2017年11月08日

立ち耳、垂れ耳

「○○犬種は垂れ耳だから外耳炎にかかりやすい」
的なバカの一つ覚え風味のネット伝説にイライラして、

数えました(笑
遺伝性疾患の話につなげるつもりなのでカテゴリ悩みましたがとりあえず。

順番はJKC2016年度登録頭数順です。

立ち耳 37/133
チワワ
ポメラニアン
柴犬
ヨークシャー・テリア
フレンチ・ブルドッグ
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
パピヨン
ミニチュア・ピンシャー
ボストン・テリア
日本スピッツ
シベリアン・ハスキー
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
秋田犬
ジャーマン・シェパード・ドッグ
サモエド
甲斐犬
チャイニーズ・クレステッド・ドッグ
チャウ・チャウ
ミニチュア・ブル・テリア
トイ・マンチェスター・テリア
ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ
ケアーン・テリア
ウェルシュ・コーギー・カーディガン
ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア
ノーリッチ・テリア
アラスカン・マラミュート
スキッパーキ
ベルジアン・シェパード・ドッグ・タービュレン
バセンジー
北海道犬
四国犬
ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダール
オーストラリアン・キャトルドッグ
紀州犬
クロアチアン・シープドッグ
チェコスロバキアン・ウルフドッグ
サールロース・ウルフドッグ

半立ち耳 3/133
シェットランド・シープドッグ
ラフ・コリー
スムース・コリー

立ちか垂れかで言うと反則ローズイヤー 7/133
イタリアン・グレーハウンド
ブルドッグ
ボルゾイ
ウィペット
スタッフォードシャー・ブル・テリア(ボタン?)
グレーハウンド
ディアハウンド


間違いがあればぜひ教えてください。



吠えないって平和〜

posted by あきこ at 20:00 | Comment(6) | 楽しい犬系あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月06日

毛色のブラック&タン

犬の毛色を決めるのは色素遺伝子でして、
犬の色素遺伝子は基本的に全犬種共通です。
「基本的に」と言うのは、別の因子の作用で同じ因子を持っているはずでも、
犬種によって何の因子を持っているかが違うから結果も違って見えることと、
グレデンのハルクインやサルアフのグリズルのような犬種独特の因子が稀にあるからです。

たとえば先日記事にしたラブラドールはAシリーズが不明な犬種でした。
Aシリーズとはユーメラニンとフェオメラニンの分布域と分量を司っておりまして、
ay  アグーチイエロー 言うなれば「茶色」、ほぼフェオメラニン
aw アグーチワイルド 毛の1本ずつに分布域、基本的に根元がフェオで毛先がユー
at  アグーチタンポイント ブラック&タンのタン
a  レセッシブアグーチ フェオなし、ほぼユーメラニン

っということが現時点ではわかっていますが、
ラブはKシリーズが顕性のKB固定の犬種なので、Aシリーズが何であっても、
顕性に働く黒一色で塗りつぶしてしまうから不明なのであります。

黒ラブもチョコラブも黄ラブも、まずは「黒一色で塗りつぶし」てるんですよ。
ちょっと不思議かもしれませんが、この部分を越えたら未来は明るいからがんばって。
塗りつぶした黒を黒のままにするかチョコにするかをBシリーズで決めて、
黒かチョコのユーのままかフェオで再度塗って黄色にするかをEシリーズが決めるのです。
明るい未来って犬の?いいえ、毛色を学びたいアナタのです(笑

Kシリーズは
KB  ドミナンブラック
kbr  ブリンドル
ky  ノンブラック

の3種類で、世界のあちこちで全犬種対象のKシリーズ遺伝子検査があるんですが、
どこのラボでも結果はKB/KBとKB/kyとky/kyしかわからないという、
わかるようでわかりにくい不思議な事態になっております。
ブリンドル因子が間違いなくココにあるのに存在の検出方法を誰も知らないという。
まあ方法がわかったとしても別にノーベル賞とかもらえないですから、
のんびり調べてるうちに新説とか出てくるかもしれませんね。

で、ブラック&タンの&タンです。
ブラックの部分はレバー(チョコ)、ブルー、イザベラの場合がありますが、
ブラックが数的に一番多いだろうから例にあげています。
タンの部分も同じくゴールドやイエローやクリームの場合がありますが、
ブラック部分同様、「それ以外の色は無い」点にご注目ください。

ブラック&タン以外でも色が2色以上ある場合は分量の多い方を先に書く、
のが犬の毛色表記の決まりです。
だからタン(この場合は茶色系という意味)&ブラックはふつうありません。
なぜならそんな毛色の犬はいないから。
なぜいないのかったらそんな配色になる色素遺伝子が存在しないからです。
クリーム&チョコの犬っていないでしょう?タン&ブルーも。

ついでに、&タンのタンポイント(タンマーキング)は、
上に書いたとおりユーメラニンとフェオメラニンの分量を決定する因子なので、
それ以上に別のユーまたはフェオが入り込む隙がないんですよ。
つまりブラック&タン&ブルーとかイザベラ&クリーム&タンなんかが存在しないわけ。
SシリーズやMやRシリーズはそういう意味では「上書き」の性質ってことですね。


追記1
別件で、ネタ探しの途中でお見かけしたブログ
自分用コメントの覚書
http://inunopoti2.tenkomori.tv/e402186.html

追記2
ヒルズさん、たぶんそれ間違い。ガッツリ間違ってるように思える。
http://www.hills.co.jp/dog/dachshund/type/index.html
hills.jpg
間違い1箇所どこかわかるかなー?





11月のバナーがアルパカな意味が何年経ってもわからない

posted by あきこ at 20:00 | Comment(4) | 毛色の遺伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月04日

スタンダードにこだわれバカめが

1つ前の記事の続きです。
タイトルがほんのちょっと変わったかもしれません。

脛骨形成不全という後肢の骨の成長が不完全な遺伝性疾患、
成長障害が起こるのが一部分なため内反変形してしまう。
素人レベルな繁殖で発症犬を増やしたり、
整形専門でもない獣医に「軽度」と言わせてその言葉にすがって、
外科治療の可能性を考えることすら放棄したりな繊細な飼い主さんが多いようで。

文章だけだとわからないからお写真引用させていただきます。
http://rurunhikaru.blog79.fc2.com/
ミニチュアダックスるるん&りとわとの生活さん
P4070017.jpg

↑親犬(母犬)後肢がすでにおかしい。出産は帝王切開。子は2頭で1頭は死産。あーあ。
画像出典;http://rurunhikaru.blog79.fc2.com/

P7147290.jpg

子 脛骨形成不全症、停留精巣。 
画像出典;http://rurunhikaru.blog79.fc2.com/

昨日の記事の画像のような骨格構成のほんのサワリだけでも知っていれば、
こういう座りかたをするダックスは繁殖上では要注意黄色信号が点滅中だと、
中学生くらいでも気付くものなのに、愛の名の下に真実は霧の中。


上記とは別の方のブログ
https://ameblo.jp/shiori724/entry-12318899773.html
脛骨形成不全症の発症犬の歩行時動画があります。
犬の遺伝病を気の毒に思ったり減らしたいと考える方はぜひ見ておいてください。
で、できれば覚えておいてください。
「歩きかたがちょっと変」=骨格になんらかのトラブルがある、です。基本的に。

この人妙に繊細なんでここでリンクしてるの知ったらブログ閉鎖でもしそうですが、
犬が可哀想だって話をしてるんだっつの。あんたのことは誰も気にしてないから。


もう1件別ブログ
http://pukihouse.blog95.fc2.com/blog-entry-61.html
繁殖した子犬が譲った先で脛骨形成不全症を発症したとのこと。
あまりにも素人考えをこじらせた己の正当化を引用させていただきます。
もしかして遺伝性の病気なのでは?と心配になり、かかりつけの獣医さんに相談しました。
でも遺伝子の検査をしてわかるのかどうかまだわからないと言われ、わかったら検査して欲しいと頼みました。

もし遺伝的なことが原因でぽぽちゃんがこの病気になってしまったのなら、それは私の責任です。
今いる子犬たちも売ることはできないし、ミントちゃんとシャープくんで繁殖することもできません。

でもぽぽちゃんの飼い主さんが主治医の先生に聞いてくれたそうです。
この症例はミニチュアダックスフンドという犬種全部がそういうことを発症しやすい遺伝子を持っているとのことです。
生後2ヶ月では決してわからないし、遺伝子をいくら調べてもわからないそうです。

『犬種全部がそういうことを発症しやすい遺伝子を持っている』持ってねーよ。
『遺伝子をいくら調べてもわからない』骨格見りゃわかるんだよ。

たぶん「遺伝子検査」って言葉だけが独り歩きしてるのでしょうね。
遺伝病は遺伝子検査でわかるもの、的な。
遺伝子検査で判明する遺伝病の因子は数百分の一だよってば。


低いレベルの繁殖がまかり通る不思議ワンダーランドジャパンにようこそ、みたいな話なんですよ。
犬が住んでいる部屋が清潔で繁殖者に愛があれば乱繁殖ではないという勘違いが、
歩くというごくふつうの行動ですら頑張らないとできない犬を誕生させまくる。
「悪徳ブリーダー」とか地獄に堕ちろみたく言う人がたまにいますが、
地獄に行くべきは本当は誰なんでしょうね。っとワタクシなら思います。



「繁殖」に必要なものは?愛情と知識、どっちがだーいじ?
posted by あきこ at 20:00 | Comment(0) | 犬の繁殖・乱繁殖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月03日

スタンダードにこだわらないと

悲しい結果になりがちなんですよ実際。最終的には。

ダックスフントとダックス系雑種に今もまだ増えている遺伝病、
脛骨形成不全とか脛骨異形成症という病名の、
後肢のスネの骨の成長の障害。
脛骨はけいこつと読むので頚骨(クビ)とそれはそれは間違いやすいですのでご注意を。

詳細は日本語の獣医さんの症例まとめを探すといいです。
こんなのとかけっこうあります。
ライフサイエンス統合データベースセンターにあったpdf
脛骨異形成症に対する変形矯正手術 アサヒペットクリニックさんの獣医師による文章
http://yokou.dbcls.jp/pdf/2007/200705337900013.pdf
(獣医さん原因究明をいろいろがんばったみたいですが。骨格ってそもそも顕性が基本ですw)

この病気に限ったことではありませんが、健康的な骨格以外をハネるために、
ドッグショーの歩様審査や触審なんかが存在するのですが、
何回言ってもどこに書いてもなかなか一般飼い主さんにわかってもらえません。

たとえばネット上のどこかで歩様は健全性のために気にする必要があると書けば、
自分はスタンダードにこだわらない、犬なら全て愛せるなどと斜め後方から返事をよこし、
そうじゃなくて不便な体を持たされて不幸な生活を送る犬を減らそうと言えば、
どこで出会っても愛犬は大事な家族と返す。
頓珍漢すぎて会話が成り立たないことが多々あります。
ふぅ。
ワタクシはそんなことくらいではメゲはしないけど、疲れます(笑

ハイ久しぶりな炸裂画伯の作品です。横から見た下半身。
leg.jpg


ダックスのスタンダードのごくごく一部をご紹介するための図です。
背骨とシッポはなくても良かったんですけどね。位置確認のために書き入れました。
寛骨ってのは骨盤です。
赤い1本の斜線は地面に対して45度、
寛骨と大腿骨のつなぎ目部分にある赤いひし形の部分の角度は90度、
脛骨(と腓骨)=下腿骨は寛骨の角度と平行、
大腿骨に対して下腿骨はやや長い。

というルールがすでにあって、まともなっていうかふつうは重視されているんです。
世界中で。
「スタンダード」を毛色や体重って思い込んだ乱繁殖者ども以外は。

ダメだ、書いてて疲労感しかない。書き足りないけど投稿しちゃいます。
ああむなしい。




ダックスフントとして生まれる=・・・・・・。
posted by あきこ at 20:00 | Comment(2) | 犬の繁殖・乱繁殖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月01日

CL症まとめ

基本的に当ブログ内の記事関連のまとめなので大したモノではありません。

2006年03月07日 ()ボーダーコリー
発症・死亡犬の出身犬舎情報の転載、ほか
http://kotavi2002.seesaa.net/article/14364156.html

2006年08月28日 ボーダーコリーCL病について
上記の続編と2011年時点での遺伝子検査機関情報、ほか
http://kotavi2002.seesaa.net/article/22947779.html

2011年01月12日 神経セロイドリポフスチン症
OMIAリストにCL症の亜型が増えた話題
http://kotavi2002.seesaa.net/article/180380103.html

オマケ
2013年12月16日 繁殖の組み合わせ
CL症やGシェパのDMのような単純な潜性遺伝の説明
http://kotavi2002.seesaa.net/article/382862431.html

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本家本元ごえママさんのサイト
goe.jpg

http://www.rei2.net/goe/

あと、最近お見かけして勝手にリンクさせていただいた新たなCL症発症犬のサイト
コメントができないブログなのかな?リンクをお知らせできません。
可能ならば血統書の犬名や犬舎名の公開の転載をさせてほしいです。

http://blog.crooz.jp/riku414/
http://anonyasutaro0414.blog.fc2.com/
2014年10月に2歳6ヶ月で亡くなったボーダーコリー りく君
2015年5月に3歳1ヶ月で亡くなったボーダーコリー  Anonちゃん

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この記事作成時点でのOMIAリストのCL症 9型

神経セロイドリポフスチン症1型  ダックスのみ
神経セロイドリポフスチン症10型  アメリカンブルドッグのみ
神経セロイドリポフスチン症12型  チベタンテリア
神経セロイドリポフスチン症2型  MLダックス
神経セロイドリポフスチン症4A型  アムスタのフランス血統
神経セロイドリポフスチン症5型  ボーダーコリー
神経セロイドリポフスチン症6型  オーストラリアンシェパード
神経セロイドリポフスチン症7型  チャイニーズクレステッドドッグ
神経セロイドリポフスチン症8型  イングリッシュセッター
神経セロイドリポフスチン症(総合)

アメリカやイギリスやオーストラリアで確認されている他の犬種
ゴールデンレトリバー
オーストラリアンキャトルドッグ
サルーキ
チワワ
ミニチュアシュナウザー
※現在「総合型」に数えられているのでいずれ亜型にわかれる(数が増える)かもしれない。

犬の遺伝病のうちライソゾーム疾患は他にもたくさん種類があり、
遺伝子検査が可能な単純な常染色体潜性遺伝病もたくさんある。

あとは重症発症犬の誕生を減らす方向に行けばいいだけなのに、
・・・・・・。
ごえもん君たちーほんっとオバちゃん力不足でごめんねー。
でもまだがんばるからキミらもそこからまだ応援しててねー。




うちの男の子チームはそこで立ったまま24時間応援せよ。先にいった罰じゃ
posted by あきこ at 20:00 | Comment(4) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月31日

子犬の異常〜購入時

たぶん最近の検索ワードより
(検索ワードがほとんど機能しなくなったけどたまに機能するので寄せ集め)

・まだ立てない子犬 2ヶ月

どうやらブリーダー(ケッ)が「この子は未熟児で生まれたから成長がゆっくり」
とかってバカなことをほざくケースがあるらしいです。
そしてそれを信じて買ってしまうケースとかも。

信じられないなにそのホラー。

そこで自分が買わなければこの子の命は無かった・・!っと己に酔う人もいますが、
酔っ払いすぎで周囲に多大な迷惑をかけていることに気づいてください。
その子犬を心から心配し大切に思うならば、そのアホ繁殖者が育てるのを見張ってください。
子犬を引き取っちゃダメです。そいつにケツ拭かせて。
じゃないとそいつはいつまでたってもわからず、また生後2ヶ月で足腰の立たない犬を生産しますよ。

引き取って自分で面倒見るほうがラクだけど、ラクなほうに逃げちゃダメ。
新たな犠牲の誕生の手助けをしちゃダメですよ。
正常な子犬は犬種に関わらず生後3週目から歩き始めます。
それまで腹ばいで這うだけだったのが腹を床から離して四肢で進むことが「歩く」です。
少なくとも4週に入っても歩けない子犬は異常なんですよ。
2ヶ月とかその倍じゃんよ。


・子犬の歯が生える時期 遅い

歩かないのと同じくらい充分に異常なので気をつけてください。
小型〜中型犬の子犬の乳歯は生後3ヶ月までに28本生えそろうのが正常です。
(大型犬はワタクシ自身の目で確認した実例が少なすぎるので省略)
数週間のズレはなんとか許容されても月単位の遅れは異常でしかないです。
生え方は下の前歯 →上の前歯 →下の奥歯 →上の奥歯 →下の犬歯 →上の犬歯の順。
ってか生えそろった瞬間に永久歯への生え変わりが始まります。

「繁殖の観点での異常」を生まれてきてはイケナイ命!?のように勝手に思い込む人がいます。
のでめんどくさいから書いておきますがそうじゃありません。
正常期間内に正常な本数の歯が生えない犬は繁殖に向かない犬なだけです。守ってください。
他のどの面がすばらしくても、歯の問題は犬の繁殖においてはかなり重く見る必要があるから。


・子犬 まだ毛が生え揃わない

それって単純にヤバイです。犬は毛が生えそろってから生まれてくる動物ですから、
「まだそろわない」という状況があるわけがないんです。
だまされないでください。


hh.jpg

ハッピーハロウィン(この写真何年使うつもりw)



来月も更新がんばるつもり。チカラ尽きるまではやる気だけはあるんだよ・・
posted by あきこ at 20:00 | Comment(4) | 犬の繁殖・乱繁殖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月29日

ポメラニアンの遺伝性疾患2

同じタイトルの記事が過去にあったのでこれは「2」とします。
2008年03月03日 ポメラニアンの遺伝性疾患  ←地味に息の長い人気記事です
http://kotavi2002.seesaa.net/article/87616386.html?1509273974

昨日のトイプーと同じシリーズです。
ポメラニアンの遺伝病のページ(英語です)
http://discoveryspace.upei.ca/cidd/breed/pomeranian
Copyrightc2011 Canine Inherited Disorders

この遺伝病は外科的な治療の必要がありあなたの愛犬の健康に重大な影響を及ぼす
ポメラニアンに比較的一般的な遺伝性疾患といえる
繁殖上では可能な限り根絶する努力がなされている


・動脈管開存症(血管の奇形のような状態の心臓病)


発生率が増加している遺伝病
カナダとアメリカではさほど深刻な状態ではない  ※日本では超深刻ですからね!!


停留精巣
まぶたの内反
アロペシアエックス(ポメはげ)(プードルでもポメはげ)
水頭症
パテラ
洞不全症候群(シニア期以降に発症する心臓病なので老化と診断されるだろう)
気管虚脱


動物病院での症例が散発的に報告されているので
ポメでも遺伝性の可能性があるその他の遺伝病   ※日本ではポピュラーですからね!!


白内障
周期性好中球減少症(グレーコリー症候群のこと)
甲状腺機能低下症
椎間板疾患
進行性網膜萎縮症
SA皮脂腺炎


・・・・・・。書いててアホらしくなってくるほど少ないのね、
カナダ&アメリカのポメの遺伝病。
ああむなしい。




低血糖僧帽弁レッグペルテス歯突起皮膚病水頭症環軸クッシング鼻涙管閉鎖アトピーアレルギー鎖肛的な奇形も山ほど

posted by あきこ at 20:00 | Comment(0) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月28日

トイプードルの遺伝性疾患


いつもとは別のワタクシ御用達より。
CIDD
Canine Inherited Disorders Database
犬のこの話題はカナダとアメリカはイコールで結んでOKっと思われます。
で、日本国内の犬は多くの犬種でメイドインアメリカが元ですので、
遺伝性疾患の話題ではアメリカやカナダの例がまずはそっくり日本にも当てはまります。
ただ日本では素人レベルの乱繁殖が大多数なので独自に悪化はしていますが。根っこは同じ。

カナダのプリンスエドワードアイランド大学と獣医師会発信の犬の遺伝病のデータベースは、
犬の所有者や飼育者に情報を提供しこれらの病気の発生率を低減することを目的としています。
「プリンスエドワード島」と聞いて昔のお嬢さんたちが少女の瞳になったかもですが、
どうでもいいけど裏山。うらやましいですよね赤字部分。ふー。

大学の目的を見てもわかるように要は「遺伝性疾患を知ろうです。
繁殖者も飼い主さんも広く対象に。まずは知りましょうと。
科学的(獣医学的)に病名とか遺伝形式とか症状とか原因遺伝子とかがわかってるもの、
実際にそこにあるもの、すなわち真実を受け入れること。それが「知ろう」です。


の、トイプーのページ(英語です)
http://discoveryspace.upei.ca/cidd/breed/poodle-toy
Copyrightc2011 Canine Inherited Disorders

この遺伝病は外科的な治療の対象でありあなたの愛犬の健康に重大な影響を及ぼす
トイプードルに比較的一般的な遺伝性疾患といえる
繁殖上では可能な限り根絶する努力がなされている


・パテラ


発生率が増加している遺伝病
カナダとアメリカではさほど深刻な状態ではない  ※日本では超深刻ですからね!!


停留精巣
難聴
真性糖尿病
まぶたの内反
まつ毛の異常(二重まつげや逆さまつげなど)
緑内障
成長ホルモン応答性皮膚症; 副腎性ホルモン応答性皮膚症(ポメはげのこと)
水頭症
高脂血症(クッシング症候群)
特発性てんかん
免疫介在性血小板減少症
レッグペルテス
微小眼瞼; 眼の異常発生
僧帽弁異形成(弁の機能不全の心臓病)
視神経形成不全
動脈管開存症(血管の奇形のような状態の心臓病)
進行性網膜萎縮
皮脂腺炎
気管虚脱


動物病院での症例が散発的に報告されているので
トイプーでも遺伝性の可能性があるその他の遺伝病   ※日本ではポピュラーですからね!!

白内障
先天性下垂体症(こびと症)(極小サイズ注意)
角膜ジストロフィー
網膜異形成
ファロー四徴症(肺動脈狭窄と心室中隔欠損と右心室肥大と大動脈騎乗が一度に現れる心臓病)



以上、最新版をざっとご紹介いたしました。
大事なことなので最後にもう一度念押ししておきます。
上にあげたのは全部「遺伝病」です。
「トイプーがかかりやすい病気」とか「トイプーは注意したほうがいい病気」
というレベルは最早はるか彼方なのですよ。それらは単にイコールですし。





「知ろう」みんなで。協力してください。「知るだけ」でいいから

posted by あきこ at 20:00 | Comment(0) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月26日

遺伝病への偏見

遺伝性疾患を隠すのが日本人の特徴と言ってもそんなに間違いじゃなさげです。
ヒトはもちろんそれが犬であっても。
ほんっとこの問題、悪徳業者だけが悪いとは言えないんですよ。
モノを知らない愛誤なバカどもはこう言うと目くじら立てますけど、
悪徳業者と言われる繁殖者にも犬への愛情はあるんですよ。たいてい濃いです。
(無いのは知識。あと勇気?)

遺伝病をなくそう!とか遺伝性疾患を出す店や犬舎は劣悪だ!っと騒ぎすぎなことが、
犬の遺伝性疾患が減らない原因の半分くらいだとワタクシには思えます。
とどのつまり、
犬の繁殖販売業者は遺伝病を「商売の邪魔になる風評被害」と思い、
飼い主さん側は遺伝病を「犬の遺伝子が劣っていること」のように考えがち、
開業獣医師は「あんまり知らない」&「触らぬ神に祟りなし」的な他人事。

といった偏見のほか、あと目立つのは擬人化です。
人間だって病気するんだから犬の病気をある意味「自然」と考える、
飼い主も遺伝病を持っているがそれが悪いのか!!と激高する、
老いと病気がセットなのは当然だとか避けられないと思う、
そんなあたり。

次に素人考えに端を発するカンチガイ系、
純血種と遺伝病は切り離せない、
遺伝子検査ができないなら避けられっこない、
遺伝病かもしれないけど遺伝病じゃないかもしれない、
勘違いの相乗効果で血統書が悪いザッシュサイコー!
的な。

そんなこんなで日本人は偏見から遺伝に変に敏感で繊細な傾向がある気がします。
ワタクシも日本人だからそう思う根拠や気持ちなんかは理解できるのですが、
恥や外聞から隠すと言うよりは根底にあるのは他者への配慮かもしれません。
遺伝病だと言われたら・思われたら・バレたら、カワイソウってのが。
結局は「偏見」でしかないけれど、やっぱり「悪意」はそんなにないわけで。
自分に悪意が無いから自分の偏見を見逃しがち、な悪循環。

そういうあたりが犬の遺伝病が減らないどころかますます増え続ける理由。
病気しない丈夫な掛け合わせだから流行りだしたはずのF1雑種が遺伝病だらけな理由。
世界一犬の遺伝病が多い国の座に居続ける理由。
近頃そんなふうに感じています。

偏見は、学ぶことでしか直せない。
逆に言えば学びさえすれば人間性を変えたりしなくても客観視できるようになるはず。
→ホームページを見てネ★

擬人化は、いつも同じ言い回しになってしまうけど、
犬は自然には増えないということを腹から理解しなければ。
→説明文を考えてみよう。

・・・・・
犬は必ず人間の手によって生まれてきます。
子犬を産むのはもちろん母犬ですが、生み出しているのは飼い主、人間です。
飼い犬が1頭だけだろうが100頭いようが、
どのオス犬とメス犬と掛け合わせるかを決めているのは人間ですよね。
犬の意思は入らないし自然の摂理も飛び越えています。

ということは生まれた子犬が持っている遺伝子は人間が選んで渡したものです。
とりあえず病気のあるなしに関わらず。

わたしたち人間は妊娠中に「元気な子が生まれてくるといいな」っと願います。
ふつうのことだし正しいことですよね。
それを犬に当てはめてしまうと繁殖における究極の擬人化です。
自称プロのブリーダーも、それから素人繁殖者もけっこう言ってますよ。
「元気な子犬が生まれてくるといいな」って。
「万が一カラダの不自由な子犬が生まれても可愛がろう(あるいは売ろう)」って。
・・・・・

ながい。飽きる。これじゃあダメだ・・・・・。
いい案あったらコメントくださーい。




これってマジで。

posted by あきこ at 20:00 | Comment(7) | 遺伝性疾患を知ろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月24日

殺処分減

8月末にニュースや新聞なんかで見たかたも多いでしょうが、
昨年平成28年度の殺処分数が前年に比べて大きく減少しましたよね。

グラフよりこの図のほうがわかりやすい
ss.jpg

(出典;https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html
環境省統計資料平成28年度犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況)

怖いのは犬の「返還・譲渡数」です。
ほぼ10年間、年に3万頭ずつ誰かに貰われています。
「犬を飼える人・世帯」は年々減少しているのに。
ってのは数字をまとめた環境省もわかっているようで、
愛護団体が全国にあるからとりあえず貰ってくれて殺す分が減った(大意)、
ときちんと把握してはいますが。
(わかってんならちょっとは金出して協力しろよとも思いますが)

JKCや日保など大手犬籍団体の登録数は減る一方、
犬籍が無関係な雑種が流行っているとはいっても爆発的な数でもなし、
そして誰もが知るように少子高齢化の我が国、
総合すると「犬を飼える人・世帯」が年々減少しているという結論になりますよね。

・・・・・・・・・・。
(いろいろ飲み込んでる)

今晩はこのへんにしておきますか。
反動が少なきゃいいですよね(「反動」自体は避けられんだろ・・)。




環境省のマッチングに言及したポスター見て激しく脱力してます

posted by あきこ at 20:00 | Comment(0) | 殺処分・保護問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする