*検索ワード「多頭飼い」で辿り着く数が多いので、今日はこんな話*
全員小型犬とはいえ、(ビーグルは小型ですともっっ)
犬が4頭いると言うと
ケンカはしないか、とか
聞かれることがあります。
ええ、一度もありません
ってゆーか、勝手な争いは許していませんのでと答えています。
犬の多頭飼いはたいして難しいことはありません。
ちょっとしたコツが必要なだけです。
第一に
気合 です。
犬同士の相性が悪いと・・・
なんてこともよく言われていますが
同じ家に住む場合は
基本的に発情期のオスメス以外には相性なんてものはありません。
道端で出会ったら背中の毛を逆立てて唸り合う犬同士でも
一軒の家に住み、どちらの犬も飼い主と良好な関係が築ければ
べたべたくっつくことはしなくても 争いは収まり平和に暮らせるもんです。
気合のほかに 多頭飼いに大切なものは
1頭1頭の社会性。
社会性とは四六時中他人や他犬に尻尾を振ることではなく
大きな意味では必要以上の争いを避ける
どの犬も本来持っているべき性質のことです。
お散歩中に出会った柴犬君とパピヨンさん。
パピヨンさんは柴犬君と相手の飼い主さんを見て
キャンキャン可愛らしく吠えています。
でも相手の方に名前を呼ばれたら尻尾はふりふり
飼い主さん同士の挨拶の間も吠え続けて
しまいには抱っこをせがみ、抱き上げられたら吠え止みました。
柴犬君はパピヨンさんに吠えられても
目を合わせずしらんぷり
相手の方に名前を呼ばれても
耳は前を向いたまま、尻尾はピクリともしません
飼い主さんが立ち止まり相手の方と会話をし始めたら
命じられなくても足元にオスワリします。
こんなケースでは柴犬君の方が社会化がなされている、と言えます。
このパピヨンさんのように家族の中では甘え上手でも
人や犬を怖がって ( 怒って吠えるように見えても怖がりがほとんど )
吠える犬は 2頭めを迎えるとまず、苦労します。
そして犬の社会化不足は犬自身の問題だけではなく
飼い主さんの犬に対する態度も微妙に間違っている場合が多いので
気合が足りないな〜と思ったら
自宅まで来てくれる訓練士に頼るのが一番です。
訓練士やトレーナーに頼むことを
自分では犬の躾ひとつ出来ないのか、等と周りに思われるので・・
なんて方が時々います。
ほとんどの訓練士は犬を躾けてくれる訳ではありません。
微妙に間違った犬への接し方を教えてくれる、
どちらかと言うと人間を躾けてくれる先生なんですよ。
LET'S 多頭飼い♪