また売れ残る可能性が大きい売れ残り2世を作らされる。 生体を展示販売するペットショップの何がイケナイのか?
売れ残った犬たちはどうなるのか?
売れ残った犬たちが保健所に連れて行かれて殺されてしまうのか?
残ってもまずめったに殺されることはありません。
が、それで安心しないでほしいなという思いをつづってみました。
殺さないのは愛護精神があるから、ではないことのが多いです。
殺してしまうと損にしかならないから。
が業者
(子犬の販売を商売にしてるたいていの繁殖者すべて)の本音ですよ。
始めにお断りしておきますが
ワタクシは子犬を陳列展示するペットショップは大嫌いです。
乱繁殖だとか社会化阻害だとかこんだけ情報がある今の世の中で、
今後買っちゃう人はすんごく若いバカ者か、そうでないなら自分本位なアホと思っちゃいます。
http://blogs.dion.ne.jp/mami20040303/archives/2010125.html 子犬の生体展示販売は間違ったやり方です。
すでにペットショップ経由で迎えた子を否定するのではないんですが。
だって間違ったやり方に気がついていない・知らなければしようがないことです。
ワタクシも「子犬即売会」なるイベントで買ったことがあります。
大昔(昭和50年代)とは言え2匹も。さらに、衝動買い、です。
でももう一度言います。
ガラスケースによる
子犬の陳列販売はよくないことです。
なぜダメなのか。
犬にとって「いいこと」がひとっつも無いからです。
飼い主にとっては百害と一利くらいのもんです。
その一利とは、簡単・便利。
「パパ−、ビーグルが欲しいよ〜」
「よーし、買いに行くか〜」
「すいませーん、この子犬くださーい」
「はい、8万円のところ7万5千円にしときますよ」
「ではボーナス1回払いで」
「この子は吠えないしおとなしいから飼い易いですよ、毎度あり」
ってなもんです。便利ですね。やや省略しすぎていますが結局はこんな感じですね。
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これのどこがいけないのか。
一言でまとめるとわざわざ
しなくていい苦労を背負い込みます。
「トイレのしつけは出来ています。ホラ、ちゃんとシーツでしますから」
出来てるわけがありません。
一日中閉じ込められていてしかたなくそこでタレテいるだけです。
「無駄吠えや甘噛みなんか全然しないんですよ」
単に刺激の無い毎日で無気力なだけです。
それに余程良くない血統で無い限り生後2ヶ月前後の子犬は吠えまくりませんから。
ものを噛みたくなるのもこれから。
「人懐っこいおとなしい子です」
人懐こくできるかどうかの大部分は今後、決まりますが
もともとの親犬の管理とそれまでの子犬の管理が不十分なら
ワクチン2回〜4回終わるまで完全室内でしょう。
様々な経験をさせないでいると後から大変困ります。
「丈夫でかわいいでしょう?」
繁殖場〜せり市場経由だと伝染病罹患率が高いです。
その時はわからなくても買って1週間で死ぬなんてよく聞くことです。
そして指定獣医に診せないから、だとか
かまいすぎて疲れさせたから、等と言って泣き寝入りが多いようです。
挙句の果てには返金はできないが代替犬を・・なんて言われてそれも結局泣き寝入り。
「優秀な血統なんですよ」
もはや目眩がします・・・。
親兄弟も見ずに偽造の血統書でないとなぜ信じられるのか。
タトゥーやマイクロチップで確認もせずになぜ。
血統書を取り違えている可能性は?同種で同毛色では・・・充分あり得ますね。
血統書ナシの犬が産んだ子犬を血統書アリの子で登録などもね。
そうして迎えた子犬を将来交配させてくれて
さらに子犬を買い取るという店もあります。
しかし仕入れ値は驚くほど低いのが当たり前。
素人なら店頭価格20万の子犬だと3万で買い取ってくれればラッキー、程度。
信憑性のあるなしもわからないし血統書も読めず、
出るはずのない毛色の子犬が生まれても関係者は気付きもしない。
そうしてスタンダードは(姿形よりも
性質がとくに)崩れ、遺伝性疾患が蔓延し、
現在の不健全なペットブームを作り出しています。 ああ、ちなみに。
売れ残った子犬の大半はセールで安売りしてなんとか売り切ろうとしますね。
かなりしつけにてこずるのに上手いこと言って売りつけます。
「子犬と違って手間がかかりません」とかなんとか。
いいえ、倍以上、かかることの方が多いかも。
社会性がまるで養われていなく、売り手も買い手も社会化を軽視するから。
実際まあまあ飼いやすい
当たり犬も時々いますが
一部は手に負えなくなり里子・保健所、、考えただけで腸が煮えくり返ります。
きっとこの辺であまりにも可哀相で、
または運命を感じて迎えた犬の飼い主もいるでしょう。
そして泣いたり笑ったりしながら幸せに暮らしている人もいるでしょう。
そんな方たちはとても立派だと思いますヨ。
ただ、少しだけ考えてください。 第2第3の売れ残りを作り出す手助けをしたことを。 こんな動画も参考になりますよー
それでも残ると・・・
繁殖に相応しくないから店に出されたはずなのに
「ブリーディング」を理解しない育種ができない繁殖者に渡りもします。
ここを訪れるお優しい方たちにはショッキングでしょうが・・・
犬の骨格模型と標本の業者なんてのも世の中にはあるんです。
まあ学んだりするのに必要ですからね。
(※ブリーディングにおいて
繁殖にふさわしくない犬とはいわゆる
フツーのペットのことです。
うちの犬たちのように)
と、ここまでは微々たる物でもお金と替える事ができます。
しかし、最終手段として保のつく場所へ行く犬ももちろんいます。
ワタクシにできること。
生体販売の店で犬を買わないでとこうして訴えること。
生体販売の店では犬用ボーロの1粒も買わないこと。
あと、生後5か月を過ぎると聞かれる回数が多くなる言葉に
「売れないから1週間後には処分されちゃうんです」みたいなのがあります。
それが売り切りたいペットショップの手口ですから。 今は多くの自治体が不要犬の持ち込みには手数料を取ることをしてくれています。
全国不用犬猫引取料金調べ しかもありがたいことに保健所の職員さんのお説教つきで。
信用が大切な商売をしている側が基本的にそんなこたぁするわけがないんです。
実際に殺処分するための手続きをして持ち込んだショップがあればぜひ情報を!
ここで末永くそのお店の宣伝をさせていただきますので。
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