いまから12年前の1995年1月17日。
以前にもこの話題を書いてみたのですが、
きょうのこの日にもう一度調べ直してみました。
阪神淡路大震災
大都市を襲った直下型地震で観測史上最高の震度7を記録しています。
また、一部地域では横揺れを上回る縦揺れが観測されたという。
死者6,434人、負傷者43,792人 (平成17年神戸市消防局)
当日の記憶 ・・・ ワタクシの大切なおともだちのブログです。
大長編になっていますので、ひとつ読み終えたら「次の記事へ」と
進んでお読みください。
12年前のこの地には親戚も知人もいなかったワタクシの目に
ひとりのお母さんの投書が飛び込んでまいりました。
朝日新聞「ひととき」欄に95年2月5日に掲載された文章です。
その一部を見つけましたので、ご紹介します。
私の息子の名前は上仲大志(うえなかたいし)といいます。
(中略)
私にとって、とびきり上等の息子でした。
でも、その息子はいない。1995年1月17 日、
息子は私を残して多くの人といっしょに逝ってしまいました。
わずか1年6ヶ月の人 生をあっという間に駆け抜けていった息子。
私と周囲の者の心にポッと温かい灯をつ けて……。
どうぞお願いです。これを読んで下さった方に。
上仲大志という幼い命がこの世にあったことを、
ほんの少しでもいい、思って下さい。
短い命を一生懸命に生きた彼のことを、
今の一時でもいい、その名前を口にして心に思って下さい。
どうぞ、お願いします。 ・・・ワタクシはいまだかつて
これを上回る心打たれるお願い事を聞いたことがありません。
お読みくださった皆様、大志君が生きていたことそのものを、
心に思ってみてください。
さて、いっしょくたにしてしまったら不謹慎と感じるかたもおられるでしょうが
この震災はもちろん人間だけではなく、
動物たちの身にも人間同様の被害をもたらしました。
報告では犬4,300匹、猫5,000匹が負傷したり、飼い主とはぐれたとされています。
多くの個人・団体のボランティアが動物たちに救出の手を差し出しました。
その一例:大阪のある動物愛護団体さんのインタビュー記事 震災から10日後に、農業用ビニールハウスを利用した
被災動物の保護施設に収容された被災動物は
犬1,040匹、猫507匹など1,500匹余り。
そのうち犬の約5割、猫の約6割が何らかの異常を示したとのこと。
いわゆる、ストレスです。
避難所でペットとともに過ごすことを受け入れてもらえずに
自動車内で寝起きしていた飼い主さんが体調を崩されて・・
という話も聞いた覚えがありますよね。
理由は様々ですが、もしワタクシの避難スペースのお隣の方が、
犬や猫の毛によるアレルギーから呼吸困難でも起こしてしまったら
やはりワタクシが移動するしかないですもん。
お医者の見立てが「犬の毛・・かもしれない。断定はできない」
と言ったとしても、やはり立ち去りますよね。
もう、そんな場合は致し方ないですが、
そうした直接の健康被害が原因でない場合もたくさんあったようです。
皆様お気づきの通り鳴き声や無駄吠えなどの騒音
体臭や排泄物や抜け毛などの衛生問題、そして犬猫の最大の武器 爪と牙です。
たとえばこのブログを読み終わった瞬間に、
家屋半壊クラスの地震があなたの地域に起こったとしたら
あなたとご家族はまずはお近くの小学校や公民館などに避難するでしょう。
たいせつなペットを連れて。
想像してみてください。お宅では何が問題になりそうですか?
一家族に許されるスペースは限られています。
普段の畳一畳サイズのサークルは持ち込めません。
右隣は就学前のお子さんがいるご家庭で
左隣は少々ご不自由なお年を召したかたがいるとします。
ペットには方向転換できるくらいのバリケンに入ってもらうか
リードで固定して自由気ままに動けないようにしなくては。
まずワンワンキャンキャンと吠え続けさせるわけにはいきませんね。
これをたった1日、24時間でいい。
できそうですか?
生きているうちに遭う確率の不明なことに、ただ怯えて暮らす必要はないですが
災害に遭われたかたがたは誰もが皆そう考えていたことでしょう。
難しいかもしれませんが、ちょっと想像してみて
起きそうな問題点を克服できるような練習を考えてみましょう。
それが
しつけなんですね。
「おとなしく待つしつけ」のヒントはあちこちにたくさん転がっていますし、
必要でしたらここで取りあげてご一緒に考えることもできます。
ちなみに我が家の場合・・
犬たちは多分大丈夫です。家族がそばにいれば24時間くらいはなんとかなりそう。
それ以上になると一日に数回の気分転換がなければ持ちませんが。
ななちゃんがネックです。猫にケージ内で黙り込むしつけはどーしたらいいんだ??
あれれ。ワタクシがご相談を持ちかけてしまいました。
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[タイトル] 天使になったペットたち 猫編
[著者]
[種類] 単行本
[発売日] 2003-01
[出版社] 大和書房
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