2017年09月25日

避妊去勢アンケート集計2017 さん

1つ前の記事のさらに続きです。

「避妊去勢は不自然だからしない」に1件のコメントをいただきました。
誠心誠意お答えいたします。

・避妊去勢が全く何の影響もないということはないと思います。性ホルモンは犬の成長には不要なのでしょうか。

仰るとおりだと思います。
と言いますのは避妊去勢が犬のからだに全く何の影響もないということはないからです。
誰もが知るホルモン分泌の1点だけでも何らかの影響があるだろうことは当然予想できます。
当ブログではバカの一つ覚え的に登場する「外国の論文」は手放しでは信用できませんが、
ふつうに日本語で「思春期 性ホルモン」あたりで検索すればなんとなくメカニズムがわかる気がします。成長と性ホルモンの関わりが。
生物としての基本システムはヒトも犬もそんなに変わらないですからね。

それから当ブログではこれまでに一度も「去勢避妊は安全だ」的な発言はありません。
ワタクシはそんなふうに考えるわけがないから口が曲がっても言いません。
と言うかそんな説はほかでも見たことがありません。
あちこち調べて(勉強して)愛犬の不妊手術を決断された飼い主さんは、
不妊手術に伴ういくつかのデメリットより多数のメリットをとったということなんですよ。


ワタクシの能力ではうまく短くまとめられないのですがこういうことです。伝わるといいな。

まず。外科手術で臓器を切除することは「人工的」なことですよね。
自然か不自然かの自然ではなく自然か人工かのほうの自然。
それぞれ違う意味合いなのに犬の不妊手術の話をすると、なぜか皆さんごっちゃになるんです。
混ぜこぜにしないで考えられる人はいますが少ないです(ワタクシの経験からの印象)。

愛犬の不妊手術を納得済みで済ませているかたもぜひ今一度考えてみてください。
納得済みではあるけれど健康な臓器を取るのは本来は不自然とちらりと思っていませんか?
犬のお悩み相談サイトのようなところを見ていたらそう思えちゃって。
本当は「人工的」なことをしたのに心のどこかに「不自然さ」への罪悪感がある、的な。

この部分が最大の落とし穴になっているとワタクシには感じられます。

第2に、犬という生き物があまりにもヒトに近すぎて錯覚を起こしがちです。
種族として近いわけじゃなく心を寄り添わせ共感してくれる動物だから、
あと単に号令と行動を組み合わせて覚えるのが得意なものだから言葉も通じる相手という錯覚。
要は世界で一番擬人化されやすい生き物が犬で、つい擬人化してしまう飼い主さんがものっすごく多いんです。
(余談ですがワタクシなんてこれまでの人生でたぶん300回以上「擬人化」って書いてます。
「それ擬人化になっちゃってますよ」とか「してはいけない擬人化とするべき擬人化は〜」とか)

擬人化してませんというかたに簡単なテスト「不妊手術をちょっとでも不自然と思うか?」

つまり犬が繁殖期のある動物だということをないがしろにしているわけです。
別種の生き物なのにそこを見ていない。
人間である自分を基準にものごとを考えるのは別にいいんです。
それをそっくりそのまま別種の生き物に当てはめるのは間違いでしょ?ってだけで。

繁殖期が明確な動物の特徴は、毎繁殖期ごとに子を産み育てることです。
何でもいいからご自分の知る野生動物で想像してみてください。
ツバメは元気でいれば毎年同じ巣を使いたがるんでしたよね。
奈良の鹿の子ジカはそのほとんどが毎年の初夏に産まれます。

ツキノワグマは3〜4年に1回交尾出産をしますが子グマが巣立つまで3年かかるからです。
イヌ科動物のキタキツネは厳寒の2月が結婚の季節、雪が解けだす春に毎年子ギツネを産みます。
同じくイヌ科のホンドタヌキも毎年子育てをするのが自然です。

もっと犬に近いオオカミやジャッカルやコヨーテの繁殖生理も調べてみてください。
環境が整っていさえすれば性成熟後は死ぬまで毎年繁殖をおこなうのがわかります。
犬は人間と暮らすようになって生活環境が安定したとたんに繁殖回数が増えました。
繁殖回数つまり発情期が増えるのは野生動物を家畜化するときの最大の特徴です。


交尾をせず出産につながらない発情期

自然下の野生動物にも稀にそういうことが起きます。
自然災害で生育環境が侵されたりエサが足りなくて個体の成長に影響するとか、
あとだいたい土地の開発が関わる人間の愚かな生態系の破壊とかで。
または病気などですね。発情しなかったり来た発情が不発なのは。

家畜化によって安定した食住環境を人間から与えられた動物のひとつが犬なんです。
家畜呼ばわりするなとか関係ない話はしないでくださいよ?

わかります?繁殖期のある動物が繁殖期に繁殖できないことの異常さが?

天変地異とか未知の病原菌とかそういう特殊な事情以外で、
「ある発情期は繁殖して別なときは繁殖を休む」動物って、いますか?
いないでしょ?それか知らないでしょ?

それから交尾と出産と子育てを成功させるための行動。
発情期に相手を見つけるために性成熟直前から放浪するのが自然です。
他犬にマウンティングして抑えつけ自分の地位を確保しておくのが自然。
犬がいないからって飼い主の足にまたがる犬はものすごく不自然ですね。
クッションやぬいぐるみへのマウンティングを許す飼い主さんの不自然さは恐ろしいくらいです。あり得ないほど不自然。犬じゃないなんて。

それで、どうして発情期に交尾をさせないよう阻止するんですか?
妊娠出産をいつの発情期にさせるか人間が決めるのが自然ですか?
無責任な繁殖なんかさせないという飼い主さんもいますが空で終わる発情期ほど不自然なことは自然界にはありませんよ?

出産って言葉使ってますが子育てはオスも参加するのが自然です。
そのために親犬と人間から社会化されているのが自然の姿。
性成熟前後からトイレの失敗が目立っても自然。マーキングは重要な繁殖戦略手段。

-----

まだまだ止まらないけれどほんとに終わらないからこのへんにします。
× 避妊去勢は不自然だ
○ 避妊去勢は人工的だ

× 避妊去勢は不自然だからしない、発情は無視
○ 発情期のある動物は発情期のたびに妊娠出産を繰り返すのが自然


はぁ。伝わった?それともやっぱ無理?感想コメントをぜひお聞かせください。

つづく


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posted by あきこ at 21:40 | Comment(0) | 不妊処置−避妊と去勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年09月24日

避妊去勢アンケート集計2017 に

1つ前の記事のつづきです。

「言うほど病気は予防できないから」に2件コメントをいただきました。

・必要ない。繁殖云々にしたって室内で(1匹のみ)飼っているし、散歩時には犬に目を光らせて行為などさせないよう注意しているからまったく以って不要。

つまり「望まれない子を生ませるようなことはせぬ」と仰っておいでなのかな。
そこに注意して暮らすことができる飼い主さんって、たぶん大多数だと思いますよ?
当然ワタクシもできます。1匹が10匹でも未不妊の飼い犬たちを妊娠させずに飼えますよ?

だから問題はそこじゃないんですよ。ちょっと考えりゃわかるでしょうに。
人それぞれだから中には「飼い犬の交尾を止められないかも」の人もいるのでしょうが、
管理能力が劣る飼い主が飼い犬に避妊去勢を受けさせるとでも思うのか?

これから紹介するコメントがまだあるけどもう言っちゃいます。
避妊去勢をよくないこととし未不妊を選択する人は、
やっぱり偏りや不勉強な点が目立つんじゃ・・?言っちゃなんだけど浅慮だわ。


・病気予防でホルモン関係の健康な臓器を取る獣医は信用できません

あー。一部同感です。
病気予防が目的ならだから病気予防手術って言えよってね。

で、メスは卵巣と子宮をオスは精巣を切除するのが不妊手術なんだけど、
通常その切除する部位は「健康」です。
そこが健康でない場合の手術はふつう病気治療でしょうから。

健康なからだにメスを入れ備わっている臓器を取り去るって言いたかったのかな?
やっぱイマイチ不勉強な印象がどうしても・・。
っていうかさ、病気予防になるよ?実際に。
性ホルモン由来の病気の予防になるのは間違いないじゃん。この人何が言いたいんだろ・・。


「獣医や店など犬のプロに反対された」に1件。どうもありがとうです。
コメント内容と時期的に正しい情報というHNのかたでしょう。
詳細はこちら  http://kotavi2002.seesaa.net/article/389394067.html
正しい情報とか言っておいて中身をよく読んでいない模様が痛々しかったものです。

・ttp://www.naiaonline.org/pdfs/LongTermHealthEffectsOfSpayNeuterInDogs.pdfアメリカの有名な論文を読んで

飼い犬の不妊処置をしたくないならそれでいいんじゃないの?
どうしてろくに読めもしない外国の論文を探したがるんでしょうね。
単純な話、犬の避妊去勢がそんなに悪いものなら全世界で長い間実施されていることをどう考えているのか。

アメリカやらカナダやらのごくごく少数派の論文に頼らずに(どんな獣医が書いてるかも知らんくせに)、
自分はこう考えるから未不妊でいさせるんだ!って言えばそれでいいじゃんね。


「家族など周囲の人が反対している」にも1件。コメント感謝です。

・家族は「可哀想だから」という理由で

けっこう多いみたいですよ。家族の反対って。気を落とさないでね。
我が家もそうでした。男性陣がオスの去勢に猛反対。
結局は擬人化をこじらせた誤解がほとんどでした。

未不妊でいさせることの不自然さの説明が伝わるといいですね。
でもまず男性はタマを切除するという行為そのものにガクブルらしいです(笑
カッコわらいじゃねぇよっ!!って叱られそうだからこのへんで。

つづく


文字がかぶっていた箇所など微調整しました(結局このバナーが気に入った)

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posted by あきこ at 20:01 | Comment(0) | 不妊処置−避妊と去勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年09月23日

避妊去勢アンケート集計2017

いやいやいやいや・・。
つい最近別の場所でまったく同じことを書いたので控えようとしてたんだけど、
そうも言ってられないコメントをいただいてしまいましたねぇ(他人事
まーいーや

犬の避妊去勢、不妊手術はですね、一般家庭でペットとして飼うならば、
手術をしないでいるほうがカワイソウなんですよ。
それから不自然です。未不妊のほうが不妊済みの犬より不自然。不自然だから気の毒。
ワタクシは間違いなくそう思います。

-----
すでに何度も記事にしていますが当ブログ左サイドバーに長々と貼っております、
犬の避妊去勢に関するアンケート(投票機能)。作成者ワタクシ。
前回の集計が2013年10月末でした(ひえ〜〜4年も前か〜〜)。
ですのでそれ以降にコメントをいただけた分に対してお返事したりします。

ワタクシの大雑把なまとめ
第1回集計 2011年1月
不妊手術でホルモンバランスが崩れるという世の中に広く出回る怪情報に対し、
なんのホルモンがどう崩れるの?というワタクシの素朴で純粋な疑問、ほか
http://kotavi2002.seesaa.net/article/179813813.html

今も同じことを書き続けていますが(世の中に浸透しないから)、
病気予防のタメに不妊手術を受けさせたと仰るのなら、避妊・去勢ではなく、
前立腺疾患及び肛門周囲の各種病気予防術みたく呼べばいいのに(本心)。ほか
http://kotavi2002.seesaa.net/article/179677912.html

第2回集計 2013年10月

パナ爺氏に洗脳されちゃったかたがコメントをくださいました(笑
http://kotavi2002.seesaa.net/article/376947500.html

不妊手術したからこの病気になる←それ勘違い多くないですか?ほか
http://kotavi2002.seesaa.net/article/377038499.html

繁殖の予定があるという1行コメントにワタクシったら語るわ語る語りまくり(笑
http://kotavi2002.seesaa.net/article/377709739.html

麻酔が怖い←麻酔についてちょっと調べてみたりしませんか?ほか
http://kotavi2002.seesaa.net/article/378249407.html

ペットショップ出身だからこその選択。
生まれた子犬に責任と愛じy←結局一番無責任な意見の代表例、ほか
http://kotavi2002.seesaa.net/article/379038565.html

-----

ここから2013/11/16以降にいただいたコメントです、が、1個だけ。続きはまた明日にします。

「料金が高い」に投票とコメントをくださったかた、お礼が遅れてすみません。
できるだけ多くの飼い主さんの本心を聞かせてもらえたらっと考えて無期限設定しています。
ご協力本当にありがとうございました。

さて
・Americaの10倍は高い。せめて半分で外で繋がれる雑種が多く不妊手術を受けられる。家庭出産もへりうるからどこか安い病院の案内はありますか?

ア、アメリカのかたなのかな。
アメリカは州によって法律(条例じゃなくて)が違うこともあるそうですが、
愛護活動として遺産や寄付などを基金にした手術助成金のような制度や、
大学の獣医科や獣医師会と企業のキャンペーンみたいなイベントなど、
とにかく様々なことがあるらしいですね。安い理由のひとつには。

まあ、ヨソはヨソ、うちはうちです(笑
突き詰めると土台が違うんでそうとしか言いようがない感じ。

つづく



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posted by あきこ at 22:05 | Comment(0) | 不妊処置−避妊と去勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2014年02月22日

避妊去勢の弊害???


この記事の一つ前のものにいただいたコメントが大変興味深い話題なので別立てします。
どちらさまもお気軽にご意見ご感想をお寄せください。

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10月9日の記事を消した方が良いですよ。
下記の論文を検索して読んでみてください
犬の避妊・去勢による健康上のリスクと利点 ・・長期観点から統計調査・・
Laura J. Sanborn, M.S. 理学修士    May 14, 2007
ニュージャージー州立ラトガーズ大学 准教授 獣医学Chair(部門総括教授)
Larry S. Katz PhD(博士)

この論文は有名で勉強熱心な獣医は読んでいます。
避妊去勢手術による甲状腺の機能低下、アレルギー、特定のガンの発生、症状の重い認知症などetc…
Posted by 正しい情報 at 2014年02月21日 22:28
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10月9日の記事とは→ 2013年10月09日「犬の不妊手術 手術はしないのご意見 第2弾の2」


●正しい情報さん●

はじめまして、コメントありがとうございます。

>10月9日の記事を消した方が良いですよ。

いくらネットとはいえそんな卑怯な真似を他人に勧めちゃダメですよ。
まあ勧められても私は間違ったら謝罪と訂正をしたい派なので削除は極力避けていますが。

その論文は仰るとおり有名なので勉強嫌いな一般飼い主の私も当然目を通しています。
タイトルはLong-Term Health Risks and Benefits Associated with Spay / Neuter in Dogs
この論文がどこに出されたものなのか私はわかりませんが、全文が載っていそうなサイトを紹介します。
pdfです。
http://www.naiaonline.org/pdfs/LongTermHealthEffectsOfSpayNeuterInDogs.pdf

甲状腺機能低下症(Hypothyroidism)については6ページに記載がありますね。
「去勢犬は未去勢犬に比べて甲状腺機能低下症の発症リスクが3倍高い」の部分ですね。
この箇所の参考文献は「26」で、この話題はもともとNCBIに概要があるのでたまたま私は確認済みでしたが、
「87年から92年の間にアメリカのとある動物病院に甲状腺機能低下症の治療に来た犬」の内訳なんです。
つまりローラさんの論文のこの部分は、アメリカのどこかの地域の獣医師が6年間で3万頭くらいの犬を診察しました。
いろんな理由で受診した3万頭の犬のうち66頭が甲状腺機能低下症でした。
その66頭のうち不妊済み犬(オスメスの記述見当たらず)が40頭くらいでした。
と読めますね。

病気ごとに個別の断りがないため誤解しやすいのかもですが、
イントロダクションにあるとおりretrospective study=後ろ向き研究=過去の症例結果のまとめです。
未不妊オスメスに比べて甲状腺機能低下症発症不妊済みオスメスがここでは多かったのは事実でしょう。
ただ、この病気は犬では遺伝子検査対象の犬種がいて遺伝形式もほとんど解明されている遺伝性疾患なので、
去勢をしたかどうかではなく発症犬の血縁犬の情報が重要になってくると思われます。
発症の引き金の一つになるケースはあるかもしれない、しかし甲状腺機能低下因子の有無は不妊手術に直接関わらない、です。
少なくともローラさんの論文に年齢と犬種の詳細があれば記事にしたいと考えたことがあるので。

なぜなら、結論部分でも触れていますが、アメリカでは地域によって(?)早期不妊手術が一般的だそうです。
早期とは生後7週前後あたりを指すようで、この論文の他の項目には「生後5ヶ月より前の避妊」「伝統的な6ヶ月での去勢」「1歳前の不妊と1歳以降の不妊」など、
時期についての記述がいくつか見られ、さまざまな理由で犬の避妊去勢は勧めるが、
幼すぎる子犬ほどリスクが高まるのでより注意すべき、が主流なので。

犬の不妊処置に反対したくて高リスクであることを証明するナニカを探すのは自由ですが、
避妊去勢の弊害を手放しに褒め称える先進諸外国の学術論文は、探し損になっちゃいそうですね。





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posted by あきこ at 00:26 | Comment(5) | TrackBack(0) | 不妊処置−避妊と去勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年12月03日

エリザベスカラー


今日の検索ワードより
・去勢後何日エリザベス

これって犬猫を飼ったことのない人には意味がわかりにくそうなワードですね(笑
ケガや手術後など、だいたい体に傷口がある時に犬が傷口をなめたり噛んだりするのを防ぐ、
防具または保護具です。

うちの犬猫たちに使ったことがないので代わりに参考写真をどうぞ。
SH3J0037.jpg


去勢や避妊の不妊手術後、いつまでこの防具を着用させるべきかというお悩みの答えは、
「傷がふさがるまで」が正解だと思われます。
ただし、犬がなめたり噛んだりしないのなら、もちろんその限りではなく。
エリカラはじゃまくさいし犬も動きにくいので、我が家の犬猫は不妊手術後に誰も使用していません。

連休の前日に手術してもらうことで目を離さずにいられる環境があったので
傷口に口を持っていきかけたらその都度静止させたり、
おやつをあげたり「ああっあれは何だー!?」なんて言って気を逸らしたり。
犬は術後2〜3日続けることで覚えてくれたので抜糸までそれで済んだけど、
猫たちはさすがに不安で留守中はくつしたの先を切って腹巻のような術後着を着せていました。

ななはくつした、キューは男物のスエットの膝下部分でピチピチでした。なつかしー。




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そらくんがんばれ月間
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posted by あきこ at 21:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 不妊処置−避妊と去勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年10月31日

犬の不妊手術 手術済みのご意見 第2弾の5


短期連載最終章。
このシリーズの今までの記事
犬の不妊手術 手術はしないのご意見 第2弾の1
犬の不妊手術 手術はしないのご意見 第2弾の2
犬の不妊手術 手術はしないのご意見 第2弾の3
犬の不妊手術 手術はしないのご意見 第2弾の4

すでに手術済みだにもコメントがありました。本当にありがとうございます。

・ペットショップから迎えた子です。この子の子供をと考えた時に繁殖について考え避妊の選択をしました。

ペットショップ出身の犬は、ショップの規模が大きいほど親元血縁情報がわかりにくいですね。
その犬自体そもそもテキトーな繁殖で生まれた犬なのが普通、が大部分なんですが。
犬の繁殖に必要な検査や手順や調査をほとんどすべて省いて、
基本的に手元にいるオスメスを交配させているだけなので因子もクソもあったもんじゃなく
たまたま出荷まで生き残った子犬を商品として売りに出す方式、の乱繁殖された犬たち。
繁殖に不向きな犬を売っているのがペットショップ。
ショップもそうやって本当のことを言った方が得になると思いますけどね。
繁殖はプロ(とは呼べんが見抜けないのが普通だから今後もしばらく安泰)がやるから家庭では行わず、
子犬が欲しけりゃまた買いに来てネ式が交配犬斡旋とかより儲けの単価が高いだろうに。

重要:ペットショップに出身犬の繁殖相談をしても遺伝性疾患の情報は何ももらえないに等しい

・生まれても捨てるなら、生ませない方がいい。生まれた子皆に責任と愛情持って育てられるならいいと思う…

生まれたら捨てようと思ってる人はこんなアンケートに参加しないと思います。たいがい。
そーだ、愛犬に子を産ませて愛と責任の名のもとにバラ撒くのもかなりタチ悪いんですよ。
配慮の足りない無知な乱繁殖による遺伝性疾患の蔓延、的なことでは。

重要:愛のある乱繁殖はよくあるが、そうと自覚できる人はなかなかいない

このコメントをくださった方は一般家庭で行われる素人繁殖に主点を置いてのご意見と解釈しました。
責任を持って育てるったって普通一般的には飼育頭数に限りがあるもの。
育てきれない分・あるいは最初から育てるつもりのなかった分を、
責任を持って良さげな人間に譲る・託す・差し上げる・売るのが犬販売業ですから、
キレイな言葉で丸めたって無理です。総生産数の少なさから規模が小さめで衛生的なんでしょうが、
遺伝的な問題をきちんとクリアできずに産ませて殖やして「外に出す」。
どの部分に「責任」の比重を置くか考えるとパピーミルとの明確な違いなんて出せやしません。

ブリーディングの観点ではとんでもなく無責任なのに、家族としての犬との暮らし方的視点で見ちゃうと、
プレミアムフードを食べ月イチでトリミングしデジイチで撮った犬の写真をしょっちゅうブログで紹介する、
みたいなものとかけるべき愛情をはき違えてしまうと結果的に乱繁殖の推奨になります。

・病気予防・妊娠出産のリスク、子犬への責任、ブリーダーへの敬意など検討して、正しい選択だった。

いいなぁ。敬意を抱きたくなるブリーダーに出会えたんでしょうか。
ワタクシは自分も含めロクな繁殖者に巡り会えてません。
今後二度と犬は買わない作らないと誓ってからは真っ当なブリーダーでもある、
特定犬種のプロフェッショナルな友人知人がほんの少々できました。

・あんず  病気回避の意味もあり、繁殖目的もなく、今ここに居るあんずの責任を全うしたいから

メス犬の体ってのは子宮蓄膿症になるべく作りをしてますもんね。
初回発情から死ぬまで毎回連続出産し続ける以外、ほかに有効な予防法がありませんもんね。



何が良いかわからなくて悩んでいる の4件で今回分はおしまい

・どちらにも長短所があり、悩んでいます。

そうなんですか?ありますか?生殖行動制限状態での未不妊のメリットが?

・長女は病気予防の為に不妊手術を行ったが後に尿失禁するようになった 今現在健康体でいる次女には手術しないつもり 病気になったらなったときに最善を尽くす

あら。あまりお悩みでもないみたいで。
尿失禁と確定診断された経緯をkwsk希望です。
まさか「不妊手術のせいだと思う」じゃないでしょ?
少なくとも卵巣子宮周辺の臓器・器官・神経などの損傷の有無は飼い主さん自身で確認してるんでしょ?
万が一(と一応書いておく)手術中にうっかり軽く傷つけたら執刀獣医他一同だけの胸に留めるよね。
それで尿失禁を起こすようになっても「数パーセントに見られる不妊手術のリスク」で説明終わりそう。
あと縫合糸(体内に残す方の)由来も含め感染や炎症なんかでもないんだよね当然?

鑑別診断の段階で受けた検査の種類を調べ直す価値がある、のが不妊手術による尿失禁。
一過性じゃないなら特に。
尿失禁じゃなくても好ましくない結果の原因を直前・直近の不妊手術だとするのは普通だろうけど、
同じ飼い主さんの元にいる別の犬に当てはめる例なのかワタクシはそれが不思議。
たとえ同胎姉妹であっても1頭1頭違う犬。
次女?犬のことは次女犬自身だけについて改めて考えるのがいいんじゃないかと。

・人間でいう更年期障害の様な不快感や他の深刻な病気のリスクが本当にないのか心配です。それでなくても動物業界っていろんな意味で遅れているので。

動物業界の何が何ギョーカイの何に対して遅れていると言われるのかワタクシにはわかりませんが、
人間でいう更年期障害の様な不快感や他の深刻な病気のリスクは本当に無いとワタクシは思います。
あれこれ見聞きした情報に経験を練り込んで犬の習性・行動面も併せて出た現時点での結論なので、
今後も「犬の更年期障害」について何か新しいニュースがあればここでお知らせましょっかね。
ついでに言うと早期の卵巣子宮切除がメス犬の母性発現に悪影響を及ぼすという説を訝しんでます。

・愛犬3歳6ヶ月。避妊手術を真剣に悩んでます。

愛犬の心理的な問題や生き物の本能を絶つ方面にお悩みなら納得されるまでご存分に、
病気予防方面では乳腺腫瘍の発生リスク低減の時期はもう逃してしまいましたが他はまだイケますね。
ヒトとは別種のペット動物。避妊手術をしていないメス犬は手術済みのメス犬に比べて不自然でもあります。

脅しに思われるのは心外ですが悩んだり性ホルモン起因性の病気の早期発見を決意した方々は、
閉鎖性の子宮蓄膿症が心肺機能の低下と相まって外科的治療が不可能でも泣いて騒ぐ資格はないよ、
なんて言っちゃってもいいでしょうかね。自称犬語を話せるおばさnおねえさんの意見として。




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posted by あきこ at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 不妊処置−避妊と去勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年10月22日

犬の不妊手術 手術はしないのご意見 第2弾の4

短期連載そのよん。
このシリーズの今までの記事
犬の不妊手術 手術はしないのご意見 第2弾の1
犬の不妊手術 手術はしないのご意見 第2弾の2
犬の不妊手術 手術はしないのご意見 第2弾の3

本日は麻酔の事故が怖い の2つのコメントに見解を。

なにがどう怖いの?
外科手術以外に道がなくその手術で助かる、みたいな状態でも怖いから悩んだり止めちゃったりすんの?
と、いつも聞いてみたくなります。

・もともと大人しい子でマウンティング行為もなかったので…

そうですか、そりゃよかった。

と返せば丸く収まるのかもしれないが氾濫する情報により全身麻酔を無駄に恐れるならばこれほど愚かなこともない。
たとえば麻酔の事故だけは避けたい、と思うワタクシは麻酔について気の済むまで調べる。
ヒトの麻酔事故よりも手術の理由に関らず犬のソレはかなり多発しているようだから。
このことで考える際、医学的根拠の薄い噂レベルの話はなんの参考にもならない。
曰く「麻酔で多くの犬が死んでいる」やら「犬の麻酔は死亡率が高い」だの。
死亡したと言い張る犬の詳細どころか一切の数値も場所も日付も何もかも明らかにされない怪情報を、
信じたがるのは個人の自由だが去勢もしてもらえずに本能に沿った行動を残念がられ叱られシツケられる犬が不憫でしようがない。

犬がヒトや犬やその他生物あるいは無機物にマウンティングするのは別にジャイアンな性格だからではなく
また、交尾したい気持ちの表れでもないこと多し。
おとなしいことの理由がシャイ系でも無気力系でもカラダの不調系などどれでも、
飼い主さんの目に映る問題行動が見えないから未不妊のままでおっけー、であるならば、
犬が生殖本能にどう苦労してるか想像がつかない段階の初心者飼い主さんにこそもう一度考えてほしい。

参考までにワタクシなりの調査の結果、犬の不妊手術話題で麻酔を怖がる人の傾向はこんな感じ。
・術前血液検査の意味はなんとなくわかるが肝機能のほかに腎機能も把握する必要性があやふや
・麻酔導入や気管挿管や酸素吸入の順番も手順も目的も不明
・体重が麻酔量を決めることはなんとなくわかるがそれとは別に小型犬は危険だと思っている
・だからちわわに麻酔は禁物とか短頭種に麻酔をかけられないと思っている
・麻酔プロトコルは言葉自体初耳
・呼吸モニターは想像できても循環モニター、血圧モニターは犬に使わない気がしている


・病気は愛犬を毎日こまめに観察し、定期的に動物病院に通えば早期治療が可能になり死亡のリスクは減るけれど、麻酔の事故は飼い主が気を付けて防ぐ事が不可能だから。

仰るとおりだ。早期発見早期治療が何より。
つまり避妊去勢を性ホルモン由来の病気予防の手段だっと考えている方の意見だと思われ。
何度でも同じことを書くけど病気予防はあくまでもメリットの一つ。でしかない。
ついでにメスの卵巣子宮摘出はオスの去勢に対して避妊手術と呼ぶのが一般的なだけで、
ヒトの家族計画のように妊娠を避けるためじゃなく成立しなくする(=不妊)ことが目的。
この文を読むのも考えるのも人間だけだからつい人間の事情に置き換えてしまいがちなので要注意。
とにかく病気予防に主眼を置いて犬の不妊処置を話すならば去勢や避妊とは言わんでほしい。
「愛犬の会陰ヘルニア及び前立腺疾患予防手術をする気はない、なぜなら罹らない可能性がゼロではないし普段から健康管理に留意しているから」
じゃね?

ところで麻酔の事故は飼い主が気を付けて防ぐことが十分可能ですョ
じゃなきゃ不妊手術でもっと死んでるじゃん。
獣医療なんてわかんないし下手に口出して飼い主への印象が悪くなると愛犬の扱いが心配、
など人によっていろいろお悩みがあることなのは確かだが、動物病院で愛犬にいつどの段階で、
どんな作用のあるなんていう薬剤を、どうしてその理由で、どう投与するのか。
みたいな日本人の得意な5W1H変形バージョンを駆使するのも飼い主の大切な役目。
シロウト的見解を獣医療に混ぜ込めと言ってるのではない。犬はこの件に立ち入れない存在だという話。

不妊手術のために全身麻酔をかけることは当然犬に対する侵襲であるから、
一般的に言うところの手術が成功した場合でもダメージは必ず発生する。
ワタクシ自身とうちの犬たちに見られた全身麻酔の副作用は、
・吐き気(目覚めた直後からしばらく後まで。ワタクシはこれで相当苦しんだ)
・ふるえ(元から震戦持ちなため一時的に悪化)
・声のかすれ(我が家では割合的に半分の例に出ている)
・目玉や咽の違和感(目玉の奥がむず痒い感覚ってあの時が初めてだった)(咽は猫の七)
あたりで、これらはヒトの全身麻酔の軽めの副作用の一種としてよく知られたものだ。
うちの犬ではないがよく会うから普段の状態をワタクシ自身がある程度把握している犬で
体のどこかがなめらかに動かずギクシャクするような神経障害(痺れとかなのだが)が現れたケースもあった。

こういったことですらも自分が未体験な症状を見聞きすると麻酔が悪い麻酔は怖い的感情に結び付くだろう。
また、上記のものを含む麻酔の副作用あるいは副作用に違いないと思える経験があったりすると、
前の犬にそういう症状が出て、カワイソウだったからやっぱり健康な体にメスを入れることに反対だ、
と思う人がいることを否定しているのではない。
ただ、ネットで拾った情報や自分のでも他人の所有でも別の犬の状態を参考にする際は注意がいるのだ。

このサイトの下の方に「図19 イヌの腫瘍」の円グラフがあるので興味のある方はどうぞ。
東京大学大学院農学生命科学研究科獣医病理学研究室 中山裕之教授による老化の比較生物学 ― 「老化の進化学」の提案
http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/byouri/vphome/web-rouka/rouka/di2zhang_dong_wuno_zhong_yang.html
この図から犬の腫瘍発生状況を引用。天下の東大だし国内に限った症例だし最近のものっぽいから。
乳腺腫瘍
肛門周囲腺腫瘍
肥満細胞腫
皮脂腺腫瘍
血管外膜細胞腫
扁平上皮癌
基底細胞腫瘍
脂肪組織腫瘍
リンパ腫症
精細胞腫
その他
(その他以外見事に全部遺伝性疾患のリストにあるか遺伝性疾患の一つとして研究されている)
(OMIA以外はアメリカの動物愛護協会獣医師会(ワタクシ訳)のpdfリストなど参照。ここはより一般的な病名を多用していてワタクシ的にはとても面白い)

ああしまったっ、遺伝性疾患を知ろうカテゴリに使えるネタまで盛り込んでしまった・・。なんと大長編。

それから前に当ブログ内のどこかに書いたような気がしないでもない「悪性高熱症」は、
おそらく何千頭に1頭くらいの確率で保因犬がいるだろなとワタクシは妄想しているけど、
このコメントをくださった方はそのことを言ってるわけじゃなく感じられたり・・まあいいか。

つか全身麻酔付き手術ナシで点滴や投薬なんかでの早期治療プランでもあるんだろうか。
早期治療で死亡のリスクが減るっと一見すごい正論みたいだけどね、
健康な時と比べりゃ何らかの病気を発症している時の方が死亡リスク高いよ。
麻酔しなくてもそうなんだから全麻なんかだと死亡リスクが格段にあがりそうだね?

どう考えても。
精巣や乳腺の腫瘍を軟膏かなんかで治す予定なのかね。

って。さんざん吠えたが怖い気持ちがわからんでもないんだ。
医龍の、「俺が必ず連れ戻す・・・!」
「・・・いちゅーちゅ、むーっちゅ、にゃにゃーつ。  はい落ちたー。朝田呼んでこーい」
の荒ちゃん先生みたいな人があちこちの動物病院にいるといいのにね。



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2013年10月16日

犬の不妊手術 手術はしないのご意見 第2弾の3

短期シリーズ第3弾

繁殖の予定があるからしない にコメントありがとうございました。
総コメント数はちょびっとですが色々なご意見を聞けて本当にありがたいです。

・やたら不妊去勢を勧めてくる人々が悪魔に見える。

とのことですがそう勧めた人々がもしあなたの愛犬を知ったうえでのものならば一考の価値あり。
たとえば見るからに繁殖に不向きな犬だとか、繁殖すべきでない何かが見えているとか。
ワタクシ事で恐縮ですがお散歩仲間の犬に未不妊に起因するなんらかの問題がある犬がいたり、
飼い主さん本人が子犬を産ませたがっていても気質難があったり健全性に欠ける何かが見えれば、
(四肢の骨格関連、パテラや手根骨脱臼系、靭帯トラブルやHDなどは軽度であっても目に付くもの)
話の流れで避妊去勢をやんわりと勧めることがあったりしますし、
ネットだけの付き合いでも1枚の犬の写真で「これはさすがに(繁殖するには不健全すぎ)」ってのも多々。

愛情深い飼い主さんは愛犬を我が子同然に慈しみそれはそれは大切に育てるもので、
「その犬は繁殖しないほうが良い」などと他人に言われようものならはらわたが煮えくり返るでしょうが、
繁殖に向かない犬、犬の繁殖をおこなうには不足する点が複数ある飼い主、などは
一般家庭ではほとんどそんな感じで、星の数ほど存在するのですから。
あなたもワタクシも繁殖に向かない犬と暮らしている、ふつうはこれが大前提。

繁殖に向かない犬とはその犬に対してのなんらかの否定の意味はまるでナシなのでご注意を。

繁殖した・これからする、のを否定されるようなことがあったなら、こんな点はどうでしたかね。
繁殖に必要な基本は、犬の習性、犬種標準、遺伝に関すること、の把握。
犬種標準はドッグショー好きが勝手に言ってること、みたいな考えならもうここで脱落です。
愛犬がスタンダードと合致してない点が多いのは個性、みたいなのもいただけません。
ドッグショーをご面相とプロポーションのみの美人コンテスト的に捉えているのも失格。
犬を繁殖するヒトとして。

犬種標準でとくに繁殖希望の一般飼い主または高くないレベルの自称ブリーダーが注意することは、
体型うんぬんよりもその犬種としての性質(性格)がどうなのかという点が第一。
先祖からどの性格をどう受け継いだのか、「勇敢な」性格を犬種的に持っているはずがビビリならアウト。
また飼い主の教育で良い点を伸ばせているか、マズイ部分があるなら矯正できる範囲か・できているか。
犬の性格というものは当然ながら育て方、つまり現飼い主のシツケによる所はあるけれど、
根本的なものは持って生まれた気質にかなり左右されるもので。

犬を繁殖して複数の子犬を手元で世話した経験があるほど、
同じ胎から同じ日に生まれた子犬たちの性格の違いを読み取りやすいけども、
違う性格ごとに見合った環境を与えるのは犬の習性と犬種特性を理解して初めてできることで。
環境とは社会化期に必要な刺激とその順序が生まれ持った性格に多大に影響するのだと、
諸々に気づく前ならば不妊手術賛成派がウザったく感じるのでしょうて。
犬の繁殖は簡単にするもんじゃない、と言われる意味がわからない段階ならばとくに。

じゃあウチの犬はすでにチャンピオンだからいいのかったらそんなわけもなく、
ドッグショーである程度の評価を得られた犬は、とりあえず次世代を残す個体としてのスタートライン、
に位置しただけなのです。本来は。まだスタートはしませんできません。

日本最大犬籍登録団体JKCが「犬の姿かたちの優劣を定める会」だと言っちゃってても、
単なる成績発表会じゃなくてブリーディングストックを評価する場。
それがドッグショーの正しい使い方。
正しくドッグショーを利用することは犬の繁殖にとっても必要なこと。

だから勝ち負けがどうとかではなくチャンピオンは良くてそれ以外は繁殖不可かったらそうではなく。
体型がその犬種の標準ではないが、ある信念があったりして「自分はこういう犬を生み出したい」のような
(今そういう方面で繁殖回数が多い俗称ティーカッププードルとかの)場合はあるだろうけど、
愛犬が可愛いから子犬を作らせる・産ませる、系は程度の差はあっても乱繁殖に変わりないのがフツー。
あ、ここでは雑種はハナから論外。

もー。繁殖分野になるといつにも増してつまらないワタクシのブログ。
つまらないけど第2弾の4につづく。えへ。



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2013年10月09日

犬の不妊手術 手術はしないのご意見 第2弾の2


昨日の記事の続きでございます。

言うほど病気は予防できないから にもご意見をもらってました。ありがとうございます。

・甲状腺の病気になってる子が多いから

え?で?
もしかして甲状腺の病気の原因にストレスや麻酔、薬剤の副反応がヒトにあるから的な意味なのかしら。
まさかホルモンつながりとか、そんなんじゃなきゃいいんだけど。
各種甲状腺疾患を持つ犬がいることと不妊手術で予防できる病気の話に一体なんの関わりが!?

赤い部分が甲状腺の位置
   (犬を正面から見て「うーん」てしてもらったところ。蛇腹が気管を、2つの赤い丸が甲状腺の位置を示しています)

甲状腺てのはこの何とも言えない図説のとおり、のどにあるホルモンを分泌する器官です。
甲状腺なんたら的な犬の病気は遺伝性疾患も含めてたくさんあるけれどそのうちのどれも
不妊手術が直接の原因となった例はなさげ
な印象をワタクシは受けておりました。はい。

・ホルモンバランスが崩れる。

出た。
なんのホルモンバランスがどう崩れるの?
これ心配してる方けっこういますよね。
とりあえずそもそものメカニズムがまるで違うので崩れが心配な方はヒトの女性の更年期障害からおさらいしてみて。
ヒトの女性のいわゆる更年期のトラブルは下垂体がいつも通りに卵巣にホルモンを出せと卵巣に指令を出すが、
卵巣からはもうホルモンが充分に出ない、なぜならば卵巣はもう役目を終えたいから。
けど、出せと命じる(卵胞刺激)ホルモンはそんな卵巣の泣き言は聞いてくれず命令を止めない。
それがヒトの「ホルモンバランスの崩れ」。

対してふつうメス犬は一般的に、年齢的な機能の衰えで日にちに開きはあっても閉経しないから
出血が始まる発情前期は 6〜18日間程度で 平均10日間、
排卵直前からの発情期は 7〜12日間程度で 平均8日間、
(妊娠の有無に関わらず)妊娠・分娩・授乳の期間にあたる発情後期 60〜80日間程度、
心身ともに安定した非(無)発情期 50〜100日間程度 
の性周期を一生繰り返す

閉経が存在しない、そういう作りじゃない、なのでヒトの例をあてはめること自体最初から無理がある、
ヒトの更年期障害は心理的な面も少なからず作用している(犬にあてはまらんだろが)、
更年期症状に苦しむ不妊処置済みの犬を見たことも聞いたこともないワタクシの三十余年の経験、
などの理由からホルモンバランスが崩れる説は信憑性ナシ、と結論します。
ワタクシ自身が複数の更年期症状と数年付き合い続けているせいか最近余計にそう実感。
本日たまたま誕生日なワタクシですが更年期障害とはまだまだ縁が切れなさそうです(泣

・病気はなるときにはなるしならない時にはならない。

この場合の病気とはメスならおもに子宮蓄膿症や乳腺腫瘍、オスは肛門周囲腺腫と前立腺の肥大と会陰ヘルニア、
あたりが(早期)不妊手術で防げる病気、あるいは発症後の治療で不妊手術もおこなうなどで有名どころ。
何度か書いてますがこれらは遺伝的な体質の問題が背景におおいにあると考えられるから、
当たるも八卦当たらぬも八卦みたいな捉え方は少々疑問が。
飼い主の立場としてはどう考えてもご自由に、なんだけど、
たとえば「この犬は乳腺腫瘍を発症するリスクが高いのでなるべく早めに避妊手術を」とか
「うちの犬の系統は会陰ヘルニアが出ていないからその理由で去勢を考えているなら必要ない」、
が本来の姿というか誰であっても繁殖するなら最低限それが必要だろというか。

性ホルモン由来の犬の病気は、近所の犬とかネットで知った犬の様子は見本にも手本にもならないと、
それをわかったうえでのケセラセラ飼育法ならば別に個人の自由なんですけどね。
そういう違いや事情があるなんて知らなかった、と思う方の参考になればさいわいです。
ハッピーバースデー、とぅーみー。

そんなわけで第2弾の3につづく。



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posted by あきこ at 17:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 不妊処置−避妊と去勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年10月08日

犬の不妊手術 手術はしないのご意見 第2弾の1


人気ブログランキングアンケートの
『犬の避妊去勢 避妊去勢をしない理由 コピーライトマーク犬と犬と犬とワタクシ』
にご回答ご協力誠にありがとうございます。
ご回答コメントに対しガタガタわめいているように見えるかもしれませんが、
ご意見をお聞かせくださったことに心より感謝しております。
ですので、よろしければ今後もコメントをお寄せくださいませ。ワタクシが生きてる限り無期限です。

−**−**−−**−**−−**−**−−**−**−−**−**−

前回が2011年1月なので2年半ぶりらいの 手術はしない のご意見のうち

避妊去勢は不自然だからしない にあらたに3件いただきました毎度どーも

・ブログ「愛犬問題」を読んで去勢が怖くなりました。

すいません、ちゃんちゃらおかしいのですがそれだと人としてあまりに無礼だろうから我慢して、
上記の名称のサイトに書かれていることは話半分以下に受けとっとくほうが無難、としか。
少ーしでいいから根拠がしっかりしてるならまた違うだろうけどネ☆
ところでどういった辺を怖がっていらっしゃるのか機会があれば具体的にどうぞ。

・犬も猫も避妊虚勢に反対です。(原文ママ)

反対するのは別に構わないとワタクシあたりは思うわけですが、
不自然だから反対、っと思っちゃってるならば勉強不足理解不足。
飼い主さんが決断するための情報が不足しても本人が満足なら本人はそれでいい、けど犬は?なんですよ。
自然な生殖させてやってんの?ほんとに?それは誰にも迷惑かけてない?そして飼い主も犬も幸せ?
と疑問が湧かないもんなのかしら。

・本能を人の都合で無くしてしまうのはおこがましく感じる。ただし、その判断による責任は全て負う気持ちで飼っている。

ドラクエで言うところのいのちだいじに作戦ですね。わかります。
生き物の生殖とは人間ごときの手の及ぶ範囲をはるかに凌駕する神の領域とみなすべき不可侵の分野だろう、みたいな。
いち種族にすぎないホモサピエンスサピエンスごときがなにを傲慢な!とか。

わかるんですが、犬は野生動物ではないのですよ。
ヒトと犬をカテゴライズするならば、ヒトは野生動物。犬は家畜動物。
長い年月をかけてヒトが飼い馴らし生活のさまざまな糧としてきた家畜動物の中でも、
現代の我が国ではとくにペットとされる動物を伴侶動物と位置付けることが社会的に推奨される時代で、
とりわけヒトに寄り添って生きる才能にあふれた犬はコンパニオンの実績が何万年もあるほどの。

責任てなんだろう。
肛門周囲腺腫や子宮蓄膿症を発症したりしたら外科治療を受けさせるんだろうか。
または子犬がデキちゃったら良さげな貰い手を募るとかだろうか。
あるいは性的な欲求は正しい本能だからマウンティングを許しちゃったりするんだろうか。
そうすると偽妊娠期は偽子犬を抱え込んでガウっても許されちゃうんだろうか。
くわばらくわばら。

犬はヒトが管理すべき、そうしなければいけない生き物。
飼い犬の一生を左右するのはふつうは飼い主のみ。
犬は飼い主がどんな思考でも基本逆らわずに従う生き物。
飼い犬にとっての最善と、飼い主が好む方法と、飼い犬と飼い主双方にとっての最善を、
学んで悩んで決断するのは当然ヒトにしかできなくて。
避妊去勢を不自然と思う方と未不妊のまま飼い犬として暮らす犬たちの不自然さについて、
意見交換ができるといいな。

第2弾の2につづく。



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