2018年08月09日

事例)ミニチュアロングダックス/重度の水頭症

ほぼ忘れ去られた mixi 
改悪・改悪・改悪の強行・人々が去ってから慌てて一番の要望だった足跡復活。
実際請求するつもりはないけどプレミアム会員中の会費返せよって思ったものです。
mixiには腹が立つけど、でも蓄積された貴重なデータは、やっぱり生かしてほしい。

当ブログで時々話題にする犬の毛色の話題等は検索結果にわりと出ますが、
こういう重要な資料はいくつも奥底に眠っている感じです。

ペットショップで出会った子犬を迎えたご家族が、
幸せいっぱいの生活をさあ始めよう!っとした次の瞬間に、
無理やり奈落の底に落ちなければならない。

犬種はミニチュアロングダックスフント
毛色はチョコレート&タン
子犬に襲い掛かった主な遺伝性疾患は水頭症
以下は2007年の投稿ですが、今も何も変わっていないですよね。

トピック全体のURL
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=1022688

コメント#1のURL
http://mixi.jp/view_bbs_comment.pl?comment_number=1&community_id=1022688&bbs_id=21963686


----------

我が家は四人家族で、子供は二人です。
正直、犬を飼うつもりはなかったんです。
けれどフラッと立ち寄ったペットショップで彼女に出会いました。

きれいな薄い毛色、クルクルとカールした耳の飾り毛。
じっと私を見つめる可愛い瞳。
抱っこさせてもらった時には『連れて帰る』と決めてました。

我が家にきて一ヵ月がたった頃から、少しづつ斜視ぎみになってきて、
と同時にテーブルの脚にぶつかったり、呼んでも反応しなくなってきました。

まさか…と思いつつ受けたCT検査の結果、重度の水頭症との診断。
既に脳はペラペラで、視覚は明暗のみ、聴覚はほぼ失っている状態でした。

何もしなければ一ヵ月、
内科治療で三ヵ月から半年、
外科治療なら数年保つが、視覚聴覚の回復は期待できない。
手術に耐えられるかは賭けです、と言われました。

何度も家族と話し合い、
リスクの高い手術はせず、短くても穏やかな毎日を…と内科治療を選択しました。

今でも時々思います。
もし手術してやっていたら、
彼女はもっと楽しく過ごせたんじゃないかって。

病状の進行具合はプロフにあるとおりです。 (*注)

彼女と出会ったこと、連れて帰ると決めたこと、それは後悔していません。
お散歩もドッグカフェもボール遊びも出来なかったけど、私は彼女と過ごせて幸せでした。

たくさん悩んで、たくさん泣いたけど、それでもやっぱり彼女は最愛の一人娘です。

だけど…彼女はきっともっと生きたかったと思う。
たくさん走り回って、
思い切り遊んで、
美味しいご飯を食べて、
色んなモノを見て、
色んな音を聴いて。
床擦れに苦しむこともなく、
苦い薬を飲むこともなく。

その機会を奪ったのは、間違いなく私たち人間です。

何もしらず目新しい毛色や毛並みに価値を感じてしまう、私のような存在。
売れるから、と利益のみを追求する繁殖者。
多少の知識があるにも関わらず、ルートを提供する業者。

また、販売目的ではなく、単に愛犬に赤ちゃんを……というのが、もしかしたら一番やっかいなのかもしれません。

動機としては『孫の顔が見たい』に近いのでしょうか?純粋なエゴですよね。

実は、彼女の余命を知った主人が『子供を産ませてやりたい』と言ったんです。遺伝性疾患とわかった上で、です。
彼女を愛しているからこその、正直な気持ちだったのでしょうが、一瞬耳を疑いました。


防げない不幸ではないんです。
防がなきゃならない不幸なんです。
彼女の一生が少しでもその役にたてるなら、訴える手段になるのなら、と思います。

---------------------

(*注)文中にある病状の進行具合

一月
・我が家へ仲間入り ミニダックス♀チョコ&タンロング

二月
・下旬に入り、斜視の傾向がみられるようになる
・テーブルの脚にぶつかる事が多くなる

三月
・CTの結果、水頭症と診断される
・前後して視覚、聴覚を失う

四月
・旋回運動が始まり、ひたすら部屋の壁伝いにグルグル歩く
・固形フードを食べられなくなる

五月
・旋回の円周が狭くなり、脚がもつれる
・痙攣発作を度々おこす
・嗜眠、眼球震盪
・前脚が硬直する

六月
・全く立てなくなり、ジョクソウ(床ずれ)が出来てしまう

七月
・床ずれ用のマットを使い始め、かなり回復
・舌をうまく使えず、流動食に頼る
・脳圧上昇に伴う神経症状の悪化により、13日未明永眠

7ヵ月、懸命に生きました。


----------


転載は以上です。
子犬のうちから病状の重い水頭症は犬でもXRが確認されていますが、
日本のミニダックスやチワワやプードルをはじめとした人気犬種には、
遺伝形式がどうでも水頭症が原発性であってもなくても別に変わりません。


だってペットショップから買ったなら、ほとんどの場合繁殖元には事実が届かないから。
遺伝子検査が確立している遺伝病でさえ、
販売者であるショップがなにがしかの保障をするのが関の山。
今後気をつけますとかブリーダーに指導しますとか必ず言うけれど、
現状ではそのショップの良心にすがるしかないわけで。

売りっぱなしの責任放棄。

Tさん。それでも、

「ペットショップで犬を買うことは悪くない」のですか?

あなたが愛犬を可愛がるから?関係ない?

あなたの愛犬が重い遺伝病を発症していないから?


じゃあこのダックスちゃんは?






うんとかすんくらい返したってバチあたらんで〜 お盆も近いで〜   ブロラン

posted by あきこ at 19:00 | Comment(2) | ペットショップ考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月26日

昔・生体ネットオークション/今・ネットde保護ビジネス

かつていろんな意味で盛り上がっていたネットの生体オークション。
自分の備忘録を兼ねて記事にしようかなとぼんやりネタを探していたら、
あっ、そこの会社だったのか!っと改めて驚きつつ納得したお話をばご紹介。


prez.jpg


♪ガンゴンガンゴンガンゴンガンゴンガンゴンガンゴンガンゴンガンゴン 
  ガーンゴーンガーン ちゃららっちゃっちゃーちゃらっちゃっちゃ♪(BGMヒント;ショスタコNo5)



犬の売買が盛んだった生体ネットオークションはオークションの形式がどうのと言うよりは、
単に取引の手軽・簡単・便利さが受けていたように思えます。
毎度のごとく犬に限って語ると、商品は生まれたて〜生後半年以内の純血種の子犬が大半で、
売れ筋はやはり生後1ヵ月〜せいぜい3ヶ月程度。
(店舗を構えるチェーン店以外の)業者や個人が売りたい子犬は空輸で空港止めや運送会社を使った陸送が主だったため、
売り手側は生産者責任を問われそうになったら一旦バックレればそれでOKだったし、
買い手側は正規の値段より格安で入手できるお得感が一番だった印象です。

正規の値段よりお得な一例;レアカラー!ブルーダップルダックス!メス生後2ヵ月!
 → 近所のショップ30万円  ビッダーズ2万円 、みたいな。

代金を振り込んでも犬が届かないとか、反対に犬を送ったのに代金が振り込まれないとか、
写真とは別犬が来たとか血統書が来ないなどのお約束トラブルは山ほどあり、
中でもとくに問題だったのは犬の健康面に関する諸々でした。

検便を済ませてから空輸する約束だったのに素麺状の虫が出たーなんてのは序の口、
ダニもノミも標準装備、混合ワクチン証明はただのメモ用紙に手書き文字でもふつう、
そして落札直後から数年〜現在の間に出るわ出るわの遺伝病。
(但しほとんどのケースで飼い主さんにそれが遺伝病と伝わる機会がまずありません。
この話題は別の記事に書いてみようか。予定)

さてその記憶について、なんとも迂闊なことにワタクシ保存の証拠資料画像はお星様。
(前のパソコンが壊れたという意味)
なので画像検索で見つけた知らない人のseesaaブログから資料としてお借りしました↓
沖縄三線とおいらの日々。-三線と雑種犬のいる風景-さま 2009年11月15日のエントリー
http://34kurt.seesaa.net/article/133020439.html

tmpimg0911152129n120091115221015292.jpg




あー、そうそう、こんなんだった。犬の不健全さは年々悪化していった印象も。
それで、ビッダーズって結局何だったんだろう?と検索してみましたら、

1999年11月
株式会社ディー・エヌ・エーがビッダーズ (インターネットオークション) のサービス開始

2011年12月
生体に関するカテゴリの掲載終了

2012年9月
オークション機能廃止

あっ。
ディー・エヌ・エーさんてWELQ事件のキュレーションサイト問題の。
そうだったのかー。なんか、納得。


おまけ
2005年6月
改正動物愛護管理法公布(施行は翌年から)
・動物取扱業 届出制から登録制に
・インターネットによる販売等の施設を持たない業を動物取扱に追加

参考 環境省 >動物愛護管理法 >平成17年に行われた法改正の内容
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/revise.html

2006年〜
消費者センターに年々増えるペットのインターネット取引トラブル相談が目立つ

参考 国民生活センター > 注目情報 > 発表情報 > ペットのインターネット取引にみるトラブル 
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20120202_3.html
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20120202_3.pdf



なんかこのテの話題はやっぱり、このへんでもう、おなかいっぱいですね。
現在のネットのお手軽な犬の取引所はジモティーを紹介するつもりでしたが、もういいや。
URLだけ載せておきます。
https://jmty.jp/all/pet-dog







保護ビジネスもピンキリ揃ってきた感です。自社所有のデザイン性の高いサイトの割合が増加していますね。なぜなら広告料収入の点で無料ブログに勝るから、かな?w


posted by あきこ at 23:00 | Comment(0) | ペットショップ考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月19日

返犬と愛護精神

ブログ管理人の留守中にコメントをもらえてとても嬉しいです記念記事第2弾です。
sakuさん、ネタ提供ありがとうございまーす。

早速ですが10年選手のVTさんが当ブログにお寄せくださった情報。
・引用はじめ・
以前極小TPで泉門まだ閉じてない子がいましたが、それを指摘したところ、購入時に説明がなかったそうで、その飼い主さんはショップへ返品を申し出たそうです。
普通に可愛がっておいででしたので、驚きました。
そしてショップから電話があり、一悶着…。
買い手側に説明責任を果たしていないショップもどうかと思いますが、“生物を買う”という事に覚悟や責任がない方とても多いです。
・引用おわり・
この記事で触れたい話題に直接関連する部分だけ引用しましたので、
他にもここに書かれていない背景がたくさんおありかとは思いますが、
ひとつの例として使わせてくださいね。


ある人がペットショップで極小トイプードルを買いましたよ、と。
いわゆるティーカップ、またはマイクロティーだのマイクロミニだのといった、
アッホみたいな二つ名が売り文句だったかもしれません。
そうするとバカみたいに強気の高値がつけられているケースもいまだ多く、
40万50万は当たり前、ネット検索でも100万200万のがわらわらヒットしますよね。
生後2ヵ月くらいで。赤系が。単位は円です。
5代祖血統が全頭インターチャンピオンだったとしても赤系トイプー200万は「?」なのに、
さらにスタンダードにはちょっと(かなり)届かないヌイグルミタイプ(笑)の顔(骨格)で。

まん丸おめめの子グマちゃん的もこふわなちっちゃーいティーカップーを欲しがる人は、
生き物の健全性はどーでもいーイタ〜いイタ〜い飼い主になーるー。
そんでもってイタタさんに限って「ワンチャンは買うじゃなく飼うだと思います!」
とか言うんですよ。飼育と購入はそれぞれ意味が違うよ?っと真顔で返しちゃうわ。


いかんいかん。すぐ横道に逸れる。

コホン。
泉門が「まだ」閉じてない、と仰る場合は少なくとも生後満3ヶ月以上かなっと思えます。
そうするとホネが当たり前に動く時期は当然過ぎてるから、開きが小さくなることはあっても、
完璧に閉じることを期待するのは難しいですよね。
プードルがティーでもミニでもちわわサイズ程度の犬で、ワタクシの人差し指の指の腹が、
ペコンっとハマるくらいのペコを触ったことがありますが、あれはホント怖いです。
(乱繁殖の現場では泉門開存では済まない頭蓋裂?の死産胎子や新生子死亡は珍しくもない)

ペコのすべてが絶対異常なわけではないけれど、そういう犬は残念ながら、
まずだいたい他にもなんらかのトラブルが出てくる可能性が高いです。経験上。
ちわわではふつうの状態と言うしかない状況が多々ありますが、
プードルとちわわの頭骨が違いすぎるので、ペコプーは異常でしかない気がします。
多くの飼い主さんが心配する水頭症(直結しないが誤解多し)のような重い病気だけではなく、
数日で治る程度の体調不良を繰り返したりとかね。これといった原因ないままで。

なので、もしワタクシがその飼い主さんとお話をする機会があったなら、
そういう自分が見聞きした例をあげながら、飼い主さんが心情的に辛すぎるのでなければ、
できるだけショップに返犬することをお勧めします。
今までに似たような事例がありその都度そう発言していますし、これからもそうします。
ペットショップじゃなくてもいわゆるブリーダー直販でも仲介でも同じです。

このことについて、眉をひそめる人がいます。
中でも最も賛同を得やすいのは
「どういう経緯であれいったん手元に来た犬をモノのように“返品”する行為が許せない」
あたりの意見でしょう。
その命に責任を持つと一度は決意したはずなのに、覚悟が足りないことに腹を立てます。
例にあげた小型犬のモレラを言うなれば“不具合”と考え勝手に“不良品”っと妄想を飛躍させ、
「じゃあ将来自分の親や子どもが病気したら捨てるんだ!?不良品だしね!!」
のような、返犬の飼い主さんが言ってもいないことまで書き捨ててみたり。

両方向に視点がある事柄を、一方向だけ見てがなりたてるやり方は、小さい子どもの特権です。
でもこのことは返犬行為を非難する側がいい年こいたおっさん&おばはんだったりします。
よく考えれば健康面の重大なトラブルを隠して(または見落として)子犬を売るなんて、
売った方が無責任だと決まっているのに、どうして返犬側にだけ責任を求めるのか。


犬の泉門開存は基本的に遺伝性疾患です。
疾患でもないケースでは、遺伝性の形質です。
買い手の覚悟云々の前に繁殖者の責任問題なのですよ。


繁殖の段階の繁殖者のミスが生き物を飼う人間の覚悟やら責任やらに摩り替わっても誰も不思議に思わない。
実際に返犬するしないに関わらず、せめて声を届けるべきなのに、
独り善がりな愛護精神に酔って極小ペコプーを黙って育てることを美しいと思い込む。
どの人間がどう愚かでもワタクシはどうでもいいけれど、
不自由で苦痛を伴う遺伝性疾患や遺伝的な体質性質と実際に闘うのは罪のない犬。


ってゆーか、こんだけ犬の遺伝病がどうのこうのと話題になる時代に、
遺伝そのものの入り口である親犬(や同胎犬や祖父母犬など近い血縁犬たち)を、
隠して隠して隠し通すペットショップの販売方法が今までもこれからも支持される、
愛誤な愛誤なワンダーランド・ジャパンでは再来年のオリンピックが楽しみです★





あと一段階だけでいいから、踏み込んで考えてほしいんだよなぁ

posted by あきこ at 22:00 | Comment(4) | ペットショップ考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月19日

最近の犬展示販売事情

大型チェーン店以外も生命保障がついているのが普通になってきつつありますね。
「生命保障の有無」は第一関門みたいです。
内容がじゃなくて、とりあえず有るか無いかが(苦笑

その保障の中身をいくつか拾ってみますと、
初回健康診断、初回検便、初回シャンプー&トリミング指導、あたりが半額〜が最も多く、
次に目立つのは購入後1ヶ月以内の感染症発症への保障で、
飼育方法に注釈※がある場合、動物病院の指定と店への事前報告がセットの模様。
ただし感染症とは言っても重症でないケースがあるケンネルコフは元々対象外だったり、
保障内容が代犬交換のみなお店もけっこうあるので要確認。

※飼育方法への注釈とは
飼い主の飼い方が悪いと子犬はすぐに病気になる!方式のアレ。
子犬購入時説明はいま現在も「1週間ケージ閉じ込め飼い推奨」が主流に思えます。
あとそのショップで売るフードより低品質のフードを与えると病気になっても知らない、
ということをもっと柔らかい言い回しで。
そして決め台詞なのか、ショップでの陳列展示中に接種した混合ワクチンと検便の回数を誇り、
打つべき注射がある限り除菌状態飼育を無責任に勧めるアレ。

ここまでで、保障があるなら無いよりいいんじゃ?っと思ってしまわないように。
伝染病と腸内寄生虫の話しか出ていませんからね。
昭和の和犬雑種の譲渡の話題かっつの。

平成が終わる直前の最近になってようやく、先天性疾患をちょこっとだけ保障するペットショップが出てきています。
これは繁殖販売業者・業界が良くなってきたわけではなくて、
アニコムさんらなどのペット保険会社の普及の影響が大な気しかしません。
それと、非常に少ないですが、ショップで買った犬が重い遺伝病で若くして亡くなると、
それが知名度の高い遺伝病であれば飼い主さんたちの多大な労力と引き換えに、
店が獣医療費を保証せざるを得ない事例のおかげでもありそうです。

ちょこっとだけ保障の内容は、聞いてびっくりやっぱり代犬交換・代替保障が主流の模様。
まあでも犬の場合は購入時の保障内容だけがすべてではないっという言い方もできます。
他に替わりのものの無い「特定物売買」という考えが当てはまりますので、
ショップが代犬でしか保障できないっと言ってもそれを覆せるケースがあるようです。
が、飼い主さん側に必要なパワーは計り知れないものがあることも覚悟して。

どうでもいいけど犬の場合はペットショップは単なる生産者責任放棄スタイルです。
これは変わらぬ事実ですね。何年経っても。
遺伝病を先天性疾患っと書いてちょっとごまかそうとしても、
先天性疾患をちょーーーーっとだけ保障する姿勢をとったとしても、
繁殖の様子が不明なペットショップでの犬の購入は乱繁殖の奨励です。




アナタはそれでもペットショップで買いますか?みたいな
posted by あきこ at 20:00 | Comment(2) | ペットショップ考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月07日

売ったもん勝ち −合趾症


5本足のヒツジが売り出されているというニュースを見て、
肉球の一部がくっちいちゃってる陳列展示されてる子犬を思い出した。



このヒツジの症例にあてはまる犬の遺伝性疾患または形質は多肢症(Polymelia)が近い気がする。
多肢症はふつう、四肢の付け根の部分のそれぞれ1本ずつ手足が出るところから、
2本ずつや4本ずつなど、両側性も多いようだが合計の本数が偶数になるケースが多いそう。
勇気のある人は「Polymelia」で画像検索してみてください。
正常に四肢があるけどついでに喉からもう一本足が生えちゃったウシの写真が有名。

多肢症のほかに多趾(指)症ってのもある。
後ろ足の狼爪が2本以上ある例をそう呼ぶようで、
ピレネーズ以外にはウシやヒツジや豚さんでけっこう昔から研究対象になってる模様。

タイトルにあげた合趾症は、指の間の骨または軟骨の全部か部分的な融合。
ワタクシが何度か見聞きした例では中指と薬指の肉球(趾球)がくっついているもので、
その部分の趾(指)球の半分くらいが合体しててパッと見パッドがハート形って印象。
合趾症や多趾症は、胎児時代のアポトーシスがうまくいかないことが遺伝性らしい。
 (余談だがアポトーシス(発生時の)って仕組みを知った時は感動にうちのめされたものだ。
 生き物とはなんと素晴らしいんだろう。)

昔ワタクシが見かけたペットショップの柴犬の子犬も両手(前足)がハート形パッドだった。
3年くらい前(もっと前かもしれん。時間的な記憶は常にあやふやのザンネン人間)、
ちょうど毛色の模様がハート形になってるチワワ(だっけ?)がちょっと有名だった頃で、
合趾症柴子の前足を「縁起の良いハート形」と紹介してくれたあの時の店員さん、
「ハートじゃないから。遺伝する奇形だからここで並べて誰にでも売ったらまずいんじゃね?」
と言ってアナタの気分を悪くさせたのはワタクシです。その節は失礼いたしました。

合趾症の犬は、融合具合によって症状に差が出るのはもちろんだが、歩き方が下手くそだ。
合趾症でない正常な犬に比べると散歩嫌いに思えることがあるかもしれない。
破行がひどい場合には皮膚移植付きの趾球分離手術というものが獣医療には存在するが、
たぶんそんな手術をしようとする飼い主なんてめったにいないだろう。

臍ヘルニアや鼠径ヘルニアの子犬を「個性」と言い放って売りつけるペットショップは、
動物愛護法がこの先どんなに整備されても減らないしなくならないし、
遺伝性疾患の発症を犬のために抑える努力という意味の改善なんか決してしない。
合趾症もしかりだ。
生体を陳列展示販売するペットショップで犬を買うということは、
買った犬が合趾症じゃなく各種ヘルニアやその他すべての遺伝病と無関係で健康に過ごせたとしても、

合趾症の犬は世の中にどっさり増えていいのよ(はぁと)

でべそやソケイヘルニアの子犬はもっともっと増えてくださいね★

遺伝病を蔓延させたい犬はガンガン繁殖し続けてくださーい

治療法が無く苦しんで死ぬのを待つしかない重い遺伝病、賛成〜〜


と宣言してるのと同じだ。たとえそんなセリフを言ったことなんかなくても。
繁殖業者が機械のように繁殖犬たちを扱うケースが世の中にあることを知っていて、
遺伝病で苦しむ犬を気の毒に感じたことがあるくせに、
なぜペットショップで店員は犬を売るのか、
なぜペットショップで客は子犬を買うのか、
本当の本当にワタクシには理解できない。バッカじゃねーの。どいつもこいつも。マジで。




***********************************
***********************************
2013年11月現在 新飼い主募集中  当ブログ内の記事  北陸わんの里親探し
hokuriku
バナーをクリックすると北陸わんに飛びます
***********************************
***********************************



アルパカ。ブロラン。

posted by あきこ at 21:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | ペットショップ考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月27日

犬が安い、その理由


薄利多売方式風味だからです。以上。

って終わっちゃいけませんね。薄利多売のどこが悪いんだって話ですよね。
売る側買う側どちらでも人間にとっては良い売買ですよね。
売り物にする犬1頭の値段を一般価格より安くし量をたくさん売ることで、
正規の価格で売るよりも結果的に大きめの利益を得られるとゆー。
他店より価格抑え目のペットショップがあったとしたら薄利多売精神が根底にちょろちょろしてます。
が、薄利多売ですかと聞いてもめったにその通りだとは言わないと思いますけどね。

犬の販売が登録制になった動物愛護法大改正の頃あたり(2006年6月施行)から、
自舎サイトで優良繁殖っぷりを謳ってみたり寄って集ってシリアスぶりぃだぁ組合を作ってみたり、
「パピーミルなんかと一緒にしないでっキーーッ」などと陰でのたまふパピミルがいたりしますが、
そういう自画自賛のチラリズムが垣間見えるブリーダー直販形式五十歩百歩
卸売りから小売を省くことでそこにかかる費用を削減しなにより子犬の負担を減らす
とかにうなずいてる場合じゃない話題ですからね。

商売の方法としての薄利多売を言うんじゃなく、それは置いといて風味と言うのはですね、
良い商品を工夫して安く提供しているわけではないケースがほとんどなのです。
産ませた1頭1頭の犬の一生をなーんにも考えていず工夫してもいない。
普通一般の飼い主たちが飼い犬の癖も性格も病気もなにもかも飼い主の責任だと思い込んでるから、
こりゃ幸いだっとできる配慮を頭っから無視してガンガン産ませちゃう。
子犬は可愛いし法律に違反してるわけじゃないし生産した分はほとんど売れるから産ませちゃう。

現在なに犬が流行してるかピーンとアンテナ張って、
縁があって運が良けりゃ特定の犬種ブームなんかも作っちゃって、
売れた後で見えてくる性質難や遺伝の病気なんてどうだってよくて、
感染症のクレーム入ると損するから買ったら1週間ケージから出すなストレス予防と言っちゃって、
それでも最近はうるさいから生命保障1ヶ月つけときゃ優良店と呼ばれちゃって、
とにかく市場平均価格を下げたくない、そのために努力を重ねて時々安く売る、こともありますね。

あと、希少価値がある、みたいなことも宣伝文句でしょっちゅう見ますよね。
希少なのにこのお値段はお値打ちですよ、的な。
レアカラーだとか血縁犬がチャンピオンだとか頭数の少ない犬種だとか、
今の売れ筋はミックス犬とかハーフ犬とかその他無理矢理合体造語で呼ぶ雑種でしょうかね。
世界にいっぴきだけー、的な希少価値があるんだとかあったらいいなだとか。

けど、犬種に関らずどの犬も等しく世界にいっぴきですよね。
すべての犬が。珍種ブランドミックスたらじゃなくても。
商売自体は別にどうあってもいいんですけどね。
犬の生体展示販売は犬たちにとってぜんぜん良くないことです。
安かろう悪かろう・高くても悪かろう、が基本ですから。
買われたその犬自身が悪いってことじゃないですよ。





***********************************
***********************************
2013年10月現在 新飼い主募集中  当ブログ内の記事  北陸わんの里親探し
hokuriku
バナーをクリックすると北陸わんに飛びます
***********************************
***********************************


joli rouge ?

人気ブログランキングへ


posted by あきこ at 23:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | ペットショップ考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月06日

刷り込み期を捨てている

刷り込み期は社会化期の始まり

***********************************
***********************************
2011年2月現在募集中  当ブログ内の記事  北陸わんの里親探し
hokuriku
バナーをクリックすると北陸わんに飛びます
***********************************
***********************************



黒豹パウルちゃんがウサギのリーザちゃんと戯れる。
これは通常なら捕食者の立場の黒豹が、
ものごころつかないうちに親密な触れ合いを済ませさえすれば、
エサとなるウサギと友達付き合いができるという、
珍しいには珍しいがある意味ではよくある話。

この子たちの友情を図る際にポイントとなるのは、
誰でもわかる通りパウルが人工保育されたコドモの豹であることだ。
もしかしたらリーザの側にも大胆で好奇心の強い個性が求められるかもしれないが、
(捕食される動物は肉食動物を避ける能力を生まれながらに備えている)
記事には書かれていなかったけどリーザも同月齢でスタートしたなら大いに納得だ。

この図式を犬にたとえてみよう。
犬とは言っても現代のニッポンのペット犬たちに限る。
我が国の犬の平均的入手方法が長らくそうであるように
2011年の今現在もペットショップで子犬を買うことが主流だ。
普通一般のペットショップでは、主に繁殖業者・犬生産者から直接仕入れるか、
生産業者と小売店を結ぶ生体卸売り業者経由で店頭に並ぶ。

その時期は法や条例でいかに訴えようとも
現状では生後30日台〜40日台が大多数であることが事実で、
まさに刷り込み期真っただ中にいる子犬たちは
家庭犬にとって重要なことを捨てさせられている。

ただ、近頃の問題は
親兄弟犬と早く離すことはイケナイ!
の部分だけ省略して覚えてしまい、
ザンネンな乱繁殖にもそれを当てはめて勧めてしまうことだ。
その親子犬の環境を考慮せず
ただただ生後2〜3ヶ月まで離さなければいいってもんじゃない。
疳の強い臆病な母犬の興奮や警戒や吠えを身近に聞いて育つと
生まれ持った性質がどうであっても良くないことだとフツーにわかる。
食糞の土台も半分くらいはこの時作られるようだ。



宇宙より愛を込めて

気が向いたら応援クリックしてください

posted by あきこ at 18:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | ペットショップ考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月21日

誤認識?ペットショップを考えるシリーズ

新しいカテゴリを作りました。
生体展示陳列販売の話題は以前の記事も含め、
「ペットショップ考察」といたします。

先日たまたま、この放置ブログに、
販売店でのお勤めのご経験のあるかたからのコメントをいただけました。
大変勇気のある、犬への愛情の感じられる、ありがたい語りかけでございます。
普通ペットショップの店員さんと生体陳列展示販売を嫌う犬飼いさんが
同一のテーマでの掘り下げた話し合いをすることはなかなかに難しいものです。
大まかに言えば店側は
・ちゃんとしてる
・見てない、事情を知らないから勝手なことだけ言う
・こっちにだって苦労はある
・店は努力してるけど変なお客が悪い
・こっちはプロだし
のような主張が多くみられます。

対して陳列展示に反対な飼い主や愛護活動家は
・単純に親と早く離すことがカワイソウ
・社会化不足など問題犬を作る
・うわべだけしかちゃんとしてない
・将来を見据えていず無責任
・ショップのレベルはピンキリで、最低な店はほんとにサイテーだ
ってな意見が多くみられます。

どちらも犬が好きですし幸せな犬ばかりになってほしいと願っています。
そして自分にできるだけのことは精一杯やっているんですね。
なのに意見が食い違う。
や、精一杯努力しているのは実際ネットで展示反対!と言うだけの飼い主より
子犬たちと日々接しているペットショップの店員さん側でしょう。
ワタクシは本心からそう思っています。
そんなわけで前回の記事から意見の相違点をいくつか拾ってみました。


ショップでは普通ガラスやプラスチックの水槽様の狭いケースに展示されています。
そのスペースには理由があるとのことです。
広い場所に2ヶ月の仔犬を出したら体力も免疫力も無いのにはしゃいで走り回る

ワクチンも終わっていないため病気になりやすく最悪死ぬ。
湿度・室温もいつも一定になるよう保たれた犬を守る場所である。


ちょうど移行抗体が消失する頃の生後2ヶ月前後の子犬の話とします。
まず、中途半端な知識のままでワクチンを過大評価しすぎている人がよくいるので
先に以下を確認してください。

○犬の感染症予防は健全な体質と食住環境が主であって、
 ワクチンのみが防御システムではない
○もともと備わる自然免疫が初めから弱い個体がいる
 (ワクチンを打って獲得免疫を得たとしても、とくに抵抗力の少ない子犬時代に
 自然免疫がダメなら獲得免疫の大活躍も難しくなる可能性が高まる)
○生後すぐ〜48時間以内の初乳を飲んでいなかったり、初乳を出した母犬そのものが
 適切なワクチンをしていず移行抗体の質が低いケースがある
○遺伝性疾患の中には免疫機能に不備が出るものがあり、
 どんなにワクチネーションプログラムが最適でも感染症にかかる個体もいる

といった基本を犬を売るプロである店員さんたちが理解していない?
っと感じられるケースがけっこうあります。
簡単に言ってしまえば「ワクチンを打っていれば病気にならない」みたいな思い込み。
つまりペットショップや大規模繁殖場出身の子犬に感染症が多いのは
“仕入れ”や“生産”の段階ですでにミスを犯している問題もあるんですよ。
感染症とワクチンについてちゃんと知るためには
免疫というものを基本からおさらいする必要があります。
正しい知識を持つプロが噛み砕いて説明する。
飼い主の不安を解消し、各ご家庭に見合った助言を差し上げる・・
ペットを売るプロのかたはそういった存在であってほしいです。
ワラビーふれあいマガジン
↑こちらは一般人にもわかる言葉で表現してくれているとても良いサイトです。
「Vol. 1 免疫〜はじめに〜 」から順に理解を深めてください。

免疫の他には体力がないのに走り回るという問題。
んー。
一言で言ってしまえば、観察力が足りないです。
適切に管理できているなら正常な子犬は疲れたら自ら進んで休息をとります。
子犬とは本来壊れやすいものでも菌に極端に弱いものでもない。
なのに、現在のペットショップの展示方法と仕入先の流通経路の変化・
あともちろん大量乱繁殖の余波ですか。
店員さんたちは実際子犬の数を見ている点ではたいていの一般飼い主より多いので
それで経験者のつもりになってしまって本質を見逃すことがあります。

社会性動物である犬は、誕生から性成熟するまでの1年間弱の期間に
さまざまな事柄を見て聞いて嗅いで味わって確かめて経験して性質を確立させます。
とくに4週から7週の“刷り込み時期”と、
その後に続く8週から12週までの“真の社会化期”が完了する前後、
もうちょっとがんばっても15〜16週までの“(社会化の)臨界期”に
同族との直接接触を断つ時間が少しでも長く経験が浅いほど
その時期に管理していた人間に悪意はなくても社会化を阻害しています。
さらに通算2から3回のワクチンを終えるまで箱入り飼育を薦める販売方法は
犬見知りで済めば可愛いほどです。
犬の躾は決して飼い主だけでどうにかなるものではないんです。

次に「きちんとした食生活」の問題。
まあ、ペットショップに手作りごはんを使えってのは
色んな意味で無理があるのが当然なのでさすがに言いませんが、
人間の食べ物が悪いんじゃないことは知っておいてくださいね。
もしかしたら知っているのかもしれませんが
「人間の食べ物はあげちゃダメ」みたいな表現はまずいです。
良くないのは人間用の栄養配分をそのまま犬に置き替えることと
調味料で味つけをすることと
犬が中毒を起こしやすい食材を多量に与えることだけです。
ドッグフードは人間にとって簡単便利なだけであって、
犬専用の特殊な食材使用なわけではない加工されすぎた食べ物ですから。

「獣医さん推奨のご飯セット」についてももう少しお勉強しましょうね。
毒フードってけっこういっぱい種類があるんですよ。
なぜ推奨しているのか?
ちょっと調べれば色んな理由が見つかります。
生体を扱わないフード専門店の品揃えなんかも参考になるかもです。

ワンちゃんに詳しい店員さんはたくさんいますね。
でも犬を売るプロならを知っている人であってほしいです。
問題点はいくらでもありますが今回はここまで。
posted by あきこ at 17:54 | Comment(4) | TrackBack(0) | ペットショップ考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月19日

生体陳列展示販売側の言い分

すっげー昔の記事「ペットショップの売り残りとは」に、
ショップ側からのご意見をはじめていただけました。
ってゆーかお久しぶりです(爆

ええっと。まずとても大切な点について宣言しておきます。
ワタクシはどんなに志の異なる方であっても、基本的に罵倒なぞしないし小ばかにするつもりもございません。
あとそのような理由でのアクセスブロックやIPさらし、記事及びコメントの削除などもいたしません。
理解し合いたいとかメルヘンなことを申し上げるつもりは一切ございませんが、ただ話しをしたいです。
※生体陳列展示販売サイドのほか、繁殖業者さん、犬を捨てたご経験のある方の投稿なども大歓迎いたします。

さて。
上記の記事にこんなコメントをいただきました。
まずはまるごとコピペします。
改行だけワタクシの手を加えています。

私は、ペットショップで働いていますが、私のいるところは皆さんが勘違いしているような場所ではありませんよ。
狭いケースとおっしますが、あのスペースには理由があります。

もし、広い場所に2ヶ月の仔犬を出したらどうなると思いますか?
仔犬ははしゃいで走り回ります。
体力も免疫力も無いのに。
そうしたら、病気になります。
最悪死にます。
人間の赤ちゃんを外で遊ばせますか?
あそこは犬を守る場所でもあります。
ワクチンが終わっていない仔を外に出したら、何かにかかる危険があります。
湿度・室温もいつも一定になるよう保たれています。
トイレはちゃんと覚えます。
はじめは狭い場所からは当然ではないですか?
ワクチンが終わって広い場所に出してもトイレでしますよ?

ケースのガラスを叩いて喜んでいる子供。
犬はストレスを感じます。親ははやし立てます。
注意すれば逆切れ。
なんと大人も同じことをします。
ガラスの隙間に息を吹きかける後ろ姿、間抜けですよ。
ワクチンが終わった仔は、毎日散歩に行きます。

きちんとした食生活。
人間の食べ物はあげません。
週2回外部の獣医さんに健康診断してもらいます。
何かあれば、高い治療費を払います。
一日20時間の睡眠を必要とする仔犬に無気力の判断はどうやって?
1日みていますか?
起きて元気にしている時間がちゃんとあります。

ここでは一切触れられていませんが、問題は消費者にもあると思います。
小さな子供がいる家庭に犬。
良いと思います。
ただ、小さな子供は必ず犬をおもちゃにします。
親がしっかり見ててください。
買った日は触らずせめて1週間はサークルから出さないでください。
ストレスで免疫力が低下し、病気になるのは当然です。

消費者のせいにするなとおっしゃいますが、こっちが1時間も時間をかけてする飼育説明に、時間が無いと断ったり、犬のことで頭がいっぱいで聞いていなかったり。
本当に犬のことを考えているのならしっかり聞いてください。
何も勉強せず犬を飼わないでください。
そもそも月齢が若くないと買わない消費者の為にリスクの高い販売をしているのです。

しつけ教室を紹介しても行かない。
本当にしつけができるのですか?
後日様子を聞くとやっぱりできていない。

保険に入らないのですか?
病気になっても怪我をしても必ず高い治療費を払って治療してくれますか?
生き物ですよ?物じゃないんです。
消費者より犬を大事にしています。
心配なお客様には売りません。
家族が決まったときは、スタッフ全員で喜び、お別れの挨拶をします。

ペットショップが無くなったら、皆さんどこで犬を入手するのですか?
ブリーダーですか?なんの保証も付いていませんよ。不安じゃないですか?
どちらもなくなれば、保健所の犬もいなくなります。良いことです。
では、犬は飼えなくなります。
犬と暮らすことはとても素敵なことです。寂しいですね。
良いブリーダーだけ残す?

どの世界でも消費者のためだけに商売はできません。成り立ちません。超高い犬になります。
2ヶ月半の5万の犬を見て、もっと安くならないの?と言ってくるお客様、犬は飼わないでください。
治療費を払っていただけるきがしません。
そもそも、生き物の値段を値切らないでください。
ブリーダーから新しい飼い主に渡るまで、同じフードをあげています。
少し高いですが、獣医さん推奨のご飯セットくらい買ってあげてください。

ブリーダーを育てるのはショップです。
ショップを育てるのは、消費者です。
消費者がもっと勉強して、ショップを選ぶことが一番大事じゃないですか?


ブログは久々すぎるのでまずは紹介だけ。
posted by あきこ at 11:15 | Comment(13) | TrackBack(0) | ペットショップ考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月22日

代替犬

 昨日の記事ではわりあい健康である犬について書いてみましたが
 きょうはそうでない場合について吠えてみます。
 最近とくに、入手した犬がなんらかの健康トラブルを抱えているケースが
 ものすごく増えています。
 最初に言っときますが、犬とは本来健康で当たり前、の生き物です。
 
 
 ペットショップで犬を買うとよく見かける生命保証の項目に
 不幸にも購入した犬が死んでしまったら
 同額同種の子犬を代わりに提供いたします、ってのがありますよね。
 これは、購入後○日以内であるとか、
 死亡後○時間以内に指定獣医の診断が必要とか、
 などの注釈がつきます。
 まあそれなりに一見納得できそうな内容ではあるのですがね。

 ん?品質不良の代替品って普段の生活でしょっちゅう見かけているような。
 ちょっと、手元にあるお煎餅の注意書きを見てみます。

 「本品の製造に関しては、衛生面及び品質管理等に万全を期しておりますが」
 とありました。
 こーゆーのも、日頃よく目にする言葉ですね。
 ワタクシの体験ですが以前、ある有名メーカーの大袋お菓子に、
 小さな虫さんが混入していたことがありました。
 ちょっとムッとはしましたが、とりあえず袋に書いてある手順どおり
 現品と外袋を買い上げ店明記のうえ送料着払いでお送りしました。

 超速攻で、今後充分注意する旨の反省が書かれた丁寧なお詫びの手紙と
 そのメーカーの売れ筋商品数点が送られてきましたよ。


 代わりのもの+αを受け取って、しょうがないわねで済まされるお菓子。
 クローンでさえまったく同じものはない、命。唯一無二のもの。


 生き物なので、運悪く病気になるかもしれない。
 そりゃそうです。
 でもね
 犬の場合はどーゆーわけか
 最初から最高品質でないとわかっているのに
 たくさんの場所で生産もするし販売もしちゃってるんですよ。

 おかしいでしょ?
 健康面で限りなく太鼓判を押せる犬を作ることは、出来るんです。
 というか、自然の摂理に反して人間の勝手で生命を誕生させるので
 間違いなく太鼓判を押せる最大の努力をしなければならんのです。
 そのためには手間と知識と時間とお金がかかりますが。
 でも、それをするのがブリードなんですよ。
 ブリードをおこなう人間のことをブリーダーと言います。
 多くの自称ブリーダーは、犬質のあやふやな犬の増産をしているに過ぎないのですが
 ただ子犬を生産していさえすればブリーダーと自他共に称するのは困ったことです。

 お菓子でさえ、
 注意をしていても人間のすることだから間違いがあり申し訳なく思う。
 今後間違わないように研究・工夫・勉強するので
 今回間違った分は同等のものをお返しするとともに
 ごめんなさいの気持ちを同梱のものにおさめましたのでご勘弁を。
 って言ってるのにね。
 
 命のある、心を通い合わせられる生き物が
 生産者のミスで手元に迎えてから死んでしまったら。
 どうして「今後このようなことを起こさないように徹底的に調べ」たり
 「原因が判明したのでこの親犬は二度と繁殖に供さない」などの
 ごめんなさいのお手紙が無いのでしょうね。あー不思議。
 

 万が一・・を考えてそのような保障を謳っている繁殖者はおりますが
 まっとうなブリーダーなら何度も何度もそんな問題はあり得ないし
 そもそも先天性疾患がある犬を他人に安易に売ったりしないし
 管理不足で感染症にかからせたり寄生虫がわんさかも考えられません。

 とくに誤解されがちなことに、○○種は○○の病気にかかることが多い
 というのがあります。
 ええ、そうですね。そういうものって、存在します。
 だからこそ、その○○の病気を排除する努力をするのが本当です。
 決して、○○種に多い病気だから発症してもしょうがない・・ではないんです。
 だって、その病気に縁の無い○○種もいるわけなんですから。
 

 これからどこかで買う予定のある人は、
 保障内容がどんなに厚いか・・ではなくて
 その保障をその売り手が過去何度使用したことがあるか。
 そんなことを気にして、質問してみてくださいね。


 

[タイトル] 身勝手な飼い方をされるペットたち―獣医はうったえる!
[著者] 本田 三緒子
[種類] 単行本
[発売日] 1999-10
[出版社..




 ブログランキングに参加しています。応援よろしくね♪
 ranking-green.gif
posted by あきこ at 00:30 | Comment(7) | TrackBack(0) | ペットショップ考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする