2009年04月04日

ブリーダーの見分け方〜ブリーダーのランクその2

その1 の続きでございます

4.職業ブリーダー
 文字通りブリーダー業・・つまり犬を売ることをメインの職業としている
 (※ただし本来のブリーダーという言葉にあてはまるかは大いに疑問)
 トップブリーダーからひよっ子ブリーダーまで
 プロブリーダーと自称し犬業界だけでなく一般からもプロと呼ばれる
 ある意味本当にプロ
 ハンドラーやトリマーやショップ経営または勤務など関連業に就いている場合が多い
 数は少ないが獣医師やジャッジの場合もある
 看板犬はCH犬で、秘蔵犬を除き交配の斡旋や紹介を誰にでもする
 遺伝性疾患について少しは知識を持つが出れば隠す
 個体の病気面などでクレームがくるとキレる
 同犬種より他犬種ブリーダーとのつながりが多い
 ドッグショーには頻繁に出陳する
 繁殖引退犬をよく飼育放棄する
 アンギュレーションやテンペラメントという言葉はよく知っているが、
 横隔膜ヘルニアや血液の病気などの遺伝性疾患で新生児が死亡することは知らない
 知らないから致死遺伝子を持たせた子犬を(悪気なく)健康だと言って売る
 一犬種だけの場合もあるし複数犬種を扱う所もある
 犬の管理はピンキリだが、行き届いた環境に見えることが多い
 子犬の売り方は様々で、出来栄えの良さそうなものは高値
 雑誌やHPでの宣伝・紹介・ショップへの卸し・ネットオークションなど
  
5.パピーミル
 パピーは子犬、ミルは工場の意
 管理頭数は2桁後半〜3桁
 ほとんどが多犬種で最近は血統書申請すら省ける1代ミックス犬も売れ筋
 目がつぶれていようが手足に異変があろうが気にせず産ませる
 基本的に売るために生産を繰り返すので毎シーズン交尾させる
 頭数が増えるほど出産も頻繁にある
 出産時の事故が多い
 散歩はさせない
 子犬は生体セリ市やペットショップに卸す
 ドッグショーへの参加はほとんどない
 遺伝性疾患の検査はしない
 たまに単犬種だからって1か2を自称している5がいる(ワタクシは見ました!)
 
6.バックヤードブリーダー
 本来は資格や知識を持たずテキトーに裏庭で繁殖させて子犬を売る愛犬家の意
 犬好きで人あたりの良い人が多い
 規模の小さいパピーミル
 基本的に売るために生産を繰り返すので出産回数は多い(1頭が5回とか)
 日本では「個人ブリーダー」と触れ込んでいればたいていこれ
 たいてい最初のペット犬の可愛さから繁殖を始める
 普通の素人繁殖もこれ
 扱う犬種は小型犬が多く、「頭数が少ないので愛情たっぷり♪」などもよく聞く
 5頭以上になると躾がほとんどできない
  (とくに自家繁殖犬の社会性の無さが目立つ)
 頭数が増えると経費もかさむので養うために出産回数も増える(悪循環)
 遺伝性疾患の検査は必要ないと思っている(ってゆーか判明するとマズイ)
 個体の病気面などでクレームがくるとキレまくる
 その際にはHPで被害者ぶって愚痴るか、あるいはBBSが炎上して閉鎖となる
 交配斡旋は喜んでやるし素人繁殖も手放しで祝福する
 繁殖引退犬は飼育放棄することもあるが生涯を看取るケースもある
 去勢避妊(総じて不妊処置)はカワイソウと思っている
 死産や新生児死亡が多く、「お星様になった」とよく言う
 ペットタイプブリーダーなのでショーには興味がないなどと言う
 時々付き合いや犬質が高い犬が出た!などの思いこみで出陳する
 そのわりには看板犬だけCH犬だったりCH直子なことを暗に自慢する
 とにかく全般的にカンチガイさんが多すぎ


5と6(一部の4も)にほぼ共通する事柄として
遺伝については知らないし覚える気もあまりない
性質の遺伝についてももちろん深く考えないから、
どうにも吠える犬やシャイやビビリがたくさん出る
売りっぱなし、あるいは生産した犬の繁殖には無頓着・野放し
畜犬登録、狂犬病予防はしていない
頭数が増えると手入れが行き届かなくなり、長毛種は汚いままか丸刈り
ドライフードのブリーダーズパックをブリーダー専用のフードと言う(笑)
犬は犬慣れはしているし人への噛みつきなどもほとんど無いが、
トイレの躾から吠え癖はもちろん、基本的な服従訓練もしない(できない)
(1代ミックス犬以外は)付加価値になるので血統書は発行する

ワタクシが本日力説したいのは、とくに6です 
単犬種専門犬舎、みたいな言葉がHPにあれば、
普通の人はたいてい信じます。
その人の人柄は良い感じですし、ほんのちょっぴりくらいは犬について詳しいから
ほんっっとに「このブリーダーさんなら安心」って思えてしまいがち。

いやいやいやいや。
シロートハンショクにケが生えただけですから。

一腹全部を売る・・ってのがしょっちゅうあって、
しかも「血統書つきでーす♪」がブリーダーとしての当然のサービスとか思っていて、
犬の病気はどれもこれも運命と飼い主の管理のせいだとか言っちゃう人で、
犬好きだけじゃブリーダーなんてやってられないのよー
なんてブリーダーさん(笑)がいたら、
それは1でも2でもなく、6です。

※“その1”とこの記事に共通することとして、ここであげた項目は「傾向」です。
それと2は4になりやすいのと反対に、3が1になることもあるかもしれません。
ブリーディングは決して繁殖回数の経験だけで成長できるような域の行為ではなく
感情論より科学的なものの見方が当然必要であり、
また繁殖も販売も個人個人の自由な日本では、
ろくでもないブリーダーをなくすことはできないと嘆きそうになりますが、
かえって一般飼い主の希望が寄り集まった声が
正統な繁殖を広める力になることも期待できます。


ぽちっとな



posted by あきこ at 02:54 | Comment(4) | TrackBack(0) | 犬の繁殖・乱繁殖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月31日

ブリーダーの見分け方〜ブリーダーのランクその1

SEOに熱心なあまりの、または単なる罪の意識の欠如による盗用・改変関連
2017年11月09日 自称はイタいシリアス鰤 http://kotavi2002.seesaa.net/article/454772720.html
2017年11月11日 資料)サイト名Pとのメール http://kotavi2002.seesaa.net/article/454806899.html
2017年11月11日 犬のブリーダー分類コピー話続編 http://kotavi2002.seesaa.net/article/454812902.html

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犬を飼いたい・犬が欲しい・と思ったら、いまやとても簡単に飼えてしまう世の中で。
入手する方法は利用者の多い順から、以下の3つが主流ですか。
ペットショップで買う(または貰う)
繁殖者から直接買う(または貰う)
行き場を失なった犬を保護する
※繁殖者とはブリーダー、業者、友人知人の素人繁殖の区別なく結果を指す。

来歴不明の犬ばかり売るペットショップなんかより
ブリーダーから直に買ったほうがいい・・なんてよく聞きますね。
何がいいのかというと
・親犬が見れるので体型や気質や現時点の健康状態がある程度わかる
・店舗の維持費などがないためその分価格が安い
・愛情ある良い環境で生まれ育ったかが知れる
・ごはんや躾や簡単な病気・心配事などの個別相談に乗ってくれる
といった意見をよく見かけます。
 
どうやら近頃は良いブリーダーと悪いブリーダーがいる模様。
ってかブリーダーに種類?ランク?がある?
「きちんとしたブリーダーから買えばいい」って言うけど判断基準が難しいみたいです。
生体陳列展示販売のペットショップより良いブリーダーについて、
以前ワタクシのお師匠との会話の中で6段階の識別があったのでご紹介します。

ブリーダーの見分け方〜ブリーダーのランクその2 はコチラ
(4.職業ブリーダー 5.パピーミル 6.バックヤードブリーダー) 
http://kotavi2002.seesaa.net/article/116708163.html

繁殖者の分類はコチラ
http://kotavi2002.seesaa.net/article/116871957.html


1.シリアスホビーブリーダー
 他に職業を持つ最高級。
 犬種標準を熟知し向上心が高く、最低でも該当犬種の訓練・美容を始め
 行動学・獣医学・解剖学・遺伝性疾患などにも当然明るいが学び続ける。
 一犬種の主に育成と、その通過点にあるブリーディングも趣味とする。
 遺伝性疾患のコントロール(検査と調査)にも常に前向きで意識が高く
 当該犬の先祖(直系も傍系も)を多く把握している。
 元々管理頭数が少ないので引退犬の厄介払いはほとんど見られない。
 (ブリーディング=増やすことではない) ⇔ココ重要ひらめき

2.シリアスブリーダー
 日本の自称シリアスの特徴として、職業とのバランスで一歩間違うと
 4に近づく危険が高い。ってゆーか日本はほとんどの「プロ」は4。
 本職とのバランスが大切という見方もあるがワタクシは専業もありかなと。
 1と似通った部分が多いが頭数は多い。

1・2とも繁殖はブリーディングストックの確保のためにおこなわれるので
売るために産ませるようなことはしない(繁殖回数が少ない)。
次世代を継ぐ以外の犬を売ったり譲ったりすることはあるが
基本的に新飼い主には不妊を条件とする(乱繁殖の防止)。
ブリードレスキューへの関心も高い場合が多い。
その犬種のスペシャリストなので飼い方から好発疾患まで何でも知ってる。
ドッグショーの制度を利用する。
※1はワタクシの知る限りでは国内には数えきれる人のみ。
2はディーター・フレイグのようなプロが代表的。

1と2をわかりやすく理解するには
★交配犬がいない
★常時子犬がいない
★基本的に繁殖不可を条件に子犬を販売または譲渡する
★繁殖引退犬の飼育放棄をしないか出しても遠くに住む他人に押し付けない
★遺伝性疾患からトイレの躾や甘噛みの直し方まで的確な答えを出せる
★間違っても犬を小さなヒトとして接することは無い
★子犬の新飼い主が望めば遺伝性疾患の検査結果等の証明を提示してくれる
 
3.ホビーブリーダー
 趣味だからこそまじめにできるはず。
 一般に「かなり良いブリーダー」か「ものすごくお勉強した一般人」。
 遺伝や訓練のことまでは詳しく知らないが、
 とりあえず売り上げのために生産することをしないよう努力する。
 たくさん産まれなかったら全頭自分で飼うつもり。

ペットショップに犬を卸売りする繁殖者はたいてい4あるいは3以下です。
そして全国にいる犬の繁殖者の9割(注:ワタクシの印象)が3以下です。
つまりどういうことかと言うと、、、
一見良さげに思えるブリーダーから親犬にも会って犬を買うのと
ペットショップで個体だけを見て買うのは結果にほとんど差がないってこと。
性質も姿も犬種基準からハズレまくっていようが
先天性の病気を持っていようが
あたりとハズレの確率に差は見えず、どちらから買ってもバクチのようなもの。

あー。念のために書いときますが
ハズレってのは犬がダメ犬だとかの意味はまったくありません。
かわいい子犬を夢一杯の気分で迎えたはずなのに、
ひとつも落ち度のない純真な生き物である犬が
人間の無配慮さがほとんどの原因で痛んだり苦しんだりする・・
そーゆー真実を一言で表した言葉です。


4.職業ブリーダー(←規模や方式によって非常に危険)
5.パピーミル(←話にならない)
6.バックヤードブリーダー(←シャレにならない)

この3つは次回ご紹介。
posted by あきこ at 23:50 | Comment(3) | TrackBack(0) | 犬の繁殖・乱繁殖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月24日

迷惑飼い主にならないために

 
 きのうの記事の、ちょっとだけ続きです。

 「感染症」ひとつのサワリだけでも、こんなにあるんです。
 犬飼いなら誰もが当たり前に守らなければいけないことって、
 法律で定められた畜犬登録や狂犬病予防接種のほかに
 5種や8種の伝染病予防ワクチンも随分と一般的になっています。

 それからノミダニ駆除とフィラリア予防もそうですね。
 さらにプラスして一頭一頭を毎日清潔に保つこと。
 ほんの少しでも調子が落ちていればすぐに気付くこと。
 当たり前のことですが、すっごく大切です。

 愛犬の健康を維持することは、自分の愛犬や家族を守るためだけではなく
 動物を嫌いな人や動物にまったく興味が無い人を
 飼育動物由来の社会的迷惑に巻き込まないためにも
 飼い主ひとりひとりが気をつけなければならない責任なんですね。

 いまのところ、法律によって義務付けられていることは
 畜犬登録と狂犬病の予防接種だけって思われていますが
 実は動物愛護法ではまず真っ先に、
 「動物による人の生命、身体及び財産に対する侵害を防止することを目的」
 と、してるんです。
 「人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うように」
 とも定められているんです。

 たとえば交通違反だったら、運転免許を持っていなければ、
 交通法規についてあらためて勉強する機会って、なかなか無いですよね。
 でも、誰もが知っています。
 赤信号で道路を渡ってはいけないこと。
 制限速度を守らなければ罰則が科せられること。
 運転や輸送を業務としていないワタクシも知っていて守っていることです。

 では動物についてはどうでしょうか。

 道を歩くのに免許証がいらないのと同じように
 犬を1頭飼育するのには、免許は必要はありません。
 でも運転免許が無くても交通ルールを守ることと同じように
 飼育に係わるさまざまなルールは存在しています。

 なぜだか、直接自分の不利益になること以外は
 獣医じゃないからそんなことは知らない・・
 ペットショップを経営してるわけじゃないから・・
 或いは、うちは別にブリーダーじゃないから・・
 だってただペットを1匹飼っているだけですよ?

 そんな言葉が聞こえるかもしれませんが
 ・・違いますよね。
 どんな職業を持っていてもいなくても、
 世の中のルールはみんなが守るために、あるんですよね。

 ワタクシが一番声を大にして言いたいのは「繁殖制限」なんですがね。
 
 第37条
 犬又はねこの所有者は、これらの動物がみだりに繁殖して
 これに適正な飼養を受ける機会を与えることが困難となるような
 おそれがあると認める場合には、その繁殖を防止するため、
 生殖を不能にする手術その他の措置をするように努めなければならない。

 これ、別に一般家庭だけが対象者じゃありません。
 自称ブリーダーだろうが
 パピーミルだろうが
 自家繁殖のペットショップだろうが
 みーんな同じです。

 つまり売り残りを出すようなケースは、これに該当しちゃいますよね。
 罰があるから規則を守る・・って考え方はキライなんですが、
 将来万が一にでもこの第37条に罰則がつけば
 処分と言う名で殺される犬たちはぐーんと減るのになぁ。
 って思います。 
 



[タイトル] おせっかいばあさん今日も行く―犬、猫、迷惑や言うてるでぇ!
[著者] 滝田 光
[種類] 単行本
[発売日] 2004-07
[出版..




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posted by あきこ at 22:48 | Comment(2) | TrackBack(1) | 犬の繁殖・乱繁殖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月10日

販売マニュアル

 さてさて、昨日の記事の続きでございますよ
 環境省ったらこんなマニュアルも出してくれちゃってます
 やる時はやるんですねー。

 犬に直接関するものだけで約22ページに及びます。
 購入者が、購入前にこれを読んでくれれば
 販売者の質を見極める、重要な手がかりになるわけですが
 一般的には、ちと無理でしょう・・。
 
 でも、インターネットのチカラで
 飼い始める前に情報を集めようとするかたも増えてきています。
 そんなかたに出会う機会があったら
 ぜひ、これに目を通すことを薦めたいなーと思いました。


 このマニュアルで
 ワタクシが最も注目してしまったのは
 6ページの 5.繁殖制限に関する情報 です。
 要約すると
 可愛いペットとして飼った犬は不妊(避妊・去勢)手術をしましょうね〜
 法律もそれを薦めてますよぉ〜 ってことです。

 実は、不妊手術のススメの文章の前に
 「自らの責任において終生飼養または確実に譲渡が可能で
 ある場合を除いて」って言葉があるんですよ。
 つまり、これって、多くのブリーダー直販が表示している
 やれ種オスタイプだの台メス向きだの○○因子持ちだの・・の謳い文句は
 おかしいことになってしまいます。

 動物取扱業者の登録をしている同業者にのみ、
 その言葉を向けるべきですよね、って思いました。
 自分をブリーダーと名乗る者が
 素人に乱繁殖を薦めてどうなるっちゅーねん。


 あらら2日連続で可愛いうちの子たちの写真がありません。
 えいっ。

りーちゃん寝てたのよ

 眠っているところをすみませんがと声をかけてみました。


 あたしのファンだって!いるかもしれないのにっ!
ランキング・ミッシュ・作@みきさん

2006年01月19日

雑種の魅力

 ワタクシの パグルについて の記事にコメントをしてくださった方が
 捨てられて、放棄されて殺される雑種犬を
 何か救う手立てはないかと模索しておられるようです。
 ちょっと考えを書いてみます。 


 雑種犬の良いところ・・・丈夫な理由

 どういった種類の雑種(おかしな言葉ですね)か、で違いますが
 動物愛護活動をされている方が一番多く見かけるであろう、
 日本犬系の雑種・和犬雑種について。

 このブログの 犬 遺伝 警鐘 2 でも簡単に説明していますが
 まずは遺伝の問題です。
 
 同じ犬種、特に近親などの近い血の場合は同じ病気の素や
 同じ “良くない性質” を持っている確率があがります。
 だって良いも良くないもおおもとの質は同じですもん。
 
 カラーの問題なんかもそうです。
 褪色する劣性遺伝同士が重なれば重なるほど
 どんどん色素が薄くなっていきます。


 ただ、もちろん “良い形質” も持っているので、強化する目的で
 純血種では祖父と孫の交配や叔父と姪の交配あたりは普通に行われます。
 ( 無論この交配にも慎重さが必要なんですが
 多くの自称ブリーダーは「やって当然」と考えるフシもありますが・・・)


 何らかの病気の素が 片方だけなら悪さはしなくても
 両親から別々に同じ因子を受け継いで
 2個揃う( ホモ接合 )とその犬は病気持ちになったりします( 劣性遺伝 )。


 その危険性を自然界は知っているから、
 群れで暮らす動物達は成長するとひとり立ちするんですね。
 ライオンやゾウは女系家族です。
 男の子はオトナになると群れを追い出されたり
 自分から出て行ったりして新しい家族を探します。
 血を離そうとする機能が遺伝子に組み込まれているんです。
 そこに種族の繁栄がある。


 そういう意味では
 雑種 × 雑種 は同じ形質を持つ可能性が低いので
 遺伝性疾患に関しては丈夫な犬が多いかも。
 実際に接していて丈夫で賢いコが多いです。


 それからもうひとつ。
 例えば手元で雑種 × 雑種が産まれて、もともと弱い子犬がいた場合。
 お金に換えられる純血種なら繁殖者が医学に頼りますよね。
 もちろんお金だけではない場合もありますが。

 でも 他人に譲渡する前の和犬雑種は?
 純血種に比べると高額な手厚い医療を受ける子犬は少ないのでは。

 どんな動物でも「生きられないコ」は普通に産まれます。
 純血種は本来の自然の淘汰を人為的に曲げている部分もありますし。
 もちろんせっかく授かった命は長く持たせてやりたい。
 むやみやたらと繁殖にさえ使わなければ、の話しですが。
 自然界はもともと 自力で淘汰を乗り越えた個体にだけ、
 生きて子孫を残す役割を与えるものなんです。
posted by あきこ at 16:37 | Comment(10) | TrackBack(0) | 犬の繁殖・乱繁殖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月18日

ブロイラーか

 犬の繁殖場を覗いたことがある。

 約40種、約200頭のさまざまな犬が四足で立ち上がれて

 なんとか方向転換できる程度の檻に個別に入っていた。

 犬たちは毎朝をそこで迎える。

 目覚めるとコンクリートの床に排尿しその場で朝食を取る。

 食事が済むと天気の良い日だけ少し広い運動場に出してもらえる。
 
 隣の檻の犬や斜め向かいの檻の犬としばし戯れる。

 犬同士の挨拶を終え、追いかけっこが楽しくなってきた所で

 糞尿掃除済みの檻にまた閉じ込められる。

 24時間後のこの刺激のある時間まで長い監禁生活。

 およそ半年に1度のヒートの日が来るまで毎日続く。

 智恵のある感情豊かな犬たちをまるでブロイラーのように

 狭いスペースに閉じ込めて。



 あなたの足元で眠る可愛い子犬が

 ここで産まれてないと言えますか?
posted by あきこ at 23:37 | Comment(5) | TrackBack(1) | 犬の繁殖・乱繁殖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月11日

パグル パグル PUGGLE

 
 12月29日にパグルを否定する記事を書いて以来
 毎日「パグル」で当ブログにお越しくださる方々がいらっしゃるようです。


 いらっしゃいませ


 始めにお断りいたしますが
 以下の文章はパグルなる1代ミックス犬を否定するものであります。
 すでに飼っている方を貶す訳ではありません。が、
 パグルが欲しいんだけど、どこで売ってるのかしら と思う方や
 おっ、流行しそうだからパグとビーグルを仕入れるか〜 なんて人は
 胸糞悪くなること請け合いですのでお読みにならない方がいいです。

 参考 :  同じ気持ちの方が書いた関連記事

 さすらい犬ももちゃんの旅・別館 「私もパグルに吠えるよ」
 ももちゃんは癲癇と付き合いがあります。
 ビーグルにもパグにも癲癇は現れます。全てが遺伝性ではなくても・・・

 GOGO!ワンコ〜〜ズ            「パグルって・・・」
 

 と、いうことで親切なワタクシは

 続きを読む・・・にして、読みたい方だけポチっとな。
posted by あきこ at 20:00 | Comment(9) | TrackBack(0) | 犬の繁殖・乱繁殖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月29日

パグルに吠えるよ

 
 ニューヨークでパグルが人気?
 日本にもパグルブームが来るのか?
 ・・・馬鹿言っちゃいけないわよ。
 日本中のどれだけの雑種が悲しい命の終わりを迎える と思ってんのよ。

 1月18日追記**ご意見ご質問があればご遠慮なくコメントしてください**

 ついでに2006年1月11日追記・パグル第2弾 もどうぞ

 参考 :  同じ気持ちの方が書いた関連記事

 さすらい犬ももちゃんの旅・別館 「私もパグルに吠えるよ」
 ももちゃんは癲癇と付き合いがあります。
 ビーグルにもパグにも癲癇は現れます。全てが遺伝性ではなくても・・・

 GOGO!ワンコ〜〜ズ            「パグルって・・・」
 

  パグルについて、ではありませんが
 りぼんさんの ☆ひとりごと☆     「もっと知ってほしい」


 読み終わったらお帰りの際には こちらをポチっとクリック 
 またのお越しを心よりお待ち申し上げます。


 さて。吠えますか。


 不健康で不幸な犬を作り出す可能性に気がついて!

 
 (ワタクシがサッカーチームの監督であったなら
  ぜひともチームの司令塔としてお迎えしたい みきさん から
  パグ×ビーグルの雑種、パグルが話題になっているとの情報が。
  2005/12/28/22:05:59 の拙HP掲示板より)


 
 まず思ったことは、ビーグルは1に運動、2に破壊、
 3、4はご飯で、5に散歩って犬であること。
 パグは短吻犬種なので暑さにとても弱いこと。
 
 ここでちょっとワタクシの妄想ワールドへ。

 最近の厳しい夏場の昼下がり。
 飼い主のお寝坊により、朝の散歩をすっぽかされたパグル。
 
 ビーグルは吠える。
 運動が不足すると、多分吠えまくる。
 これでもかってくらいのご近所中に響き渡る大声で。
 吠えると体力を消耗する。
 他の犬より暑さに弱いパグの血が
 夏場のパグに多発する遅延性熱射病を引き起こさないと どうして言える?
 お散歩をねだっただけで死に繋がる危険のある子を どうして作る?

 
 ちょっと検索してみたら
 「ニューハイブリッド」 「新種のF1」などと紹介されている1代雑種たち。
 『雑種強勢という通り、1代ミックスの丈夫なワンちゃんです♪
  生まれつき病気に罹りにくく パパとママのいいとこどり♪』
 
 なんてほざいてるし。


 雑種強勢とは、雑種である子の能力が両親よりも優れている現象のこと。
 主に家畜や植物で特に強健性の効果を期待する交雑方法。
 アホな犬屋や自称ブリーダーたちが
 1頭のパグと1頭のビーグルで簡単に出来ると思ったら大間違い。


 だいたい強い雑種強勢の効果を期待するためには
 両親となる個体がお互いに遠い血縁関係にあり
 双方とも遺伝的に純粋な個体であることが必要。
 そのため、品種の中にさらに近親交配を重ねて
 複数の系統(ストレイン)を作り、
 その異なる系統の個体同士をかけ合わせて交雑種を作り出す・・・


 という、ワタクシの楽しいブログにあるまじき複雑さ。
 普通の1代雑種は普通の純血種と同じように
 親から貰えば様々な疾患の素を持ってるんですってば。

 間違ってかかってしまったのならまだしも・・・

 珍しいから、人に自慢できるから、根拠が無いのに丈夫で賢いから、
 と雑種を増やす必要はどこにもないはず。
 殺処分される犬には雑種が多いんだから。


  2006年1月11日追記・パグル第2弾に続く
  
posted by あきこ at 01:11 | Comment(13) | TrackBack(0) | 犬の繁殖・乱繁殖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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