2011年11月30日

犬の胃捻転は遺伝病である

テレビ東京の人気番組ポチたまの旅犬だいすけくんが昨日亡くなった。
公式サイトの発表によると11月29日未明に異変が起こっていることに気付き、
動物病院でレントゲンを撮影した結果「胃捻転」と診断され、
緊急手術の甲斐なく同日午前9時過ぎに息を引き取ったとのこと。
6歳の若さである。

この病気の本名、胃拡張捻転症候群 Gastric dilatation volvulus と呼ぶとおり、
なんらかの原因によって胃内部の動きが弱く(悪く)なった時に、
通常なら問題なく上(ゲップ)や下(腸内へ)に移動するはずの空気が逃げ場を失う。
というのがそもそもの症状。
英語の病名で調べていると、下部食道括約筋の機能不全とか
上部食道括約筋の圧のトラブルが関連するとかの文章に出会うこともあるが
細かいメカニズムは胃拡張捻転症候群を起こしている最中の犬と一生その症状が出ない犬を
それぞれ最低でも数十頭ずつ病理学的検査とかしなければわからんのではとシロートは思う。

まあそれはいいとして逃げ場を失った空気によってまずは胃が拡張する。
体のどの部分も基本的に同じだが、もともと胃袋が収まっている場所はスペースが決まっているため
限られたスペース内で膨らむと当然ながら形がいびつになる。
拡張(膨れ)が進むと胃のくびれ(小彎)の部分がぎゅうっとくっつき
幽門(腸とつながってるところ)が噴門(食道と)にくっつくようになり
まん丸を過ぎれば本当にぐんにゃりねじれてしまって、、と文章だけではなにがなんだか。
なので胃拡張の図解を探してて見つけたあいの動物病院さま
※手術中の内臓の写真がありますので苦手な方はクリックしないでください※
胃捻転の病態生理
http://www.aino-hospital.com/cgi-bin/aino-hospital-treatment1/sitemaker.cgi?mode=page&page=page5&category=0

ちなみに犬の胃の位置はこうなのでヒトの解剖図とまあ同じ。赤い部分が胃ね。久々の炸裂画伯。
胃.JPG

ねじれるのはなぜか?膨らむから。
膨らむのはなぜか?体型(胸の深い犬がリスクが高い)や食べ物の内容や早食いや加齢や食後の安静を怠ること、
ではない。
それらは発症の引き金の一つになる可能性があるというだけ。
股関節形成不全や膝蓋骨脱臼などの遺伝性の関節疾患の原因がフローリングでないのと同じく、
原因のほとんどは遺伝にある。





ここらで参考サイトをご紹介。
英文ですがリンク先も情報がいっぱいのワタクシ御用達サイト OMIA
http://omia.angis.org.au/OMIA000404/9615/

日本語で一般人にもわかりやすいマーブル動物医療センターさま
犬の胃拡張・捻転症候群(GDV)/2005年10月26日号
http://www.mvcj.com/news/20051026.htm

ワタクシは旅犬だいすけくんを国民的アイドルだと思っている。
彼の早すぎる死を悼む気持ちはだいすけファンの皆様と同じつもりだ。
ただ、初代国民的アイドル犬だっただいすけくんの父犬まさおくんも7歳という若い年齢でこの世から旅立っている。
だいすけくんは番組内で公募した『お嫁さん犬』とまさおくんの間に生まれた、素人繁殖の子だ。
彼らの個性は素晴らしいものだったし、最高に面白い犬たちだったのは間違いない。
まさお・だいすけ父子には一点の曇りも落ち度も無いが、
彼らの繁殖に関わった人間たちがラブラドールレトリバーの繁殖を知らなかったのが残念でしようがない。
そして彼らのためにも、番組関係者らへはセンター引き出しの保護犬を三代目に強く推薦する。



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2011年02月01日

国内遺伝子検査

今度は日本語でやり取りできる犬の遺伝子検査について。

またもやちょい古データですみませんが2009年8月に作ったリストです
国内または日本語での申し込みが可能な検査機関で遺伝子検査を受けられる犬の遺伝性疾患:病気別
http://www.geocities.jp/kotavi2002/00new/tentativeGenetic-test2.html
これ作ってから1年半も経ってますが内容にさほど大きな変化はありません。
増えたのはプードルの新生児脳症やS犬RY検査くらい。
病名は意図的に縮めたりしてます。

株式会社バイオス医科学研究所さん
http://www.bioslab.co.jp/research/8/index.html
と日本畜犬遺伝性疾患協会 IDIDA JAPANさん
IDIDA JAPAN
は協力体制をとっておられるそうで、料金はほぼ・内容はたぶんまったく同じです。

進行性網膜萎縮症 (PRA)
コリーアイ
CL症
フォンウィルブランド病 (vWD)
Xリンク筋ジス
先天性ミオトニー (ミオトニアとも)
イベルメクチン不耐症
銅蓄積症
シスチン尿症
GM1ガングリオシドーシス
糖原病
フォスフォルクトキナーゼ欠損
フコシドーシス
白血球粘着不全
ムコ多糖症3A
ナルコレプシー
重症複合免疫不全症
骨形成不全症
ピルビン酸キナーゼ欠損
腎嚢胞腺癌/結節性皮膚線維症
マール因子
グレーコリーシンドローム
AR腎症
遺伝性白内障

有限会社カホテクノさん
http://www.kahotechno.co.jp/clinic/testitem.html#iden
PRA
vWD病
CL症
コリーアイ
のほかに
犬SRY遺伝子検査
が増えてた。これは半陰陽の検査で、オスなのにメスの性器のようなものがあるとか
何度交尾させても妊娠しないメスとか、の原因を調べる一つの手段。

次にGTG
http://www.gtg.ne.jp/shikkan/kensalist.php
上記三社・団体に無いものとしては

網膜錐体変性症
先天性停在性夜盲症
変性性脊髄症
L-2 ヒドロキオキシグルタル酸尿症
ナチュラルボブテール先天性短尾
新生児脳症
ビルビン酸脱水素酵素ホスファターゼ欠損症
PRAは3つのタイプ
進行性網膜萎縮症
vWD病が3つのタイプ

最後に三菱化学メディエンスさん
http://www.medience.co.jp/animal/animal_04.html#conts06

リンパ腫や肥満細胞腫に関するナニカ
(腫瘍をつくる遺伝子の検査というわけではないようですがよくわかりません。
肥満細胞腫は治療するためにあるクスリが効くとか効かないとかを調べられる模様)

海外の検査機関に比べたらやはり項目も対象犬種も物足りない。
少なくともドベとボクサーの心筋症やバニゴルシェパのミエロパチーや
パグ脳炎やウエスティのクラッベ病やチャイニーズビーグルがぜひとも欲しいところです。
それにしても気になるのは犬の遺伝性疾患の遺伝子検査をする機関が、
いくつかではありますが、遺伝病を失くそうとか遺伝の病気が出ることがダメ〜
って言っちゃってる部分。

大まかには正しいでしょうけど本当は違うんですよ。
犬の重度な遺伝性疾患の発症を抑えるのに必要なのはコントロールです。
失くそうぜなんて言うと遺伝する病気を隠すことに繋がっちゃいますからね、
検査してくれる機関があることがありがたいからこそ、
我が国の犬の遺伝性疾患のあれこれに関わるかたがたは、
血統書の意義や血統の把握の重要性と繁殖コントロールに目を向けてくださいませんか。





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2011年01月31日

遺伝子検査できる病気その3

最近アクセスワードの反映が早い?ようなので
表現する言葉をちょいっと変えながら同じことを三たび繰り返します。
このシリーズの1から3まで
1.http://kotavi2002.seesaa.net/article/181480222.html
2.http://kotavi2002.seesaa.net/article/182069165.html
3.ココ

にUPしたのは、主にアメリカやオーストラリア
1頭の犬の遺伝子からこの病気の因子を持っているかいないか がわかる
病気たちです。
ある遺伝病が最初に研究された犬種・研究の結果変異遺伝子の所在がわかった犬種
を転載させていただいておりますが、これらに犬種名が記されていないことや
遺伝子検査ができない犬種たちのほとんどすべては
この遺伝性疾患の無い犬種ではありません
とくに繁殖をするなら絶対に押さえておかなければならないただの事実です。
ではNからVまで。

Narcolepsy
ナルコレプシー、脱力発作、睡眠発作
(過度の脱力または眠気が日中、とくに興奮した時に起こる。劣性遺伝)
ダックス、ドベ、ラブ

NCL-A (Cerebellar Ataxia)
小脳性運動失調
(早ければ生後2週目くらいで眼震や重度の歩行異常などがある、小脳から脊髄の神経細胞が壊されていく。進行性)
ピットブル、スタッフィー

Necrotizing Meningoencephalitis (NME)
壊死性髄膜脳炎、パグ脳炎
(大脳の細胞が死んでいく。多因子遺伝。てんかん発作や運動障害など脳炎の症状
犬の壊死性髄膜脳炎(パグ脳炎)の病態解析(東京大学獣医臨床病理学研究室ホームページ):
http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/vcpb/pug.html
)
パグ

Neonatal Encephalopathy with Seizures (NEwS)
発作を伴う新生児脳症
(だいたい小ぶり、早ければ生後すぐから強直性発作、7週目までに多くが死亡。劣性遺伝)
プードル

Neuronal Ceroid Lipofuscinosis (NCL)
神経セロイドリポフスチン症
(ライソゾーム疾患。当ブログ内に関連記事複数あり。劣性遺伝)
米ブル、チベタンテリア、Eセッター、Eスプリンガースパニエル

Phosphofructokinase Deficiency
フォスフォフルクトキナーゼ欠損症
(赤血球や筋肉などでエネルギー源であるグルコースやグリコーゲンの代謝に関わる
フォスフォフルクトキナーゼ(PFK)に異常が起こる。エネルギー不足による虚弱、筋肉の痙攣、黄疸
劣性遺伝)
コッカー(どちらかは不明)、Eスプリンガースパニエル、雑種(?)

Polyneuropathy (NDRG1)
多発性神経炎、多発性ニューロパチー
(末梢神経障害による運動感覚および自律神経障害、劣性遺伝)
グレーハウンド

Primary Hyperparathyroidism
原発性副甲状腺機能亢進症
(元気消沈、腎結石、食欲不振・嘔吐・下痢(消化性潰瘍)、膵炎、易骨折性。
血液中のカルシウムが正常またはそれ以上あるのに副甲状腺ホルモンが必要以上につくられることで起こる)
キースホンド

Primary Lens Luxation (PLL)
原発性水晶体脱臼
(眼圧上昇、視力障害、脱臼の前に亜脱臼が起こるがあまり気付かれないで症状が進む。劣性遺伝)
チャイクレ、ジャック、ミニブルテリア、Eコッカー、
他多数

Progressive Retinal Atrophy
進行性網膜萎縮症、PRA
(国内でも検査ができるため視力を失う遺伝性疾患としてPRAはかなり有名になった。優性・劣性・線染色体性)
多数

Pyruvate Dehydrogenase Phosphatase Deficiency (PDH, PDP-1)
ピルビン酸脱水酵素フォスファターゼ欠乏症
(乳酸の蓄積による筋力低下、肝障害、けいれん発作、脾腫)
クランバースパニエル、サセックススパニエル

Pyruvate Kinase Deficiency
ピルビン酸キナーゼ欠乏症
(死産・新生児死亡。乳酸の蓄積による筋力低下、肝障害、けいれん発作、ATP(アデノシン三リン酸)産生低下、赤血球内脱水、脾腫)
ちわわ、バセンジー、ビーグル、ダックス、ウエスティ

Retinal Dysplasia (RD/OSD)
網膜形成不全
(いくつかタイプがあるが多くは視力の障害または喪失。劣性遺伝か劣性遺伝だろう)
ラブ、サモエド

Thrombopathia
血小板減少
(血液凝固障害、血小板の病気は軽ければメスの発情出血の延長や歯の生え換わり時の少量の出血など。劣性遺伝)
バセットハウンド

Trapped Neutrophil Syndrome (TNS)
捕捉好中球減少症
(白血球の半分から3分の2を占めるのが好中球。易感染性。劣性遺伝)
ボーダーコリー

Von Willebrand's Disease
フォンウィルブランド病
(いくつかタイプがある。血中フォンウィルブランド因子の欠乏が原因の血小板粘着障害による
先天性出血性疾患。劣性遺伝)
バニ、ドベ、パピヨン、ペンコギ、プードル、スコッチ、シェルティー、全ポインター






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ぽちっとな



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2011年01月23日

遺伝子検査が可能な犬の遺伝病続き

遺伝子検査が確立している犬の遺伝性疾患の病名の翻訳の続きです。GからMまで
前の記事はこちら

Glanzmann’s Thombasthenia
グランツマン血小板無力症
(血液の病気。先天性血液凝固因子欠損。犬では稀な鼻血が多かったり)
オッターハウンド、ピレネーズ

Globoid Cell Leukodystrophy
球様細胞白質ジストロフィー、またはグロボイド細胞性ロイコジストロフィ、クラッベ病
(ライソゾーム疾患。ガラクトセレブロシダーゼの欠損による進行性の中枢神経系の衰退)
ケアン、ウエスティ

Glycogen Storage Disease Type IIIa (GSD IIIa)
糖原病三型、またはグリコーゲン貯蔵病、V型はフォーブス病・コリ病
(ライソゾーム疾患。進行性の低血糖、肝臓の腫れ、筋力の低下)
Cレトリーバー

GM 1 Storage Disease
GM1カングリオシドーシス
(ライソゾーム疾患。若齢期の運動失調から始まり、けいれん発作、視力低下(失明)、
痴呆様症状などを起こし早期死亡)
PWドッグ

GM2 Gangliosidosis
GM2ガングリオシドーシス
(ライソゾーム疾患。上記参照)


Gray Collie Syndrome (Canine Cyclic Neutropenia)
周期性好中球減少症、グレーコリー症候群
(毛色遺伝子のDシリーズがddホモ=ブルーのコリー系の犬の症例が見られたことから名づけられた。
血中の好中球が減少することで皮膚や被毛が弱くなり口内や内耳などに炎症、易感染性)
コリー

Hereditary Juvenile Cataracts
遺伝性若年性白内障
(白内障とは水晶体が濁ることにより視力が障害される状態で若年性とは概ね6歳以下を指す)
オゥシー、フレブル、スタフィー、ボステリ

Hereditary Nephritis
遺伝性腎炎
(腎炎とは腎臓の炎症。犬ではまずたいてい膀胱炎と診断される)
サモエド

Hyperuricosuria
高尿酸尿症、高尿酸血症
(血液中の尿酸が多くなる状態、悪化すると通風を引き起こす。通風は数日間の強い痛みのあと
痛みが薄れる期間が最初より長めに続き、また強い痛みの数日間を繰り返す。
高脂血症と合併することが多い。高尿酸尿症下ではシュウ酸カルシウム結石が形成されやすい)
ダルメシアン

Ichthyosis
魚鱗癬
(魚の鱗のように皮膚の表面が硬くなり剥がれ落ちる病気)
ノーフォークテリア

Juvenile Dilated Cardiomyopathy (JDCM)
若年性拡張型心筋症
(心室拡張と収縮力低下を伴う重篤な心筋病変)
PWドッグ

L2HGA−L2 Hydroxyglutaric Acidurea
ヒドロキシグルタル酸血症U型(翻訳自信ナス)
(有機酸代謝異常症。生後6ヶ月から1歳の間に歩行ふらつき、振戦、運動や興奮後の筋肉の硬直、てんかん発作)
スタフィー

Leonberger Polyneuropathy (LPN
レオンベルガー多発性ニューロパチー
(ニューロパチーは運動神経、感覚神経、自律神経-末梢神経の正常な伝導が障害されること。
四肢の脱力や筋力低下、運動麻痺、感覚障害が見られる)
レオンベルガー

MDR1 (multiple drug resistance gene)
多剤耐性遺伝子
(主にコリー系に見られるイベルメクチン中毒など)
オゥシー、ボーダーコリー、コリー、シェルティー

MPS IIIB
ムコ多糖症VB型サンフィリッポ症候群
(ライソゾーム疾患。2〜3歳で多動・攻撃的、けいれん発作、震え、歩行・嚥下障害などが見られる。
早期死亡)
スキッパーキ

MPS VI
ムコ多糖症Y型マロトー・ラミー症候群
(ライソゾーム疾患。成長遅延、心臓や肝臓の変形・機能異常や腫れ、角膜混濁、難聴、
臍・鼠径ヘルニア、気道狭窄、骨変形など多くの障害が見られる。
呼吸器不全での若年死亡が多い)
ミニピン

MPS VII
ムコ多糖症Z型スライ症候群
(ライソゾーム疾患。Y型参照)
Gシェパード

Musladin-Lueke Syndrome
チャイニーズビーグル症候群
(ヒトの全身性硬化症に似た状態。皮膚・関節の繊維化、嚥下・呼吸障害)
ビーグル

Myotonia Congenita
先天性筋緊張症
(筋肉収縮後の弛緩が障害される、筋力低下、筋けいれん)
ミニシュナ


血小板無力症は軽度であればなにかの手術や大怪我をするまで気づかないこともあるが
症状が重ければ生まれ落ちた直後にへその緒からの出血が止まらず弱る、あるいは死ぬ。
犬は乳歯が生え変わる時に普通は垂れるほど出血しないし
メスの発情出血は正常なら3週間以上も続くことは無い。
それらが見られると血小板無力症に限らなくても血液の病気が疑われる。

ニューロパチーや筋緊張症の犬は症状が軽ければ立ち上がり時にフラつくかもつれる程度だ。
足が痺れるように感じられることも多いがフツーの犬の足は痺れない
治療の必要がいらないor治療方法がなくできないケースは多々あるが、
足が痺れる犬を繁殖させてはいけない






心臓病もほとんどが遺伝性なんだニャ

ぽちっとなプリーズ



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2011年01月22日

物足りなさ過ぎ遺伝子検査

昨日の記事の続きです。

ちょい古データですが
犬の遺伝子検査を行う国内または日本語での申し込みが可能な検査機関 2009年8月現在

犬の遺伝性疾患て、体のつくりはヒトと大差ないものですから
何千から何万という種類の遺伝する病気や体質や形質があると考えて間違いありません。
で、近頃では良いブリーダーを探すときの目安として、
繁殖させる犬たちの遺伝子検査を済ませているか、なんてことが話題になります。
ネットやテレビのおかげで犬にも遺伝性疾患があることと、
犬の遺伝性疾患は繁殖させるペアを選ぶ人間に責任と予防の義務があるのだ
という考えがそこそこ浸透してきた気がします。

ただ、フツーの一般の飼い主さんは遺伝子検査の中身や実施機関についてなんかは
あんまり詳しく把握していないのが普通ですから、
結構なんとなく検査したほうがいいんじゃないの?と思っています。
つい先日、セロイドリポフスチン症を発症したちわわ?の記事を書きましたが、
それに関して「遺伝子検査を怠ったからCL症を発症したのだ」
的なご意見を複数見かけました。
何度でも同じことを書きますがちわわのCL症の遺伝子検査はできません

CL症どころかちわわの遺伝子検査は今現在国内ではできない
※時々JKCのDNA登録をDNA検査がされていると間違った認識を持つ人がいます。
繁殖の際に最低限必要なこととして広まってきている遺伝子検査。
日本で遺伝子検査ができる犬種と疾患・形質はものすごく少ないんです。

遺伝子検査ゼロ
チワワ
ポメラニアン
ヨークシャーテリア
シーズー
マルチーズ
パグ
ミニチュアピンシャー
キャバリアキングチャールズスパニエル
ペキニーズ
イタリアングレーハウンド

日本スピッツ
ビションフリーゼ
フラットコーテッドレトリーバー(以上、09年度JKC公開データより年間登録頭数500頭以上の犬種)

ポメは当ブログに複数ポメの遺伝性疾患に関する記事が示すとおり、
低血糖やポメはげの代謝性疾患からパテラ・レッグペルテスなどの筋骨格の遺伝的トラブル
ポメもマルもちわわもヨーキーも流涙、関節系、気管呼吸系、心臓などなど、
キャバリアは僧帽弁閉鎖不全・三尖弁閉鎖不全・拡張型心筋症など
心臓の重大な病気がつきもののように言われていますが結局は遺伝性疾患。

ミニピン・イタグレは皮膚病も多く免疫系のトラブルに起因するものは遺伝性と判明している、
乳歯遺残も停留睾丸も各種ヘルニアも遺伝性疾患だけど遺伝子検査はできないか確立していないだけ。
フツーの一般の飼い主さんは遺伝子検査の中身を把握しきれていないから、
遺伝病とされる病気の犬を見聞きすると悪徳繁殖業者やパピーミルが悪いと思う。
今現在ブリーダーを名乗っている繁殖者の大多数が一般飼い主さんとなんら変わりなく、
遺伝性疾患や遺伝子検査について専門的に学ぶチャンスが皆無なことにも目を向けて、
悪徳業者ってそもそもどういう状況の繁殖者なんでしょうか?
を考えるためにそのうちこれも書きます。たぶん。。




ものたりないよね

ぽちっとなプリーズ



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2011年01月19日

遺伝子検査ができるということは

その病気(形質・体質)は犬の遺伝性疾患にほかならない、という証明だ。
犬種名があがっているが、あくまでも「この犬種は検査方法が確立しています」だ。
決して他の犬種はこの病気にかからない、犬の遺伝病は犬種によって罹るものと罹らないものがある、
ではない←ココすごく重要

繁殖者は犬の遺伝病の病名と症状を知っていなければならないし
もし獣医師がもっと簡単に病名を省略して説明したとしても見破らなければならない。
たとえば獣医師は「心臓病です」とは言うけど「催不整脈性右室心筋症」なんて滅多に言わないから。
たった一犬種でも遺伝子検査が存在するということをブリーダーが無視してはいけない。

ポメのレッグペルテスの記事にちらっと載せた
ちなみに「現在利用可能なDNA検査の対象疾患と犬種」はこちら。
http://www.offa.org/dna_alltest.html
の病名の翻訳。AからFまで。

Arrhythmogenic Right Ventricular Cardiomyopathy
不整脈原(源)性右室心筋症、催不整脈性右室心筋症
(心拍リズム(脈拍)が不規則なことによる右室拡大・心筋の脂肪変性、発作、若年での突然死)
(てんかんとは全く違うのに発作というだけでよく誤解されていると感じられる。5歳前後の元気なボクサーが突然死ぬのはこういう理由もある)
病状把握用心臓病と卯建(うだつ)のホームページ様(ヒト用)より不整脈原性右室心筋症http://www.udatsu.vs1.jp/ARVC.htm
ボクサー

Canine Leukocyte Adhesion Deficiency (CLAD)
イヌ白血球粘着不全症
(白血球表面上の粘着分子の欠損を原因とする白血球機能異常症。白血球数の増加、好中球の左方移動、易感染性・早期死亡)
Iセッター、R&Wセッター

Canine Multifocal Retinopathy (CMR)
イヌ多発性網膜症
(網膜症とは網膜内の血の流れが悪くなること。症状に気付きにくいこともあって犬では失明率高し)
マスチフ、ブルマスチフ、ピレネーズ、ポルドーマスチフ、コットンデツレアル

Centro Nuclear Myopathy (CNM)
中心核ミオパチー
(ミオチュブラーミオパチー(myotubular myopathy)ともとも呼ばれる先天性ミオパチー。
ミオパチーは筋力低下を伴う筋原性疾患の総称。子犬期から発症する型は高口蓋-口蓋の中央線部分が下側に盛り上がっている-
と股関節その他関節形成不全を伴う。成犬発症型もあるようだ)
ラブ

Cerebellar Ataxia
小脳性運動失調
(斜頚、眼震、頭部の細かい震え、歩幅が広い、飲食がヘタ)
イタリアンスピノーネ

Ceroid Lipofuscinosis
セロイドリポフスチン症、CL症
(重度ライソゾーム疾患。一般的に2歳前後で死亡。「ごえもん CL病」で検索してください)
ボーダーコリー

Cobalamin Malabsorption
コバラミン吸着障害
(ビタミンB12欠乏症。常に大きな赤血球や異常な細胞核を有する白血球が特徴的な悪性貧血)
Gシュナ

Collie Eye Anomaly
コリーアイ
(視力が徐々に落ちるが犬はその都度周囲に対応していくので気付きにくい。重度の場合は網膜はく離を起こし失明に至る。
遺伝子診断以外では生後2ヶ月前後に専門の検査をして診断できる)
オゥシー、ボーダーコリー、コリー、ノバスコシア、シェルティー

Cone Degeneration
網膜錐体変性症
(進行性の夜盲、視野狭窄、視力低下。若年性白内障や緑内障を併発するケースも多い。眼底色素沈着、視神経の萎縮が見られることもある)
(cone-コーン-錐体(すいたい)は明るい所で色を見分ける円錐状の視細胞。
暗い場所では色を識別できない。rod-ロッド-杆体(かんたい)は暗い場所で明暗を感じる棒状の視細胞。
ヒトの場合明るい場所から暗いところに入った時にものが見えるようになるまで時間がかかるが、
この時にコーンとロッドの切り替えが起きている。)
GSポインター

Cone Rod Dystrophy
杆体錐体ジストロフィー
(夜盲と視野狭窄、羞明-極端に眩しがる-を経て失明状態に近くなる網膜色素変性症。白内障合併多し)
グレンオブイマールテリア

Congenital Stationary Night Blindness (CSNB)
先天性停在性夜盲症
(杆体の欠損・異常。夜盲の期間が早くから始まり、成犬以降に失明にいたることもあるが錐体に異変が起きなければ夜目がきかないだけとなる)
ブリアード

Congenital Hypothyroidism with Goiter (CHG)
甲状腺腫を伴う先天性甲状腺機能低下症
(出生前から甲状腺の硬い腫大、腫大化すると気管のズレから呼吸障害や嚥下障害。甲状腺ホルモンには異常がないことが多い)
トイフォックステリア

Copper Toxicosis
銅蓄積症、ウィルソン病
(低食欲、大人しい、散歩が苦手(歩行障害)、発熱、黄疸、肝機能障害(GOT・GPT・ビリルビンなどの上昇)、
肝腫大、脾腫大、腹水、浮腫、目の色の変化、溶血性貧血、血尿、関節障害)
ベドリントンテリア

Cystinuria
シスチン尿症
(再吸収されなければならないシスチンというたんぱく質が尿に出てしまうことによって結石が作られる。
尿のphは異なるが、ストルバイト結石を併発することもあり、ストルバイトの治療がうまく進まない時は疑える。
ホモ接合の場合は結石となるが、ヘテロでは結石は形成されないが通常より多いシスチンが排出されている)
ニューファン

Degenerative Myelopathy
変性ミエロパチー
(ゆっくり徐々に後足の麻痺が進行する退行性脊髄症。ミエロパチーは脊髄の圧迫等による脊髄機能障害)
バーニーズ、Gシェパード、ゴル、ピレネーズ、シェルティー、ワイア、他

Dialated Cardiomyopathy
拡張型心筋症
(心室拡張と収縮力低下を伴う重篤な心筋病変。犬の心臓手術は今現在一般的ではないのだから、
重い心臓病の犬は様々な制限を感じながら早く死ぬと決まっている)
ドーベルマン

Exercise Induced Collapse
運動誘発性虚脱
(生後5ヶ月〜3歳くらいまでに発症のケースが多い激しい運動後発熱、下半身の虚脱、痙攣。まれに死亡)
ラブ、ペンコギ、GWポインター、他

Factor VII Deficiency
第7因子欠乏症
(安定因子欠乏症。血液中の凝固因子の先天的な欠乏(こういった病気の代表例は血友病))
ビーグル、Gシュナ、他

Factor XI Deficiency
第11因子欠乏症
(PTA因子欠乏症。外傷や抜歯、外科手術後の出血過多)
ケリープルーテリア

Fanconi Syndrome
ファンコニ症候群
(発育不全、多飲多尿、くる病、骨軟化症、筋力低下。腎近位尿細管の障害による糖尿、リン酸尿、汎アミノ酸尿、HCO3の喪失(尿中漏出症)。
シスチン尿症の他ウィルソン病や糖原病を合併することもある。
またシスチン尿症が原因でファンコニー症候群が発生する場合は成長遅延と網膜に斑状の色素脱失があり
進行性腎不全で早期死亡となりやすい)

Fucosidosis
フコシドーシス
(ライソゾーム疾患。フコシダーゼの欠損で生じる常染色体劣性遺伝病で、糖タンパクの代謝異常によりオリゴ糖が体内に蓄積することで発症)
Eスプリンガースパニエル


ちょっとラクしようとして犬種名は縮めちゃいました。
昨日も今日もぽちっとなプリーズ

年と共にだんだん眩しがる子は要注意なのよー





posted by あきこ at 16:21 | Comment(2) | TrackBack(0) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月17日

ポメのレッグペルテス

ポピーちゃん  ポピーちゃん
  ESPRESSO OF ASKA DOG FIELD JP
  エスプレッソ オブ アスカ ドッグ フィールド ジェイピー
  2009年7月18日生まれ
  PO-16329/09 ポメラニアン メス

  好きなもの:お散歩、にんげん、七面鳥のアキレス、さつまいも、りんご、白いご飯、トマト、きゅうり
  ちょっと苦手なもの:犬


mixiで知り合ったポピーちゃんのご紹介です。
ポピーちゃんは生後6ヶ月で大腿骨頭壊死−レッグペルテス−の手術をしました。
(それ以前からパテラもあるそう)
ポメラニアンのレッグペルテスは、たぶん常染色体劣性遺伝の遺伝性疾患です。
OFA http://www.offa.org/lcp_overview.htmlでは
遺伝形式は不明だが遺伝性疾患と考え、レッグペルテスを発症した犬を繁殖させてはいけない、としています。

現時点では遺伝子検査ができません(検査方法が確立していない)ので、
発症したポメの血統情報を共有することが病気防止につながります。
(OFA-伴侶動物の遺伝性疾患を研究し健康と福祉向上を目的としたアメリカの動物整形財団・団体?で、
英語でやり取りができる一般飼い主やマトモな繁殖者は信頼できるデータベースとして、
DNAテストやレントゲン写真の診断などのために利用している機関。ものすごい情報量−)

ちなみに「現在利用可能なDNA検査の対象疾患と犬種」はこちら。
http://www.offa.org/dna_alltest.html
↑そのうち病名の翻訳いたします。



血統情報の共有

  ESPRESSO OF ASKA DOG FIELD JP
  エスプレッソ オブ アスカ ドッグ フィールド ジェイピー
  2009年7月18日生まれ
  PO-16329/09 ポメラニアン メス
  同時出産・登録頭数ともオス1、メス2で、他の2頭の一胎子登録番号は16327/09と16328/09
  繁殖者は 滋賀県野州市のTANIさん




             7.曽祖父 BEATER OF ANGELICAL PUPPY JP
             PO-05480/96
             クリーム

       3.祖父 EINSTEIN OF ANGEL COMMANDER
       PO-11820/00
       クリーム
       DNA JP006914/06

             8.曾祖母 ARLE OF TOYOHASHI HIRONAKA
             PO-03241/94
             クリーム
         
1.父 BERTLAND OF SUGI GROW JP
PO-11282/04
2004年5月31日生 クリーム
DNA JP001951/06

                    9の父 Ch.LASSALLE OF ELDOLAD MAO JP

             9.曽祖父 CORYDON OF SUGI GROW JP
             PO-04720/96
             95年12月15日生
             クリーム

                    9の母 BARBERRY OF SUGI GROW JP

       4.祖母 EVANGELINE OF SUGI GROW JP
       PO-07973/01
       クリーム

             10.曾祖母 GIULIETTA OF SUGI GROW JP
             PO-19904/95
             クリーム




             11.曽祖父 HEADMASTER OF MAKUWA TOMIKO
             PO-03688/94
             オレンジ

     5.祖父 ANAIS OF NEW SHIRAI
     PO-02002/98
     オレンジ

             12.曾祖母 ARIUS OF NEW SHIRAI
             PO-08458/94
             オレンジ

2.母 GRIMHILD OF ASKA DOG FIELD JP
PO-13786/03
2003年7月11日生 ウルフセーブル

             13.曽祖父 BRUCE OF JIRO FIELD FCI
             PO-02360/91
             オレンジ

     6.祖母 KERRY OF JIRO FIELD FCI
     PO-05824/97
     オレンジ

             14.曾祖母 GRACE OF JIRO FIELD FCI
             PO-00214-90
             オレンジ



★飼い主さんからのメッセージ★

(血統情報の公開とともに)伝えていただきたいことがあります。
それは、「病気だから治してあげてほしいし、繁殖からは外すべきでも、
決して愛することをやめずに、捨てたり世話を怠ったりしないでほしい。」
ということです。当たり前のことですが、お願いしたいです。

ポピーちゃん子犬時代 すでに足幅にサインが出ているような

捨てポメ・センター持込ポメには病気を含む心身トラブルを抱えた犬が多いですもんね。
お気持ちお察しいたします。
さ、野州市のTANIさん率いるASKA DOG FIELD JP犬舎を始め
ANGELICAL PUPPY JP 犬舎
ANGEL COMMANDER 犬舎
TOYOHASHI HIRONAKA 犬舎
SUGI GROW JP 犬舎
ELDOLAD MAO JP 犬舎
MAKUWA TOMIKO 犬舎
NEW SHIRAI 犬舎
JIRO FIELD FCI 犬舎
の関係者各位、及び同犬舎出身のポメの飼い主さん、そして親戚筋にあたるポメの飼い主さん、
皆様方から情報をいただけることをワタクシ心より願っております。

ポピーちゃんレッグペルテス手術後



 犬の遺伝性疾患を増やしてしまったのが人間なら
 減らすことができるのもまた人間なのです

犬ランキング

posted by あきこ at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月16日

プードル遺伝病

用意するデータ
◎2009年のJKC登録頭数公開データより 上位13犬種
・プードル
・ちわわ
・ダックスフント
・ポメラニアン
・ヨークシャーテリア
・柴犬
・シーズー
・パピヨン
・フレンチブルドッグ
・マルチーズ
・ミニチュアシュナウザー
・ウェルッシュコーギーペンブローク
・パグ

◎犬種ごとの遺伝性疾患の一部
SiriusDog.com
http://www.siriusdog.com/article94.htm

まずは最近世の中にあふれかえっているプードルたち
スタンダードプードル・ミニチュアプードル・トイプードル
にいくつもの例が見られている遺伝の病気。
3バラエティを混ぜたのは現状を踏まえて。
つーかJKCの基準ではこれにミディアムプードルを足した4バラエティだが、
血統書上の所有者が本犬の背の高さで好き勝手に変更できるし、
そもそも異バラエティ間の繁殖OKとされているから、
日本のプードルの遺伝性疾患を語る時にバラエティを考慮する必要ははっきり言って、無い。

本日現在JKCの規定では体高45cmを越えるとスタンダードプードルになる。
ミディアムは体高45cm以下で35cmを越えるもの
ミニチュアは体高35cm以下で28cmを越えるもの
トイプードルというのは体高28cm以下なんですと。
アホみたいなティーカッププードルらへんは論外としても
トイプー同士からミニチュアサイズはもちろん、ミディアムサイズの子プーが出るのはよくあること。
※へたくそな繁殖ではよくあること、かな

そして体高だけを見ればミニチュア・ミディアムが
トイプーの親としてガンガンと繁殖マシーンにされまくっている現状では
トイプー同士からスタンプーが生まれてもなんら不思議はない。
JKCではサイズだけによるバラエティの変更ができるが、
成犬時サイズに合わせて登録バラエティを変えなければいけないということは無いから。

そんなわけでプードル遺伝病
(番号はSiriusDog.comの表記)

5 軟骨無形成症
9a アジソン病
10 アレルギー
21 アトピー性皮膚炎(吸入アレルギーによる)
22 アトピー(吸入アレルギーによる)
26 基底細胞腫
27 行動異常(極端にパニックに弱い(ビビリ)、異常な攻撃性など)
31 ブロート(胃捻転)
42 白内障
49 脳脊髄脱髄症
61 カラーミュータント脱毛症
78 難聴
81 アトピー性皮膚炎(アトピーによる皮膚の炎症とその後の感染) 
88 まつげ重生
92 外肺葉異形成
93 異所性尿管
103 眼瞼内反症
109 てんかん
110 流涙症(涙の分泌亢進)
111 骨端軟骨形成不全
121 第8因子欠乏症
124a 第12因子(ヘイグマン因子)欠乏症
135 緑内障
136 球様細胞白質ジストロフィー(クラッベ病)
140 SA皮脂腺炎
144 夜盲症
146 溶血性貧血
147 血友病A
149 肝門脈体循環シャントor動静脈ろうこう
152 股関節形成不全
156 副腎皮質機能亢進症
159a チェリーアイ
165 低ソマトトロピン症
166 甲状腺機能低下症
173 椎間板疾患
175 虹彩萎縮症
184 涙腺管閉鎖症
186 水晶体脱臼
193a ライソゾーム蓄積病
199 小眼球症
206 重症筋無力症
220 視神経低形成
221 離断性骨端炎
221a 骨軟骨症
223 骨形成不全
226 外耳炎(耳の構造上の易感染性)
230 パンヌス
235 膝蓋骨脱臼(パテラ)
236 動脈管開存症
245 瞳孔膜遺残
256 進行性網膜萎縮症
269 網膜はく離
273a 皮脂腺炎
275 脂漏腺腫瘍
294 扁平上皮がん
311a 血小板減少症
327 心室中隔欠損
330 フォンウィルブランド病

さらに付け加えるとこれらの中で、現在日本語でのやりとりで遺伝子検査ができるものは
スタンプー;フォンウィルブランド病と新生児脳症
ミニプー;PRA(進行性網膜萎縮症)とフォンウィルブランド病
トイプー;PRA(進行性網膜萎縮症)とフォンウィルブランド病だけ。だけ

プロのぶりぃだーだろうが一般家庭のいわゆる素人繁殖だろうが、
これらの病気の病名・症状・遺伝形式を知って発症個体を生み出さないよう努力しているケースは
1,000件の繁殖中1件あるかないかだとワタクシには感じられるが
プードル(の繁殖にも)に携わった人はどうぞご感想をお寄せください。




 幸せなプードルが増えて欲しいと切に願う

犬ランキング
posted by あきこ at 15:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月14日

不妊手術で予防できる遺伝性疾患

肛門周囲腺腫 
未去勢で年齢が高めのオスによく見られる
去勢したオスにはあまり起こらない
肛門周囲部に発育する結節状の腫瘍
内部で腫瘍が育つと腫瘍を覆う皮膚が薄くなり、脱毛、潰瘍多発などとなる
放置すると潰瘍由来の激しい出血につながることも
ほとんどが良性

乳腺腫瘍
未避妊で年齢が高めのメスによく見られる
早期避妊したメスにはまず起こらない
発生部位は頭側に比べると尾側の乳腺に多い
腫瘍は球状・可動性や不定形で組織内に広がる区別のつけにくいものなどがある
長毛種で見つけにくく自潰して悪臭を放ち始めて気がつくケースも
良性と悪性の確率は半々
悪性は肺への転移多し

※遺伝的に肛門周囲腺腫や乳腺腫瘍ができやすい体質を持った犬が
長く性ホルモンの影響を受け続けると発症につながる、
と考えてもいいのかもしれない。
よっぽどのマジメな繁殖者以外が繁殖した犬−すなわちほとんどすべての犬が当てはまりそう−
以外は、高齢と呼ばれる年齢になっても不妊処置をされていない場合がかなり多いだろうから、
どうしても愛犬の不妊処置をしたくないのであれば
両親犬・同胎前胎後胎兄弟犬・おじおば犬・祖父母犬
の病歴を確認してから買えばいいのに。


遺伝性疾患であるイヌの腫瘍はこの他に現在
線維上皮腫瘍
悪性組織球症
多発性脂肪腫症
菌状息肉腫(悪性度の低いリンパ腫)
肺腺腫症
ウィルムス腫瘍
移行上皮がん

が知られている。





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不妊処置済みシスターズ
 






posted by あきこ at 23:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月12日

神経セロイドリポフスチン症

ワタクシ御用達イヌの遺伝性疾患データベースOMIA
http://omia.angis.org.au/
本日只今現在でイヌの遺伝性疾患などは541にのぼっております。

グーグル翻訳ちゃんやエキサイト翻訳君
に力をお借りして、ちらちらっと覗いてみましたら
2007年に2つだったCL病が7つに増えとりました。
増えたっつーか亜型が新たに確認されたと考えればよろしいのでしょうが
こんなんです。

355.OMIA 2974/001504 Neuronal ceroid lipofuscinosis, 1 in Canis familiaris (dog)
Genes: PPT1

356.OMIA 2975/001505 Neuronal ceroid lipofuscinosis, 10 in Canis familiaris (dog)
Genes: CTSD

357.OMIA 2901/001472 Neuronal ceroid lipofuscinosis, 2 in Canis familiaris (dog)
Genes: TPP1

358.OMIA 2973/001503 Neuronal ceroid lipofuscinosis, 4A in Canis familiaris (dog)

359.OMIA 2976/001482 Neuronal ceroid lipofuscinosis, 5 in Canis familiaris (dog)
Genes: cln5

360.OMIA 2977/001506 Neuronal ceroid lipofuscinosis, 8 in Canis familiaris (dog)
Genes: CLN8

361.OMIA 357/000181 Neuronal Ceroid Lipofuscinosis, Ceroid Lipofuscinosis in Canis familiaris (dog)
Genes: cln5 , CLN8

#357と#361以外が新たに追加され、#361の説明も少し変わっていたように思いました。
参照箇所は他サイトに飛びまして米国立生物情報センターNCBI
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez?cmd=Retrieve&db=omia&dopt=Detailed&list_uids=357
亜型もすべてCL病は常染色体劣性遺伝
臨床的特徴は異常行動、痴呆、視覚、運動障害、発作性の損失、早すぎる死
イヌではEセッター
ボーダーコリー
ゴールデンレトリバー
オーストラリアンキャトルドッグ
サルーキ
チワワ
チベタンテリア
ダックスフンド
ミニチュアシュナウザーで確認されている

そしてReferences(ここ参照してね、の意)の見出しに目をやると
アメリカンブルドッグ
コッカースパニエル
プードルなんて犬種にも発症犬がいるように書かれていました。

そこでもうひとつのワタクシ御用達犬の遺伝性疾患のデータベースSiriusDog.comでは
http://www.siriusdog.com/article94.htm
上記のほかイングリッシュコッカースパニエル
Gポインター(短毛)
ミニチュアダックスフント
スタンダードダックスフント
らに好発していると記されております。英語だからよくわからんけどね
ダックスなどでは生後1年未満でさまざまな症状が出始め、
1歳の誕生日を迎えることなく、、なんてケースもあるようです。
豪州では州法で「CL発症個体(アフェクテッド)を病気発生の予告無く売ったor譲ると違法」
なんだそーですが、今の我が国にそれを望むのは早計です。
豪では法を犯して罰されるのがイヤだからーではなく、
アフェクテッド個体を生み出してはいけないと繁殖者が知っているのです。
我々もまずはソレを目指しましょう。

      知りましょう

CL病を知らないことは無知でダメなことではありません。
CL病のキャリアーを繁殖してしまったことは人として許されないとは言い切れません。
CL病のアフェクテッドを作出してしまった繁殖者が、
まだ知らない段階にいることに目を向けて、
1頭1頭の犬に幸福な一生を約束してあげるために一緒に考えて!
そのために最初から最後まで必要なことは、情報の開示です。あと正しい知識

参考;CL病の遺伝子検査が可能な犬種はごく少数に限られています。
-2011年1月現在の、国内または日本語でのCL病の遺伝子検査が可能な機関と対象犬種について-
◎株式会社バイオス医科学研究所 http://www.bioslab.co.jp/research/8/index.html
ボーダーコリー、イングリッシュセター、ミニチュアダックスフンド、アメリカンブルドッグ
◎有限会社カホテクノ http://www.kahotechno.co.jp/clinic/testitem.html
ボーダー・コリー、イングリッシュ・セッター
◎GTG http://www.gtg.ne.jp/koumoku.php
アメリカン・ブルドッグ、ボーダー・コリー 
◎株式会社ダーウィン http://www.darwin-co.com/genetic/genetic.html
ボーダーコリー、イングリッシュセター
◎三菱化学メディエンス株式会社 http://www.medience.co.jp/animal/animal_04.html
アメリカン・ブルドッグ、イングリッシュ・セッター
(※犬種表記はリンク先に準じます)





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posted by あきこ at 22:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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