posted by あきこ at 20:00 | Comment(2) | 動物愛護論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月24日

マックスのラブレター


時間が経ってもいいものはいいね。
いつか自力で納得の翻訳をしたいです。

A Message from Max

コピーライトマークJ.D.Ellis 2001
rottweilerdriver@aol.com


My name is Max and I have a little something I'd like to whisper in your ear.
I know that you humans lead busy lives. Some have to work, some have
children to raise.
It always seems like you are running here and there, often much to fast,
often never noticing the truly grand things in life.
Look down at me now, while you sit there at your computer. See the way my
dark brown eyes look at yours? They are slightly cloudy now, that comes with
age. The grey hairs are beginning to ring my soft muzzle. You smile at me;
I see love in your eyes. What do you see in mine?
Do you see a spirit, a soul inside who loves you as no other could in the
world? A spirit that would forgive all trespasses of prior wrong doing for
just a simple moment of your time?

That is all I ask. To slow down if even for a few minutes to be with me.
So many times you have been saddened by the words you read on that screen,
of others of my kind passing. Sometimes we die young and oh so quickly,
sometimes so suddenly it wrenches your heart out of your throat. Sometimes
we age so slowly before your eyes that you do not even seem to know, until
they very end, when we look at you with grizzled muzzles and cataract
clouded eyes. Still the love is always there, even when we take that long
sleep, to run free in distant lands.

I may not be here tomorrow; I may not be here next week. Someday you will
shed the waters from your eyes, that humans' have when deep grief fills
their souls, and you will be angry at yourself that you did not have just
"One more day" with me.

Because I love you so, your sorrow touches my spirit and grieves me. We
have Now, together. So come, sit down here next to me on the floor. And look
deep into my eyes. What do you see? If you look hard and deep enough we will
talk you and I, heart to heart. Come to me not as "alpha" or as a "trainer"
or even a "Mom or Dad", come to me as a living soul and stroke my fur and
let us look deep into one another's eyes, and talk. I may tell you something
about the fun of chasing a tennis ball, the scent of a cool spring breeze or
I may tell you something profound about myself, or even life in general. You
decided to have me in your life (I hope) because you wanted a soul to share
just such things with. Someone very different from you but yet a kindred
non-judgmental soul, and here I am. I am a dog, but I am alive. I feel
emotion, I feel physical senses, and I can revel in the differences of our
spirits and souls. I do not think of you as a "Dog on two feet" I know what
you are. You are human, in all your quirkiness, and I love you still.
Now, come sit with me, on the floor. Enter my world, and let time slow down
if even for only 15 minutes. Look deep in my eyes, and whisper to my ears.
Speak with your heart, with your joy and I will know your true self and you
will know mine. We may not have tomorrow, and life is oh so very short.

Love,

Max, (on behalf of all canines everywhere)


-------------------------------------------------------------------------

May be reposted and shared freely as long as this credit appears with the
post given to J.D.Ellis 2001, rottweilerdriver@aol.com

おしまい




***********************************
***********************************
2014年2月現在 新飼い主募集中  当ブログ内の記事  北陸わんの里親探し
hokuriku
バナーをクリックすると北陸わんに飛びます
***********************************
***********************************


そらくんはセンター出身保護パピヨンです。新しい飼い主さんに出会えそうです。うまくいきますように。
banner (2).gif
にんきブログランキング


「ブックマーク」をクリックするとmixiやその他ソーシャルボタンが出ます。

posted by あきこ at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 動物愛護論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月09日

保護と啓発


実際にあったケースを元に保護犬を引き取る決意をした人と保護活動家のお話。昨日の続き。

小さい頃から犬が常にいる環境で育ったその人を仮にAさんとお呼びしましょう。
結婚・出産・育児時代を経たAさんはお子さんが成長されて手が離れた頃犬を飼い始めました。
大型犬のやんちゃなオスのシツケに多少苦労しつつも飼い主には従順で非常にかわいい愛犬。
愛犬のためさらなるより良い環境を求めインターネットも始めましたとさ。

するとあれこれ情報が手に入るのは皆さんもご承知のとおり。
欲しかった情報のみならず知らないほうがよかったと思えるようなことまであふれ返る中、
飼育放棄や殺処分や保護活動の話題に犬飼いならば誰でも一度は気づいてしまうのではないでしょうかね。
そうしてAさんはビビビッとクる犬に出会ってしまうわけでして。

保護犬の新しい飼い主さんを探している時って、一番うれしいのはコンタクトです。
「飼い主に立候補します」的なものだけじゃないですよ。
返信用メールアドレスが「inunanteirane−ジーメール」でも、
「こんにちゎ」から始まる発音不可能文字のてんこ盛りでも、
書いてくれた住所が青山墓地で「広い敷地なので10頭引き取れます」でも、
明け方の4時頃ケータイが鳴って「まだ子犬いますかぁ?」と聞かれても。(全部実話)
お相手の疑問や要望に答えつつ、ついでに正しい犬飼い道にちらっと触れたりなんかしてね。

そんな感じで「去勢くらいしてあげないとかえって不自然でかわいそうなんですよ、なぜなら・・」
とお話させていただくところが、残念ながらAさんと分かり合うことはできなかったのですが。
また機会があればぜひご意見をお聞かせくださいねAさん。
犬だけカワイソウ!犬だけ救ってあげなきゃ!とがんばりすぎる盲目的な団体はまた別でも、
ヒトと犬の心の通った共存を大切にレスキューしているふつうの保護活動家なら、
犬という種全体に目を向けながら1頭と1人に最適な秘密をたくさん持ってるものなんです。

上から目線で言っちゃうと、保護活動家は犬を保護しながら同時に啓発をすべき。
啓発を成功させるには常に学び経験し目を見開いて誠実でいなければ。
あとできれば、ユーモアがあると尚いい。





***********************************
***********************************
2014年1月現在 新飼い主募集中  当ブログ内の記事  北陸わんの里親探し
hokuriku
バナーをクリックすると北陸わんに飛びます
***********************************
***********************************



そらくんがんばれ月間 赤い糸はどこにつながってるのかな〜?
banner (2).gif
にんきブログランキング


「ツイート」の右となりの「ブックマーク」をクリックするとmixiやその他ソーシャルボタンが出ます。

posted by あきこ at 03:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 動物愛護論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月07日

犬の飼い方


新年明けましておめでとうございます。
正月休みにもっさり降り積もった雪のおかげで持病の腰痛が悪化しまくりです。
腰くらい痛くてもパソコンには向かえるだろって声があちこちから聞こえておりますが、
今年もおそらくダラダラーとテキトーに更新してまいりますのでよろしくお付き合いください。
それでは本年のトップネタ、犬の飼い方について、早速吠えてみようと思います。

犬を飼うなら不妊手術(避妊去勢)をしなきゃ。わんわん。
あらら一行で終わっちゃった。

や、マジなんですけどね。
不妊処置に関する検索ワードでご訪問くださる方がわりといらっしゃるんですが、
その中で「正しい意見の去勢反対派」とか「避妊をやたら勧める人の断り方」みたいなのが最近目に付いて、
こりゃ犬の飼い方をそもそもわかっとらんなと思えちゃうことがあったんです。
新年早々(たぶん年中この調子)上から目線でごめんなさいね。
でもね、ほんとなんですもん。

その実態を一言で表すと「温度差」と言えるのかもしれません。
犬飼いさん同士の会話で、犬が好き、かわいがってる、の基本部分は同じはずなのに、
話せば話すほど温度差というか高低差というか、ありありと相違点が目立ってきて、
きっと価値観が違うんだわと自分を納得させたことのある方はたくさんいるんじゃないでしょうか。
一方が「そんなこともしてあげないの?」と思うのに対しもう一方は「そこまでするの?」みたいな。
よくありますよね。

で、中には本当に飼い主個人の価値観だけの捉え方の違いがあるんでしょうが、
犬飼い歴30余年のワタクシがまたもや上から目線で言い切りますと、
ポイントになるのは実は理解度のようなのです。
犬に対する、犬の飼育に対する理解度がどこまで進んでいるかいないかが分岐点で、
「飼い犬を未不妊のまま飼うことが自然で正しい」
「犬を飼うなら不妊手術をしてあげるのが優しく正しい」となる。

「未不妊状態」で「飼う」って、ものすごく不自然なんです。
ちょうどタイミングよく、保護犬の新飼い主に名乗りをあげた方の話を聞く機会がありまして、
以下、事実に基づいたフィクション混じりの〜。
未不妊の先住犬と暮らしていてその犬に不妊手術をするつもりはないけれど、
不妊済みの保護犬を引き取って育てたい、保護犬が不妊済みなのは理解できるしなんの文句も無いと。
さあて。これはなにか問題があることでしょうか?ないことでしょうか?

続きはつづく。





***********************************
***********************************
2014年1月現在 新飼い主募集中  当ブログ内の記事  北陸わんの里親探し
hokuriku
バナーをクリックすると北陸わんに飛びます
***********************************
***********************************



そらくんがんばれ月間 赤い糸はどこにつながってるのかな〜?
banner (2).gif
にんきブログランキング


「ツイート」の右となりの「ブックマーク」をクリックするとmixiやその他ソーシャルボタンが出ます。

posted by あきこ at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 動物愛護論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月17日

かなりマズイ8週齢規制


平成24年9月5日に議員立法による改正動物愛護管理法が公布され平成25年9月1日より施行された
わけですが気にするポイントを見誤っている意見が多い印象。
なんのことなのか、まずは環境省の発表を見てみましょう。引用はじめ

http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/revise_h24.html
動物愛護管理法 >平成24年に行われた法改正の内容

(1)犬猫等販売業に係る特例の創設

[4]犬猫等の繁殖業者による出生後56日を経過しない犬猫の販売のための引渡し(販売業者等に対するものを含む。)・展示の禁止(第22条の5関係)
 なお、「56日」について、施行後3年間は「45日」と、その後別に法律で定める日までの間は「49日」と読み替える(附則第7条関係)。

引用おわり。

なんでこういう決まりを作ることになったかと言うと、犬猫を売るのが目的であるケースにおいて、
子犬(と子ネコ)を早い段階で親兄弟から引き離すことで適切な社会化が阻害され、
代表的なところで吠え癖や噛み癖が飼い主にとって問題行動となり、飼育放棄を増やしてしまうのだ。
それを防止するためには社会性動物の成長の視点から、
最低でも生後2ヶ月くらいまでは親犬や兄弟犬と過ごさせて同種の愛情や噛む加減を覚えさせようじゃないか、
そしたら社会化の不足により飼い難い犬(やネコ)が飼育初心者をわずらわせることが少なくなり、
結果的に飼い主による放棄や殺処分が減少することにつながるだろう、、、

な感じの流れです。動物愛護団体やパブコメの意見も取り入れて中環審で決まりましたね。
んで、こういう問題に明るい弁護士先生や議員先生や各界有識者らは、
結局56日規制が実現されると決定してないんだから改正法に意味がないと嘆く愛護の人々に対し、
「時間がかかっても規制を目標にした流れだからご安心」的なことを仰っておられますね。

とまあ、この流れに喜んだりガッカリしたりさらに希望を持った人はたくさんいる気がしますが、
冒頭に書いた見誤っているポイントとは、
ふつうの繁殖場は8週が10週だろうと20週だろうと社会化の手伝いなんかしない
ということを見落としてるだろと思う点です。

子犬を生産して出荷することで生計をたてている繁殖場での「母子兄弟同居期間」は、
想像以上に短−−−−−−−−−−−−−−−−いのが普通ですから。
とくに母犬にダラダラと乳をやらせてたらスタミナは減るわ次の発情が遅れるわ掃除に手間はかかるわで、
さっさと分けて母犬は出産場所から元の小屋に戻しますし、
子犬は子犬だけで固めておく方が熱源も最小で済むし餌やりと掃除の手間も軽減されるんです。
それから、親犬(たいてい母犬だけ)の社会性がなされていないのが普通どころか、
子をガリっと噛みすぎちゃうから最初から人工哺乳しているケースも山ほどだし、
当然シツケもされてないんでギャン吠えするわ尻癖は悪いわついでに性質も健全性もあったもんじゃない。

良き家庭犬の下地を作る環境そのものがなにも無い、かえって時間とともに悪影響を及ぼす場所に、
長く置けば置くほど早すぎる巣立ちより良くない結果が待ってますよ。
そんな所出身でもヒトには慣れるんですけどね。

審議会の議事録はけっこう見てますが全部覚えてないんでもしかしたら勘違いかもですが、
動物愛護部会の方全員で犬を生産している場所を最低でも10ヶ所は見て回ってくださいよ。
なるべく頭数の多い所を。
見てないよね?300頭とか400頭とかひしめいてる繁殖場が全国にあるのに。

じゃないとこの8週齢規制は無駄。もっと問題を増やす。
ワタクシのパブコメ意見が見向きもされないから不貞腐れてるんじゃないですよ(笑
(生後56日を過ぎなければ店頭展示も出荷も禁止という案に大反対でした。今も)
放棄したくなるほどの問題行動や気質難・不健全性を持たされた犬はね、
ほとんど大多数がテキトーな繁殖と幼齢期のテキトーな育成で誕生させられてるんです。
科学的なデータを用意できないから「飼い主次第だ」と言いきる業者には負けますけどね★




***********************************
***********************************
2013年11月現在 新飼い主募集中  当ブログ内の記事  北陸わんの里親探し
hokuriku
バナーをクリックすると北陸わんに飛びます
***********************************
***********************************



banner (1).gif
よかクリサンセマム・ムルチコーレ (よかったらクリックで応援してくださいって意味です)


「ツイート」の右となりの「ブックマーク」をクリックするとmixiやその他ソーシャルボタンが出ます。
posted by あきこ at 14:07 | Comment(5) | TrackBack(0) | 動物愛護論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月10日

「動物の遺棄・虐待防止ポスター」更新

ポスターの更新日がいつなのかはわかりませんが環境省からの引用。
env_logo1.gif
環境省はココです ↑

環境省ポスター遺棄・虐待防止.jpg


pdfから自己流変換したため滲んじゃいましたがこう書いてあります。
「不幸な命を産み出さないために不妊去勢しましょう。」
「愛護動物を遺棄・虐待した場合100万円以下の罰金」
「愛護動物を殺傷した場合2年以下の懲役または200万円以下の罰金」
 (大きい太字原文ママ)

うちのネコがロシ系なので気になっていたポスター。
こーゆー見て楽しめない系のどこにでも貼りにくいポスターにインパクトは必要だけど、
これ国がわざわざ作らなくてもいいんじゃないのと思ったのは本音。だって何番煎じ?

飼い犬に不妊処置をしたくない人は、たいていの場合、不幸な命を自分が生み出すつもりなんかないわけで。
少なくとも子を産ませる目的を欠片も持たない人にはこんな言葉は伝わらない。

ありすぎるほどよくある話に骨格の異常や関節炎などなどの病状を理解しないか軽視する飼い主に、
散歩嫌いだと思い込まれて本当に戸外を知らずに室内ケージ内でしんみりと暮らす犬は、
もしかしたら殴る蹴る的な扱いをされるより虐待に近いのではとしょっちゅう思う。


20100313115744910.jpg


国より自由な地方と混ぜて考えてもいかんけど、この埼玉県のポスターは環境省のと同じ言葉を使ってて。
ストップ動物虐待、の文字を右下でこじんまりさせて抜け殻写真を際立たせて、
不幸な命を生むことへの否定に対し不妊・去勢手術は動物への愛情ですという肯定文がイイ。



***********************************
***********************************
2013年10月現在 新飼い主募集中  当ブログ内の記事  北陸わんの里親探し
hokuriku
バナーをクリックすると北陸わんに飛びます
***********************************
***********************************


気に入っちゃった季節感まる無視ペンペントリオ

posted by あきこ at 16:22 | Comment(2) | TrackBack(0) | 動物愛護論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月21日

犬業界の闇の作り手の話

この業界の闇と聞いて浮かぶものの一つにペットオークション・生体競り市がある。
ペットオークションは一般人の目に極力触れさせず行われるからか、人間目線の価値観で人身売買を想像したり
仕組みや流れなど実態が不明なためより恐ろしげで、ヤバイ方向に秘密めいた印象を受けやすく
社会が欲する合法的な商売であるのに、動物愛護に目覚めた人の大半が嫌悪感を持つ。

犬業界の善悪の基準は最初から最後まで人間本位だ。まあ当然だ
ショップのショーケースに陳列されるまで犬たちが身を置く場は大概閉鎖的で、業界の闇部分が隠れ、
ちょっとググるとそれはそれは痛ましい事象に触れることもある。
仕入れた直後に具合の悪くなった子犬が人知れずショーケースの裏で死んだなんてのは序の口で
週に一度の事業系廃棄物引き取り業者が来るまで死体をクーラーボックスに突っ込んでおくのもザラだ。
誇張も多いので要注意だが
血も涙も無い非情な扱いを初めて知った一般飼い主はヒトの心を持たない所業と罵るが、
店側としては商売をしている以上コストはもちろん公衆衛生面も重んじるのは当然で、
死んだ子犬を煮て食うわけじゃないんだからクーラーボックスは善だ。

ここでの闇とは主にヒトの益のため犬が一方的に損を被る的な意味だがさて、その闇は誰が作っているのか。
お金が好きなギョーカイ人が生き物の命よりも愛するお金を重視するから闇ができる、
みたく漠然と考える意見もあるだろうけど、実はオカネスキー以前の理由がある。
犬業界の闇は犬業界の闇を見たくない人が作っているんだと聞いて
ああそうかもと感じてくださる人が一人でもいれば当ブログの更新頻度が上がるかもしれない。ウソごめん上がらない可能性のほうが高い

ジャーナリスト山下氏のブログでこういう記事を読ませていただいた。
犬業界「もたれ合い」の構図 (2011年10月03日)
「健全な犬種の維持と発展」に尽力すべき大手畜犬団体の幹部(当時)が、
あろうことか目に見えるほどの「健全でない犬」を流通させた張本人だったのだという。
読んだ瞬間驚き、根本から腐っていると悲しんだり、とんでもない悪だと感じるかもしれないが、
同時に「畜犬団体の幹部が競り人を兼務」が嘆かわしく思えるのはどうしてなのかの疑問も湧く。

ペットビジネスの一歩先を読む総合サイトなペットビジネスサテライトより引用   *転載じゃなく引用ですからご安心を*
http://www.petservice.co.jp/yh_pet/36.html
愛犬家の心情、業界の風潮からすると子犬の競り市場には負のイメージがあり、多くのペットショップは「当店は競り市場から仕入れたりしない」と公言しています。
ところが、どうしてどうして、競り市場は多くのペットショップの社交場の様相です。(ショップ名の入った車では来場されないようです。)

競り市場の光景をテレビ放映したいとテレビ局から申し入れがあり、反対意見もありましたが、実現しました。
ただし、この当日、テレビカメラが回っている間は競りの金額を実際の2倍でやりとりする事になりました。
つまり8万円で落札したら、4万円払う事になります。


上の文のとおり、人々が見たがらないから見せないだけで、
誰かが見たい・見たくないに関わらず、闇を含んだ犬の流通は人々の為に起きている。
犬業界に限らなくても世間一般の光・善のために業界内に大小の闇・悪が存在することはよくあるが
偏った動物愛護が流行しているここ最近(と表現せざるを得ない時代と思っている)では、
人々が見たくないものを見ずに済ますことのシワ寄せが自由も言葉も人権も持たない犬たちに溜まる。

だって1頭のオスと1頭のメスの合計2頭の愛犬の繁殖を年1〜2回行いネットで子犬の飼い主探しをやるのと
10頭のオスと40頭のメスの合計50頭規模の繁殖場からペットオークションに子犬を卸すことは目くそ鼻くそなのに、
両者の違いを上っ面だけで感情的に判断するのが現代の動物愛護の「フツー」だ。
10人中7人くらいは頭数が多く見た目が不衛生だったりの繁殖場を滅すべき悪徳と言い
このブログのうちの犬たちカテゴリのようなそこそこ楽しげな雰囲気の一般家庭で繁殖が行われると
愛情たっぷりで幸せに包まれた良い繁殖と10人中8人が思うだろう。
繰り返すがそれは目くそ鼻くそだ。



***********************************
***********************************
2011年10月現在募集中  当ブログ内の記事  北陸わんの里親探し
hokuriku
バナーをクリックすると北陸わんに飛びます
***********************************
***********************************



宇宙より愛を込めて

ブログランキングに参加しています
posted by あきこ at 16:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 動物愛護論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする